バーテンダーになるには?資格は必要?必要なスキル・向いている人の特徴を解説

 

バーテンダーになるには?資格は必要?必要なスキル・向いている人の特徴を解説

 


ホテルやバーの町場のバーカウンター等でお酒を作り、それぞれのお客様に最適な空間を提供するバーテンダー。

年齢や男女関係なく活躍できる人気の高いお仕事です。

そのため、「バーテンダーになるには資格が必要なの?」「どんなスキルが求められるのだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はバーテンダーになるために必須の資格はありません。

ただし、専門知識や技術を学んでおく事で、キャリアの幅が広がり、よりプロフェッショナルな活躍ができます。

この記事では、バーテンダーになるための基本的な流れ、役立つ資格、必要なスキル、さらに向いている人の特徴まで分かりやすく解説します。

バーテンダー の仕事に興味があるという方は是非参考にしてみて下さいね。

 

 

 

バーテンダーとは          

 

 

バーテンダーとは主にラウンジやバーなどのカウンターで、お客様の要望に合ったカクテルやワインなどアルコール飲料を提供する人を指します。

バーテンダーの意味はBarとTender(相談役・優しい)からできた造語。

その語源通り、自身の技術でカクテルを作り、お客様と会話したりコミュニケーションを取りおもてなしをする職種となります。

お客様にお酒を提供し心地よい最適な空間作りをする役割があります。

ホテル・レストラン・町場のバーなどバーテンダーの働く場所は様々です。

 

 

 

バーテンダーになるには      

 

 

未経験からバーテンダーを目指す場合、どのような方法があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

バーテンダーになるために必要な学歴や資格は特にありません。

バーテンダーになるためには学校やスクールで学ぶか、現場で経験を積むかどちらかになります。

 

 

 

バーテンダーの学校やスクールに通う 


バーテンダーとしての基本的な知識や技術を学ぶために専門学校に通ってから、バーテンダーとして就職する方法もあります。

学校としては高校卒業後、短大・大学・専門学校などがありますが、短大・大学にはバーテンダーに特化した学部はありませんので専門学校やバーテンダー養成学校に通うのが1番の近道となるでしょう。

ホテル系やホスピタリティ・飲食系(調理)の専門学校ですと、バーテンダー専門の学科やコースがありバーテンダーとして働く際に役立つホスピタリティやおもてなしの技術などを学ぶ事ができたり、酒類の知識を習得する事ができます。

専門学校では経験のある講師や専門の講師が、講義や実習・指導をしてくれる事が多くなります。

基本の知識や技術を習得できるため、就職後もスムーズに業務に就く事ができるというメリットがあります。

専門学校以外にバーテンダーの知識や仕事を学ぶ方法として、民間のバーテンダーのスクールがあります。

バーテンダーの経験のある講師から酒類の基本的な知識、バーテンダーとしての技術などを短期間で学ぶ事ができます。

インターンシップ制度や就職・資格取得のためのサポートがあったり、学生や社会人のために夜間コース・短期間コース・個人クラスなどがあり自分の生活スタイルに合わせて受ける事ができるスクールも。

一度就職した方や、短大・大学を卒業した新卒の方がスクールで知識や技術を学ぶ事ができます。

学校やスクールに通うのが難しい場合は、短期講座や通信講座などで学ぶ事も可能です。

 

 

 

バーテンダーとして現場で経験を積む 


バーテンダーになる方法として学校やスクールで学ぶ方法をお伝えしましたが、それよりも現場で実務経験を積んでスキルアップしていく方が一般的となっています。

バーテンダーはお酒を扱う専門職となるため最初はアルバイトや契約社員などで下積みをし、腕を磨いていく事も多くなります。

先輩バーテンダーにつき、お酒類に関する知識やカクテルを作る技術・接客やおもてなしのスキルを身につけ一人前のバーテンダーとなっていきます。

バーテンダーとしての経験を積む事ができたら正社員として働きキャリアアップしていったり、バーテンダーの資格などを取得して更にスキルアップしていく事が可能です。

 

 

 

バーテンダーの仕事内容       

 

 

