ドレスコーディネーターになるには?必要な資格・スキルをご紹介
ドレスコーディネーターになるには?必要な資格・スキルをご紹介
結婚式という晴れ舞台に欠かせないウエディングドレスやタキシード。
特別な1日にふさわしい衣装のアドバイザーとして新郎新婦をトータルでコーディネートするのが、ウェディングドレスコーディネーターの仕事・役割です。
未経験でチャレンジできる求人もありますが、どんな資格やスキルがあれば良いのか気になる方も多いと思います。
そこで今回は、ドレスコーディネータになるための役立つ資格や必要なスキル、ドレスコーディネーターになる方法などについてお伝えしてきます。
その他にも仕事内容や、お給料・休日に関してもご紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね。
目次
1:ドレスコーディネーターに資格は必要?
2:ドレスコーディネーターになるために有利な資格3つ
3:ドレスコーディネーターとして働く際に役立つ資格
4:資格を取得する方法
5:ドレスコーディネーターになるために必要なスキル
6:未経験からドレスコーディネーターなるには?
7:ドレスコーディネーターとは
8:ドレスコーディネーターの仕事内容
9:ドレスコーディネーターのやりがい
10:ドレスコーディネーターの給料
11:ドレスコーディネーターの休日
12:ドレスコーディネーターの志望動機
13:ドレスコーディネーターの将来性
14:まとめ
ドレスコーディネーターに資格は必要?
ドレスコーディネーターになるために、資格は必須ではありません。
特に中途採用の場合は、資格よりも人柄や経験の方が重視されますが、持っていると下記のような点で有利になる事もあります。
・ブライダル業界の専門的な知識がつく
・就職活動においてアピールできる、熱意が伝わる
・就職した後にも役立つ
・お客様に安心感や信頼感を与える事ができる
・キャリアアップに役立つ
・結婚式に関わる職種の仕事内容の理解が深まる
後々のキャリアアップや、仕事へ活かせることを考えるとあると望ましい資格も存在しますので、下記でご紹介していきます!
ドレスコーディネーターに有利な資格3つ
前述したように、ドレスコーディネーターになるために必須となる資格や経歴はありませんが、次のような資格を有していると、志望動機にもつながる他、選考の際に勉強意欲の高さを評価してもらえるなどプラスになる事も。
ドレスコーディネーターになるために有利な資格とされているのが下記の資格になります。
ブライダルコーディネート技能検定
公益社団法人日本ブライダル文化振興協会(BIA)が実施する国家資格で1~3級まであります。
結婚式での基礎的な知識や接客技術を習得するものとなっており、ブライダル業界で働く上で必要とされる技術を検定する国家検定制度です。
〇受験資格
<3級>
未経験可。学生やブライダル業界へ転職したい社会人向け
<2級>
3年以上の実務経験。3級の技能検定に合格した者。もしくはアシスタントブライダルコーディネーター検定に合格した者
<1級>
7年以上の実務経験。2級の技能検定に合格し、その後2年以上の実務経験を有する者。ブライダルコーディネーター養成講座を修了し2年以上の実務経験を有する者。
〇受験料
3級:7,000円
2級:25,800円
1級:32,800円
WBJ認定ドレスコーディネーター
ウェディングスビューティフル協会が認定する資格です。
ドレスコーディネーターとして知っておきたい婚礼衣装の専門知識や、貸衣裳店で働くための実務とトータルコーディネートに必要な美容(ヘアメイク)、花(ブーケ)の知識まで網羅してる資格です。
婚礼衣装業務に携わるプロとして知っておきたいドレスや和装の知識や、ドレスコーディネーターになるために必要な知識や実務を一冊にまとめたテキストから学び、学習後に認定試験を受ける流れになります。
