ウェディングプランナーの仕事は大変!?激務・辛いと言われる理由9つ
ウェディングプランナーの仕事は大変!?激務・辛いと言われる理由9つ
結婚式という幸せな1日を作るお手伝いができるのが、ウェディングプランナーという仕事の魅力です。
大きな感動を得る事ができ華やかなイメージのある業界ですが、ウェディングプランナーの仕事はきつそう・離職率が高そうと感じている方もいるのではないでしょうか。
ウェディングプランナーの仕事は、結婚式というゴールまでの期間も長い事からやりがいを感じるまでに時間がかかる事もあります。
今回は、ウェディングプランナーが激務・離職率が高いと言われる原因、また仕事内容や給与面などをご紹介していきます。
目次
1:ウェディングプランナーは激務?原因9つ
2:ウェディングプランナーの仕事はやりがいも多い
3:福利厚生を充実させている企業が増えている
4:ウェディングプランナーの仕事内容
5:ウェディングプランナーに向いてる人
6:ウェディングプランナーの給料は高い?安い?
8:まとめ
ウェディングプランナーは激務?原因9つ
一生に一度の結婚式を成功させるために、沢山のタスクをこなす必要があるウェディングプランナー。
仕事内容だけ見ると大変そう…と想像する方もいるかもしれませんね。
具体的にどのような事が激務と言われるのか原因をみていきましょう。
1 | 責任が大きい |
2 | リーダー的存在 |
3 | 土日祝日休みがない |
4 | 体力がいる |
5 | 営業職でもありノルマがある |
6 | クレームを受ける事もある |
7 | お客様の予定に合わせてスケジュールを組む |
8 | 家庭との両立が難しい |
9 | 全国転勤があるケースも |
①ウェディングプランナーは責任が大きい
結婚式は、たった一度きりでやり直しがきかない人生の特別な一大イベントとなります。
金額も高額であり失敗が許されないため、責任が大きく常にプレッシャーや緊張感のある仕事です。
結婚する本人達も準備がとても大変であり、一緒にサポートして作り上げていくウェディングプランナーも当然業務量は多くなります。
仕事は多岐に渡りますので、日々多くのタスクをこなさなくてはなりません。
基本的な仕事としては、下記の通り接客や営業がメインとなります。
①新規接客
②打ち合わせ
③当日施工(※企業による)
新郎新婦への商品や演出の提案から始まり、その他の業務として、発注業務、見積り・請求書の作成、招待状・席次表のチェック、引出物のチェック、各セクションとの打ち合わせ、提携企業とのやり取り、会場装飾、会場清掃、新郎新婦の心のケアなどなど・・やるべき仕事が沢山あります。
企業によっては、ブライダルフェアの企画やSNSの更新などを任される事も。
他の業界なら役割が決まっていそうな業務もプランナーが行う事が多くなっていますよね。
あらゆる箇所に目を配りながら、責任を持って業務に取り組む必要があります。
大変な面もありますが、様々な業務に携われるからこそ身に付くスキルも沢山あります。
②ウェディングプランナーはリーダー的存在
結婚式はウェディングプランナー1人で作り上げていく事はできません。
結婚式には主に下記のスタッフが携わっています。
職種 | 仕事内容 |
ウェディングプランナー | 結婚式全体のプランニング |
ドレスコーディネーター | 新郎新婦・ご家族の衣装 |
フラワーコーディネーター | 会場、テーブルコーディネート・ブーケ |
ブライダルヘアメイク | 新婦のヘアメイク |
ブライダルエステティシャン | 新婦のボディケア |
ジュエリーコーディネーター | 結婚指輪・婚約指輪 |
司会 | 当日の司会・進行 |
バンケットサービス | 当日の料飲サービス |
調理 | 当日の料飲サービス |
ブライダルパティシエ | ウェディングケーキの制作 |
カメラマン | 当日の写真 |
音響・映像 | 当日の音響・映像 |
ブライダルアテンダー | 新郎新婦の当日のサポート |
このような多くのスタッフと連携をとり、結婚式を作り上げていくのがウェディングプランナー。
社内スタッフ・外部企業とのやりとりも多くあり、リーダーシップや調整能力が求められます。
お客様と各部署のスタッフの間に立ち、円滑に進むよう業務を遂行していくため、繁忙期は特に忙しくなる事が多くなります。
③ウェディングプランナーは土日休みがない
ブライダルの仕事は、土日祝日が休みではないという事や、GW・夏休み・年末年始などの大型連休に休みが取りにくくなります。
結婚式は90%が土日祝日に行われます。