次にバーテンダーの仕事内容についてご説明します。


①開店準備
 ↓
②カクテル作り・アルコール飲料の提供
 ↓
③接客
 ↓
④閉店作業

 

バーテンダーの仕事は基本的に夜からのスタートとなるため、夕方から開店準備を始める事が多くなります。

店舗の清掃やカクテルの補充・食材の買い出し・グラスの準備・在庫管理・予約の確認などをし、スムーズに営業できるようにします。

また氷を作ったりお酒に添えるフルーツカッティング、お酒のつまみとなる簡単な調理などの仕込みも行います。

お客様が来店するとカクテルを作りやワイン・ビールなどのアルコール飲料の提供がメインの仕事に。

お客様一人ひとりの好みや希望・気分などに合わせて、何百種類とあるお酒の中から選定しカクテルを作ります。

カクテルの種類は数千種類あるとも言われており、お客様に合うぴったりのお酒の提供できるかどうかはバーテンダーの腕にかかっています。

カクテルを作る方法やレシピは様々な種類があり多くの技術が必要となります。

また、お酒を提供すると共に、よりお客様に楽しく満足してもらうおもてなしをするのもバーテンダーの大切な仕事。

ただ接客すれば良いというわけではなく、お客様の雰囲気を感じ取りながら話したいお客様なのかそれとも1人で静かに飲みたいお客様なのかを見極めコミュニケーションを取る事も重要。

バーやラウンジでは様々な年代の方や職業の方、男性・女性、またホテルや高級店の場合はハイクラスなお客様が来店する事も多くあるため、所作やマナーを意識した高度な接客技術が求められます。

バーには深夜に来るお客様もいるため、閉店時間は大体0時~3時前後が多くなります。

営業が終わった後に閉店作業となり、店舗の掃除・片付け・在庫確認・発注・翌日の準備などを行いますので終了時間は深夜遅くなる事も多いでしょう。

 

 

 

バーテンダーに資格は必要?    

 

 

前述したように、バーテンダーとして働く上で必須な資格はありません。

しかし資格を持っていると知識や技術がある事の証明となり、お客様に信頼感を与える事ができたり、就職・転職の際に有利になったり仕事の幅が広がります。

また、大きな大会に出場する際に資格が必要となる場合もあるため、バーテンダーとしてプロフェッショナルにりたいと考える方や将来的に独立して経営していきたい方は、資格を持っている事で有利になる事もあるでしょう。

バーテンダーの資格は国家資格はなく民間の資格のみとなります。

代表的な3つの資格と応募資格は以下になります。

 

①日本バーテンダー協会(NBA)主催の民間資格
■NBA認定バーテンダー資格証書
20歳以上・1年以上の実務経験者。面接試験を行い、新入会員と認められた人

■バーテンダー呼称技能認定試験
20歳以上・実務経験

■インターナショナルバーテンダー呼称技能認定試験
25歳以上・協会在籍期間が3年以かつ実務経験7年以上、「バーテンダー呼称技能認定」を取得して2年が経過した者

 

一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会(HBA)主催の民間資格
■HBAカクテルアドバイザー
20歳以上・経験不問

■HBAビバレッジアドバイザー
20歳以上・経験不問

■HBAバーテンダー
実務経験があるHBA会員のみ。
HBAビバレッジアドバイザー資格取得者・現在も飲食店勤務である者(バーやレストラン)

■シニアバーテンダー
28歳以上・10年以上の実務経験があるHBA会員のみ。
HBAバーテンダー資格取得者・現在も飲食店勤務である者(バーやレストラン)

■HBAマスターバーテンダー
40歳以上・HBAシニアバーテンダー資格取得者で支部長推薦を受けた者

 

③ビア&スピリッツアドバイザー協会(BSA)主催の民間資格
■スピリッツアドバイザー:20歳以上・経験不問

 

✔︎参考コラム

 

 

 

バーテンダーの資格を取るメリット  

 


バーテンダーとして働く際に必須となる資格はありませんが、
資格を持っている事で下記のようなメリットがあります。

 

