飲食業界の正社員の給料事情!平均月収・年収はどの位?給料の上げ方もご紹介
飲食業界の正社員の給料事情!平均月収・年収はどの位?給料の上げ方もご紹介
飲食業界の仕事は、人々の生活に密着している身近な職業ですよね。
多くの人に、楽しい時間や美味しい料理を提供できやりがいが大きい仕事である一方で、きつい・離職率が高い・忙しいというイメージもある業界です。
そのため、正社員として飲食店に転職した場合、収入面がどう変わるのか・飲食店の給料はいくら位が相場なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、飲食店に就職すると給料は下がるのか・上がるのか、飲食店の正社員の平均的な月収や年収、給料の上げ方などを見ていきたいと思います。
これから飲食業界で働きたいという方は是非参考にしてみて下さいね。
目次
1:飲食店の給料は他の職種と比べて高い?低い?
・飲食業界の平均月収
・飲食業界の手取り金額
・飲食業界の平均年収
・飲食業界の初任給(学歴別)
2:飲食店の職種別の給料
・飲食店の店長の給料
・飲食店の調理スタッフの給料
・飲食店のホールスタッフの給料
・その他職種
3:飲食店の福利厚生・諸手当
4:業態・企業によって給与や待遇が異なる
5:大手飲食企業の年収ランキング
6:飲食店で給料を上げる方法7つ
7:飲食業界の仕事
8:まとめ
飲食業界の給料は他の職種と比べて高い?低い?
飲食業界というと、給料が低いというイメージをもっている人もいるかもしれません。
ただし、飲食業界と一言で言っても含まれている職種や企業は様々です。
地域や業態、また年齢や役職の有無などのスキルによっても大きく変わってきますが、平均的な数値としては低い傾向にあります。
下記で詳しく説明していきます。
飲食業界の平均月収
宿泊・飲食サービス業の平均月収と他の業界の平均月収は以下の通りとなっており、飲食サービス業の平均月収は全産業(15産業)の中で最低水準となっています。
宿泊・飲食サービス業 | 25万9千円 |
建設業 | 35万円 |
製造業 | 30万6千円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 41万円 |
情報通信業 | 38万1千円 |
運輸業,郵便業 | 29万4千円 |
卸売業,小売業 | 31万9千円 |
金融業,保険業 | 39万3千円 |
不動産業,物品賃貸業 | 34万円 |
学術研究,専門・技術サービス業 | 39万8千円 |
生活関連サービス業,娯楽業 | 27万9千円 |
教育,学習支援業 | 37万7千円 |
医療,福祉 | 29万8千円 |
複合サービス事業 | 30万2千円 |
サービス業 (他に分類されないもの) |
28万6千円 |
【飲食業界の年齢・学歴別月給】
20〜24歳 | 20万6千円 |
25〜29歳 | 23万円 |
30〜24歳 | 24万7千円 |
35〜39歳 | 27万1千円 |
40〜44歳 | 28万3千円 |
45〜49歳 | 28万8千円 |
50〜54歳 | 29万3千円 |
55〜59歳 | 28万9千円 |
高卒 | 24万5千円 |
大卒 | 30万円 |
(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より)
★30代〜40代になると、役職に就く事も増えてくるため給与が上がっていきます。
飲食店スタッフの手取り金額
飲食業界に限らず、社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になるでしょう。
具体的には、下記の保険、課税対象額から計算された所得税と住民税が天引きされます。
・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
・労災保険
・雇用保険
飲食業界の平均月収から、3~5万引くと、手取り金額のおよその金額は、20万円〜23万円位になるでしょう。
飲食業界の平均年収
前述したように、飲食店の月収は他の業界より低い事から平均年収も、日本の平均年収と比べると少し低い水準からスタートとなるのが現状です。
しかし、飲食業界には様々な職種や企業がありますので勤務先によっても大きく変わってきます。
また、年齢や東京か地方かなどのエリアによっても変わってきますし、今までの経験・スキル・能力によっても異なります。
役職に就くと給料も上がっていきますので一概に言えないのが現状です。
【平均年収】
飲食サービス業の平均月収25万9千円×12ヶ月分で計算すると、想定平均年収は約310万円となります。
この金額に賞与を足した金額になります。