合格するとWBJ認定ドレスコーディネーターの資格を取得する事ができます。
〇受験資格
指定の講座を修了した者
〇受験料
1,5000円
BIA認定アソシエイトブライダルコーディネーター
公益社団法人日本ブライダル文化振興協会(BIA)が認定する独自の制度です。
ブライダル業界で働くための基礎知識を修得するもの。
ブライダルの基礎から当日業務など。
〇受験資格
BIA会員校に在籍する学生(1年次から受験可)又は、
BIA指定校が実施する人材育成事業の受講者(旧IBC検定校)
※ブライダル・ホテル・観光系専攻のBIA会員の大学・短期大学及び専門学校
〇受験料
2,000円
ドレスコーディネーターに役立つ資格
続いて、ドレスコーディネーターとして働く際に役立つ資格についてご紹介します。
フォーマルスペシャリスト検定
フォーマルウェア全般の知識を認定する資格。
結婚式含め冠婚葬祭におけるフォーマルウェアの着用知識や、立ち振る舞いまでを網羅している資格です。
JWSA認定ウェディングファッションスタイリスト
日本ウェディングスタイリスト協会(JWSA)が認定する資格。
JWSAの教育プログラムを受講後、各認定資格が取得できるようになっています。
婚礼衣装(洋装・和装)の知識・実技の習得を目指す資格です。
パーソナルカラー検定
日本カラーコーディネーター協会主催で行われる検定試験で1~3級まであります。
色彩の基本的な理論を学びパーソナルカラーの基礎や色彩学などが問われ、色を見極める力を養う事ができます。
ファッション色彩能力検定
日本ファッション教育振興協会主催で行われる検定試験で1~3級まであります。
色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験となっており、ファッション産業、色彩、調和、配色等が問われます。
ドレスコーディネーターはウェディングドレスだけでなく、カラードレスやアクセサリー・小物などトータルでコーディネートしますので、役立つ資格となるでしょう。
その他
着付け技能検定
着物の名称や知識全般
きもの文化検定
着物に関する知識全般
JMAメイクアップ技術検定
メイクの知識、技術、接客に関する検定
ネイリスト技能検定
ネイルの正しい技術と知識の向上
ジュエリーコーディネーター検定
ジュエリーの歴史や種類・素材・材料などジュエリーに関する全般的な知識
JESC認定コミュニケーションスキルアップ検定
対話スキル、自己表現スキル、社会的スキル、サービスマインド
マナー・プロトコール検定
日本人・社会人としてのマナーやプロトコール(国際儀礼)に関する知識や技能
★役立つ資格をご紹介させて頂きました。
資格を持っている事が、選考で必ずしも有利になるというわけではありませんが、ドレスコーディネーターとしてのキャリアをスタートさせた後でも、お客様と接する上でとても役立つ知識です。
資格を取得する方法
ドレスコーディネーターの資格を取得する方法としては以下の3つがあります。
専門学校に通う
資格取得に関して1番の近道になるのが専門学校に通う方法です。
専門学校ではブライダル専門の講師が資格取得や就職のサポートをしてくれます。
専門学校に通うと2年という機関や費用もかかるものの、効率よく必要な情報を教わる事が可能なので、合格への確実性を高める事ができます。
もう少し短期間で学びたい場合はブライダルスクールという方法もありますが、どちらかというとウェディングプランナーよりのスクールが多くなっているため、ドレスコーディネーター専門というよりはブライダルの知識を幅広く学べるという目的であれば良いかもしれません。
通信講座を利用する
専門学校やスクールに通う時間なかったり、学費を抑えたいという方には通信講座が便利です。
学習する期間大体3ヶ月~1年ほどになります。
独学に近い形にはなりますが、通信教育ではプロのアドバイスや各社オリジナルのテキスト・DVDを活用し勉強ができるようになっています。