お客様へ安心感や信頼感を与える事ができる
スキル・知識・技術の証明になる
バーテンダーのコンペティション(大会)に出られる
有資格者向けのコンテストに出られる
より良いサービスができ顧客満足度が上がる
キャリアアップできる
転職の幅が広がる
企業によっては資格手当が出るところもある
独立や開業の時に役立つ
一流ホテルや有名レストランへ転職できる可能性がある
海外で働くチャンスも

 

☑️ バーテンダーとして極めたい
☑️ プロのバーテンダーを目指したい
☑️ 将来独立して開業したい

 

という人は資格を持っていた方が良いでしょう。

 

 

 

バーテンダーの資格取得方法     

 

 

バーテンダーの資格を取得するための方法は4つあります。

それぞれにメリットデメリットがありますので自分に合った方法で資格取得を目指しましょう。

 

 

専門学校に通う           


バーテンダーとしての基本的な知識や技術を学ぶために専門学校に通う方法があります。

ホテル系やホスピタリティ・飲食系の専門学校であれば、バーテンダーに特化した専門の学科やコースがありますので、資格取得のカリキュラムがあったり、バーテンダーとして働く際に役立つホスピタリティやおもてなしの技術や、酒類の知識を習得する事ができます。

専門学校では経験のある専門の講師が、講義や実習・指導をしてくれますし、基本の知識や技術を習得できるため、就職後もスムーズに業務に就く事ができるというメリットがあります。

専門学校に通うと2年という期間や費用もかかるものの、効率よく必要な情報を教わる事が可能なので、合格への確実性を高める事ができます。

勉強に励むための強制力があるので、一人での勉強にくじけてしまう人に向いている方法となります。

 

バーテンダーの資格の勉強できる専門学校

 

 

 

民間のスクールに通う        


民間のスクールでは、バーテンダーの経験のある講師から酒類の基本的な知識や、バーテンダーとしての技術などを短期間で学ぶ事ができます。

インターンシップ制度や就職・資格取得のためのサポートがあったり、学生や社会人のために夜間コース・短期間コース・個人クラスなどがあり自分の生活スタイルに合わせて受ける事ができるスクールもあります。

一度就職した社会人の方や、短大・大学を卒業した方がスクールで知識や技術を学ぶ事ができます。

共にバーテンダーをめざす仲間がおり、切磋琢磨できるので勉強のモチベーションを保つメリットもあります。

 

バーテンダーを目指せるスクール

 

 

 

通信講座で学ぶ           


専門学校やスクールに通う時間なかったり、学費を抑えたいという方には通信教育(講座)で学ぶ方法も。

学習期間も学校に通うより短くなりますし、通信講座を受ける事で資格を取得できるものもあり効率良く学ぶ事できます。

HBAカクテルアドバイザーは、通信講座を受ける事で自宅で受験する事が可能。

独学に近い形にはなりますが、通信教育ではプロのアドバイスや各社オリジナルのテキスト・DVDを活用し勉強ができるようになっています。

会社によってはコースの種類が複数あり金額も変わってきます。

独学よりも、幅広くバーテンダーの知識や仕事を知る事ができ、要点を押さえた勉強ができます。

空いた時間に効率よく勉強できるメリットがありますが、自宅学習になるので強い意志がないと続かないケースもありますので注意しましょう。

 

 

バーテンダーの資格の勉強ができる通信講座

 

 

 

独学                


今は様々な参考書や書籍があるので、バーテンダーの資格の勉強は独学で進める事も可能です。

専門学校やスクールに通う時間がなかったり、通信教育を受けたりするための費用がない場合は、参考書やガイドブックで独学で学ぶ事も可能です。

ただ講師もいなくテキストなどもないため、基本的に頼る人がいません。

自分自身で参考書や書籍で勉強する事となります。

どのテキストを使うか、どう学習を進めるか指針がないので、うまく勉強が進まない可能性があります。

資格取得に向け、モチベーションを落とさないよう工夫したり、自分の勉強方法を確立していく事が重要となります。

 

バーテンダーの資格試験は、種類によっては実技試験がありますので、バーテンダー資格を必ず取得したい・バーテンダーとして知識やスキルを付けたいという場合は、専門学校や民間のスクールに通う方法が近道となるでしょう。

