【大手飲食店15社の給与例有】飲食店の正社員の年収相場と収入アップの方法
【大手飲食店15社の給与例有】飲食店の正社員の年収相場と収入アップの方法

飲食業界で働きたい方にとって、「飲食店の正社員の給料がどの位なのか」という点は非常に重要ですよね。
飲食店には、大手外食チェーンや個人店など多くの業態があります。
例えば、大手外食チェーンには、ゼンショーHD(すき家・なか卯等)・すかいらーくHD(ガスト・バーミヤン等)・コロワイド(甘太郎等)、ファーストフードには、日本マクドナルドHD・日本KFC HD・モスフードサービス、カフェ系には、ドトールコーヒー・スターバックス・コメダHD、洋食チェーンには、WDI・グローバルダイニング・サンマルクHD、高級業態には、ひらまつ・ワイステーブルコーポレーションなど様々。
そのため、実際の給与は、業態や勤務形態によって大きく異なります。
そこでこの記事では、飲食店の正社員の平均的な月収や年収、収入アップの方法などを見ていきたいと思います。
これから飲食業界で働きたいという方は是非参考にしてみて下さいね。
目次
1:飲食業界の平均年収や平均月収はどの位?
2:飲食店の賞与・昇給・諸手当
3:【2025年最新】大手飲食企業の15社の給与例
4:飲食店の店長の給料
5:飲食店の調理スタッフの給料
6:飲食店のホールスタッフの給料
7:飲食店のオーナーの年収はどの位?
8:業態・企業によって給与や待遇が異なる
9:飲食業界売上高ランキング1〜15位
10:飲食店で給料を上げる方法7つ
11:飲食店の仕事のやりがい
12:飲食店の仕事の大変な事
13:飲食店で働くには
14:まとめ
飲食業界の平均年収や平均月収はどの位?

飲食業界で働くうえで、多くの人が気になるのが「収入面」ではないでしょうか。
実際の平均年収や平均月収はどのくらいなのか、他業界と比べて高いのか低いのかを知ることで、今後の働き方やキャリア設計の参考になります。
ここでは、飲食業界のリアルな収入事情を分かりやすく解説します。
飲食店の平均年収
飲食店の業態や地域・スキルによって多少の差はありますが、一般的な飲食店のスタッフの平均年収額は、300万円〜360万程度。
日本の平均年収と比べると少し低い水準からスタートとなる傾向があります。
しかし、飲食業界には様々な職種や企業がありますので勤務先によっても大きく変わってきます。
また、東京などの都市部か地方かなどエリアによっても変わってきますし、年齢や今までの経験・スキル・能力によっても異なります。
役職に就くと給料も上がっていきますので一概に言えないのが現状です。
どの業界にも言える事ですが、役職が上がり管理職につくと責任も大きくなりますので、役職手当がつきその分お給与もアップしていきます。
管理職に就くためには、様々な部署で経験を積みスキルアップしていく事が必要となります。
全体:461万円
男性:567万円
女性:280万円
(※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査より)
飲食店の平均月収
厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査によると、宿泊・サービス業の平均月収は26万9千5百円となっています。
※賞与は企業によって異なりますが、宿泊・飲食サービス業の平均月収26万9千5百円×12ヶ月分で計算すると、想定平均年収は約323万円となります。
この金額に賞与を足した合計が年収となります。
下記では、年齢別の平均月収を一覧でご紹介しています。
30代〜40代になると、店長やSV(スーパーバイザー)などの役職に就く人も増え、それに伴って給与が上がっていく傾向にあります。
<飲食業界の年齢別平均月収一覧>
| 20〜24歳 | 20万6千円 |
| 25〜29歳 | 23万円 |
| 30〜24歳 | 24万7千円 |
| 35〜39歳 | 27万1千円 |
| 40〜44歳 | 28万3千円 |
| 45〜49歳 | 28万8千円 |
| 50〜54歳 | 29万3千円 |
| 55〜59歳 | 28万9千円 |
(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より)
飲食店スタッフの手取り月収金額
飲食業界に限らず、社員として企業で働く場合、額面給与から社会保険料や税金(所得税・住民税など)が差し引かれます
そのため、実際に手元に入る手取り月収は、額面よりも3〜5万円ほど少なくなり、おおよそ20万〜23万円程度になると考えられます。
飲食業界の初任給平均(学歴別)
「飲食業界で働くとどの位お給料をもらえるの?」
「飲食店に就職したいけど、勤務時間がハードな割に給料が安いと言われている…」
など、給料面に不安を抱いているという新卒の方は少なくありません。
学歴別の宿泊業・飲食サービス業界の初任給は、下記の通りとなっています。
