結婚式当日、披露宴を主に運営するブライダルスタッフは誰?
結婚式当日、披露宴を主に運営するブライダルスタッフは誰?
結婚式はウェディングプランナーを中心に、多くの専門のブライダルスタッフが携わり、結婚式の準備から結婚式当日を支えてくれています。
しかし結婚式当日、主にどのようなスタッフがメインで結婚式を回していくのか詳しく分からない・・という方も多いのではないでしょうか。
会場によって多少異なりますが、今回は結婚式当日に披露宴の運営を主に担当する4つの担当スタッフに関してお伝えしていきます。
これからブライダル業界で働きたい・結婚式の仕事内容を詳しく知りたいという方の参考になればと思います。
結婚式当日の流れ
結婚式の基本的なスタイルは、挙式+披露宴となっています。
最もオーソドックスなスタイルとなっており、家族や友人・会社の上司・同僚などお世話になった人たちに、挙式と2人の結婚を披露する宴を行います。
挙式は、結婚を誓い夫婦になるための儀式であり、挙式から参加してもらう事が殆どです。
その後、披露宴にて来て頂いたゲストの方に感謝の気持ちを込めて、様々な演出やコース料理・飲物などでおもてなしします。
挙式と披露宴は
・挙式:約20~30分
・披露宴:約2時間30分
となっています。
披露宴を主に運営するスタッフ
結婚式当日は多くの専門のブライダルスタッフが携わり、1つの結婚式を作り上げていきいます。
例えば結婚式の装花やブーケを担当するフラワーコーディネーター、衣装担当のドレスコーディネーター、ヘアメイクを担当するヘアメイクスタッフ、料理やウェディングケーキを担当する調理スタッフやブライダルパティシエ、サービスを担当するバンケットサービススタッフ、カメラや音響・映像スタッフなどがいます。
参考コラム
・ブライダル業界の職種一覧!結婚式の仕事のやりがいや魅力を解説
その中でも、結婚式(披露宴)の中心となり、当日の運営を任されるのが主に4つの専門スタッフになります。
〇司会者
〇介添え(アテンダー)
〇サービスキャプテン
(※会場によってはウェディングプランナー)
下記で、各職種の詳しい業務内容をお伝えしていきます。
司会者
披露宴での司会進行を行い新郎新婦の大切な1日を演出するお仕事です。
その他にも、進行表(プログラム)作りや演出面の提案なども行います。
新郎新婦との事前の打ち合わせでは、披露宴での希望のヒアリングなどを行い、プロフィールに基づいて新郎新婦の紹介文を作成と式の構成を練っていきます。
披露宴の雰囲気は司会者によって左右されると言っても過言ではありません。
進行表を確認しながらキャプテンと密に連絡を取り合い、音響・照明など各部署とも連携を取りながら、式を滞りなくスムーズに進行させる事が重要な役割となります。
アクシデントに柔軟に対応できる能力・その場面に沿った雰囲気作り・高いトークスキルなどが必要となります。
【司会者の仕事内容】
・披露宴での司会進行
・新郎新婦との打ち合わせ、紹介文の作成
・進行表作り
・祝電の読み上げ
・タイムスケジュールの管理、調整
・ウェディングプランナー、キャプテン、会場スタッフとの打ち合わせ
介添え(アテンダー)
結婚式当日花嫁に寄り添って、身の回りのお世話をする仕事です。
花嫁のケアやサポーを行う心強い存在です。
会場内の誘導や、動作のサポートはもちろんの事、ヘアメイクや衣装に乱れがないか気を配り花嫁が常に美しくいられるようお手伝いする役割があります。
結婚式当日は、写真撮影・挙式リハーサル・挙式・披露宴と移動が多くあります。
介添えはタイムスケジュールに合わせ移動を誘導したり、都度衣装などを直したりと常にサポートをします。
【介添え人の仕事内容】
・移動時にドレスの裾を持ってエスコート
・メイクのお直し
・花嫁の体調に常に気を遣う
・食事のタイミングのをサポート
・ドレスの破れやズレなどに素早く対応
・着席、起立するとき、花嫁の椅子を引きサポート(※花婿はキャプテンが行います)
サービスキャプテン
披露宴の全責任者として全体の管理をし、滞りなく披露宴パーティを進行する仕事です。
会場によっては、ウェディングプランナーが担当する事もありますが、当日キャプテンが担当する場合はウェディングプランナーは立ち会わない事が殆どです。
そのため、事前にウェディングプランナーと打ち合わせを行い披露宴のコンセプトやこだわり、演出方法やプログラムを確認し、司会者と連携してパーティを進行していきます。
新郎新婦の入場から飲食提供のタイミング、音響・照明・映像・演出などのプログラムは全てキャプテンの指示によって行われます。
披露宴を取り仕切るリーダーであり、タイムスケジュール通りにスムーズに進められるかどうかは、キャプテンの腕にかかっています。
【キャプテンの仕事内容】
・披露宴全体の管理
・披露宴会場のセッティング、チェック
・新郎新婦や両家の親族への挨拶
・タイムスケジュールの確認、調整
・急なハプニング、トラブル対応
・各セクションへの指示出し、コントロール
・新郎新婦の入退場のエスコート、移動の誘導、サポート
ウェディングプランナー
結婚式当日のウェディングプランナーの仕事は、会場(企業)によって異なります。
全く立ち会わないというケースもあれば、介添え人として、新郎新婦のお出迎えから1番近くでサポートする役割を果たす事もあります。
また会場によっては、打ち合わせを担当したウェディングプランナーが、キャプテン業務までを担当する事もあります。
披露宴パーティーがタイムスケジュール通りに進めていけるよう、全体の指揮管理者として各セクションへの指示出しなどコントロールを行います。
ウェディングプランナーの仕事は、企業が一貫制か分業制を採用しているかによって、当日の担当業務も変わってきます。
転職活動をする際には事前に確認してみて下さいね。
参考コラム
一貫制のブライダル企業一覧
分業制のブライダル企業一覧
まとめ
結婚式当日の運営スタッフと仕事内容に関してお伝えしました。
約4ヶ月間かけて、ウェディングプランナーと一生懸命準備してきた結婚式を無事成功させるために多くのスタッフが関わっています。
その中心人物として、結婚式の運営を行うのが、
司会者・介添え人・キャプテン・(ウェディングプランナー)です。
人生の晴れ舞台である結婚式を任されるため、大きな責任のある仕事ですが、新郎新婦・ご両親・ゲストの方に満足して頂ける式を提供でき、感謝の言葉を頂けるなど大きな達成感ややりがいを感じる事ができる仕事です。
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