新郎新婦の最高の一日を演出!ブライダルサービススタッフの仕事内容ややりがいとは?

ウェディングサービススタッフの仕事内容や給料・なり方・必要な資格をご紹介

 

 

結婚式は、新郎新婦にとって人生で最も特別な日。

そんな大切な一日を成功へと導くのが、ウェディングサービススタッフ(宴会サービススタッフ)の役割です。

ゲストを温かく迎え、最高のおもてなしを提供する事で、「感動的な結婚式」を作り上げていきます。

結婚式の印象を左右する最も重要な存在の一つの為、未経験からチャレンジできる仕事なのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ウェディングサービススタッフの仕事内容やなり方、やりがいやキャリアプランなどについてご紹介します。

華やかな舞台の裏側で活躍するこの仕事には、どのような魅力があるのでしょうか?

これからブライダルのお仕事がしたいという方は是非参考にしてみて下さいね。

 

 

 

 

✔︎参考コラム

 

 

 

ウェディングサービススタッフの仕事内容 


 

ウェディングサービススタッフの主な仕事は、披露宴会場(バンケット)でのサービス業務です。

結婚式当日、新郎新婦に代わってゲストをおもてなしし、ウェディングプランナーや介添え、司会者などと連携しながら、式全体がスムーズに進むようサポートします。

披露宴会場の準備やセッティング、料理・ドリンクの提供、ゲストの案内、写真撮影の補助など、さまざまな業務を通じて幸せな一日を支える大切な役割を担います。

 

 

 

①披露宴会場の準備やセッティング  

 

ウェディングサービススタッフの仕事は、披露宴会場の準備やセッティングからスタートします。

職場の形態によって異なりますが、ホテルなどでは1日に複数の結婚式が行われることも珍しくありません。

1組の披露宴が終わると、すぐに会場の片付けを行い、次の結婚式の準備に取りかかります。

この、会場の片付けから次の披露宴のレイアウト変更までの作業を、業界では「どんでん」と呼びます。

ホテルや専門式場では、1日に2〜3回転することもあり、スピードとチームワークが求められる場面も多くあります。

限られた時間の中で最高の空間を整えることが、ウェディングサービススタッフの大切な役割のひとつです。

 

 

 

②ゲストへのドリンク・料理提供   

 

ウェディングサービススタッフは、披露宴会場でゲストへのコース料理の提供、メニューの説明やドリンクのオーダー対応、食器の片付けなどを行い、披露宴がスムーズに進行するようサポートします。

前述の通り、バンケットサービスの仕事は、新郎新婦に代わってゲストをおもてなしする大切な役割。

ゲストと直接接する機会が最も多いポジションでもあります。

そのため、料理や飲み物に関する質問に答えられるよう、食材やワインなどの専門知識が求められます。

また、結婚式というフォーマルな場にふさわしい丁寧な言葉遣いと立ち居振る舞い、高い接客スキルも重要。

披露宴は、新郎新婦の入場から乾杯、ケーキ入刀やお色直し、余興、手紙朗読、花束贈呈、退場まで、多くの演出で構成されています。

各シーンの流れを把握し、進行に合わせて最適なタイミングでサービスを行うことが、ウェディングサービススタッフには求められます。

 

 

*サービスキャプテンの役割*

結婚式の披露宴では、全体の進行を指揮・管理する「サービスキャプテン」がいます。

キャプテンの指示のもと、ウェディングサービススタッフはゲストの様子に気を配り、困っている方がいないか、何か必要としていないかを常に意識しながら、おもてなしの心でサービスを行います。

キャプテンは当日のサービスチームを統括する責任者であり、披露宴全体の進行を任されています。

新郎新婦の先導を務めることも多く、新郎新婦やゲスト双方に心を配りながら、式全体が滞りなく進むよう管理・調整する重要な役割。

具体的な業務としては、ウェディングプランナーが新郎新婦と打ち合わせた内容やコンセプトを確認し、司会者・調理・音響・照明・撮影など各担当スタッフと連携を取りながら、披露宴を時間通りに進行させます。

特に、タイムスケジュールの管理と、料理やドリンク提供のタイミング指示はキャプテンの腕の見せどころです。

また、結婚式当日は思わぬハプニングが起こることもあります。

その際には、冷静に状況を判断し、瞬時に最適な対応を取る判断力とリーダーシップが求められます。

サービスキャプテンは、まさに“披露宴を成功へ導く司令塔”といえる存在です。

 