<学歴別飲食業界の初任給>
| 高卒の初任給 | 20万7千円 |
| 専門卒の初任給 | 21万3千円 |
| 短大卒の初任給 | 21万5千円 |
| 大卒の初任給 | 22万円 |
(※参考:令和5年・東京都産業労働局より)
〇 4大卒 :21万2千5百円〜
〇 短大卒:20万円〜
〇 専門卒:20万円〜
〇 高校卒:18万3千3百円〜
★日本の学歴別の平均初任給と比べると、宿泊業界・飲食サービス業界の初任給は若干高い傾向にあります。
ただし、どの業界においても言える事ですが、新卒者の給料というのは高いものではありません。
3年・5年と長く働き、スキルやキャリアをつけていく事で、給料を上げていく事ができますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら仕事について考える事が大切です。
【2025最新】大手飲食企業15社の給与例

飲食業界の平均年収についてご紹介しましたが、ここでは2025年時点の大手飲食企業15社の給与例を、年収の高い順にご紹介します。
記載の数字は全社員の平均年収で、本部職も含まれています。
<外食業界年収一覧>
| 1 | 株式会社コメダホールディングス (店舗名:コメダ珈琲) |
974万円 |
| 2 | 株式会社FOOD & LIFE COMPANIES (店舗名:スシロー) |
848万円 |
| 3 | ロイヤルホールディングス株式会社 (店舗名:ロイヤルホスト) |
708万円 |
| 4 | 株式会社吉野家ホールディングス (店舗名:吉野家) |
707万円 |
| 5 | 株式会社サンマルクホールディングス (店舗名:サンマルク) |
705万円 |
| 6 | 株式会社トリドールホールディングス (店舗名:丸亀製麺) |
695万円 |
| 7 | 株式会社WDI (店舗名:カプリチョーザ) |
695万円 |
| 8 | SRSホールディングス株式会社 (店舗名:かつや) |
689万円 |
| 9 | 株式会社リンガーハット (店舗名:リンガーハット) |
668万円 |
| 10 | 株式会社モスフードサービス (店舗名:モスバーガー) |
645万円 |
| 11 | 株式会社サイゼリヤ (店舗名:サイゼリヤ) |
628万円 |
| 12 | SPFホールディングス株式会社 (店舗名:磯丸水産食堂等) |
626万円 |
| 13 | 株式会社すかいらーくホールディングス (店舗名:すかいらーく) |
619万円 |
| 14 | 日本ケンタッキーホールディングス株式会社 (店舗名:ケンタッキー) |
613万円 |
| 15 | 株式会社ゼンショーホールディングス (店舗名:すき家) |
610万円 |
(※参考:年収ランキング調べより 2025年2月2日現在)
飲食店の店長の給料(平均月収・平均年収)

〇平均月収 :約25~35万円
〇平均年収 :約310万円~420万円
(※各種転職サイト調べ)
前述したようにチェーン店に勤務している雇われ店長もいれば、個人事業主として飲食店を経営しているオーナー店長もいます。
企業の規模や勤務先、経験・働き方によってかなり差がありますので全体の給与幅としては、年収310万円〜多いと年収600万円以上と比較的広くなっているのが現状です。
年収300万円前後の店長もいれば、大手チェーン店の店長になると年収500万円~600万円を超える店長もいます。
飲食店の店長の給料の手取り額
前述したように社員として企業で働く場合、額面のお給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる月収は額面より3~5万引かれた金額になります。
そのため、手取り金額のおよその金額は、20万円〜30万円位になるでしょう。
飲食店の店長のボーナス
ボーナスは6月と12月の年2回支給されるのが一般的。
飲食業界のボーナスは、他の業界に比べて低い傾向にありますが、大手企業であれば、1〜3ヶ月分支給になる事が多いです。
企業の規模や財務状況により支給額は異なりますが、月給1〜3ヶ月分と考えれば年間約40万円〜の支給となるでしょう。
飲食店の店長の労働時間
基本的な法定労働時間は1日8時間、週40時間となっています。
しかし、飲食店の店長の場合は店舗の開店~閉店までいる事もあります。
休憩をはさんだり、社員やアルバイトの人員を調整しシフト制で回したりしていますが拘束時間は長くなる傾向にあります。
仕事内容
店長はその店舗の責任者として、スタッフの統括と店舗の運営業務全般を任されています。
店舗の売上・利益管理はもちろんの事、顧客満足の為の社員やアルバイトスタッフ(接客・調理)の全体のマネジメント・教育・指導も行います。
また企業の規模にもよりますが、目標達成のための施策・集客業務・採用業務を任される事も。
