男性ウェディングプランナーのメリット・デメリットと活躍できる能力

 

男性ウェディングプランナーのメリット・デメリットと活躍できる能力

 

 

ウェディングプランナーというと女性というイメージが強く、男性は少ないと感じる方の方が多いかもしれません。

結婚式=新婦のものというイメージが少なからずあり、結婚式に積極的なのは女性の方が実際には多いですし、そもそもBRIDALという言葉自体がBRIDE(花嫁)を語源としています。

実際に、人生の中の大切な結婚式に携わる華やかなウェディングプランナーのお仕事は女性に人気の職業の1つです。

しかしウェディングプランナーの仕事はハードな面も多くあり、将来的なキャリアアップを見据えて男性のウェディングプランナーを積極的に採用しているという企業もあります。

 

目次             

1:ウェディングプランナーはなぜ男性が少ないの?
2:ブライダル企業の男女比はどれ位?
3:男性ウェディングプランナーのメリット
  ・新郎の気持ちができる
  ・女性と違った目線での提案ができる
4:男性ウェディングプランナーのデメリット
5:男性ウェディングプランナーは活躍できる
  ・営業が得意な人が多い
  ・体力がある
  ・結婚や出産等のライフイベントの影響がない
  ・男性の管理職が多い/マネジメント力が必要
6:男性がウェディングプランナーとして活躍するためには
7:ウェディングプランナーの給料
  ・ウェディングプランナーの年収
  ・ウェディングプランナーの月収
8:まとめ/ウェディングプランナーは男性も女性も活躍できる仕事

 

 

ウェディングプランナーはなぜ男性が少ないの?

 

 

結婚式は女性の方が憧れが強いという事も多く、基本的には新婦の希望や要望で内容を決めていく事が多くなります。

新婦と女性ウェディングプランナーは、話しやすさや同性という事で相性が良かったり、結婚式の内容もドレスやお花・ケーキ等女性が得意とする分野である事から、女性のウェディングプランナーが多くなっている傾向があるようです。

また結婚式は準備する事も多く、打ち合わせの途中で悩んだり不安を感じる新郎新婦もいらっしゃいます。
ウェディングプランナーは相談役となり新郎新婦を当日まできちんとフォローしサポートしていく大切な役割があります。

安心して結婚式を迎えてもらうために細やかな気配りや、思いやりを持って新郎新婦の気持ちに寄り添い信頼関係を築く事が大切になります。
新婦の気持ちが理解しやすく相談しやすという点もあるかもしれません。

このような理由で男性より女性の方が実際にウェディングプランナーの割合は多くなっていますが、能力やスキル的に劣るという訳ではありません。

 

ブライダル企業の男女比はどれ位?

 

 

大手ブライダル企業3社を比較したところ

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
男女比4:6・女性管理職27.2%(※2021年3月末時点)

株式会社エスクリ
男女比3:7・女性管理職32%(※2021年3月末時点)

株式会社ノバレーゼ
男女比4:6・女性管理職25%(※2020年時点)

 

となっていました。※各会社HP・転職サイトの情報を元に記載しています

女性が多いイメージのブライダル業界ですが、男性と女性の比率はそこまで大きな差はないかと思います。
(※こちらは企業全体の男女比になりますのでウェディングプランナーだけではなく、本部職なども含まれます。)

 

 

男性ウェディングプランナーのメリット・魅力

 

 

ウェディングプランナーは女性の方が多くいますが、男性ウェディングプランナーが担当者となった場合下記のようなメリットがあります。

 

新郎の気持ちが分かる        

主役は新婦といえど、各アイテムの最終決定権は新郎にあることが多く、打合せの際も新郎に確認をして決定されることも多く見受けられます。
特に予算面での相談は新郎からされる事が多く、そういったシビアな話も男性ウェディングプランナーであれば相談しやすいという面もあります。
その他、単純に男性同士だと新郎が話しやすいという点。
あまり前向きでない新郎の場合、やる気スイッチを入れやすいのは男性ウェディングプランナーだったりします。
趣味や仕事、スポーツなどで意気投合する事も多いです。

