ウェディングプランナーになりたい!転職に有利なブライダルの資格をご紹介
ウェディングプランナーになりたい!
転職に有利なブライダルの資格をご紹介
一生の思い出に残る結婚式をプロデュースするウェディングプランナーの仕事は人気があり、転職先として選ぶ人も多い職業です。
ウェディングプランナーになるには、資格が必要なのでしょうか。
今回はウェディングプランナーへ転職する際に資格を持っているとどのようなメリットがあるのか、また取得すると有利になる資格はどのようなものがあるのかを紹介していきます。
ウェディングプランナーを目指す方の参考になればと思います。
目次
1:ウェディングプランナーになるのに資格は必要?
2:ウェディングプランナーに関する資格を持っているメリット
・就職に有利
・即戦力として現場に出られる
・仕事の幅を広げられる
3:ウェディングプランナーの資格
・ブライダルコーディネート技能検定
・ABC協会認定ブライダルプランナー検定
・IWPA認定ウェディングプランナー検定
・BIA認定ABC検定
・日本能力開発推進協会ウェディングプランナー検定
4:ブライダルプランナーの資格を取得する方法
・専門学校に通う
・通信教育を利用する
・独学で勉強する
5:まとめ/ウェディングプランナーの資格を取得するとメリットが多い
ウェディングプランナーになるのに資格は必要?
ウェディングプランナーになるのに必ず資格が必要ではありません。
未経験からウェディングプランナーになる人や大学・短大・専門学校・高校を卒業してウェディングプランナーとして就職する人、他業種から転職する人も多くいます。
未経験で就職しても経験を積みながらウェディングプランナーとしての知識やスキルをつけていく事ができますし、中途採用の場合は即戦力を求められるので、どちらかというと資格より経験の方が重要視されます。
しかしウェディングプランナーの仕事は人気の職種の為、新卒採用・中途採用共に競争率が高くなっています。
そのため資格を持っていた方が有利な事もあります。
ウェディングプランナーに関する資格を持っているメリット
ウェディングプランナーに関する資格を持っていると、ブライダル業界の専門的な知識がつくため下記のようなメリットがあります。
就職に有利
ウェディングプランナーの中途採用の場合、接客や営業経験があると優遇されます。
ウェディングプランナーとしての経験はなく転職したい人材(事務職・営業経験者)が2人いた場合、両者とも資格を持っていなければ営業経験者の方が転職には有利になります。
しかし営業の経験はなく事務の経験者であってもウェディングプランナーの資格を持っていれば書類を通過できる可能性が高まります。
未経験者にとってはウェディングプランナーの資格は書類選考を通過するためのパスポートにもなります。
ウェディングプランナーの資格を持っていると、ブライダル業界の様々な専門的な知識をつける事ができるため、一定の能力を有しているアピールになります。
また勉強する事でウェディングプランナーになりたいという意欲や熱意が伝わります。
即戦力として現場に出られる
未経験者の場合、就職後すぐに即戦力として働く事は難しくなりますが、ある程度接客や営業経験を積んでおり資格を取得していれば、即戦力として働く事ができます。
資格を持っているとウェディングプランナーの知識だけでなく、ドレスやサービスなど結婚式の様々な仕事内容や職種の理解もできます。
そのため企業は経験と知識を有していると認識します。
ブライダル企業は新卒採用であっても中途採用であっても比較的研修制度がしっかりしており、未経験であっても研修である程度知識をつける事は可能ですが、全ての企業が研修制度を設けているわけではありません。
資格を持っていると就職した後も即戦力としてすぐに現場に出る事ができるので役に立つでしょう。
仕事の幅を広げられる
ウェディングプランナーの資格の多くは海外の団体や教会が母体となっています。
日本の専門学校では国内のウェディングに関しては学べますが、海外のウェディングのサービスや習慣は学べる機会が少ないため、資格取得の勉強をすることで学ぶ事ができます。
資格の中には海外でも通用するものがあるので、海外ウェディングを手掛けたい人は資格取得を目指すのが良いでしょう。
また資格を取得する事で会員登録され、独立支援をしてくれるケースがあります。
将来的に独立や起業を考えている人は資格を取得しておくのがお勧めです。
独立した際に資格を持っていると結婚式に関しての専門的な知識を持っているという証拠になるため、お客様に安心感や信頼感も与える事ができます。
ウェディングプランナーの資格
ブライダルの資格は様々な種類があります。
ウェディングプランナーの転職や仕事をする際に役立つ資格を5つご紹介していきます。
1:ブライダルコーディネート技能検定
厚生労働省が試験機関として指定した公益社団法人日本ブライダル事業振興会が実施する国家資格になります。