日々の売上を管理・営業日報の作成・店長会議・お客様のクレーム対応など業務は多岐に渡ります。
キャリアプラン
店長
↓
エリアマネージャー(SV)
↓
本部スタッフ
飲食店の調理スタッフの給料(平均月収・平均年収)

〇平均月収 :約25~35万円
〇平均年収 :約300万円~420万円
〇初任給(新卒):約20万円~
調理場には見習い~調理人・調理長がいます。
一般の調理人の平均年収は398万円
調理長の平均年収は388~480万円となっています。
(※各種転職サイト調べ)
調理の仕事は、店舗の業態や料理の種類、勤務先・経験・働き方によってもかなり差がありますので、全体の給与幅としては293〜609万円と比較的広くなっているのが現状です。
300万円前後の調理人もいれば、一流シェフや有名シェフになると1000万円を超えるという方もいます。
※厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると一般的な料理人の平均年収は300万円前後となっています。
仕事内容
食材の仕入れ・仕込み~調理を担当します。
調理の仕事は経験年数や、スキルによって段階によって持ち場が変わります。
最初は見習いとして勤務し、掃除や洗い場・食材の下処理・仕込みなどを担当し、食材や調理器具などを覚えていき、その後担当の持ち場で調理するようになります。
最終的には料理長や調理長・シェフとなり、メニュー開発などの仕事も行います。
調理全般以外に洗い場や営業終了後は調理場の片付けや清掃・発注・翌日の準備をします。
キャリアプラン
調理スタッフ
↓
副調理長
↓
調理長
↓
本部職(メニュー開発など)
飲食店のホールスタッフの給料(平均月収・平均年収)

〇平均月収 :約24~31万円
〇平均年収 :約317~375万円前後
〇初任給(新卒):約22万円~
(※各種転職サイト・賃金構造基本統計調査より)
仕事内容
ホールのお仕事は飲食店の接客全般になります。
来て頂いたお客様に満足頂けるよう対応するのがホールスタッフの役割です。
開店前は店舗内の掃除や営業がスムーズに行えるよう、おしぼり・お箸・調味料などの備品の準備やテーブルのセッティングなどを行います。
お客様がご来店したら案内業務やオーダー確認・料理の提供をし、お食事が終わったら後片付けと次のお客様の為のテーブルセッティングを行います。
その他お会計~お見送り・電話対応なども担当します。
キャリアプラン
ホールスタッフ
↓
ホール責任者(チーフ)
↓
副店長
↓
店長
↓
SV
↓
本部職
★上記はあくまで例として挙げましたが他の職種同様、年齢やポジションが上がっていったり経験を積んでいくと徐々に年収も上がっていきます。
飲食業界は未経験でもチャレンジできる業界です。
しかし、経験があると優遇されるケースが多く1社でキャリアアップして給料を上げていく事もできますが、未経験で入社して経験を積めば中途採用で転職する際に即戦力とみなされ給料が上がるというケースもあります。
飲食店のオーナーの年収はどの位?

企業に属さず、独立してオーナーとなった場合はどの位の年収になるのでしょうか。
飲食店のオーナーの年収は、300万円〜1000万円と幅が広く、店舗の規模(小規模・中規模)・業態・経営状況などによって大きく異なります。
成功して人気が出たり複数店舗を運営する事ができれば、数千万円を稼ぐ事も可能ですが、チェーン展開していないと知名度も低いため、収益があまり出ずに高い年収を得られないケースも多くあります。
経営手腕が収入に大きく影響します。
飲食店の賞与・昇給・諸手当

飲食業界に限らず、企業で働く上で福利厚生は大切ですよね。
飲食業界は離職率が高く、慢性的な人手不足が労働環境が課題だと言われている事もあって、福利厚生の面で不安を覚える人もいるかもしれません。
しかし、近年では特に大手飲食企業を中心に福利厚生が整ってきている飲食店が増えています。
ここでは、ボーナスや昇給など、飲食店で働くスタッフの待遇や福利厚生についてお伝えしていきますが、企業によって異なりますで、働く前にしっかり確認しておきましょう。
賞与(ボーナス)
ボーナスは6月と12月の年2回支給されるのが一般的です。
一般企業のように全員一律で年に1〜2回支給がある企業もあれば、経営状況によってボーナスを支給しない企業もあります。
固定給とは違い必ず支給されるというものではありません。
大手企業であれば、1〜3ヶ月分支給になる事が多いですが、個人店や中小の飲食店などは、経営的な面で賞与を支給できないといった事や支給されても低い額になるケースがあります。
企業の規模や財務状況により支給額は異なりますが、月給1〜3ヶ月分と考えれば年間約40〜80万円程の支給となります。
ボーナスについては、他業界と同様、企業によって異なる状況と言えますので入社前に確認しておきましょう。
昇給・昇格