その他に、打ち合わせ業務やブライダルフェアなどが入ってくるため、週末はとても忙しくなります。
したがって、家族や友人と休日が合わなくなるため、辛い・・と感じる事はあるでしょう。
何となく土日祝日や連休も仕事・・というと忙しい・激務というイメージがついてしまいますが、平日きちんとシフトで休みが取れるようになっています。
また世間がお休みでは無い時期にまとまった休みが取れる為、旅行や人が賑わう場所に行く際は、旅行代が安かったり、人混みを避けて遊べるので平日休みのメリットもありますよ*
③ウェディングプランナーは体力がいる
ウェディングプランナーは、事務的な仕事よりも立ち仕事や動き回る仕事も多いため、意外と体力も必要になります。
新規接客の際には、お客様と一緒に会場を案内しながら回りますし、結婚式当日の施工も担当する場合は常に全体をチェックしていなくてはなりません。
座ってする事務仕事や打ち合わせ業務もありますが、立ってする仕事も多くあります。
打ち合わせはお客様の予定に合わせる事が多くなりますが、仕事をしている方もいるため、遅い時間から打ち合わせが入り残業となってしまう事もあります。
繁忙期には結婚式を同時に何件も担当する事もあり、長時間労働に及ぶ事も少なくないため激務と感じる事もあるでしょう。
ブライダル業界には閑散期もありますので、その時期に早くあがったり休みを調整している企業も多いようです。
④ウェディングプランナーは営業職でもありノルマがある
ウェディングプランナーは、結婚式の企画・プロデュースがメインにはなりますが、セールスマン・セールスウーマンでもあるのです。
ウェディングプランナーが数字を取らなければ売上が上がりません。
完全に営業職になりますので、数字へのプレッシャーやノルマを激務と感じる方もいます。
成績に関しては以下のような事が求められます。
①新規接客担当プランナーの場合
新規接客の成約数や成約率
②打ち合わせ担当プランナーの場合
単価(売上金額)のアップ
ノルマが設定されていたり、歩合制などの給与体系の場合、それらが重圧と捉える方がいる事が考えられます。
しかし、これはウエディングプランナーに限らず営業職であればどの職業でも少なからずある事です。
また、数字の設定は企業によって様々。
個人に営業成績が課せられている企業もあったり、チームで数字目標を設定している企業もあります。
⑤ウェディングプランナーはクレームを受ける事もある
ウェディングプランナーの仕事が大変・・と感じる事が多いのが、クレームや評価の存在です。
結婚式は、金額が約350万円~600万円とかかる決して安くないセレモニー。
一生に一度という想いから、ほんの些細な事でもクレームや評価として返ってくる事があります。
他の部署が原因であっても窓口であるウェディングプランナーがクレームを受ける事も。
自分に責任がなくても結婚式は各分野の担当とチームで仕事をしていくため、全体を統括しているウェディングプランナーに苦情が来てしまう事もあり辛いと感じてしまう方もいます。
その反面、多くの感謝の言葉を頂ける仕事でもあります。
結婚式が終わっても毎年に会いに来て下さったり、年賀状のやり取りが続くなど関係が長く続く事もあります。
⑥お客様の予定に合わせてスケジュールを組む
基本的にウェディングプランナーは、お客様の都合に合わせてスケジュールを組む事が多くなります。
例えば、新規の接客や打ち合わせにご来館されるお客様が、仕事などの都合上18時からしか来れないといった場合は、調整して18時~お客様対応をする事もあります。
打ち合わせの時間はおよそ2時間程になりますので、その場合は残業となってしまいます。
打ち合わせに関しても、結婚式は日にちが決まっていますので、それまでに必ず準備を終わらせなくてはなりません。
その為、できるだけスムーズに準備が進むようウェディングプランナーの都合がつくようであればお客様の予定に合わせてスケジュールを調整します。
稀ではありますが、企業によっては休日を返上するケースも。
平日の日中は、接客の回数は少なくなりますが、仕事の後に来館するケースもあるため、残業となってしまう日もあります。
遅い時間帯に接客業務が入る場合は、出社時間を遅らせるなど企業によっては早番・遅番といった形でシフト組みをしています。
⑦ウェディングプランナーは家庭との両立が難しい
ウェディングプランナーの仕事は責任の大きい仕事の為、出産後に家庭と両立する事が難しいという面があります。
前述したように、お客様の都合によってスケジュールを調整しなくてはならない事もありますので、残業やイレギュラーな出勤、繁忙期には休日出勤になる事もあります。
