ドレスコーディネーターの仕事*結婚式でのベール・グローブについて

 

ドレスコーディネーターの仕事*結婚式でのベール・グローブについて

 

 

こんにちは。

ドレスコーディネーターの仕事は、ドレスだけではなく、お選び頂いたドレスに合わせてベール・グローブ・シューズなどの小物類や、ティアラ・イヤリング・ネックレスなどのアクセサリーなどのご提案もします。

アイテム一つ一つの意味を理解し、ご説明する事もドレスコーディネーターの大切な役割です。

そこで、今回は、結婚式で花嫁さまが身に付けているベールとグローブについてご紹介致します。

ドレスコーディネーターとして勤めていた際の体験談も含めながらお伝えしていきますので、是非参考にしてみて下さいね。

 

 

 

 

ドレスコーディネーターが扱うベール・グローブについて

 

 

ウェディングドレスが決定すると、次に行うのが小物選び。

ドレスコーディネーターは、ウェディングドレス以外に、ベール・グローブなどの提案も行いトータルでコーディネートしていきます。

 

 

★ベール

一生のうちに一度しか使用頂く場面はございませんが、ドレスよりもベールにこだわりをお持ちの花嫁さまもいらっしゃいました。

ウェディングドレス同様、ベールにも様々な種類があり、ショート・ミディアム・ロングなど長さもそれぞれです。

ハンドメイドで作られた繊細なベールや、ビーズ・刺繍が入ったベール、花柄のベール等ドレスに合わせて選べるようになっています。

 

 

★グローブ

実は、グローブ一つでも全体の印象がガラッと変わるため驚かれる花嫁さまも多くいらっしゃいます!

グローブにも、ドレスに合わせてお選び頂けるように、様々な種類があります。

ショート丈・ミディアム丈・ロング丈、フィンガーレス、また、レースグローブ・リボンモチーフ・ビーズモチーフなどの素材や、色合いもホワイト・オフホワイト・アイボリーなどなど・・・

ウェディングドレスや、会場の雰囲気に合わせて選ぶのが一般的となっています。

 

ベールやグローブは、レンタルのものが多くなっていますが、ドレスショップによっては販売を行っている事も。

ベールやグローブなどのアイテムは、花嫁さまがサムシングフォーの1つとして選ばれる事も多い品々なんです。

 

※サムシングフォーとは・・・
欧米の結婚式の演出の1つで、イギリス皇室のロイヤルウェディングでも取り入れられているものとなります。

近年日本でも広まりつつあり、結婚式で花嫁さまが身に付けると一生幸せになると言われている4つのアイテムの事を指します。

その1つにサムシングニューというものがあり、これは新しい物を準備するという事で未来への希望を表します。

新しく購入した白色のアイテムを結婚式で身に着ける花嫁さまが多く、これから始まる新生活が希望に満ちて幸せなものになるようにと願いを込めて、新調したものなら何でも良いとされております。

 

ウェディングドレスを購入するという方も稀にいらっしゃいますが、一生に一度しか着用しないものであり金額も高額となるため、このようなウェディングドレス関連の小物を購入する方が多くなっています。

購入すれば一生手元に残りますので、いつでも幸せな結婚式を思い出せますよね。

ベールやグローブには、このような大切な役割もあります♪

 

参考コラム
花嫁を幸せにするサムシングフォーとは?

 

 

 

ベールについて            

 

 

結婚式で新婦様が身につけるベール。

ウェディングドレス同様、新婦様の必須アイテムでありとても綺麗ですよね。

ベール1つでドレスの印象も大きく変わるので、ドレスコーディネーターの提案力は非常に大切になります。

こちらでは、ベールをつける意味や、結婚式でベールを使った演出等をお伝えしていきます。

 

 

ベールをつける意味         

結婚式では、どの花嫁さまも必ずつけているベールをつけていますよね。

皆様は、花嫁さまがなぜ挙式の際にベールやグローブを身につけているのかご存知ですか?

実はファッションや見栄えのためではなく、身につけているのにはきちんと理由があるのです・・・!