他業界と同様ずっと同じお給料という事は少なく、年齢や役職に応じて大体1年に1回昇給していきます。
年齢に応じての昇給というよりは、役職で給料が変動する事も多いです。
例えば一般のホールスタッフからリーダー・副店長・店長などにキャリアアップすればその分お給与も上がっていきます。
昇給金額は店舗によって異なりますが、3,000〜1,0000円程度が相場となっています。
また、若くて役職に就ける可能性があり、他業界に比べると昇給のスピードが早いのは飲食業界の特徴でもあります。
店舗で実績を出せば、確実に昇格に繋がるでしょう。
残業手当
基本的にどの企業であっても、時間外手当・休日出勤手当・深夜残業手当は法律上で支払う義務があります。
残業代が別途支給されるのか、それとも給与に含まれているのか(みなし残業・固定残業)事前にしっかり確認しましょう。
飲食店の業態や職種によっては必ず深夜帯の勤務が発生します。
その場合、深夜手当などもつきますので必ず確認しましょう。
その他各種手当
①社会保険
社会保険は、飲食業界に限らず社員として企業で働くなら最低限の福利厚生であり、主に下記の5つになります。
・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
・労災保険
・雇用保険
ただし、個人で経営している飲食店などの場合は、自分自身で加入しなければならない事もあります。
②退職金
退職金とは、「従業員が退職する際に企業から支払われるお金」を指します。
ただし、退職金制度は法的な義務ではありませんので、企業によって退職金制度がなければ退職金を支給する必要はありません。
退職金は、定年退職をする際に受給されるイメージが強いと思いますが、定められた年数勤続をすれば、定年前に退職をしても退職金をもらえる事が殆どです。
飲食サービス業界の退職金制度の導入状況は、下記の通りです。
✔︎ 退職金制度あり:34.7%
✔︎ 退職金制度なし:65.3%
産業全体の制度導入率が71.5%であるため、飲食サービス業界の退職金制度の導入率は大変低い傾向にあります。
また退職金の受給条件は、最低勤続年数や役職など企業によって異なりますので注意しましょう。
(※参考:東京都産業労働局より)
③交通費
基本的には交通費支給となっている企業が殆どですが、企業によっては上限があったり、車通勤が可能な場合の金額など異なりますので、細かいところまで事前に確認しておきましょう。
★その他にも、有給休暇を利用できたり、会社によっては住宅手当・家族手当・資格手当、独自のインセンティブ制度や休暇の利用、スキルアップのための教育研修など様々な制度を受ける事ができます。
業態や企業によって給料や待遇が異なる

前述したように、飲食店の給料や待遇は、業態や企業によって異なります。
全国にチェーン展開しているような、大手企業の飲食店と中小企業や個人オーナーの飲食店でも事なりますし、業態によっても給与面や福利厚生・待遇に違いがあります。
カフェ業態は、客単価も低く深夜営業なども殆どない事から、給料は他の業態と比べて低くなる傾向があります。
大手チェーンのファミリーレストランや居酒屋業態などの飲食店は、業務量が多く拘束時間も長くなる上、深夜の営業をしている店舗もありますので、その分手当がプラスでつきます。
また、大手飲食企業は、店長やSV職、本部職へのキャリアプランもある事から給料が上がっていくチャンスも多くあります。
年齢や役職・経験で給与があがっていくという事が比較的多い傾向にあります。
飲食業界売上高ランキング1位〜15位

給料を上げる方法の1つに大手企業へ転職するというケースもありますが、大手の基準が分からない…という方も多いと思います。
大手飲食企業の基準の1つとしてあげられるのが、その企業の売上高。
売上が高い企業はそれだけビジネスの規模が大きいという事にもなります。
そこで、ここでは飲食店の売上の高い上位15社をランキングでご紹介します。
<飲食店売上ランキング>
| 1 | 株式会社ゼンショーホールディングス (店舗名:すき家) |
9657億78百万円 (2024年3月) |
| 2 | 日本マクドナルドホールディングス株式会社 (店舗名:マクドナルド) |
4054億77百万円 (2024年12月) |
| 3 | 株式会社すかいらーくホールディングス (店舗名:すかいらーく) |
4011億30百万円 (2024年12月) |
| 4 | 株式会社FOOD & LIFE COMPANIES (店舗名:スシロー) |
3611億29百円 (2024年9月) |
| 5 | 株式会社コロワイド (店舗名:甘太郎) |
2412億円 (2024年3月) |
| 6 | 株式会社トリドールホールディングス (店舗名:丸亀製麺) |
2319億52百万円 (2024年3月) |
| 7 | くら寿司株式会社 (店舗名:くら寿司) |
2349億50百万円 (2024年10月) |