またお客様が第一なため、家庭の急なトラブルに対応できない事もあります。
例えば、新規の接客や打ち合わせの最中や担当の結婚式の当日に、子供の体調不良などで連絡があってもすぐにお迎えに行く事ができないなどです。
土日祝日に休みを取れない事も家庭の両立と厳しくなるため、激務というイメージにつながってしまうのかもしれません。
⑦ウェディングプランナーは全国転勤があるケースも
企業にもよりますが、ホテルやゲストハウス・結婚式場などを全国に展開している場合は転勤の可能性があります。
特に、マネージャーや支配人などキャリアが上がるにつれ異動の可能性は高くなります。
主に新規出店や立て直し、スキルアップなどの目的で転勤を命じられるケースが多くなります。
全国転勤に関しては、ブライダル企業に限らずどの企業でもあり得る事ですが、個人の状況を考慮してもらえない転勤も実際にあります。
ただこちらも企業によって様々です。
最近は世の中のワークライフバランスに合わせてエリア限定での採用を行っている企業も多くなっています。
将来的にも転勤が難しいという場合は、全国展開していない企業を選んだり、エリア限定等の制度がある企業や出産後は配慮してもらえる制度がある企業など、面接を受ける前に確認しておきましょう。
ウェディングプランナーの仕事はやりがいも多い
ウェディングプランナーの大変な面・激務と言われてしまう面をお伝えしましたが、ウェディングプランナーとして働いている方には、その大変さをも上回るやりがいや魅力を感じている方が多いようです。
ここでは、ウェディングプランナーの仕事のやりがいや魅力をご紹介します。
1 | 人生の大切なセレモニーに携われる |
2 | 感謝の言葉を直接聞く事ができる |
3 | クリエイティブな仕事ができる |
4 | チームで達成する喜びを感じられる |
5 | 成果が評価されキャリアアップできる |
6 | 幸せな瞬間を一緒にお祝いできる |
7 | お客様に感動を与えられる |
8 | 様々なスキルを身につけ成長できる |
9 | 結婚式後もお客様と関われる |
10 | 華やかな職場で働ける |
などなど*
詳しくはこちらを参考にしてみて下さいね。
福利厚生を充実させている企業が増えている
前述したように、華やかな業界であると同時に結婚式という人生の大イベントを担当するため、仕事内容や勤務体制などの面でハードな部分もあるウェディングプランナーのお仕事。
近年では、オリジナルやオーダーメイドの結婚式が増えている事や、ブライダルマーケットの縮小や人口減少などから各ブライダル企業の競争も激化しており、優秀な人材の確保やベテランのウェディングプランナーの勤務継続が重要な課題となっています。
そのため、福利厚生の充実や仕事と家事育児が両立できるような体制を整えているブライダル企業も増えています。
こちらでは、大手ブライダル企業の福利厚生をまとめています。
是非参考にしてみて下さいね。
ウェディングプランナーの仕事内容
ウェディングプランナーが激務と言われてしまう原因をお伝えしましたが、具体的にどのようなお仕事をしているのかをご紹介します。
企業によって、「分業制」と「一顧客一担当制」があり、どちらを採用しているかによってもウェディングプランナーの仕事内容や仕事量が変わってきます。
分業制の場合は、一顧客一担当制よりも業務が分散しているため負担が減るというケースもあります。
新規接客
式場の見学に来たカップルの新規接客~成約までを行います。
希望の結婚式のヒアリング、チャペルや披露宴会場、衣装室などのご案内、料金の説明などを行い契約してもらえるよう会場のメリットを伝えます。
多くのカップルは複数の結婚式場を見学しているため、数ある式場の中で自社を選んでもらうためにお客様の希望をしっかりヒアリングし契約に向けて営業をしていきます。
新規接客の仕事は、契約件数・成約率など数字として成果が出るため営業的要素は強くなります。
打ち合わせ
ご契約頂いた新郎新婦と結婚式のプランの打ち合わせを開始します。
式の日程や予算、招待状客のリストアップから、希望の結婚式のスタイルやイメージをお伺いし詳細を決めていきます。
決める事は、引き出物、ドレス、ヘアメイク、写真、料理、演出、音響、司会、装花など多岐に渡ります。
結婚するカップルの数だけ希望は異なりますので、多様化した結婚式・披露宴に対する要望を柔軟に受け止め、プランを提案していく事が大切になります。
打ち合わせ担当のウェディングプランナーは、結婚式・披露宴を総合的にプロデュースしていきますので、ブライダルに関する専門的な知識も必要となります。
当日施工