独学で勉強する
専門学校に通う時間がなかったり通信教育を受けたりするための費用がない場合は、独学で勉強し資格を取得する事も可能です。
自身で参考書や書籍を選定し勉強する事となります。
大変ではありますが、お金や時間に縛られる事なく自分に合ったペースで勉強ができます。
ドレスコーディネーターに必要なスキル
ブライダル業界やドレスコーディネーターの経験があったり、すぐに活かせるスキルがあれば選考の際に有利になりますが、未経験でも可能な求人もあり中途採用では他業界から転職している方もいます。
ではドレスコーディネーターになるにはどのようなスキルが必要になるのでしょうか。
コミュニケーション能力
結婚するカップルにとって結婚式は人生の中の特別な一大イベントです。
と同時に金額も高額であり、ゲスト数も多く結婚式に携わる人々にとって責任感はとても大きいものになります。
「このドレスにして良かった!」と思ってもらう事がドレスコーディネーターの重要な仕事になります。
ドレスコーディネーターは、また新郎新婦はもちろんの事、ご両親や親族の方など幅広い年齢・年代の方や様々な職業の方と接しますのでコミュニケーション力が必要となります。
コーディネートする際には、結婚を心から祝福し新郎新婦が気持ちよく試着や着付けをできるような会話を心掛け、お客様に寄り添う気持ちが大切になります。
ホスピタリティ・マナー
ブライダル業界どの職種においても言える事ですが、普段とは違う質の高い接客スキルや、サービス力やホスピタリティ、おもてなしが求められます。
あわせて礼儀やマナー、正しい言葉遣いも必要となります。
特に新婦にとってはウェディングドレスは重要なものになりますのでお客様に寄り添う気持ちや細やかな気遣いも重要になります。
ヒアリング力・提案力
結婚式の中でも重要な位置を占めるウェディングドレスは女性が1番悩むアイテムでもあります。
どんなドレスを着たいのか、どんな結婚式をしたいのかなど本人の希望を聞いた上で、潜在的なニーズまで読み取る事が必要となります。
新郎新婦は複数のドレスショップを巡って決める事が殆どです。
そのため成約してもらうためには、どんなドレスを着たいのか・どんな結婚式にしたいのかをきちんとヒアリングしお客様の要望に沿って的確に提案・アドバイスできる力が必要です。
自らが提案する意図や理由を十分に伝え、時には経験や持っている知識を活かし背中を押してあげる事も必要になります。
協調性
ドレスコーディネーターには協調性も必要となります。
一緒に働く社内メンバーはもちろんの事、ウェディングプランナーやヘアメイクアーティストなど様々な職種のスタッフと協力して結婚式を作り上げていきます。
その為、周りの意見にも耳を傾け、協調性やチームワークを大切に仕事ができる人が求められます。
知識
プロとしてお客さまに接する以上、知識を得続ける事は大切です。
色味や素材・デザインの違いで大きく雰囲気が変わってきますので専門家としての知識習得が欠かせません。
ドレスをお勧めする際や何か聞かれた時に知識があるとないとでは信頼度や安心感が全く変わってきます。
またドレスに関してはもちろんの事、総合的にアドバイスする事もあるのでアクセサリーやヘアメイク・ブライダルエステといった分野についても理解が必要となりますし、ブライダルマナー・結婚式の知識や傾向・最新の流行なども習得しておく事が重要です。
体力
ドレスコーディネーターは、立ち仕事での接客が殆どであり重いドレスを運んだり、試着のサポートをしたり常にしゃがんだり立ったりしなければなりません。
体力も必要となる仕事です。
★このようなスキルがある人は、ドレスコーディネーターの仕事に向いていると言えます。
当てはまるものがあれば、是非チャレンジしてみて下さいね!
未経験からドレスコーディネーターになるには?
未経験からドレスコーディネーターになるにはどのような方法があるのでしょうか?
