ウェディングプランナーになるには専門学校・短大・大学どれが有利?スクールは必要?
ウェディングプランナーになるには専門学校・短大・大学どれが有利?スクールは必要?
ウェディングプランナーは結婚式の企画やプランニングを担当し、新郎新婦の希望の結婚式をプロデュース・実現する仕事です。
やりがいも大きく華やかなイメージがあり、新卒採用・中途採用共に人気がある職種です。
ウェディングプランナーになるために特別な学力や学歴は必要ありませんが、ブライダル業界の中でも人気があり競争率の高い職種である事や、様々なスキルや能力が求められる事から就職活動の際に学歴が必要になる事もあります。
今回はウエディングプランナーになるためには大学・短大・専門学校・スクール、どこに通うと有利なのか、また学校の種類やメリット・デメリットをお伝えします。
目次
1:ウェディングプランナーになるには
2:ウェディングプランナーの仕事内容
3:ウェディングプランナーになるための学校の種類
・ブライダル系の専門学校
・短大、大学
・ウェディングプランナー養成スクール
4:ウェディングプランナーになるには専門学校と短大・大学、どれが有利?
・専門学校のメリット
・短大、大学のメリット
・専門学校卒と大学卒の給料面(初任給)の違い
・専門学校卒と大学卒の就職先の違い
5:中途採用の場合の学歴は?
6:まとめ/将来どのように働きたいかで学校を決めましょう
ウェディングプランナーになるには?
ウェディングプランナーになるには新卒採用と中途採用があります。
女性が多く活躍している事から結婚や出産などのライフイベントにより退職・休職・異動する人も多くいますので、常に求人を出している会社が殆どです。
しかしウェディングプランナーは新卒採用でも中途採用でも人気があるため、狭き門となっているのが現状です。
ウェディングプランナーの仕事は、企業にもよりますが新規の接客や打ち合わせ・当日施工と担当する業務が多くあります。
一生に一度の結婚式に携わる仕事の為、ブライダルの知識はもちろんの事、コミュニケーション能力や営業力、対応力等求められるものが多くあります。
そのため新卒採用の場合は、高校卒業後に、ブライダルの知識を学ぶ事ができる専門学校、ブライダル以外の知識や教養も身に付ける事ができる短大・大学を卒業していると有利になります。
ウェディングプランナーの仕事内容
簡単ではありますが、まず初めにウェディングプランナーの仕事内容をお伝えします。
ウェディングプランナーの仕事は結婚する2人と一緒に結婚式を作り上げていき、新郎新婦に満足頂ける結婚式の実現をする事です。
カップルの希望やこだわりを聞き出し、その希望に合った内容や演出を提案しトータルでプランニングしていきますが結婚式は決めていく事が多くありますのでその内容は多岐に渡ります。
ただプラン通りに決めていくのではなく時にはアドバイザーとして今までの経験や知識も活かしながらより良い結婚式になるようアドバイスもしていきます。
新郎新婦の希望を叶えられる提案をする事や、理想の結婚式の実現はウェディングプランナーの腕の見せ所になります。
参考コラム
・ウェディングプランナーの5つのやりがい*
・ウェディングプランナーの仕事内容!大変だがやりがいのある花形職種
ウェディングプランナーになるための学校の種類
ウェディングプランナーになるための学校としては以下の種類があります。
〇ホテル・ブライダルなどの専門学校
〇短大
〇大学
〇社会人向けウェディングプランナーの養成スクール
ブライダル企業に入社するには、高校・専門学校・短大・大学を卒業している方が対象となります。
前述に述べたように学校での経験が有利になる事もあるので高校卒業後に専門学校や短大・大学を出ていると近道になります。
参考コラム
・高卒からウェディングプランナーになる方法
ブライダル系の専門学校
現在ブライダルを学ぶ事ができる専門学校は全国に約120校あります。
専門学校はウェディングプランナー科などブライダルに関しての様々なコースがあり、一般的なビジネススキル・マナーから、ブライダル業界で働く際に必要な知識などの学科授業と実習指導があります。
具体的にはウェディング業界での接客マナー、基本動作、立ち振る舞い、会場やテーブルコーディネート、衣装、ヘアメイク等になり、チャペルや披露宴など実習のための施設がある専門学校もあります。
その他にもウェディングプランナーの仕事で必要なPCスキルも学ぶ事ができます。
専門的な知識はもちろんの事、資格取得のための授業や就職のサポートもありブライダル企業への就職活動ではメリットが多いという特徴があります。
企業から直接学校に求人がくる事もあるため、応募のチャンスも増えるでしょう。
短大・大学
ブライダル専門の学部があるところは少ないのですが、近年ではウェディングプランナーという職業も知名度が上がり、ウェディング業界が人気がある事からブライダル系の学科や講義を増やしている短大や大学もあります。