早めに出勤し、挙式・披露宴会場の確認、スケジュールチェック、各部署の状況確認をします。
新郎新婦をお出迎え後はリハーサルを行い、結婚式が始まると式の全体責任者としてサポートします。
時間通りに進んでいるかなどを細かくチェックし、各部署への指示出し、新郎新婦のフォローを行います。
全体を統括する司令塔の役割があり、スケジュール管理能力や調整するスキル、皆を引っ張っていくリーダーシップなどのスキルも必要となります。
担当した結婚式・披露宴で新郎新婦の幸せな笑顔を見る事ができ、役割が無事終わった時に大きな達成感ややりがいを感じる事ができます。
その他の業務
新郎新婦が希望する結婚式を具体的な形にしていくのが、ウェディングプランナーの仕事です。
ドレスやヘアメイク、音響、映像、カメラ、司会、装花、料理など各部署とミーティングを行い、協力して準備をすすめていきます。
また結婚式で使うアイテムや備品などで外部企業とやり取りする事もあります。
その他には、引出物などの発注・確認・仕分け、結婚式で使う資料の作成や商品の発注、親族の宿泊手配、新新郎新婦とメールや電話でのやり取り、請求書の作成、席次表の名前の確認など事務的なお仕事も多くあります。
★ウェディングプランナーの仕事は多岐に渡る事が分かりましたね。
接客・営業以外にも、社内で中心となって各部署への手配や調整業務が必要となりますし、外部とのやり取りや事務作業も多くなります。
仕事のタスクは多くなりますが、その分様々なスキルを身に付ける事ができます。
ウェディングプランナーに向いてる人
ウェディングプランナーの仕事は大変…激務…と感じてしまうようであれば、もしかしたらウェディングプランナーの仕事が向いていないという可能性もあります。
ここではウェディングプランナーの仕事に向いている人の特徴をお伝えしていきます。
ホスピタリティ精神のある人
一生に一度の大切な結婚式を任されるウェディングプランナー。
ブライダル業界はホスピタリティの世界ですので、働く際に最も必要となるのがホスピタリティマインドです。
ホスピタリティマインドとは「おもてなしの心」の事を指します。
新郎新婦に寄り添い、気遣い、サポートする事が重要になります。
1つとして同じ結婚式はなく、100組いれば100通りの結婚式があると言われる程それぞれ要望や希望は異なります。
心から2人の結婚を祝福し、どのお客様にも満足頂ける結婚式を作り上げていきたい、喜ばせたいというような優しさを持っている事が大切になります。
人を喜ばせる事が好きな人
ウェディングプランナーは、結婚式での縁の下の力持ちとも言える存在であり、主役である新郎新婦の為に結婚式のプロデュースをし、当日までサポートします。
結婚式は、新郎新婦はもちろんの事、そのご家族やゲストの方にも喜んでもらえるやりがいのある仕事です。
人生の大切な節目の日を任されるため、失敗が許されない責任のある仕事ですが、それよりも人に喜んでもらえる事に幸せややりがいを感じる事ができる人には天職でしょう。
コミュニケーション能力がある人
ウェディングプランナーの仕事は接客や営業がメインの仕事となり、人と接する時間がとても多くなります。
そのため、人と接する事が好きという人や、人とコミュニケーションを取る事が好きという社交的な性格の人に向いています。
コミュニケーション能力とは、相手の要望や希望を的確に理解・判断し、自分の意見を言葉で伝えられる事。
結婚する方々の年齢層も幅が広く様々な職業の方がいますし新郎新婦のご両親と話す機会もあります。
大切な結婚式を任されるウェディングプランナーは、多くの人と関わる仕事なのでどの年代の方にも対応できるコミュニケーション能力を持っていなければなりません。
また、結婚式には多くのプロフェッショナルが携わっています。
社内部門や社外企業の枠を超えたスタッフ同士のコミュニケーションも非常に大切になります。
お客様の結婚式を成功させるためにも、コミュニケーションを積極的に取れる人が向いています。
明るくポジティブな人
結婚式という幸せで華やかなイベントが商材になるため、明るく前向きな人に向いています。
これから結婚式という幸せな日を迎えるにあたり、笑顔で接客してくれたり楽しい企画をしてくれるウェディングプランナーであれば結婚式が楽しみになりますよね。
新郎新婦の夢をサポートし、作り上げていくのがウェディングプランナーの仕事ですので、明るくポジティブなウェディングプランナー であれば新郎新婦も安心して任せられますし、一緒に頑張ろうと思えます。
営業が好きな人
前述したように、ウェディングプランナーは結婚式を作り上げていく素敵な仕事ですが、「営業」の仕事でもあるのです!