ドレスコーディネーターのなり方についてご紹介していきます。
専門学校
ドレススタイリストになるために、必ず必要な学歴というのはありませんが、人気がある職種である事や様々なスキルや能力が求められます。
そのため、ブライダルや衣装に関して学べる専門学校に進学すると就職しやすくなります。
現在ブライダルを学ぶ事ができる専門学校は全国に約120校あります。
専門学校には、ブライダルに関しての様々なコースがあり、一般的なビジネススキル・マナーから、ブライダル業界で働く際に必要な知識などの学科授業と実習指導があります。
具体的には、ウェディング業界での接客マナー・基本動作・立ち振る舞い・会場やテーブルコーディネート・衣装・ヘアメイク等が学べ、ドレスやティアラ、ブーケなど本物を扱う事もできます。
専門的な知識はもちろんの事、資格取得のための授業や就職のサポートもありブライダル企業への就職活動ではメリットが多いという特徴があります。
企業から直接学校に求人がくる事もあるため、応募のチャンスも増えるでしょう。
【東京】
【神奈川】
【大阪】
【京都】
【愛知】
【福岡】
【北海道】
【その他】
・国際ホテル・ブライダル専門学校(新潟)
・ウェディング・ホテル&ツーリズム専門学校(群馬)
・専門学校岡山ビジネスカレッジ(岡山)
短大・大学
前述したように、特に必要な学歴はありませんが、一般の4年制大学もしくは服飾系の学部や学科がある短大や大学を卒業をした方、もしくはブライダルやホテルの専門学校で知識をつけて採用面接を受ける方がスムーズであり、高卒の場合就職先が少ないというのは現実としてあります。
一般的な短大や大学では、ブライダル専門の学部があるところは少ないのですが、講義やゼミなどで幅広い知識や教養・能力をつける事ができるので、ドレススタイリストとして就職する際にも役立ちます。
近年では、管理職や本社へのキャリアチェンジなども見据えて総合職として大卒を採用する企業が増えています。
特に大手ブライダル企業やホテルの求人は大卒となっている事がありますので、大卒を採用の条件をしている企業に就職する場合は有利になります。
異業種の経験を活かす
ドレススタイリストの仕事は、結婚式という一生に一度の大切なイベントに関わる職業であり、金額も高額である事から、礼儀やマナー・ホスピタリティが必要となり即戦力を求める傾向があります。
結婚されるお客様は年齢層も幅も広く、職業も様々ですので、信頼して任せてもらうためにはきちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。
そのためブライダルに関する知識以上に社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスの基本が身についている事が重視されます。
またドレスコーディネーターは、お客様の要望をしっかりヒアリングし、その希望に沿った衣装を提案していくため営業の経験があると有利になります。
業界や職種は未経験であっても、社会人としての経験は活かせる場面が多いので、接客や営業の経験を積むのが近道であり転職しやすくなるでしょう。
中途採用の場合も学歴や資格が問われる事はありませんが、前述したようなスキルが必要になってくるため業界や職種は未経験であっても接客や営業の経験を積む事が近道になります。
これまでの経験や経歴で活かせる事があれば、積極的にアピールしましょう。
①法人営業・個人営業
②ファッション関係での経験
アパレル、ジュエリーなど
③高いサービス力を求められる経験
ホテル、航空関連など
④ブライダルに活かせる経験
美容関連など
アルバイト経験を積む
ブライダル業界やホテルなどのアルバイトで接客経験を積むと仕事内容の理解ができており、採用後もスムーズに業務に就ける事から比較的有利になるケースもあります。
特に、ドレススタイリストはアルバイトやパートで採用をしているケースも多いので、アルバイトスタッフとして現場で必要なスキルを身につけておくと採用面接でも経験をアピールできます。
現場での仕事を認められ正社員へ登用されるという可能性もあります。
ブライダル専門のエージェントを利用する
ブライダル業界未経験の場合は、転職エージェントを利用すると転職への近道になります。