賞与が1ヶ月分×2回であれば、想定平均年収は約363万円となります。
(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より)
【日本の平均年収】
全体:458万円
男性:563万円
女性:314万円
(※参考:国税庁令和4年分民間給与実態統計調査より)
飲食業界の初任給
「飲食業界で働くとどの位お給料をもらえるの?」 「飲食店に就職したいけど、勤務時間がハードな割に給料が安いと言われている……」 など、給料面に不安を抱いているという新卒の方は少なくありません。
ここでは、学歴別の宿泊業・飲食サービス業界の初任給についてご紹介します。
【学歴別飲食業界の初任給】
高卒の初任給 | 20万7千円 |
専門卒の初任給 | 21万3千円 |
短大卒の初任給 | 21万5千円 |
大卒の初任給 | 22万円 |
(※参考:令和5年・東京都産業労働局より)
【日本の学歴別平均初任給】
高卒の初任給 | 18万円 |
専門卒の初任給 | 20万円 |
短大卒の初任給 | 20万円 |
大卒の初任給 | 21万2千円 |
★日本の学歴別の平均初任給と比べると、宿泊業界・飲食サービス業界の初任給は若干高い傾向にあります。
ただし、どの業界においても言える事ですが、新卒者の給料というのは高いものではありません。
3年・5年と長く働き、スキルやキャリアをつけていく事で、給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。
飲食店の職種別の給料
続いて、飲食店の職種別に平均月収・年収をご紹介していきたいと思います。
飲食店の店長の給料
〇平均月収:約25~35万円
〇平均年収:約310~420万円
(※各種転職サイト調べ)
前述したようにチェーン店に勤務している雇われ店長もいれば、個人事業主として飲食店を経営しているオーナー店長もいます。
企業の規模や勤務先、経験・働き方によってかなり差がありますので全体の給与幅としては310万円〜多いと年収600万円以上と比較的広くなっているのが現状です。
年収300万円前後の店長もいれば、大手チェーン店の店長になると年収500万円~600万円を超える店長もいます。
*飲食店の店長の給料の手取り額
前述したように社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になるでしょう。
そのため、手取り金額のおよその金額は、20万円〜30万円位になるでしょう。
*飲食店の店長のボーナス
ボーナスは6月と12月の年2回支給されるのが一般的です。
飲食業界のボーナスは、他の業界に比べて低い傾向にあり
5人以上の事業所の平均ボーナス額は、4万7000円(※厚生労働省 令和3年夏季賞与特別調査)となっています。
しかし大手企業であれば、1〜3ヶ月分支給になる事が多いです。
企業の規模や財務状況により支給額は異なりますが、月給1〜3ヶ月分と考えれば年間約40万円〜の支給となるでしょう。
店長はその店舗の責任者として、スタッフ(店員)の統括と店舗の運営業務全般を任されています。
店舗の売上・利益管理はもちろんの事、顧客満足の為の社員やアルバイトスタッフ(接客・調理)の全体のマネジメント・教育・指導も行います。
また企業の規模にもよりますが集客業務や採用業務を任されたりする事も。
日々の売上を管理・営業日報の作成・店長会議・お客様のクレーム対応など業務は多岐に渡ります。
*飲食店の店長の労働時間
基本的な法定労働時間は1日8時間、週40時間となっています。
しかし、飲食店の店長の場合は店舗の開店~閉店までいる事もあります。
休憩をはさんだり、社員やアルバイトの人員を調整しシフト制で回したりしていますが拘束時間は長くなる傾向にあります。
【キャリアアップ】
店長→エリアマネージャー(SV)→本部スタッフ
飲食店の調理スタッフの給料
〇平均月収 :約25~35万円
〇平均年収 :約300万円~420万円
〇初任給(新卒):約20万円~
調理場には見習い~調理人・調理長がいます。
一般の調理人の平均年収は398万円、
調理長の平均年収は388~480万円となっています。
(※各種転職サイト調べ)
調理の仕事は、店舗の業態や料理の種類、勤務先・経験(腕)・働き方によってもかなり差がありますので、全体の給与幅としては293〜609万円と比較的広くなっているのが現状です。
300万円前後の調理人もいれば、一流シェフや有名シェフになると1000万円を超えるという方もいます。
※厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると一般的な料理人の平均年収は300万円前後となっています。
食材の仕入れ・仕込み~調理を担当します。