独学や通信講座ではカクテル作りなど実技的なスキルを磨くのは難しくなります。

また、現役のバーテンダーが講師になっている事も多く、就職や転職に役立つ情報も得やすいなどのメリットもあります。

現場で経験をつけながら自分に合った方法で勉強する事をおすすめします。

 

 

 

バーテンダーになるために必要なスキル  

 

 

バーテンダーとは主にラウンジやバーなどのカウンターで、お客様の要望に合ったカクテルやワインなどアルコール飲料を提供する人を指します。

バーテンダーの意味はBarとTender(相談役・優しい)からできた造語となっています。

その語源通り自身の技術でカクテルを作り、お客様と会話したりコミュニケーションを取りおもてなしをする職種。

お客様にお酒を提供し、楽しく過ごしてもらう事・満足してもらう事を目的にバーの最適な空間作りをする役割があります。

お客様の中には、バーテンダーと話したいなどバーテンダーさんが目当てでご来店される方も多くいます。

 

そのため、必要なスキル・能力としては


酒類に関する知識

カクテルを作る技術
ホスピタリティ
コミュニケーション能力
観察力や話を聞く能力
マナー、礼儀


などが必要になります。

 

 

 

バーテンダーに向いている人の特徴  

 

 

上記の必要なスキルを踏まえてバーテンダーに向いているのは下記のような人になります。


酒類が好き・酒類に詳しい

探求心がある
聞き上手
話し上手

人と話すのが好き
気配りができる
臨機応変に対応できる
体力がある

 

酒類が好きなのは勿論の事、新しいカクテルのレシピを作ったりと探求心がある方が向いています。

カクテルはバーテンダーによってやり方(作り方)や味が異なりレシピの数も1000種類以上あると言われています。

お客様に喜ばれるよう酒類の勉強に積極的に取り組め、オリジナルのレシピを考案できる人が向いています。

またお酒を作るのと同じ位大切になるのが接客になります。

町場のバーテンダーなどはお酒や接客によってリピーターがついたりお店の売上を左右する大切な存在になります。

お客様の話をじっくり聞く事ができる人、人と話すのが好きな人、接客が好きという人には天職と言えるでしょう。

一人ひとりのお客様に合った接客が求められ、気配りや臨機応変なコミュニケーションスキルが必要となります。

そのため、人見知り・人と話すのが苦手・マイペース・・という方はバーテンダーの仕事に向いていないので注意しましょう。

最後にバーテンダーには体力が必要になります。

バーテンダーの仕事は基本立ち仕事であり、営業時間も夕方~深夜となるため昼夜逆転の生活になります。

体力がある人でないと続ける事が難しくなります。

 

 

 

バーテンダーになるには年齢は関係ある? 

 

バーテンダーのやりがい

 

バーテンダーに年齢は不問です。

酒類を扱うため20歳以上であれば年齢に関係なく誰でも活躍できます。
(※アルバイトの場合は18歳で採用される事もあるようです)

バーテンダーは下積み(見習い)の時代があるため、20代半ば~30代・40代の方が多くなっています。

年齢が上がればチーフバーテンダーになったり店長になったりとキャリアアップの道もあります。

前述したように体力が必要となる仕事ですが、独立して自分で店舗を持ち経営している方であれば50代~60代の方でも活躍しています。

 

 

まとめ             

 

 

バーテンダーのなり方、必要な資格やスキル・向いている人の特徴などをお伝えしました。

バーテンダーになるには専門学校や養成スクールで学ぶ方法と現場で経験を積んでいく方法があります。

年齢や性別・学歴問わず目指す事ができる職業です。

仕事内容もお伝えしましたが、ただお酒を作って接客するだけでなく多くの酒類やカクテルのレシピを覚え気配りやおもてなしなど高い接客スキルが求められる仕事です。

拘束時間が長くなる事や、勤務時間も深夜に及ぶため大変な面もありますが、お客様と楽しい時間を共有でき、自分の作ったお酒で満足してもらえるやりがいを感じられる仕事です。

将来独立や開業などのチャンスもありますので、本気で目指したい方はバーテンダーの仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

✔︎参考コラム

 

 

 

 

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