ウェディングプランナーの将来性は?現状と今後について解説

 

ウェディングプランナーの将来性は?現状と今後について解説

 

 

近年のブライダル業界は、人口減少や少子高齢化・ナシ婚などの社会変化の影響を受けていますが、一方でオーダーメイド婚や結婚式にこだわる方々の増加やフォトウェディングなど新しい結婚式のスタイルも増えてきています。

これからウェディングプランナーとして働きたいと考えている方や、既にウェディングプランナーとして活躍されている方にとって、仕事の将来性は非常に気になるところですよね。

 

今回は、現在のウェディングプランナーの仕事の現状、そして将来性、今後長くウェディングプランナーとして活躍するためには何が必要なのかなどをお伝えしていきます。

 

 

 

 

ブライダル業界の現状       

 

現在のブライダル業界は、人口減少・少子高齢化・未婚率増加による婚姻数の減少などによりマーケットが縮小しているという現実があります。

 

【2017年~2021年婚姻数推移】(※参考:厚生労働省)

 

2017年の婚姻数は60万6866件。
2018年に58万6438件に減少したものの

2019年は令和婚の影響もあり59万9007件に上昇しました。

しかし2020年には52万5507件へ減少。
2021年には50万1116件と更に減少しました。
2022年も50万件程の婚姻数となる事が予想されます。

 

ナシ婚増加の影響や、2020年~流行した新型コロナウィルスの影響も受けて、婚礼件数も大きく低下しましたが、現在は徐々に結婚式を挙げる人々が戻ってきている状況であり、結婚式の売上は前年同月比+35%、結婚式取扱件数は前年同月比+30%と共に10ヶ月連続の増加傾向にあります。(※特定サービス産業動態統計速報2022年1月より)

 

 

現在の結婚式のトレンドは?     

現在は、ウェディングスタイルが多様化している事が特徴となっています。

過去のトレンドとしては、ハデ婚・地味婚・アットホーム婚・オリジナル婚などがあります。

2000年代にゲストハウスが全国に続々と登場し、今までメインであったホテルや結婚式場に変わって、ゲストハウスやレストランウェディングが多くのカップルに選ばれるようになりました。

 

その後、新型コロナウィルスの影響で人が集まる事が懸念された事もあり、様々な形の結婚式が登場。

オンライン結婚式(リモートウェディング)やフォトウェディング、ガーデンやビーチ、船上など屋外で行うウェディング、リゾートウェディング、家族や少人数での結婚式を選ぶ方も増えています。

現在は、このように選択肢が広がっため、結婚式のトレンドもフォトウェディングやオーダーメイドの結婚式へと進化しています。

 

 

ウェディングプランナーの仕事の現状 

 

 

ブライダル業界の現状でお伝えしたように、ブライダルマーケットが縮小傾向となっているため、ウェディングプランナーの将来性が心配になる方も多いかと思います。

しかし、現在は結婚式に対する価値観が多様化し、様々な選択肢が増えた事からウェディングプランナーのニーズというのはむしろ高まっているのではなかと思います。

結婚式といえば、今まではホテルや専門式場などをメインに、演出や内容がある程度定番化されていました。

しかし最近は、SNSで結婚式の情報がリアルタイムで見られるようになり選択肢が広がったため、会場装飾や演出・プログラムなども自分達らしさにこだわり、オリジナリティを大切にするカップルが増えています。

また、家族や大切な友人など少人数での結婚式を選択するカップルも多くなったため、結婚式の質を重視する傾向にあります。

カップルの要望に応え、結婚式を形にしていくのがウェディングプランナーの仕事ですので、より満足度の高い結婚式の実現にウェディングプランナーの存在は欠かせませんよね。

結婚式の形が増える程、ウエディングプランナーの必要性は高まっていくでしょう。

 

 

ウェディングプランナーの将来性  

 

では、このような変化が起きている中で、今度予想されるウエディングプランナーの将来性はどのようになるのでしょうか?

前述したように、今までの結婚式よりも様々なニーズが増えている事から、それにしっかりと応える形でウェディングプランナーは活躍し続ける事ができると思います。

ここでは、ウェディングプランナーのキャリアプランやウェディングプランナーとして長く働くするために取り組むべき事・課題をお伝えしていきます。

 

 

ウェディングプランナーのキャリアプラン

ウェディングプランナーには主に4つのキャリアプランがあります。

 


・現場で管理職へのキャリアアップ

・会社で本部職へのキャリアチェンジ
・ブライダル業界・他業界でのキャリアチェンジ
・フリーランスウェディングプランナー

 

 

①現場で管理職へのキャリアアップ

入社後はまずは一人前のウェディングプランナーを目指して頂きます。
ウェディングプランナーとして現場でしっかり経験を積むと、チーフプランナーなど複数のプランナーの管理する立場になります。