調理の仕事は経験年数や、スキルによって段階によって持ち場が変わります。
最初は見習いとして勤務し、掃除や洗い場・食材の下処理・仕込みなどを担当し、食材や調理器具などを覚えていき、その後担当の持ち場で調理するようになります。
最終的には料理長や調理長・シェフとなり、メニュー開発などの仕事も行います。
調理全般以外に洗い場や営業終了後は調理場の片付けや清掃・発注・翌日の準備をします。
【キャリアアップ】
調理スタッフ→副調理長→調理長
飲食店のホールスタッフの給料
〇平均月収 :約24~31万円
〇平均年収 :約317~375万円前後
〇初任給(新卒):約22万円~
(※各種転職サイト・賃金構造基本統計調査より)
ホールのお仕事は飲食店の接客全般になります。
来て頂いたお客様に満足頂けるよう対応するのがホールスタッフの役割です。
開店前は店舗内の掃除や、営業がスムーズに行えるようおしぼり・お箸・調味料などの備品の準備や、テーブルのセッティングなどを行います。
お客様がご来店したら案内業務やオーダー確認・料理の提供をし、お食事が終わったら後片付けと次のお客様の為のテーブルセッティングを行います。
その他お会計~お見送り・電話対応なども担当します。
【キャリアアップ】
ホールスタッフ→ホール責任者(チーフ)→副店長→店長
その他
その他、ソムリエ・バーテンダー・バリスタなどの職種があります。
★上記はあくまで例として挙げましたが他の職種同様、年齢やポジションが上がっていったり経験を積んでいくと徐々に年収も上がっていきます。
飲食業界は未経験でもチャレンジできる業界です。
しかし経験があると優遇されるケースが多く1社でキャリアアップして給料を上げていく事もできますが、未経験で入社して経験を積めば中途採用で転職する際に即戦力とみなされ給料が上がるというケースもあります。
飲食店の福利厚生・諸手当
飲食業界に限らず、企業で働く上で福利厚生は大切ですよね。
飲食業界は離職率が高く、慢性的な人手不足が労働環境が課題だと言われている事もあって、福利厚生の面で不安を覚える人もいるかもしれません。
しかし、近年では特に大手飲食企業を中心に福利厚生が整ってきている飲食店が増えています。
ここでは、ボーナスや昇給など、飲食店で働くスタッフの待遇や福利厚生についてお伝えしていきますが、企業によって異なりますで、働く前にしっかり確認しておきましょう。
賞与(ボーナス)
ボーナスは6月と12月の年2回支給されるのが一般的です。
一般企業のように全員一律で年に1〜2回支給がある企業もあれば、経営状況によってボーナスを支給しない企業もあります。
固定給とは違い必ず支給されるというものではありません。
飲食サービス業の平均のボーナスの金額は、以下のようになっています。
・5人以上の事業所の平均:4万7000円(※厚生労働省 令和3年夏季賞与特別調査)
しかし大手企業であれば、1〜3ヶ月分支給になる事が多いです。
企業の規模や財務状況により支給額は異なりますが、月給1〜3ヶ月分と考えれば年間約40〜80万円程の支給となります。
ボーナスについては、他業界と同様、企業によって異なる状況と言えますので入社前に確認しておきましょう。
昇給・昇格
他業界と同様ずっと同じお給料という事は少なく、年齢や役職に応じて大体1年に1回昇給していきます。
ただ年齢に応じての昇給というよりは、役職で給料が変動する事が多いです。
例えば一般のホールスタッフからリーダー・副店長・店長などにキャリアアップすればその分お給与も上がっていきます。
また、若くて役職に就ける可能性があり、他業界に比べると昇給のスピードが早いのは飲食業界の特徴でもあります。
残業手当
基本的にどの企業であっても、時間外手当・休日出勤手当・深夜残業手当は法律上で支払う義務があります。
残業代が別途支給されるのか、それとも給与に含まれているのか(みなし残業・固定残業)事前にしっかり確認しましょう。
飲食店の業態や職種によっては必ず深夜帯の勤務が発生します。
その場合、深夜手当などもつきますので必ず確認しましょう。
その他各種手当
①社会保険
社会保険は、飲食業界に限らず社員として企業で働くなら最低限の福利厚生であり、主に下記の5つになります。
・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
・労災保険
・雇用保険
ただし、個人で経営している飲食店などの場合は、自分自身で加入しなければならない事もあります。
②退職金
退職金とは、「従業員が退職する際に企業から支払われるお金」を指します。
ただし、退職金制度は法的な義務ではありませんので、企業によって退職金制度がなければ退職金を支給する必要はありません。