大学の学部としてはサービス学部、コミュニケーション系の学部、観光学部などがあり、短大であればブライダルやサービス、ファッションを学ぶ事ができる学部もあります。
学校によってブライダルを学べる学部や学科、講義の内容が異なりますので事前にしっかり確認しておきましょう。
ブライダル関連の学部でなくても様々な講義やカリキュラムがあるため、授業やゼミ、セミナーで学んだ知識や教養、スキルを活かす事ができます。
短大は就職のサポートもしっかりしています。
ウェディングプランナー養成スクール
社会人になってからウェディングプランナーを目指す際に、ウェディングプランナーの養成スクールに通う方も多くいます。
ブライダル関連企業が運営していたり様々な民間のブライダルスクールがあります。
ブライダルスクールでは一般的なビジネススキル、ブライダル業界の基礎知識やスキルを学ぶ事ができ資格取得の講座もあります。
期間はスクールにもよりますが、大体2ヶ月~半年、長いと1年ほどの期間が一般的なようです。
学生や社会人など忙しい方にとっては短期間でブライダル業界の知識や実践的な技術が身につける事ができるというメリットがあります。
中途採用の場合は知識より経験の方が優先されやすいですが、スクールに通いブライダル業界の知識をつけておくと実際勤務した際にもスムーズに業務につく事もでき役立つでしょう。
またブライダル企業が母体の場合は優秀であれば推薦してもらえたり、就職への近道になる事もあります。
ウェディングプランナーになるには専門学校と短大、大学どちらが有利?
専門学校、短大・大学でどちらが有利かというのは一概には言えません。
〇短期間でブライダルの専門的な知識や技術をつけたいのであれば専門学校
〇様々な教養を学びブライダル以外の企業も受けたいのであれば短大や大学
を選ぶのが良いでしょう。
ただそれだけではなく、その他にも給与面や就職先に違いがありますので、専門学校と大学のそれぞれのメリットもお伝えしながら説明していきます。
専門学校のメリット
ブライダル・ホテル系の専門学校はブライダルに特化した授業やコースがあり内容も充実しているため、より実践的に学ぶ事ができます。
経験のある講師が実習などを含め指導してくれるのでブライダルの仕事内容の知識やスキルは確実につける事ができます。
ウェディングプランナー職に関しての知識だけでなく、ブライダル業界に関わるドレスやフラワーなどのアイテムや知識も学ぶ事ができます。
インターンシップがあるところも多いため、実際の現場を体験できる事ができるのはとても魅力的です。
そのため、入社後の仕事内容の理解やイメージも湧きやすく長く働ける可能性が高いでしょう。
またブライダル業界の資格取得の為の授業や就職もサポートも手厚いというメリットがあります。
書類の作成の仕方や面接のアドバイス、身だしなみなどを指導してもらえたり、企業とパイプがある専門学校もあるため、就職に有利になる事があります。
専門学校に求人が来ている事もあるので学校を通して企業に応募する事も可能です。
短大・大学のメリット
その点、短大・大学の場合はブライダルに特化はしていないため、専門的な知識やスキルを付けるのは難しくなります。
近年では短大・大学によってはホスピタリティやブライダルに特化した学部が増えてきているので、ブライダル業界で働きたいという意思が強い方はそのような短大や大学を選びましょう。
一般的な短大や大学では学校の授業やゼミ、セミナーで幅広い知識や教養を学ぶ事ができるため、ウェディングプランナーとして働く際にはもちろんの事、将来的に管理職や本社の経営、マーケティング部門等へのキャリアチェンジをする際にも役立ちます。
経営学やマーケティング、心理学、コミュニケーション学などの学部でブライダル以外の分野を幅広く学ぶ事ができるメリットがあります。
様々な知識や能力をつける事ができるためブライダル業界に就職した際も活かす機会が多くあります。
近年では、管理職(マネジメント)や本社へのキャリアチェンジなども見据えて大卒を採用する企業が増えています。
特に大手ブライダル企業やホテルの求人は「大卒」となっている事がよくあり、大学を卒業していないと求人に応募できない事もあります。
将来的に総合職でキャリアアップやキャリアチェンジを見据えている方、
ブライダル業界以外の就職も考えている方は短大・大学へ進学した方が良いでしょう。
ブライダル業界やホテル業界は入社後の研修制度も整っているので未経験であっても問題なく入社できます。
専門学校卒と大学卒の給料面(初任給・年収)の違い
ウェディングプランナーの初任給は約18~23万円となっています。(※経験やスキルによる)
新卒の場合
〇大卒の初任給:約19~21万円
〇短大・専門卒の初任給:約17~19万円
となっており、大卒と短大・専門卒では約2万円程の違いがあります。
参考コラム