ウェディングプランナーとして働く上で必要な専門知識や接客技術、コーディネート力を問われるものでお客様に合ったプランの提案、遂行するために必要なスキル・技能を認定する資格です。
3級~1級まであり上の合格を目指す事でブライダル業界の様々な知識を身につける事ができます。
ペーパーテストの他、論文や面接もあります。
多くの大学や専門学校と連携しておりBIAの資格を取得できる大学や専門学校も多くあります。
●資格詳細
どの級も7割以上の正解で合格となります。
3級(70分) 合格率:70.5%・難易度:易しい
経験不問となっており学生やブライダル業界へ転職したい方が多く受験しています。
内容:ウェディングプランナーとしての必要な知識・技能・実践力の理解。
顧客のニーズを聞き取りブライダルの提案ができる。
2級(75分) 合格率:22%・難易度:難しい
3級合格者、もしくは3年以上の実務経験かアシスタントブライダルコーディネーター検定に合格した者。
内容:顧客に合ったブライダルのコーディネートができる。
ウェディングプランナーとして必要な知識・技能・実践力を身につけ、業務の中で活用できる。
1級(80分) 合格率:17.1%・難易度:難しい
2級合格後2年以上の実務経験、もしくは7年以上の実務経験かブライダルコーディネーター養成講座を修了後2年以上の実務経験。
内容:顧客に合ったブライダルをコーディネートできる。
ウェディングプランナーとして必要な知識・技能・実践力を身につけ、部下のマネジメントができる。
◎合格すると「ブライダルコーディネート技能士」を名乗る事ができ、ブライダルの実務知識が身についている証明になります。
ウェディングプランナーのプロになりたいのであれば1級を目指しましょう。
2:ABC協会認定ブライダルプランナー検定
国際的にも有名な全米ブライダルコンサルタント協会が認定する資格です。
ブライダルについての基本的な知識、日本と欧米のウェディングを学べます。
接客応対・文章・言葉遣いなどの総合的能力を確認します。
受験資格は経験不問となっており、初心者向けの資格となっているため学生や転職希望者が多く受けています。
資格は1級と2級があり、1級からでも受験する事が可能です。
●資格詳細
2級(90分) 合格率:87.2%・難易度:普通
内容:マークシート方式。日本と欧米のブライダルの基礎知識を問われます。
日本での神前式・教会・人前式それぞれの基礎知識、ウェディング関連業務に関する知識、欧米でのウェディングの流れ。
1級(120分) 合格率:88.3%・難易度:普通
内容:マークシート方式と記述式。
ウェディングプランナーの知識、対応力、プランニング能力、欧米でのウェディングの全体の流れや内容、宗教毎の進行や慣習についての理解。
◎1級に合格するとアシスタント・ブライダルプランナーとして認定され、資格の取得が可能になります。
実務経験を3年積むとプロフェッショナル・ブライダルコンサルタントの資格を得られ、さらに実務経験を積むと、上級ブライダルコンサルタント資格やマスター・ブライダルコンサルタント資格が取得可能になります。
3:IWPA認定ウェディングプランナー検定
英国の国際ウェディングプランナー協会(IWPA)が母体となっており、日本の結婚式だけでなく英国のウェディングの資格も設けられています。
一般財団法人職業技能振興会とIWPAが共催する検定は下記の資格があります。
〇一般財団法人職業技能振興会認定ウェディングプランナー1級(上級)・2級(初級)
〇IWPAウェディングプランナー日本資格
〇IWPAウェディングプランナー英国資格
ウェディングプランナー日本資格・ウェディングプランナー英国資格は単独で取得でき、取得順も自由。
受験資格は経験不問でどなたでも受験できますがウェディングプランナー1級は難易度が高いため、ウェディングプランナー経験者やスキルアップしたい方向けの試験となっています。
●資格詳細
2級(60分) 合格率:不明 ・ 難易度:易しい
内容:ウェディングに関する基本的な知識が問われます。実践は問われません。
1級(60分) 合格率:不明 ・ 難易度:難しい
内容:ウェディングに関する知識に加え、営業や打ち合わせを問題なくこなせる知識とノウハウを有しているかを問われます。
合格の最低条件として実務の詳細を理解していることが求められます。
◎1級は難易度の高くなりますが、資格を取得すれば即戦力として業務に就く事が可能となります。
フリーランスで活躍する際も、大いに役立つ資格となるでしょう。
ウェディングプランナー1級と英国資格を取得すると、職務経歴によりIWPA認定ウェディングプランナー、IWPA認定ウェディングクリエイター、IWPA認定ウェディングコンサルタントの認定が受けられます。
4:BIA認定ABC検定
ブライダル全体の実務に関しての認定資格で日本のブライダルの施設運営の基礎知識や実務をする上での知識の確認をします。
日本のウェディングの歴史や基礎知識、最新のウェディング事情を学び、日本での結婚式に精通したい人向けの資格です。
●資格詳細
時間:60分 合格率:90%以上・難易度:易しい