 

 

③その他              


ウェディングサービススタッフは、料理やドリンクの提供以外にも、会場内でのご案内や写真撮影のお手伝いなど、ゲストが快適に過ごせるよう幅広いサポートを行います。

披露宴全体を統括するキャプテンの指示に従いながら、自らもゲスト一人ひとりの様子に目を配り、困っている方がいないか、何か必要としていないかを常に気にかけることが大切。

細やかな気配りや迅速な対応を通して、ゲストに心から満足していただけるおもてなしを提供する——それがウェディングサービススタッフの使命です。

 

 

*ウェディングサービススタッフの平日の仕事内容*

結婚式は土日や祝日に行われることが多いため、ウェディングサービススタッフの平日は、主に週末の披露宴に向けた準備や打ち合わせが中心となります。

平日に婚礼が入る場合もありますが、基本的には土日がメイン。

週の前半は、前週の披露宴の片付けや備品の整理、休暇を取るスタッフも多い時期です。

週の後半になると、引き出物や会場装飾の確認、引き出物の準備・制作、披露宴の進行表や席次表のチェック、会場の設営、そして他スタッフとのミーティングなどを行い、週末の本番に備えます。

結婚式当日を最高の一日にするために、平日の地道な準備こそが大切な仕事のひとつになります。

 

 

✔︎参考コラム

 

 

 

ウェディングサービススタッフになるには 

 

 

では、ウェディングサービススタッフになるにはどのような道があるのでしょうか。

結論から言うと、未経験からでも挑戦できる仕事です。

実際に、アルバイトや契約社員として現場経験を積み、正社員へとキャリアアップしていく方も多くいます。

ただし、ブライダル業界は人気が高く、丁寧な接客スキルや基本的なマナーが求められるほか、ホテルでの勤務では英語などの語学力が活かせる場合もあります。

そのため、高校卒業後に短大・大学・ホテル系やブライダル系の専門学校へ進学し、接客マナーやサービス実技、婚礼知識などを学んでおくと、就職時に有利になります。

ブライダル業界で長く活躍するためには、知識と経験の両方を積み重ねていくことが大切です。

 

 

*新卒採用の際のポイント*

★新卒のため、特に経験は問われません★

そのため、ブライダル業界に興味がある方は、高校卒業後にホテル・ブライダル系の専門学校や短大、大学へ進学するのが近道です。

専門学校では、挙式や披露宴の流れ、接客マナー、テーブルサービスなど、実務に直結する知識とスキルを学ぶことができます。一方、短大や大学では、ブライダルに限らず幅広い教養やコミュニケーション力、ビジネスマナーを身につけられる点が強みです。

また、大手のブライダル企業やホテルの中には「大卒以上」を応募条件としている場合もあります。

そのため、進学先を選ぶ際は、将来の就職先を見据えておくことも大切です。

さらに、在学中に結婚式場やホテルでのアルバイト経験があると、実践的なスキルを身につけられるだけでなく、就職活動でも大きなアピールポイントになります。

 

 

*中途採用の際のポイント*

★できれば即戦力が欲しい★

そのため、基本的な接客スキルやビジネスマナーが身についていることが重要です。

特に、ブライダル業界での実務経験がある方はもちろん、ホテル・レストラン・販売など、人と接する仕事の経験をお持ちの方も高く評価されます。

新郎新婦やゲストへの丁寧な対応が求められるブライダルの現場では、「おもてなしの心」と「柔軟な対応力」を活かせる方が即戦力として活躍できるでしょう。

 

 

 

①専門学校で学ぶ          

 

現在、全国にはブライダルを専門的に学べる学校が約120校あります。

専門学校では、ブライダル業界で必要とされる知識やスキルを、実践を交えながら総合的に学ぶことができます。

授業では、接客マナーや立ち居振る舞いといった基本動作のほか、会場コーディネート、テーブルセッティング、衣装、ヘアメイクなど、現場で役立つ幅広い内容を学習。

本物のドレスやティアラ、ブーケを使った実習を行う学校も多く、リアルな現場感覚を身につけられます。

また、資格取得に向けたサポートや、ブライダル企業との就職連携も充実しており、企業から直接学校へ求人が届くケースも。

専門的な知識と実践力を身につけたい方にとって、専門学校での学びはブライダル業界への大きな一歩となるでしょう。

 