 

女性と違った目線での提案ができる  

結婚式の打ち合わせは女性が主導権を握っている事が多く、場合によっては結婚式の内容が新婦のゲストよりになってしまっているというケースもあります。
男性目線に立ってアドバイスをしてもらえたり、女性と違った目線での新鮮な提案をしてもらえたりする事もあり男女双方のゲストに喜んでもらえより良い結婚式になる事もあります。

 

 

男性ウェディングプランナーのデメリット

 

 

デメリットと書きましたが、基本的にはありません。
新郎新婦様も、ウエディングプランナー=女性と思われている方が多いですが、男性ウェディングプランナーは絶対に嫌!という新郎新婦様はあまりいません。
強いて言えば女性のデリケートな悩みを共有出来なかったり、アドバイスが出来なかったりという点があります。
しかし、身だしなみや清潔感、女性的な感覚などは注意して細部にまで気を遣う事を忘れなければカバー出来ます。
ウェディングドレスなど体型に関する相談は、基本的にドレスコーディネーターが担当しますのでウェディングプランナーが直接関わるという事は殆どありません。
ヘアメイクやブーケ等に関しても同様です。

ウェディングプランナーの本質である人間力や提案力は男性も女性も変わらず必須な事です。

 

 

男性ウェディングプランナーは活躍できる

 

 

現代は男性のウェディングプランナーも多くなってきており、数字管理や体力は男性の方が得意な傾向にある為、特に中途採用では即戦力として男性のウェディングプランナーを積極的に採用している企業もあります。

 

営業が得意な人が多い        

ウェディングプランナーは営業的な要素があり売上を作り、その売上を上げていく事も重要な仕事の1つになります。
新規の接客では成約(契約)を取る事、打ち合わせでは演出や料理、衣装等で単価を上げていく事が求められます。

会社にもよりますが、月間の数値目標がありその達成に向けて接客や営業を行います。
そのため、ブライダル業界やウェディングプランナー職が未経験であっても営業の経験があると転職の際に有利になります。
法人営業や、保険・車・住宅などの個人の経験は大いに活かす事ができます。

 

体力がある            

平日は新規接客や、打ち合わせ、結婚式準備や新郎新婦、関係各部署、各社への対応業務。
土日には大きな緊張感を伴う営業や、結婚式本番が控えています。

基本的にお客様の都合に合わせてスケジュールを組みますので遅い時間から新規の接客や成約済みのお客様と打ち合わせをする事もあります。
また繁忙期には1ヶ月に結婚式を同時に何件も担当する事もあり、勿論残業も増えてきます。

長時間労働に及ぶ事も少なくないため、体力、気力ともに維持する事が必要になってきます。

新規の見学で案内する場合はカップルと一緒に会場をまわりますし、結婚式当日もウェディングプランナーが立ち会う会場であれば、式の進行指示・確認など立ちっぱなしという場合も。

座ってする事務仕事や打ち合わせ業務もありますが、立ってする仕事や力仕事も多くありますので色々な面で体力が必要となってきます。

 

結婚や出産等のライフイベントの影響がない

近年では働く女性も増えてきており、ブライダル企業も産休育休100%取得企業や、社内託児所を設けていたり、時短制度を導入したりと女性の活躍を応援する企業が増えています。

しかし女性は出産や育児でどうしても一時期は現場を離れなくてはなりません。
結婚式のプランニング(打ち合わせ)の途中で担当を変更しなければならなくなってしまったり、当日の施工担当を交代しなければならないという事も出てきます。

もちろんそういった事で女性が不利になるという事はありませんが、男性は出産や育児の影響がないため、女性よりは働きやすくなるという事があります。

 

男性管理職が多い・マネジメント力が必要

前述したようにブライダル業界は女性の活躍が増えており、管理職の割合も他の業界より高くなっていますが7~8割は男性が管理職となっています。

ブライダル業界は女性の業界と思われがちですが、管理職はまだまだ男性の方が多いのが現状です。
その為、キャリアアップを目指しやすいのは男性という事もあります。

ウェディングプランナーのキャリアアップは、マネージャーや支配人、本部職などの道があるため経験を積んだ後に管理職として活躍できる可能性が多くあります。

 