その後マネージャーとして、結婚式場の運営を任される支配人やエリアマネージャーへのキャリアを積んでいきます。

 

一般的に給料も大幅に増え、大きな企業であれば更に上の役職を目指せるキャリアアップの道でもあります。

ウェディングプランナーの平均年収は、約350万円となっていますが、マネージャークラスになると年収600万~800万円前後になる企業もあります。

 

(※参考)

 

 

 

②会社の本部職へのキャリアチェンジ

現場でウェディングプランナーとして経験を積んだ後に、人事・教育・広報・総務・経営戦略というような本社の他部署へ異動というキャリアもあります。

ウェディングプランナーの経験を活かしながら、さらに本社部門で現場スタッフをサポートしたりより良いサービスを提供できるよう取り組みます。

土日祝日が休みであったり、残業が少なかったりと現場でのウェディングプランナー職より働きやすい環境があるため、結婚や出産を機に異動を希望する方もいます。
比較的人気職になるため、それ相応のスキルを身に付けた方が移動には有利です。

 

③ブライダル業界・他業界でのキャリアチェンジ

ウェディングプランナーの経験を活かして、ブライダルの他の業種や、別の業界へキャリアチェンジする方もいます。

 

ブライダル業界の関連職
海外ウェディングプランナー
ドレスコーディネーター
フラワーコーディネーター
ジュエリーコーディネーター
サービス
司会
ブライダルサロン
ブライダル専門学校の講師
ブライダル関連のメディアディレクター
ブライダル関連の広告代理店

 

 

他業界の職種
転職エージェント(キャリアアドバイザー)
秘書
カスタマーサクセス
不動産セールス
保険
PR・広報職

など幅広くキャリアチェンジできます

 

 

④フリーランスウェディングプランナー

大きな挙式を成功させたり、実績や実力のある人はフリーランスウェディングプランナーとして活躍しています。
しかし多くの方はそこまで至っていないケースが殆どです。

フリーランスウェディングプランナーは、ノルマや制約などに縛られず、お客様の要望に沿ったオリジナルな結婚式をプロデュースできるというメリットや、労働時間の融通が利くなど自分のライフスタイルに合った働き方ができます。

一方で、営業活動から各部門の手配・経理面など全て自分で行わなければなりませんので、それなりの覚悟が必要になってきます。

口コミで人気が出たり活躍できたりして十分な収入を得られる人は、一部の人であるという現状もあります。

 

 

ウェディングプランナーとして長く働くためには

では変化するブライダル業界の中で、これからも長くウェディングプランナーとして活躍していくためには、どんな事が必要になるのでしょうか。

重要になる4つの項目を解説していきます。

 

・個人のスキルアップ
・お客様目線での高いプランニング力
・ITリテラシーの取得
・世の中の流行や情報に常にアンテナを張る

 

 

①個人のスキルアップ

1つ目は、「ウェディングプランナーとしてのスキル」を高め、専門職としての能力をつける事です。

結婚式に対して本質的な価値を重視するようになっている事、晩婚化が進み社会的な経験を積んだカップルが増えている事、SNSで情報を得られるようになった事などから、ソフト面を重視した付加価値のある結婚式を選ぶお客様が増えています。

その為、マナーや知識、きめ細やかなサービス、信頼・安心感などは当然のスキルとなります。

「ただ結婚式の提案をする」というだけでなく、「新郎新婦が満足できる結婚式」の提供をしていく事が、更に必要になってくると思います。

結婚式の総合プロデューサーとして、衣装や料理、装花、音楽、演出等の各分野において知識をつけていく事も重要です。

また、英語力をつけたり資格を取得するのも良いでしょう。

働く際に必須ではありませんが、取得しておく事でお客様の満足度や信頼度も上がります。

 

 

②お客様目線での提案力・高いプランニング力

自分たちのこだわりや、オリジナルの結婚式を求める傾向にある現在。
演出・進行・装飾などに自分たちの考えを取り入れる「自分たちらしい結婚式」を行う傾向にあります。

主流であった、パッケージプランやプログラムよりも、1組1組の希望に合う最適な提案をしていく、オリジナリティあるオーダーメイドスタイルの結婚式が増えつつあるのです。

演出においても、様々なアイデアやコンテンツが登場しており、オンラインの活用、ゲスト参加型、プロジェクトマッピングなど今までになかったような演出が広がっています。

会場装飾にDIYを取り入れたり、衣装では自分の好きな色のドレスや小物を選択する花嫁も。

このような情報がSNSなどでシェアされるているので、様々な専門知識を持ち要望にかなうような提案ができる人間力のあるウェディングプランナーの方が選ばれる時代になってきています。