・ウェディングプランナーの給料は高い?低い?お給料事情を解説
・ウェディングプランナーの年収はどの位?給料を上げていく方法も解説
専門学校卒と大学卒の就職先の違い
上記で説明したように専門学校と短大・大学では違いがあり、卒業した後の就職先が大きく変わってきます。
専門学校は2年間で専門的な知識やスキルを講義や実践で学ぶ事ができ、学校が資格や就職のサポートもしてくれるため、ほとんどの方がブライダルやホテル関連のお仕事に就きます。
学校に求人が来た場合もそちらに応募できる可能性もあります。
専門知識やスキルを付け、必ずブライダル業界で働きたいという明確な目的がある方には良いでしょう。
一方で短大・大学は、様々な知識を幅広く学ぶ事ができます。
大学では資格や就職のサポートが殆どないため、自分で取り組むようになりますが、大手のブライダル企業やホテルなどは「短大卒・大卒」を条件にしているところもあるため、そういった企業へも応募できるチャンスがあります。
また待遇面でも大卒の方が優遇される事が多くなります。
ブライダル業界以外への就職も考えている方や、ブライダル企業に就職した後もマネジメントなどのキャリアアップや本社や他社へのキャリアチェンジを考えている方には良いでしょう。
◎専門学校卒業と大学卒業では年齢にも差があります。
専門学校の場合、卒業する時の年齢が20歳に対して大学の場合は22歳になります。
専門学校を卒業した場合、ブライダル業界での就職率は良いものの、すぐにウェディングプランナーの職に就けるのは数%となっています。
背景としては結婚式を挙げられるカップルの年齢が20代後半~30代、また最近では結婚する方の年齢も上がっているため、ビジネスマナーや提案力が身についておらず対応できないという現実があります。
また親御様の対応だと50代以上となるため、ウェディングプランナーが若すぎると第一印象や対応力に不安を感じてしまう方もいらっしゃいます。
そのため、最初はホテルのサービスやフロント、レストランのサービス、ドレスコーディネーターからキャリアを形成し、2~3年後に社内異動もしくは他社へ転職してウェディングプランナーになるケースが多くなります。
大学卒業の場合は、就職してすぐにウェディングプランナーの職に就く事ができるという違いがあります。
◎在学中にブライダル系の資格を取っておいたり、現場の経験があると有利になる事もあるので、結婚式場やホテル・レストランなどのアルバイトで接客の経験を積んでおくのも良いでしょう。
中途採用の場合の学歴は?
中途採用の場合も学歴は不問である事が多く、未経験であってもウェディングプランナーになる事は可能です。
(しかしキャリアアップを考えた時に、本社部門は大卒の方が多い傾向にあります。)
中途採用で応募する場合は、社会人として基本的なビジネススキルや礼儀・マナーが身についている事、ウェディングプランナーに必要なサービス力、営業力などの経験が必要になってきます。
先ほどお伝えしたようにスクールに通う方法もありますがどちらかというと経験の方が重要視されます。
接客経験や高額商品の販売、営業職を経験しているとウェディングプランナーに必要な提案力やコミュニケーション能力が身に付いていますので、優遇して採用される場合があります。
業界や職種は未経験であっても社会人として、「接客」や「営業」の経験を積むのが近道であり、特に接客経験の場合は飲食、アパレル、ホテル、航空、宝飾業界、美容業界などの経験は有利になります。
これまでの経験や経歴をブライダル業界で活かせる事があれば、積極的にアピールすると好評価につながるでしょう。
まとめ・将来どのように働きたいかで学校を決めましょう
ウェディングプランナーとして働くために学歴は必須でありませんが、大卒が条件になっている企業もあります。
また年齢的に大卒の方が入社後すぐにプランナー職に就ける可能性は高くなっています。
学歴不問となっている求人も多くありますが、人気な業界である事や接客・営業スキルが必要な事、また海外進出をしたり新しいビジネスを展開するブライダル企業も増えているため、高校卒業後に短大や大学・ブライダルやホテル系の専門学校に進学した方が、専門的な知識や教養を学ぶ事ができ就職の際に有利になります。
またブライダルスクールなどはウェディングプランナーへの近道として通う社会人も多くいます。
中途採用の場合も新卒採用と同じく専門学校や短大・大学卒の方が同じ理由から有利になる事がありますが、どちらかというと人間性や今までの経験(職務経歴)の方が重視されます。
ただ本社部門へ行くと若干大卒の方が多い傾向にあります。
専門学校、短大・大学それぞれにメリットがありますので将来的にどんな働き方をしたいのか、どんなキャリアを積んでいきたいのかという事を明確にし学校を選びましょう。
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