私がドレスコーディネーターを勤めていた際にも、新郎新婦様や、一緒にいらっしゃるお母様にベールの意味は必ず伝えておりました。

花嫁さまがベールをつける理由は、バージンロードで花婿の元に向かう際に、悪いものから身を守る・・という意味があるようです。

元々、ベールは、花嫁さまの顔を覆う事で魔除けを意味し、古代ギリシャ・ローマ時代から始まったと言われております。

 

 

ベールの演出:ベールダウンとは?  

ベールダウンとは、挙式がスタートする際に、花嫁さまのベールをお母様がおろし式へと送り出す儀式です。

身支度の仕上げとして、子育てをされたお母様の最後の「娘を守る」という意味が込められています。

チャペルのバージンロードは、花嫁さまの人生を表していると言われています。
そのバージンロードを歩く前に、「様々な困難や苦難から私があなたを守ります」という魔除けの意味を込めてお母様が花嫁さまのベールをおろします。

 

 

ベールの演出:ベールアップとは?  

ベールアップとは、花婿さまが花嫁さまのベールを持ち上げるセレモニーの事を指します。

皆さまの前で愛を誓いあった新郎さまのみ花嫁さまのベールアップを行う事が許されます。
なぜなら「これからは、ご両親の代わりに僕があなたを守ります」という意味がこめられているからです。

ベールを壁に見立てて、2人の壁を取り払うという意味もあるそうです。

 

このような演出の意味を知ると感動的ですよね。

ベールを使った演出は人気があり、多くの新郎新婦様に選ばれています♪

 

 

 

グローブについて           

 

 

結婚式で花嫁さまの手元の演出をするのがグローブ。

ウェディングドレスやベールと共に、花嫁さまをより輝かせてくれる結婚式の象徴的なアイテムですよね。

花婿さまと腕を組む時や、ブーケを持つ時、指輪交換の際など意外と注目されるため、グローブ選びもドレスコーディネーターの提案力が大切になってきます。

こちらでは、グローブをつける意味や、近年のグローブ事情をお伝えしていきます。

 

 

グローブをつける意味        

結婚式でグローブをつける理由は2つあります。

①露出を避ける
「結婚式」というフォーマルな場であるため、マナーとしてなるべく肌の露出を避けるために、グローブを着用します。
特に教会でのキリスト教式は格式が高いため、肌の露出はできるだけNGとされています。

 

②無垢を表す
花嫁さまは、指輪交換の際に初めてグローブを外しますが、グローブが妨げになるから外すのではなく「私はこれからあなたのものになります」という花嫁さまの決意や花婿さまへの誓いの意味を込めて外されるのです。

 

花嫁さまが結婚式でグローブを身に付けるのにはこのような理由があります。
意味を知っておくと、グローブ選びも楽しくなりますよね。

 

 

近年のグローブ事情         

グローブは、結婚式で必ず着用しなくてはいけないというものではありません。

教会式やチャペルではなく、ガーデンで行うガーデンウェディングやリゾートウェディング、レストランウェディングなどカジュアルな結婚式の場合はつけないという方もいらっしゃいます。

近年結婚式のスタイルが多様化しておりトレンドも変化しているため、結婚式の形式によってグローブを身につけない方も増えています♪

また、つける場合も少しカジュアルに見えるショート丈を選ぶ方も増えつつあるようです。

 

 

まとめ               

 

 

・・・いかがでしたでしょうか?

「そんなに素敵な意味があったんですね」「ドレスだけではなく、ベールやグローブもこだわって選びたいです」と仰る方もいらっしゃいました。

結婚式では必ずつけている「ベール」や「グローブ」。

ウェディングドレスと、ベールやグローブのデザインがマッチすれば、花嫁様をよりエレガントに輝かせる事ができます。

身に付ける理由や、意味・役割を知るとコーディネートにより力が入りそうですよね。

このようにドレスコーディネーターは、結婚式で花嫁さまをトータルでコーディネートし、一生の思い出に残る衣装の提案ができます。

花嫁さまをより輝かせたい。
幸せのお手伝いがしたい。

という方は、是非ドレスコーディネーターの仕事にチャレンジしてみて下さいね。

 

ブライダルビズではドレスコーディネーターの求人のご紹介が可能でございます。
少しでもご興味ございましたらご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 

 

 

転職をご検討の方は『転職支援サービス:無料』をご利用下さい。

非公開求人を中心としたご紹介から、面接の準備・対策をそれぞれの求職者様一人一人に行っています。