勿論会場によって全て受け入れるのは難しいケースもあるので、各ブライダル企業も顧客のニーズに対応する必要が出てきています。

 

 

③ITリテラシーの取得

ブライダルの業界は人対人の仕事であり、今までは現場をメインに仕事を進めていく事が殆どでした。

しかし最近は、新型コロナウィルスの影響や、業務の効率化により企業のIT化が進んでいます。

業務をするにあたり、クラウドの共有システムの利用、オンラインでの対応、iPadの利用、会場のWEB(SNSなど)更新などPCを使っての仕事も増えつつあります。

このように、現場のオペレーションで使用するツールの機能を使いこなせていると、業務の効率化につながります。

これから益々IT化は進んでいくと思いますので、ウェディングプランナーもIT分野のスキルアップをしていく事が必須となってくるでしょう。

※ITリテラシーとは:PC・スマートフォンなどのIT機器や、インターネット・SNSなどの情報ツールを理解し、使いこなす力。パソコンの操作・アプリケーションの操作。

 

④世の中の流行や情報に常にアンテナを張る

お客様の要望に応えられるような提案をしていくためには、世の中のトレンドや情報、そして技術を常に確認し勉強しておく事が重要です。

結婚式を挙げるカップルは、複数の会場を回り検討しています。

その中で、どれだけ満足のいく提案をしてくれるか、要望が叶う提案をしてくれるかが会場決定の要因ともなります。

世の中の流行や、結婚式に関する最新の情報、演出技術などを把握していないウェディングプランナーと、把握しているウェディングプランナーでは、提案の幅が大きく変わってきます。

 

 

 

ウェディングプランナーの今後   

 

このようにまだまだウェディングプランナーの需要がありますので、現時点ではウェディングプランナーの数が減るという事はないと思いますが、従来の結婚式のスタイルから、個人のオリジナリティや結婚式の質が重要視されるようになってきている事もあり、将来的にウェディングプランナーの働き方も変わってくるでしょう。

 

 

フリープランナーとして独立する人が増える

フリープランナーとは、ホテルやブライダル企業に属さず新郎新婦と直接契約し、結婚式の会場探しからプランニング、当日のサポートまで全てを担当するウェディングプランナーです。

今まで当たり前であったホテルや専門式場・ゲストハウス以外で結婚式を行う人も増えています。

例えば、美術館であったり、公園やビーチなど普段結婚式を行っていない場所での結婚式です。

このような背景から、自社で結婚式場をもたず、フリーで活躍する各分野のプロたちと連携を取りながら、結婚式を行う場所からプランニングするフリーランスプランナーも今後は増えていくと思います。

ただフリーランスプランナーは、結婚式における様々な分野の知識が必要になりますし、集客~経営まで全てを自分でしなければならないため、しっかり経験を積み実力をつけないと厳しいでしょう。

 

 

雇用形態の選択肢が増える      

ブライダル業界は女性が多く活躍していますが、結婚や出産などのライフイベントにより長く働く事が難しい職場環境でもあるので、離職率が比較的高い傾向にあります。

結婚式の殆どが土日祝日に行われますし、打ち合わせやブライダルフェア等も土日祝日に集中しますよね。
お客様の都合に合わせて予定を組む事も多いため、残業が増えたり休日を返上して出勤するという事も・・

その為、体力や精神力も必要となる仕事です。

現在は多くのブライダル企業で、女性が長く活躍できるための取り組みがされており、結婚・出産を経て活躍している女性もいますが、家庭との両立が難しくやむなく退職や転職をする方もいます。

顧客満足の為にも優秀な人材の継続的な勤務が求められるため、ウェディングプランナーの今後の働き方として、派遣やアルバイト・パートでの雇用形態も増えてくるのではないかと思います。

 

参考コラム
ブライダル業界の福利厚生は?産休育休は取れる?

 

 

まとめ               

 

 

業界の変化などもお伝えしましたが、結婚式のトレンドも進化している事から、ウェディングプランナーは将来性のある仕事だと思います。

この先もウェディンググプランナーとして長く活躍していくためには、結婚式のプロとして今まで以上に専門性と知識をつけ、お客様のニーズに確実に応えていく事が求められます。

ただ提案していくだけではなく、他社とは違うサービスや価値の高い提案をしていかなくてはなりません。

ウェディングプランナーの仕事の魅力ややりがいは、何といっても一生に一度の晴れ舞台に携わり人の幸せや笑顔に立ち会える事。

これからウェディングプランナーを目指す方や、既にブライダル業界で活躍している方は常に時代の変化やニーズを捉えながら顧客満足のために向上心を持ち続けてもらえればと思います。

 

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