ただ接客をするだけでなく、結婚式を受注しなければ始まりませんので、売上や数字を意識して接客を行わなければなりません。
いかに自社会場のサービスや商品に魅力や価値を感じて頂けるか。が重要であり、成約数や単価のアップといった数字への意識やビジネス感覚が求められるのです。
営業要素が多いと大変と感じる方もいるかもしれませんが、良いものを提案していく事で、より良い結婚式を作り上げる事ができるのです。
常にノルマが課せられる業界に比べると少ない業界だと思いますが、昇進やキャリアアップにこだわりたい方は、売上を確保する事は必須となります。
営業するのが好き、より良いものを提案していきたいという人には非常に向いています。
気配りができマメな人
ウェディングプランナーは新郎新婦の頼れる存在でなくてはなりません。
結婚式の準備は、期間が約4ヶ月と長く決める事も多いため非常に大変です。
打ち合わせの途中で不安を感じる新郎新婦も多くいらっしゃいますし、スムーズに打ち合わせが進まない事も。
安心して結婚式を迎えてもらうために細かいところまで気配りをしたり、新郎新婦の気持ちにしっかり寄り添う事が大切になります。
また何組ものお客様を担当しプランニングを行いますが、そのための社内調整や手配も全て行います。
大雑把に物事を進める人には向いていなく、1つ1つ確実にお客様や社内スタッフに対してこまめに対応でき仕事をこなしていける人に向いています。
協調性がありリーダーシップのある人
結婚式は様々なスタッフによって作り上げています。
新婦の晴れ姿をより彩る、衣装やメイク・ブーケ。
当日新郎新婦をサポートする、ブライダルアテンダー・キャプテン。
ゲストのおもてなしをする、サービスや料理・会場装花・演出。
披露宴を演出する、司会・音響・映像。
大切な1日と思いを記録に残す、フォトやムービー。
…などなど結婚式には多くのプロフェッショナルが携わり、お互いに協力し合ってより多くの価値を提供しています。
お客様だけではなく、社内の部門や他企業を超えたプロフェッショナルで1つの結婚式を作り上げていくので、協調性・チームワーク力・リーダーシップがあるという人に非常に向いています。
体力がある人
前述したように、ウェディングプランナーの仕事は、土日祝日の労働時間が比較的長くなりがちであり、立ち仕事も多いため体力も必要となる仕事です。
新規接客の際には一緒に会場をまわり案業務を行いますし、結婚式当日の施工も担当する場合は、結婚式のおよそ2時間前(朝の7時頃が多い)に出勤し、披露宴がお開きになるのは大体15時頃と長時間になります。
広い会場を動き回るので、ほぼ1日立ちっぱなしになる事も。
担当の結婚式を終えた後に、ご来館された新規のお客様の接客や担当している新郎新婦との打ち合わせを行ったり、ブライダルフェアに立ち会う事も。
当日の施工を担当しない場合は、主に接客の仕事がメインとなりますが、土日祝日が来館が多いため、接客の後の事務処理や手配業務などデスクワークも非常に多くなります。
就職する企業によって異なりますが、土日祝日の退社時間は20~22時頃、12時間以上の勤務となる事もあります。
もちろん平日で調整したり、休日はきちんと週2日取れる企業が多いですが、人一倍の体力が必要となる仕事です。
★このような方は、ウェディングプランナーの仕事に向いていると言えます。
逆に下記のような人はウェディングプランナーに向いていない可能性があります。
・コミュニケーションを取るのがあまり好きではない
・気が短い
・お客様目線で接客ができない
・ストレス耐性が弱い
・マルチタスクをこなすのが苦手
・臨機応変に対応するのが苦手
・マイペース
是非一度自分自身の性格や仕事に対する優先順位を確認してみて下さいね。
ウェディングプランナーの給料は高い?安い?