 

男性がウェディングプランナーとして活躍するためには

 

 

前述したように結婚式については新婦の方がこだわりたいポイントが多い為、女性的な感性を理解することが必要です。
どんなことに女性はかわいいと思うか、男性では中々気にしないような細かい点まで女性は考えています。
他にも結婚式では男性が少し照れてしまうような演出も多くあります。
ウェディングケーキを食べさせ合うファーストミートが有名な演出ですが、新婦が好む演出にも共感していく必要があります。
その為、新郎の気持ちと新婦の気持ちの双方の理解者となり橋渡しをしてあげる役割が求められます。

男性であっても女性であっても、ウェディングプランナーは結婚する2人にとって結婚式を作るプロフェッショナルである事に変わりません。

お客様の大切な結婚式の為に新郎新婦の気持ちを汲み取り、アドバイザーとして熱意を持って真摯に取り組む事が大切になります。

 

 

ウェディングプランナーの給料   

 

 

ウェディングプランナーの給料に関してもお伝えしますので参考にして頂ければと思います。

 

ウェディングプランナーの年収    

ウェディングプランナーのスタート年収
約280〜450万円

ウェディングプランナーの平均年収
約350万円~450万円

日本の平均年収
男女:436万円
女性:296万円(※国税庁/令和元年 民間給与実態統計調査結果より)

日本の平均年収と比べると少し低い(安い)水準からスタートとなるのが現状です。
しかし年齢や役職・経験によっても変わってきますし、企業によっても差があります。

参考コラム
ブライダル業界ランキング~売上・企業規模・給料・勤続年数~

 

ウェディングプランナーの月収・手取り

未経験者:約20~23万円
経験者:約25万~40万円位

新卒
大卒の初任給:約20~23万円

短大・専門卒の初任給:約18~20万円

が一般的となっています。

大卒の場合と短大・専門卒の場合、ウエディングプランナーの初任給は2万円程差があります。
額面の給与から保険料や税金が控除されるので、手取りでもらえる金額は額面より3~5万引かれる事が多いでしょう。

 

◎ブライダルビズでご紹介させて頂いている求人の平均年収は
未経験からの場合:約300〜450万円
経験者の場合:約300〜500万円

となっております。

中途採用の場合、未経験であっても営業経験やマネジメント経験など実績がある場合は弊社で交渉し考慮して頂ける場合もございます。

参考コラム
ウェディングプランナーの給料は高い?安い?お給料事情を解説

 

 

 

まとめ・ウェディングプランナーは男性も女性も活躍できる仕事

 

 

ウェディングプランナーには気配りや思いやり、コツコツと仕事をこなしていく能力、その他にコミュニケーション能力や営業力、体力なども必要になりますので得意な方はウェディングプランナーとして大いに活躍できます。
得意でなくてもこういった能力やスキルは自分の努力で変えていく事ができます。

また結婚式のプロデュースにはヒアリング力や提案力などが必要になるため、男性女性の差というよりはそのようなスキルや能力の方が重要になります。

ブライダル業界やウェディングプランナーの仕事に興味があっても、何となく一歩踏み出せない男性もいるかもしれません。
しかしブライダル業界では多くの男性が活躍しており、管理職やマネジメント職など長い目で見ても企業にとって重要な存在であり今後も重宝されるでしょう。

ウェディングプランナーは一生に一度の結婚式を任されるため責任感やプレッシャー、緊張感がある仕事です。
金額も高額なため、些細な事でクレームになる事もありますが、郎新婦含め多くの方に感謝されたり、幸せの瞬間に携わる事ができ感動ややりがいを感じる事ができる仕事です。

弊社からも多くの男性がウェディングプランナーとして転職・就職しておりますので、ウェディングプランナーになりたい、ブライダル業界の仕事やウェディングプランナーの仕事に興味があるという方はお気軽にご相談下さいませ。

 

 

 

 

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