特にブライダル業界に特化したエージェントを使うと多くのメリットがあります。
ブライダル業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。
また、ブライダル企業とのパイプが太い為、非公開求人や最新求人が入ってきやすい点等があげられます。
その他にも・・・
・各ブライダル会社の採用基準を把握
・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富
・非公開のブライダル求人紹介
・年収交渉
・履歴書や職務経歴書の添削
・転職活動の相談など様々な形でバックアップ
・ブライダル業界知識
・ブライダル業界専門の面接対策 などなど
自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。
また、第三者が加わる事により客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できるという可能性があるという点も大きなメリットだと思います。
弊社ブライダルビズを利用した際のメリット
①非公開の求人が見つけられる
大手上場企業から老舗企業の求人まで、全国の様々な職種のブライダル求人を豊富に扱っています。
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※非公開求人とは、求人サイトや採用ページに掲載されていない求人情報の事です
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履歴書や職務経歴書などを代行して企業にエントリーさせて頂きます。
その際に、書面上だけでは分からないあなたの魅力や人柄も応募企業先へ推薦させて頂いております。
③書類の添削や面接対策など、内定までサポート
ブライダル業界に適した書類の添削、各企業ごとの面接の対策・模擬面接などのサポートをしっかり行っていきます。
その為、ご自身で応募しても通過しなかった書類や面接の通過率が上がったという実績がございます。
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履歴書や職務経歴書の添削・エントリー、面接の日程調整・対策、年収交渉・入社後のサポートまで、転職アドバイザーが親身になってサポート致します。
★ブライダル業界に特化した転職サポートを行なっている為、ブライダル業界出身者はもちろんの事、ブライダル人事を経験しているスタッフもおり、ノウハウが蓄積されていますのでブライダル業界への転職をしっかりサポートできます。
★ここからはドレスコーディネーターについて説明していきます★
ドレスコーディネーターとは
ドレスコーディネーターとは、結婚式でのウェディングドレスを中心に新郎新婦や親御様・列席者の方の衣装をコーディネートする人を指します。
「ドレススタイリスト」や「衣装スタイリスト」とも呼ばれています。
ドレスコーディネーターの仕事は、新郎新婦の希望を聞き出しその希望に合う衣装を提案していく事。
新郎新婦のこだわりや要望・結婚式会場の雰囲気やテーマなども確認しながら、自身の知識やスキルを基にアドバイスをしてく事もあります。
新郎新婦にとって大切な結婚式を成功させるために、満足のいく衣装選びができるかどうかはドレスコーディネーターの腕にかかっています。
ただ衣装の試着をするというだけでなく、新郎新婦に寄り添いながらトータルでコーディネート・サポートしていく役割があります。
ドレスコーディネーターの仕事内容
予約対応
ドレスショップ は、基本的に予約制となるため、お客様から電話もしくはHPより問い合わせを頂く際に予算や希望のドレスや気になるドレス、なりたいイメージ等を事前にヒアリングし来店日にそのドレスのご案内ができるよう準備をします。
ご来店頂いたら結婚式の内容やドレスの希望をカウンセリングしていきます。
新規接客・衣装のご案内・打ち合わせ
カウンセリングが終わったら実際に新郎のタキシード、新婦のドレスなど衣装選びを開始します。
結婚式では大体1回お色直しがあり、新婦はカラードレスや和装に変更するので新郎新婦共に2着以上選ぶ事が多くなります。