ウェディングプランナーの仕事をご紹介しましたが、仕事内容と給与が見合っていない・安い…と感じる方もいるようです。
ここではウェディングプランナーの給料事情(月収・年収など)についてご紹介していきます。
ウェディングプランナーの平均月収
未経験者 | 約18〜23万円 |
経験者 | 約25〜40万円 |
大卒の初任給 | 約19〜26万円 |
短大・専門卒の初任給 | 約17〜24万円 |
大卒の場合と短大・専門卒の場合、ウエディングプランナーの初任給は2万円程差があります。
業界別に見ていくと、サービス業は比較的日本の平均年収よりも低い水準になる傾向にあります。
ブライダル業もサービス業にカテゴライズされる為、サービス業だけを見ていくと平均年収が約350万円なので、平均〜少し高い水準になります。
ウェディングプランナーの手取り月収
正社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になります。
具体的には、下記の保険、課税対象額から計算された所得税と住民税が天引きされます。
・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
・労災保険
・雇用保険
ウェディングプランナーの平均月収(経験者の場合)から、3~5万引くと、手取り金額のおよその金額は、20万円〜35万円位になるでしょう。
ウェディングプランナーの平均年収
スタート年収(未経験) | 約280〜400万円前後 |
平均年収 | 約350~450万円前後 |
全体:458万円
男性:563万円
女性:314万円
(※国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査より)
日本の平均年収と比べると年齢や役職にもよりますが、ウェディングプランナーの年収は少し低い水準からスタートとなるのが現状です。
一方で、日本人女性の平均年収は、正社員で314万円となっていますので、女性の活躍が多いウェディングプランナーの仕事は、一般的な水準よりも高い年収が得られる可能性があります。
また、勤務先や年齢・エリアによっても異なりますし、今までの経験・スキル・能力によって大きく変わります。
マネージャークラスになると年収が800万円となる方も。
未経験からブライダル業界へ転職するケースとそうでないケースなど経験の有無によっても変わりますので、一概に言えないのが現状です。
★ウェディングプランナーの給料事情をお伝えしましたが、あくまで平均金額となります。
仕事内容に対してお給料が高いか安いかは人それぞれ異なると思いますが、ブライダル業界で働いている方を見ていると、給料面よりもやりがいを感じている方が多いように見受けられます。
自分自身が転職・就職する時の条件を今一度書き出してみて、順位付けをしてみても良いかもしれません。
やりがいなのか、お給与なのか、プライベートとの両立なのか人それぞれ優先順位があるかと思います。
ブライダル業界と言っても、それぞれの企業で細かいお給料は違います。
様々なブライダル企業があり、お給料や福利厚生などが異なりますので求人を見て比較してみるのをおすすめします。
まとめ
ウェディングプランナーの仕事の大変な部分をお伝えしました。
実際に、結婚式という人生における最良の日をプロデュースする事から、やりがいや達成感が大きい分大変な面もあります。
企業によって異なりますが、業務量などの覚悟がある程度必要である事は事実ですので、しっかり理解しておきましょう。
ウェディングプランナーの仕事は、こういった大変さがある事から、仕事量に対して給料が見合っていないと感じる方や、やりがいを感じられるまでに時間がかかる方もいます。
しかし、1つとして同じでない結婚式を作り上げていける事、沢山の人を笑顔にできる事、感謝の言葉を頂ける事など仕事を通して大きな喜びや充実感、自分自身の成長を感じる事ができる仕事です。
弊社から企業をご紹介させて頂く際には、仕事内容や転勤の有無、福利厚生、制度などを事前にきちんとお伝えしています。
ウェディングプランナー職へ転職したいと考えている方は是非ご相談下さいませ。
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