| 8 | 株式会社吉野家ホールディングス (店舗名:吉野家) |
1874億72百万円 (2024年2月) |
| 9 | 株式会社サイゼリヤ (店舗名:サイゼリヤ) |
2245億円 (2024年8月) |
| 10 | ロイヤルホールディングス株式会社 (店舗名:ロイヤルホスト) |
1521億50百万円 (2024年12月) |
| 11 | 株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス (店舗名:磯丸水産) |
1457億59百万円 (2024年2月) |
| 12 | 株式会社ドトール・日レスホールディングス (店舗名:ドトール) |
1406億25百万円 (2024年2月) |
| 13 | 株式会社松屋フーズホールディングス (店舗名:松屋) |
1276億円 (2024年3月) |
| 14 | 日本ケンタッキーホールディングス株式会社 (店舗名:ケンタッキー) |
1106億85百万円 (2024年3月) |
| 15 | 株式会社王将フードサービス (店舗名:王将) |
1014億1百円 (2024年3月) |
★新型コロナウィルスの影響で大打撃を受けた飲食業界でしたが、「5類」に移行されてから、売上も回復し、業界全体では、前年比114.1%となっています。
業態別に見ると、テイクアウトやデリバリーができるファーストフード業態が伸びており、前年比(2022年)110.4%、ファミリーレストランもデリバリーなどが定着してきており、前年比(2022年)117.5%となっています。
(参照:日本フードサービス協会 市場動向調査)
飲食業界で給料を上げる方法7つ

続いて飲食店で働いて給料を上げていく方法を7つご紹介します。
①自身のスキルアップ
飲食店のスタッフとして、自身の市場価値を上げる事で給料を上げていく事ができます。
飲食店の主な職種には、接客と調理の2つがあります。
スペシャリストとしてその道を極め給料を上げていく事も可能ですが、接客スタッフであれば、店長やSV職・本部職、調理スタッフであれば料理長や本部職(メニュー開発など)いった管理職にキャリアップしていく事で収入が上がります。
②同じ飲食店で長く働き役職に就く
前述したように、役職につけば、責任が大きくなる分手当もつきますのでお給料は上がっていきます。
その企業で管理職を目指す場合には、現場でしっかり経験を積み自身のスキルアップを目指す事になりますので、そのためには、まずは1つの企業で長く働く事が重要です。
期間の目安としては、入社する企業にもよりますが、大手企業の場合は、20代後半〜30代でアップする事が多いです。
飲食業は離職率が高く、新卒で入社してもすぐに辞めてしまったり、30代になると店長など管理職になる事が多いからです。
飲食業は給料が低いというイメージがありますが、それはあくまでスタート段階であって、経験年数と比例して給料も確実に上がっていきます。
ただし、大手企業でなかったり、上が詰まっているなどでキャリアアップがスムーズにいかないケースもありますので、早い段階で分かっているようであれば、他社への転職を検討するのもありです。
③年収の高い大手企業へ転職する
給料アップを狙うのであれば転職という手段もあります。
飲食店の給料は、その企業の事業内容や規模によっても大きく変わります。
飲食店の平均年収をお伝えしましたが、前でご紹介したように大手飲食企業の年収は、600万円〜900万円以上となっていますよね。
個人店や中小企業であれば、年齢を重ねても手取り20〜25万というケースも。
しかし、大手飲食企業や、高いサービスや高級な料理を提供している飲食店に勤めてキャリアを順調に積んでいけば、早い段階で貯金が十分にできる位お給料をもらえるという事もあります。
一概には言えませんが、高級な店舗であれば比較的高い年収も狙えますが、カフェやファーストフードなど客単価が低い店舗であれば求められるスキルもそこまで高くないため、給与水準は低くなりがちです。
④独立・開業する
独立してオーナーとなり成功すれば収入が大幅に上がり、年収1000万円を超えるという可能性もあります。
人気店となり経営が軌道に乗れば、売上も安定し収入も上がっていきますが、成功するためには調理スキルだけでなく資金や経営能力も不可欠。
失敗すれば収入もなくなり、最悪多額の負債を抱えるというリスクもありますので、しっかり資金や経営能力の準備を行った上で独立を考える事が大切です。
⑤残業代
飲食店にもよるのですが、残業が多い店舗に就職すると、残業代でその月の給料が増えるという事もあります。
残業代は基本時給の1.25倍となっています。
そのため、残業が増えれば増えるほど月の収入は増えます。
一方で、店舗によっては深夜帯の勤務などがあり生活リズムも崩れますので残業をしすぎるのも注意が必要です。
⑥飲食関連の資格を取得する