退職金は、定年退職をする際に受給されるイメージが強いと思いますが、定められた年数勤続をすれば、定年前に退職をしても退職金をもらえる事が殆どです。
ちなみに、飲食サービス業界の退職金制度の導入状況は、
○退職金制度あり:34.7%
×退職金制度なし:65.3%
となっています。
産業全体の制度導入率が71.5%であるため、飲食サービス業界の退職金制度の導入率は大変低い傾向にあります。
また退職金の受給条件は、最低勤続年数や役職など企業によって異なりますので注意しましょう。
(※参考:東京都産業労働局より)
③交通費
基本的には交通費支給となっている企業が殆どですが、企業によっては上限があったり、車通勤が可能な場合の金額など異なりますので、細かいところまで事前に確認しておきましょう。
★その他にも、有給休暇を利用できたり、会社によっては住宅手当・家族手当・資格手当、独自のインセンティブ制度や休暇の利用、スキルアップのための教育研修など様々な制度を受ける事ができます。
業態や企業によって給料や待遇が異なる
飲食店の給料や待遇は、業態や企業によって異なります。
全国にチェーン展開しているような、大手企業の飲食店と中小企業や個人オーナーの飲食店でも事なりますし、業態によっても給与面や福利厚生・待遇に違いがあります。
例えば、飲食業界には下記のような業態があります。
・カフェ
・ファーストフード
・ファミリーレストラン
・焼肉屋
・寿司店
・和食屋
・居酒屋
・ダイニング
・バー
・レストラン(フレンチ・イタリアン)
カフェ業態は、客単価も低く深夜営業なども殆どない事から、給料は他の業態と比べて低くなる傾向があります。
大手チェーンのファミリーレストランや居酒屋業態などの飲食店は、業務量が多く拘束時間も長くなる上、深夜の営業をしている店舗もありますので、その分手当がプラスでつきます
また、大手飲食企業は、店長やSV職、本部職へのキャリアプランもある事から給料が上がっていくチャンスも多くあります。
年齢や役職・経験で給与があがっていくという事が比較的多い傾向にあります。
大手飲食企業の年収ランキング
飲食業界の平均年収に関してお伝えしましたが、2023年の大手飲食企業の平均年収をご紹介したいと思います。
(※全社員の平均年収となり本部職も含まれますので、参考程度にご確認頂ければと思います。)
1 | コメダホールディングス (店舗名:コメダ珈琲) |
974万円 |
2 | スシローグローバルホールディングス (店舗名:スシロー) |
848万円 |
3 | ロイヤルホールディングス (店舗名:ロイヤルホスト) |
708万円 |
4 | 吉野家ホールディングス (店舗名:吉野家) |
707万円 |
5 | サンマルクホールディングス (店舗名:サンマルク) |
705万円 |
6 | トリドールホールディングス (店舗名:丸亀製麺) |
695万円 |
7 | WDI (店舗名:カプリチョーザ) |
695万円 |
8 | SRSホールディングス (店舗名:かつや) |
689万円 |
9 | リンガーハット (店舗名:リンガーハット) |
668万円 |
10 | モスフードサービス (店舗名:モスバーガー) |
645万円 |
(※参考:年収ランキング調べより 2023年12月5日現在)
飲食店で給料を上げる方法7つ
続いて飲食店で働いて給料を上げていく方法を7つご紹介します。
自身のスキルアップ
飲食店のスタッフとして、自身の市場価値を上げる事で給料を上げていく事ができます。
飲食店の主な職種には、接客と調理の2つがあります。
スペシャリストとしてその道を極め給料を上げていく事も可能ですが、接客スタッフであれば、店長やSV職・本部職、調理スタッフであれば料理長や本部職(メニュー開発など)いった管理職にキャリアップしていく事で収入が上がります。
同じ飲食店で長く働き役職に就く
前述したように、役職につけば、責任が大きくなる分手当もつきますのでお給料は上がっていきます。
その企業で管理職を目指す場合には、現場でしっかり経験を積み自身のスキルアップを目指す事になりますので、そのためには、まずは1つの企業で長く働く事が重要です。
期間の目安としては、入社する企業にもよりますが、大手企業の場合は、20代後半〜30代でアップする事が多いです。
飲食業は離職率が高く、新卒で入社してもすぐに辞めてしまったり、30代になると店長など管理職になる事が多いからです。
飲食業は給料が低いというイメージがありますが、それはあくまでスタート段階であって、経験年数と比例して給料も確実に上がっていきます。
ただし、大手企業でなかったり、上が詰まっているなどでキャリアアップがスムーズにいかないケースもありますので、早い段階で分かっているようであれば、他社への転職を検討するのもありです。