新郎新婦の好みや希望をお伺いし、会場・披露宴の雰囲気も確認しながら総合的に判断しドレスの提案をして一緒に選んでいきます。
その後試着をお手伝いし、体型や着た時の印象、サイズの確認をしながら実際に結婚式できるタキシードやドレスを決めていきます。
ウェディングドレスとタキシードの色やデザインが合っているのかどうかなど2人の衣装のバランスも重要なポイントとなります。
小物合わせ
ドレスが決まると、ドレスに合わせてアクセサリーやベール、ティアラなど小物合わせを行います。
場所によってはブーケも一緒に選びます。
衣装や小物類が決定したら、手配業務をしていきます。
列席者様の衣装合わせ
新郎新婦様だけではなく大切なご家族やご親族様の衣装合わせ(モーニング等)も行なっていきます。
時にはお子様のドレス・タキシードをご案内することもあります。
検品・お直し
挙式で使用する衣装、アクセサリー類の検品作業や、新婦様のお身体のサイズに合わせてドレスのお直し作業等を行います。
時にはタキシードの丈上げを行う事も。
サイズ確認・ウォーキング練習
お直しを入れたドレスを実際にお召し頂き、サイズの確認とウォーキングの練習を行います。
ドレスによって歩き方が異なる為、プロとしてしっかりとレクチャー致します。
最終確認
挙式当日をお二人にとってご不安の無い状態で迎えて頂くために、使用する衣装・アクセサリー類やお持ち物の確認等、不備が無いか最終のチェックを行います。
その後衣装にスチームがけを行い、お二人のお支度部屋へと衣装搬入を行います。
挙式当日のフィッテングはヘアメイクやアテンドが行う為、基本的にドレスコーディネーターがお二人に携わるのは挙式の前日までとなりますが、インショップの場合は、当日着替えを担当する事もあります。
★一生に一度をお任せ頂くという責任重大な仕事であり、ドレスを運んだり体力仕事な面も多いですが、新郎新婦にぴったり合う1着が見つかり結婚式で輝く笑顔を見る事ができた時は、大きな感動や喜び・幸せを感じる事ができます。
また、「担当してもらえてよかった」「出会えてよかった」「素敵なお仕事ですね」と感謝のお声を頂くこともあり、非常に魅力がありやりがいのある仕事です。
ドレスコーディネーターのやりがい
ドレスコーディネーターは結婚式の主役をより輝かせる仕事です。
ウェディングドレスは、結婚式でもメインの1つとなるため、新郎新婦はもちろんの事、ご家族やげストの方も衣装をとても楽しみにしていますよね。
そのため、多くの人に幸せを感じてもらえるやりがいのある仕事です。
結婚式のメインである衣装を担当できる
結婚式のメインでもあるウェディングドレスは結婚式と共に一生心に残るものです。
忙しい打ち合わせの中でドレス選びを1番の楽しみにしている新婦さんも多くいらっしゃいます。
結婚式という新郎新婦様にとって特別で大切な日に着る衣装選びに携われる事は大きなやりがいに繋がります。
お客様それぞれ希望や要望が違いますので、ぴったりの衣装が決まり嬉しそうな新郎新婦の姿を見る事ができた時は何事にも代えられない喜びを感じる事ができます。
新郎新婦に喜んでもらえる
結婚式の衣装を決めるのはとても大変です。
特別な日の衣装だからこそ多くの新郎新婦が衣装選びに悩み、時間を費やします。
そのため、理想のドレスに出会え、新郎新婦に喜んでもらえた時は心からやりがいを感じる事ができます。
そして「ありがとう」「このドレスにして良かった」と心からの感謝の言葉も頂く事ができる仕事です。
新郎新婦の夢を叶えられる
ドレススタイリストの仕事は結婚式という幸せな日を衣装で更に幸せにする事ができる仕事です。
ウェディングドレスは女性の永遠の憧れとも言われていますよね。
多くの新婦がウェディングドレスを1番の楽しみにしており、こんなドレスを着てみたい。こんなドレスで結婚式をしたい。と夢を持っています。
ぴったりの衣装を選ぶ事ができれば、結婚式という大切な日に貢献でき新郎新婦の夢を叶えるお手伝いができます。
新郎新婦の輝く笑顔を見届ける事ができ、そして感動の瞬間に立ち会う事ができる大きなやりがいがある仕事です。
ドレスコーディネーターの給料
ドレスコーデイネーターの給料は、勤務先や年齢・経験によっても変わってきますが、ここでは平均的な給料に関してお伝えしていきます。
ドレスコーディネーターの平均月収