7割以上できていれば合格となります。
内容:実技はなくウェディングの実務知識の理解力が問われます。
受験資格はBIAが指定したホテルや専門学校・大学の2年次修了予定者、ブライダル業界で働く人が対象となっています。
◎合格すると「BIAブライダル・コーディネーター(中級)」の受講資格が得られステップアップできる資格となっています。
経済産業大臣が認可した日本ブライダル文化振興会は、日本のブライダル業界で唯一の公的組織となります。
5:日本能力開発推進協会ウェディングプランナー検定
日本能力開発推進協会が指定する教育機関が行う全カリキュラムを修了した人に受験資格が与えられる検定で、随時自宅で受験可能となっています。
ブライダルに関する基礎知識、接客に関する基礎知識、プランニングに関する職業能力を確認するものとなっており、ウェディングプランナーとして働く上での知識や技能を審査し、能力の向上を目的としています。
●資格詳細
合格率:不明 ・ 難易度:易しい
内容:筆記試験となり、ブライダルの知識・歴史や慣習、結婚式・披露宴に関する知識、ウェディングプランナーの職務、接客・コミュニケーションについての知識、ブライダル会場での各種業務などになります。
7割できていれば合格となり、合格するとウェディングプランナー資格の称号が付与されます。
ブライダルプランナーの資格を取得する方法
ブライダルプランナーの資格を取得するための方法は3つあります。
それぞれにメリットデメリットがありますので自分に合った方法で資格取得を目指しましょう。
専門学校に通う
資格取得に関して1番の近道になるのが専門学校に通う方法です。
専門学校ではブライダル専門の講師が資格取得や就職のサポートをしてくれます。
専門学校に通うと2年という期間や費用もかかるものの、効率よく必要な情報を教わる事が可能なので、合格への確実性を高める事ができます。
勉強に励むための強制力があるので、一人での勉強にくじけてしまう人に向いている方法となります。
その他に社会人向けのブライダルスクールでも資格取得のサポートをしてくれます。
期間は大体2ヶ月~半年、長くても1年なのでブライダル業界で働きたい学生や、仕事をしながらブライダル業界への転職を考えている方にはおすすめです。
週1回コースや夜間コースなど、働きながら無理なくブライダルプランナーをめざせるコースが用意されています。
専門学校やスクールは共にブライダルプランナーをめざす仲間がいて切磋琢磨できるので勉強のモチベーションを保つメリットもあります。
通信教育を利用する
専門学校やスクールに通う時間なかったり、学費を抑えたいという方には通信教育(講座)が便利です。
学習する期間大体3ヶ月~1年ほどになります。
独学に近い形にはなりますが、通信教育ではプロのアドバイスや各社オリジナルのテキスト・DVDを活用し勉強ができるようになっています。
会社によってはコースもいくつか種類があり金額も変わってきます。
独学よりも幅広く知識やブライダルの仕事を知る事ができ要点を押さえた勉強ができます。
学校や仕事が終わった後など空いた時間に効率よく勉強できるメリットがありますが、自宅学習になるのでウェディングプランナーになりたいという強い意志がないとくじけてしまいがちです。
独学で勉強する
専門学校やスクールに通う時間がなかったリ、通信教育を受けたりするための費用がない場合は、ブライダルプランナーの資格を諦めるより独学で勉強し資格を取得する事も可能です。
ただ講師もいなくテキストなどもないため自分自身で参考書や書籍で勉強する事となります。
どのテキストを使うか、どう学習を進めるか指針がないので、うまく勉強が進まない可能性があります。
資格取得に向けて自分の勉強方法を確立していく事が重要となります。
大変ではありますが、お金や時間に縛られる事なく勉強ができます。
今は様々な参考書や書籍があるので、独学で勉強して資格を取得する事も可能です。
まとめ・ウェディングプランナーの資格を取得するとメリットが多い
資格を持っていなくてもウェディングプランナーとして働く事はできます。
しかし資格を取得しておけば、ウェディングプランナーとして未経験でも転職に有利になったり、スキルアップにつなげられます。
資格を取得の勉強をする事で、ウェディングプランナーとしての深い知識や専門的な知識が身につくのはもちろんの事、ドレスやフラワー、サービスなど結婚式の知識も習得する事ができより良い結婚式の提案ができるようになります。
専門的な知識がある証明となるため、企業側もお客様側にも信頼感や安心感を与える事ができます。
資格によっては、実務経験などが条件となっており級があがるごとに難しくなるため、持っているとキャリアアップや独立してフリーランスで働く際にも役立ちます。
ウェディングプランナーの資格は複数あるので、働きたい場所やライフプランに合わせて資格取得を目指してはどうでしょうか。
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