飲食関連の資格を取得していると、企業によっては資格手当が出るケースもあります。
接客と調理には下記のような資格があります。
<飲食関連の資格>
| 接客関連の資格 | 調理関連の資格 |
| レストランサービス技能検定 | 調理師免許 |
| 接客サービスマナー検定 | 食品衛生責任者 |
| サービス待遇検定 | パティシエ関連の資格 |
| ソムリエ関連の資格 | |
| バーテンダー関連の資格 |
資格を持っていると、就職した後に役立ったり自身のスキルアップにもなりますよね。
また独立する際にも役立つでしょう。
⑦飲食専門転職エージェントを利用する
飲食業界に特化した転職エージェントを使うと多くのメリットがあります。
給料面のご相談はもちろんの事、飲食業界の最新の情報が入ってきやすく、より詳しく業界についての情報をお伝えする事ができるからです。
また、企業とのパイプが太い為、非公開求人や独占求人、最新求人が入ってきやすい点等があげられます。
その他にも・・・
・各企業の採用基準を把握
・キャリアアドバイザーの業界知識が豊富
・非公開の飲食求人・キャリア求人の紹介
・年収交渉
・履歴書や職務経歴書の添削
・転職活動の相談など様々な形でバックアップ
・飲食業界知識
・飲食業界専門の面接対策 などなど
自分では交渉しにくい年収交渉や、求人資料だけでは分からない就職後の様子などもご案内させて頂きます。
また、第三者が加わる事により、客観的に御自身を見直す事で新たな魅力を発見できる可能性がある点も大きなメリットだと思います。
①非公開の求人が見つけられる
大手上場企業から老舗企業の求人まで、全国の様々な職種の飲食求人を豊富に扱っています。
またご紹介できる求人の7割以上が「非公開求人」となっていますので、求人サイトでは出会えない、あなたにぴったりの求人が見つけられます。
※非公開求人とは、求人サイトや採用ページに掲載されていない求人情報の事です
②履歴書・職務経歴書などの手続きを代行
履歴書や職務経歴書などを代行して企業にエントリーさせて頂きます。
その際に、書面上だけでは分からないあなたの魅力や人柄も応募企業先へ推薦させて頂いております。
③書類の添削や面接対策など、内定までサポート
飲食業界に適した書類の添削、各企業ごとの面接の対策・模擬面接などのサポートをしっかり行っていきます。
その為、ご自身で応募しても通過しなかった書類や面接の通過率が上がったという実績がございます。
④募集なき求人の紹介
ご登録者様のキャリアやご経歴によって、企業が募集していないポジションへ逆提案致します。
ご自身で探していてもなかなか見つからないポジション。
そういったお悩みも弊社から企業へ直接逆提案を行い入社に導いた実績がございます。
⑤転職サポートは全て無料
転職支援サービスは全て無料でご利用頂けます。
履歴書や職務経歴書の添削・エントリー、面接の日程調整・対策、年収交渉・入社後のサポートまで、転職アドバイザーが親身になってサポート致します。
★飲食業界に特化した転職サポートを行なっている為、ノウハウが蓄積されており転職をしっかりサポート致します。
飲食店の仕事のやりがい

飲食業界の給料や仕事内容についてご紹介してきましたが、ここでは飲食業界の仕事のやりがいを見ていきましょう。
飲食店は常に生活に密着し、多くの人の生活の一部にもなっているなくてはならないサービスです。
飲食業界は、土日祝日などの休日が忙しくなるため、休みが平日となる事や勤務時間が長くなったり、残業が増えたり時には休日出勤になるなどの大変さもあります。
しかし、自分たちのサービスや料理で多くのお客様に喜んでもらえ、「ありがとう」「ごちそうさま」など感謝の言葉を頂ける仕事です。
①1つのお店を任され作り上げていける
飲食店の正社員の仕事のやりがいは1つの店舗を任されており、自分たちの手で計画を立てて実行していく事ができる点です。
店長を中心に売上や利益の追求・顧客満足・従業員満足が重要な使命であり、その責任やプレッシャーは大きく大変な面もあります。
しかし計画を練り達成した時のやりがいは大きく、多くのお客様から感謝の言葉を頂けたり、一緒に働くスタッフと喜びや達成感を分かちあえる事も多い仕事です。
飲食店は接客・調理部門で成り立っておりチームワークが大切になります。
飲食店には正社員の他に契約社員やアルバイトスタッフも多いため、チームスタッフ全員が同じ目標に向かって進めるよう育成やコントロールする事が店長や正社員の仕事となります。
スタッフの成長やチームワークによって売上を上げる事ができたりお客様満足度につながった時には、大きな達成感を感じる事ができ、1つのお店を皆で作り上げていく楽しさを感じる事ができるでしょう。
②お客様に喜んでもらえる
飲食店で働く楽しさややりがいで最も大きいのが、接客や料理でお客様に喜んでもらえる事です。
美味しいものを食べると人は幸せな気持ちになりますよね!