ドレススタイリストの平均月収は以下の通りとなっています。
〇 未経験者 :約18~22万円
〇 経験者 :約20~35万円
〇 大卒の初任給 :約19~26万円
〇 短大・専門卒の初任給:約17~24万円
大卒の場合と短大・専門卒の場合、ドレスコーディネーターの初任給は2万円程差があります。
正社員の場合は、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万円引かれた金額になるでしょう。
ドレスコーディネーターの平均年収
〇 ドレスコーディネーターの平均年収
約280~350万円前後
平均年収は約335万円
〇 日本の平均年収
全体:458万円
男性:563万円
女性:314万円
(※国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査より)
日本の平均年収と比べると年齢や役職にもよりますが、ドレスコーディネーターの年収は少し低い水準からスタートとなるのが現状です。
しかし、勤務先や年齢・エリアによっても異なりますし、今までの経験・スキル・能力によって大きく変わりますし、未経験からブライダル業界へ転職するケースとそうでないケースなど経験の有無によっても変わりますので、一概に言えないのが現状です。
ドレスコーディネーターのように女性が活躍している仕事では、日本の女性の年収平均より高い収入になる傾向にあります。
ドレスコーディネーターの休日
ドレスコーディネーターの休日は、基本的にシフト制の平日休みで月8~9回となっています。
土日祝日は結婚式本番や来客が多いため、平日に定休日を設けている企業もあり、その場合は定休日+平日1日のお休みとなります。
年間のお休みとしてはきちんと取れる企業が比較的多く、夏休みや年末年始・産休育休や年次有給休暇・慶弔休暇なども取れるでしょう。
勤務時間は、1日8時間勤務となりますが勤務先によって多少変動があります。
衣装室やドレスショップは19時前後で閉まる事が多いですが、お客様の都合によってはぎりぎりまで接客していたり延びてしまう事も多々あります。
その後に、手配業務や事務処理などを行いますので残業になる事もあります。
企業によっては早番や遅番などシフトでの勤務形態を取っているようです。
出社
土日祝日は結婚式当日となる事や、来客も多いので平日よりも早く出勤します。
メールチェックや挙式待機中に事務処理を行います。
↓
店舗のオープン準備と朝礼
平日と同じ内容になります。
↓
1回目の接客
土日祝日は、新規のお客様・衣装合わせのお客様・ご両親など様々な方が来店されます。
↓
ランチ休憩
↓
2回目の接客
↓
次の接客の準備
スムーズにご案内できるよう、ドレスやアクセサリー・シューズ等をお着替えブースに用意
↓
3組目の接客
新規のお客様・ご試着のお客様・アクセサリー合わせなど様々な方がご来店されます
↓
クローズ作業
接客後の事務処理を行います
(本日ご来店されたお客様のデータ入力等)
↓
退社
土日祝日は来客数も多くなるため、退社は平日よりも遅くなります
★土日祝日はこのような流れで仕事をしています。
ホテルや専門式場などにあるインショップの場合は、結婚式当日の衣装の着付けを担当する事も。
平日は接客業務は少なくなるので、事務作業が多くなります。
ドレスコーディネーターの志望動機
結婚式に関わる仕事は多くありますが、ウェディングプランナー以外は専門的なスキルを持ちスペシャリストとしてお客様と接する事が殆どです。
ドレスコーディネーターも、結婚式の主役である新郎新婦をより輝かせる衣装のスペシャリストとしてトータルでコーディネートしていきます。
結婚式のコーディネーター職とアパレル販売職は似ていますが、その違いは「一生に一度のお客様の大切なセレモニーに携わる」という点です。
・新郎新婦に対してどのような働き方をしたいのか
・その結果新郎新婦にどのようになって欲しいのか
・どんな結婚式にしていきたいのか
という事が伝わる志望動機が良いでしょう。
ドレスコーディネーターの将来性
ドレスショップで経験を積んだ後は、下記のような流れでステップアップしていきます。
(※企業による)
〇ドレスショップのマネージャー・店長などの管理職
↓