年収の高い大手企業へ転職する
給料アップを狙うのであれば転職という手段もあります。
飲食店の給料は、その企業の事業内容や規模によっても大きく変わります。
飲食店の平均年収をお伝えしましたが、前でご紹介したように大手飲食企業の年収は、600万円〜900万円以上となっていますよね。
個人店や中小企業であれば、年齢を重ねても手取り20〜25万というケースも。
しかし、大手飲食企業や、高いサービスや高級な料理を提供している飲食店に勤めてキャリアを順調に積んでいけば、早い段階で貯金が十分にできる位お給料をもらえるという事もあります。
一概には言えませんが、高級な店舗であれば比較的高い年収も狙えますが、カフェやファーストフードなど客単価が低い店舗であれば求められるスキルもそこまで高くないため、給与水準は低くなりがちです。
独立・開業する
独立してオーナーとなり成功すれば収入が大幅に上がり、年収1000万円を超えるという可能性もあります。
人気店となり経営が軌道に乗れば、売上も安定し収入も上がっていきますが、成功するためには調理スキルだけでなく資金や経営能力も不可欠。
失敗すれば収入もなくなり、最悪多額の負債を抱えるというリスクもありますので、しっかり資金や経営能力の準備を行った上で独立を考える事が大切です。
残業代
飲食店にもよるのですが、残業が多い店舗に就職すると、残業代でその月の給料が増えるという事もあります。
残業代は基本時給の1.25倍となっています。
そのため、残業が増えれば増えるほど月の収入は増えます。
一方で、店舗によっては深夜帯の勤務などがあり生活リズムも崩れますので残業をしすぎるのも注意が必要です。
飲食関連の資格を取得する
飲食関連の資格を取得していると、企業によっては資格手当が出るケースもあります。
接客と調理には下記のような資格があります。
①レストランサービス技能検定
②接客サービスマナー検定
③サービス待遇検定
④ソムリエ関連の資格
⑤バーテンダー関連の資格
①調理師免許
②食品衛生責任者
③パティシエ関連の資格
資格を持っていると、就職した後に役立ったり自身のスキルアップにもなりますよね。
また独立する際にも役立つでしょう。
飲食専門の転職エージェントを利用する
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・年収交渉
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★飲食業界に特化した転職サポートを行なっている為、ノウハウが蓄積されており転職をしっかりサポート致します。
飲食業界のお仕事
飲食店は常に生活に密着し、多くの人の生活の一部にもなっているなくてはならないサービスです。
飲食業界は、土日祝日などの休日が忙しくなるため、休みが平日となる事や勤務時間が長くなったり、残業が増えたり時には休日出勤になるなどの大変さもあります。
しかし、自分たちのサービスや料理で多くのお客様に喜んでもらえ、「ありがとう」「ごちそうさま」など感謝の言葉を頂ける仕事です。
大変な分大きなやりがいや達成感、そして自分の成長を感じる事ができる業界です。
まとめ
飲食業界の一般的な平均給料(月収・年収)についてご紹介しました。
飲食業界には様々な飲食企業あり、業態や職種も異なりますので一概には言えないのが現状です。
飲食業界は、日本の平均年収と比べると給与水準は若干低い傾向にあるようですが、経験を積んでスキルをつけてキャリアアップしたり、また将来的に独立開業してオーナーとなり儲かるようにあれば、年収をあげていく事もできる業界です。
(※スキルや実績が求められる業界になりますので、伴わない場合は上がらないというケースもあります。)
働いて生活する上で、お金は大切な要素ですがそれだけで仕事は選べないのも事実。
飲食店の仕事の魅力は何と言っても、人々の生活に密着し毎日多くのお客様に喜んでもらえる事。
サービス業であるため土日祝日の休みが取れず平日休みになる事や、特に繁忙期は勤務時間(労働時間)が長くなるなど大変な面もあります。
しかし店舗で働く従業員全員でお店を作り上げていく事ができるやりがいや、忙しい1日を乗り越えた瞬間、お客様から感謝の言葉を頂けた時には大きな達成感とやりがいを感じる事ができるでしょう。
なぜ飲食の仕事がやりたいのかという理由と魅力を考え、飲食関係の仕事から得られる価値と給料のバランスをみて仕事選びをしましょう。
弊社で求人をご紹介させて頂く際にもお給料面はきちんとお伝えさせて頂きます。
また給料面に関してのご相談も承りますのでお気軽にご相談下さい
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