飲食店の仕事をしていると、お客様の笑顔や喜ぶ顔を見る事ができ、「美味しかった」「ごちそうさま」「また来るね」など直接感謝の言葉を頂く事ができます。
お客様が常連(リピーター)になってくれる事も多く、何度も足を運んでくれる事はやりがいに繋がります。
飲食店には子供~年配、お一人で来られる方やご家族、カップルなど毎日多くのお客様が来店します。
直接お客様とコミュニケーションを取る事ができ、様々な年齢・職業のお客様と接する事ができる楽しみもあります。
③チームワークを実感できる
飲食店の仕事は前述したように、それぞれ担当の持ち場でチームで回していきます。
一緒に働くスタッフとお店を作り上げていく楽しさややりがいを感じる事ができる業種です。
飲食店はランチタイムやディナータイムなど時間帯によってピークタイムがありとても混雑します。
お客様を待たせずに回転率を上げる事が求められ、それぞれのスタッフが優先順位を考えながら率先して仕事をしなければなりません。
正社員にはお店全体を確認しながら、的確な指示出しをしスムーズにお店を回していく事が求められます。
忙しい1日の営業をチームプレイで無事乗り終えた時は、仲間や部下と大きな達成感を感じる事ができるでしょう。
④売上目標の達成
飲食店では1日の売上目標や月間の売上目標が決まっています。
店長含め社員全員が売上達成のために戦略を考えたり、サービス向上のために取り組みます。
売上を上げ利益を出せるようになれば会社からも評価されますし、会社によっては歩合給がつくケースも。
より一層仕事が楽しく感じられるでしょう。
⑤年齢に関係なく昇格のチャンスがある
飲食店の正社員は比較的若い方が多く活躍しています。
年齢に関係なく、20代や30代であっても自分の努力次第で店長や調理長などの役職に就いたり、キャリアアップできる特徴があります。
勿論責任ある立場になる事で、一般社員であった時よりも責任も重くなり忙しくなるため大変な事も増えます。
しかし、積極的にスキルをつけていけば誰にでもチャンスがあり、経験を積む事で様々な能力を身に付ける事ができます。
飲食店の仕事の大変な事

前述したように、飲食店の仕事はやりがいがある一方で、実際には体力的にも精神的にもハードな一面があります。
忙しい時間帯の対応・クレーム対応・長時間労働・人手不足などの課題に直面してしまう事も少なくありません。
こちらでは飲食店の仕事の大変な面もご紹介していきます。
①体力がいる
飲食業界の仕事は、接客・調理いずれも立ち仕事が基本となります。
勤務中は休憩時間を除き、ほとんど立ったまま作業をするケースが多く、特に接客業務では店内を動き回るため体への負担も大きくなります。
長時間勤務や繁忙時間帯は疲労が溜まりやすく、体力が必要な仕事といえるでしょう。
②労働時間が不規則・拘束時間が長い
飲食店の仕事は、営業時間中の業務だけでなく、開店前の仕込みや準備、閉店後の片付け、発注業務など多くの作業があります。
アルバイトの場合は基本的に勤務時間のみの出勤となりますが、正社員は営業時間に関係なく、朝から深夜まで勤務するケースも少なくありません。
社員数が十分に揃い、シフト制を導入している店舗もありますが、業務量が多く仕事が終わらず、結果的に拘束時間が長くなってしまう飲食店も多いのが現状です。
また、閉店時間が遅い店舗や24時間営業の店舗では深夜勤務になることもあり、生活リズムが乱れやすく体力的な負担も大きくなります。
さらに、アルバイトスタッフの急な欠勤や遅刻、早退が発生した場合のフォローも正社員が担うため、不規則な勤務になりがちです。
③土日祝日休み・大型連休が取りにくい
飲食店で働く正社員の休日は、月6〜8日程度が一般的。
土日祝日は来店客が多く、飲食店にとっては稼ぎ時となるため、休みは取りづらく、休日は平日のシフト制になることがほとんどです。
また、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの大型連休は繁忙期にあたるため、まとまった休みは取りにくく、連勤になる場合も少なくありません。
さらに、飲食業界は慢性的な人手不足の影響もあり、拘束時間が長くなったり、有給休暇を取得しにくいケースも実際に見られます。
状況によっては休日出勤となることもあり、家族や友人と予定が合わず、プライベートとの両立が難しいと感じる人もいます。
④仕事量と給料が見合っていない
前述のとおり、飲食業界の平均年収は、日本全体の平均と比べるとやや低めの水準からスタートするのが現状です。