〇複数のドレスショップを統括するSV職
〇衣装に関する法人営業
〇ブライダルフェア等の法人営業
〇ドレスやタキシードの買付・商品の企画/製作
〇本部職
(人事・総務・広報・WEB・マーケティング等) など
このように会社によって様々なキャリアプランがありますが、現場でドレスコーディネーターのスペシャリストとして活躍される方もいますし、ウェディングプランナーなど社内の他の現場職へキャリアチェンジする方、独立してフリーランスのドレスコーディネーターとして活躍する方もいます。
ドレスコーディネーターの仕事は、責任の大きい高額商材の個人営業職となりますので、営業力や人間力が非常に求められる仕事になります。
結婚式という大切な日の衣装に関わる仕事であり、前述したようなスキルが求められるため、ドレスコーディネーターとして働く事で下記のような知識や能力を身に付ける事ができます。
【業界に特化したスキル】
〇ブライダル業界に関する知識
〇ファッションに関する知識
〇センス
〇コーディネート力
★ブライダルや結婚式に関する知識、ファッションに関する知識などブライダル業界やドレスコーディネーターの職種に特化した知識がつきます。
長く経験すればするほどセンスも磨かれ、コーディネート力も身についていきます。
また、高額な商材を扱う事から、普段とは違う高度なサービスが求められますので、基本的な礼儀作法や、言葉遣い・立ち振る舞い・社会人としての基本的なビジネスマナーなどが身に付きます。
【一般的なスキル】
〇コミュニケーション能力
〇ヒアリング力
〇提案力
〇責任感
〇ホスピタリティ
〇協調性・チームワーク力
★コミュニケーション能力とは、相手の気持ちや情報を理解し、明確に相手に答えや自分の気持ちを伝える事・意思疎通する事です。
ドレスコーディネーターは、結婚式という大切な日の衣装を任されますので、お客様に満足のいくドレスの提案をするためにはしっかりと要望を聞かなくてはなりません。
またそのヒアリングした内容をもとに、ドレスの提案を行なっていきます。
披露宴会場の雰囲気や、結婚式のテーマなども確認しながら、お客様にとってベストな衣装を選んでもらう事がドレスコーディネーターの役割となりますので、仕事を通して、コミュニケーション能力やヒアリング力・プレゼンテーション能力が身につきます。
上記のようなスキルを身につけられる事や、BtoCの有形商材の営業経験を生かし、BtoBの営業や無形商材の営業へ転職する事で更にスキルアップできます。
一部ではありますが、下記のような業界や職種で経験を活かす事ができます。
【ブライダル業界】
〇ウェデイングプランナー
〇海外ウェディングプランナー
〇ジュエリーコーディネーター
〇サービススタッフ
〇ブライダルコンシェルジュ
〇ブライダルエステ
【他業界・他職種】
〇アパレル業界
接客・販売
〇教育関連業界
ブライダルやホテル・服飾関連の専門学校の講師
民間スクールの講師
〇人材業界(ブライダル特化型)
法人営業
コーディネーター
〇婚活サービス
結婚相談所カウンセラー など
★このようにドレスコーディネーターは、同じブライダル業界・社内・他業界・他職種など様々なキャリアプランがあります。
衣装のスペシャリストとしても長く働ける職種であり、将来性のあるお仕事と言えるでしょう。
まとめ
未経験でドレスコーディネーターになるために、資格は必ず必要というわけではない事が分かりましたがあると便利な資格もご紹介したので、参考にしてみて下さい。
必要ではなくても選考する上で自己PRにもなり、就業した後も仕事の幅が広がりためになる可能性があります。
また中途採用の場合は接客や営業の経験を積むのが近道となります。
土日休みが取りづらかったり、体力的に大変な面もありますが、経験を積めばブランクがあっても戻りやすく長く活躍する事ができる職種です。
最高の結婚式を作るサポートをしたい、満足いく衣装を提供したい、新郎新婦をもっと輝かせたい。
と思う方は是非ウェディングドレスコーディネーターにチャレンジしてみて下さいね◎
弊社でも未経験可能なドレスコーディネーターの求人がありますので気になる方はご相談下さいませ。
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