 

 

②短大・大学へ進学する       

 

ブライダル専門の学部はまだ多くありませんが、近年はウェディング業界の人気を背景に、ブライダル系の学科や講義を充実させる短大や大学も増えています。

大学では、サービス学部やコミュニケーション系、観光学部などでブライダルに関連する知識を学ぶことが可能。

短大でも、ブライダルやサービス、ファッションを学べる学科があります。

学校によって学べる内容や講義の充実度は異なるため、入学前にしっかり確認することが大切です。

ブライダル関連の学部でなくても、授業やゼミ、セミナーで得た知識やスキルは業界で活かせます。

また、短大は就職サポートが手厚い点も魅力のひとつです。

 

 

 

③異業種の経験を活かす       

結婚式は一生に一度の特別なイベントであり、高額なサービスでもあるため、礼儀やマナー、ホスピタリティが求められます。

そのため、ブライダル業界では「即戦力」として社会人経験が重視される傾向があります。

未経験でも、社会人としての基本的なビジネスマナーや接客スキルは大きな強み。

特に、飲食業界やアパレル業界での接客経験は、転職時に有利になります。

一方で、ブライダル特有の知識がないままでは業務に対応しづらいため、業界研究や企業研究、ブライダル知識の習得は欠かせません。

具体的には、以下のような取り組みが有効です。

・ブライダル関連の書籍やセミナーで基本知識を学ぶ
・結婚式場の見学や模擬挙式に参加して現場を体感する
・ブライダル業界の最新トレンドやサービス内容を調べる

これらを行うことで、未経験でも安心して転職活動に臨め、面接時にも実践的な話ができるようになります。

 

 

 

④ブライダル業界でアルバイト経験を積む 

 

ブライダル業界やホテルでのアルバイト経験は、現場の仕事内容を理解できるだけでなく、採用後もスムーズに業務に入れるため、転職時に有利になります。

アルバイトとして接客や運営の経験を積むことで、面接でも具体的なエピソードとしてアピールできます。

例えば、ゲスト対応の工夫やチームでの連携、イベント運営のサポートなどを例に挙げると、即戦力としての印象が強まります。

また、現場での働きぶりが評価され、正社員として登用される可能性もあります。

未経験から正社員を目指す場合のステップとしては、まずアルバイトで現場経験を積み、ブライダル業界の基礎知識や接客スキルを身につけます。

その上で、自分の経験や実績を整理し、面接や履歴書で具体的にアピールすることで、転職活動をスムーズに進められるでしょう。

アルバイト期間が長すぎると転職時に不利になる場合もあるため、計画的に経験を積み、ステップアップを意識することが大切です。

 

 

 

⑤ブライダル専門のエージェントを利用する

 

ブライダル業界未経験の場合、転職エージェントを利用する事で転職への近道になる事もあります。

特に、ブライダル業界に特化したエージェントを使うと、多くのメリットがあります。

専門エージェントでは、業界の最新情報や企業の採用傾向を詳しく把握しており、非公開求人や最新求人の紹介も受けやすくなります。

また、各社の採用基準を踏まえたアドバイスや、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、幅広くサポートしてもらえます。

その他にも・・・

・ブライダル業界の知識や最新情報の提供
・非公開求人の紹介
・年収交渉の代行
・履歴書・職務経歴書の添削
・面接対策
・転職活動全般の相談   などなど

さらに、第三者の目を通すことで、自分では気づかなかった魅力や強みを発見できる点も大きなメリットです。

求人資料だけではわからない就職後の職場の雰囲気や環境についても、専門のキャリアアドバイザーから情報を得られるため、安心して転職活動を進められます。

 

ブライダル業界に特化した転職サポートを行なっている為、ブライダル業界出身者はもちろんの事、ブライダル人事を経験しているスタッフも在籍しています。

ノウハウが蓄積されていますのでブライダル業界への転職をしっかりサポートできます。

ホテル・ゲストハウス・専門式場・レストランなど様々な職場をご紹介させて頂きます。

 

 

 

ウェディングサービススタッフのやりがい   



続いてウェディングサービススタッフの仕事の魅力ややりがいをご紹介していきます。

 

 