その理由の一つとして、飲食店で扱う商品やサービスの単価が比較的低く、1回の来店で大きな利益を得にくい点が挙げられます。
一方で、飲食業界には多様な職種や企業があり、年収は勤務先によって大きく異なります。
また、東京などの都市部か地方かといったエリアの違い、年齢やこれまでの経験、スキル、能力によっても収入には差が出ます。
さらに、役職に就けば収入は上がっていくため、一概に低いとは言えないのが実情です。
★飲食店で働く正社員の大変な面もお伝えしましたが、すべての飲食店に当てはまるわけではありません。
比較的大手企業やチェーン展開している会社であれば、社員数やアルバイトスタッフが充実しており、土日のどちらかに休みが取れるケースもあります。
また、オフィス街などにある店舗では、日曜日を定休日としている場合もあります。
拘束時間が長い・休みが取りにくいといった点は飲食業界全体の傾向ではありますが、事前に働き方を確認し、無理のない環境を選ぶことが大切です。
あわせて、企業の情報や福利厚生などの制度もしっかり確認しておきましょう。
飲食店で働くには

最後に飲食店で働く方法についてご紹介していきます。
接客(ホールスタッフ)
新卒採用・中途採用共に、特別な学歴や資格・経験がなくても未経験から就職できる企業が多くなっています。
基本的にマニュアルやノウハウがあるので、前向きに取り組む事ができれば未経験でも可能です。
しかし、飲食店のサービススタッフは日々多くのお客様と接します。
快適に食事をしてもらうために、コミュニケーション能力や礼儀・マナーが必要となりますし、混雑する事も多いため優先順位などを考えながらテキパキ仕事をこなしていかなければなりません。
飲食店のサービススタッフは細やかな気配りや、コミュニケーション力・接客スキル・明るさ・臨機応変に対応できる能力などが求められますので就職活動の際にはそのような部分をアピールしましょう。
新卒採用の場合
アルバイトなどで飲食や接客の経験があれば有利になります。
中途採用の場合
飲食の経験などがあれば、給与や役職・待遇面などが考慮されます。
調理(キッチンスタッフ)
新卒採用の場合
まず一般的な方法としては調理系の専門学校に通い知識や技術を習得すると就職しやすくなります。
専門学校では様々なコースがあり、実際の調理器具や設備なども整っているためしっかりとした環境で学ぶ事ができ就職する際にも役立ちます。
調理技術や知識、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。
また学校に直接企業から求人が来ることも多いので就職する際にも有利になる事も。
調理系の専門学校へ1年以上通うと、無受験で調理師免許を取得する事ができるため近道になり、入社後の業務にも比較的スムーズにつく事ができます。
中途採用の場合
年齢や業態にもよりますが、マニュアルがある場合が多いので未経験でも就職できる職場はあります。
しかし、アルバイトでも良いので何かしらの調理経験や調理師免許があると有利になります。
調理師免許は、飲食店などで2年経験を積むと受験する事が可能になります。
無事調理スタッフになれた場合、最初は見習いとして勤務し、経験を積んで調理人としてスキルアップしていきます。
まとめ
飲食業界の一般的な平均給与(月収・年収)についてご紹介しました。
飲食業界は、日本全体の平均年収と比べると、やや給与水準が低い傾向にあるといわれています。
しかし、経験を積んでスキルを磨き、キャリアアップしていくことで収入を伸ばすことも可能。
さらに将来的に独立してオーナーとなり、経営が軌道に乗れば高収入を目指すこともできます。
ただし、実力や実績が伴わなければ収入が上がりにくいのも現実です。
働くうえでお金は大切な要素ですが、それだけで仕事を選べないのも事実でしょう。
飲食店の仕事の魅力は、人々の生活に身近な存在として、毎日多くのお客様に喜んでいただける点にあります。
サービス業のため土日祝日に休めず平日休みになることや、繁忙期には勤務時間が長くなるなど大変な面もあります。
それでも、店舗で働くスタッフ全員でお店をつくり上げていくやりがいや、忙しい一日を乗り越えたあとにお客様から感謝の言葉をもらえた瞬間には、大きな達成感を味わえる仕事です。
なぜ飲食の仕事がしたいのか、自分なりの理由や魅力を整理し、仕事内容と給与のバランスを考えながら仕事選びをしていきましょう。
*
転職をご検討の方は『転職支援サービス:無料』をご利用下さい。
非公開求人を中心としたご紹介から、面接の準備・対策をそれぞれの求職者様一人一人に行っています。