①人々の幸せの瞬間に立ち会える   


結婚式当日のご新郎様・ご新婦様の幸せな笑顔
を見るために、サービスの仕事をしているといっても過言ではありません。

当日までに、沢山のスタッフが関わり作り上げてきた形のない結婚式を形にする事がウェディングサービススタッフの仕事。

ミスが許されない緊張感のある仕事ですが、無事に終了して最後にゲストやお二人からお褒めの言葉を頂いた時の喜びは図り知れません。

ウェディングサービスのやりがいは、新郎新婦が一生懸命準備してきた結婚式に立ち会い幸せの瞬間を見届ける事ができる事、そして披露宴を進行し新郎新婦やゲストの方に喜んでもらえる事です。

バンケットサービスの仕事は、新郎新婦に代わってゲストの方々におもてなしをする重要なお仕事です。

直接新郎新婦に関わる事は少なく裏方のお仕事ではありますが、ゲストの方に満足してもらうために、そして当日スムーズに進行するためにサービススタッフの存在は欠かせません。

プレッシャーや責任がある仕事ですが、皆で協力し結婚式を作り上げ無事に成功した時には大きなやりがいや達成感を感じる事ができる仕事です。

 

 

 

②お客様に感動を与えられる     

 

事前に何度も式場に足を運び、準備をしてきていても新郎新婦にとって結婚式は初めての事。

一生に一度の大切なイベントであり、ゲストの方も大勢来られているので、どんな結婚式になるのか・成功するのかなど当日は大きな緊張や不安を感じている事が殆どです。

一方でゲストの方々はどんな結婚式なのか楽しみにしています。

そのような思いをしっかり汲み取り、ウェディングサービススタッフは各担当のプロフェッショナルたちと一緒に最高の結婚式となるよう協力しながら成功に導いていきます。

皆で最高の結婚式を実現できた時には、新郎新婦やそのご家族・ご列席者に大きな感動を与える事ができます。

 

 

 

③高いサービススキルを身につけられる


ブライダルの仕事は、ホテルの仕事などと同様にホスピタリティが求められ接客業の最高峰とも言われています。

そのため、下記のようなスキルを幅広く身に付ける事ができます。

 

・コミュニケーション能力
・ホスピタリティ
・礼儀・マナー
・問題解決能力
・折衝能力
・対応力

 

サービスの経験を積めば積むほど、知識やスキルが身につき成長を感じる事ができます。

様々なスキルを身につけ人として成長できる魅力があります。

 

 

 

④チームで達成する喜びを感じられる 


1つの結婚式を作り上げるためには、ウェディングプランナーを中心に下記のような様々なスタッフが携わっており、1人で成功させる事はできません。 

多い時では100名を超えるスタッフが携わる事も。

宴会部門のサービススタッフも、キャプテンを中心に皆で協力しながらサービスを提供していきます。

各分野のプロフェッショナルが集結して1つの結婚式を成功に導けた時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。

 

 

職種 仕事内容
ウェディングプランナー 結婚式全体のプランニング
ドレスコーディネーター 新郎新婦・ご家族の衣装
フラワーコーディネーター 会場コーディネート・ブーケ
ブライダルヘアメイク 新婦のヘアメイク
司会 当日の司会・進行
バンケットサービス 当日の料飲サービス
調理 当日の料飲サービス
ブライダルパティシエ ウェディングケーキの制作
カメラマン 当日の写真
音響・映像 当日の音響・映像
ブライダルアテンダー 新郎新婦の当日のサポート

 

 

 

 

ウェディングサービススタッフの年収 

 

 

ウェディングサービススタッフの給与は、企業やエリア、また年齢や経験の有無によっても変わってきます。

ここでは一般的な平均額をお伝えしていきいます。

 

 

ウェディングサービススタッフの給料 

 

ウェディングサービススタッフ含める、現在のブライダル業界の正社員の平均月収・平均年収は下記の通りとなっています。

 

 

ブライダル業界の平均月収

 

・25万9千円〜

宿泊(ホテル)・飲食サービスの平均月収
(ブライダル業界もこちらに含まれます)

(※参考:厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査より)

 

 

 

ブライダル業界の平均年収

 

・350万〜450万円

 

 

 

日本の平均年収

 

全体:461万円
男性:567万円

女性:280万円

(※国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査より)

 

年齢や役職にもよりますが、日本の平均年収と比べると、ブライダルスタッフの年収は少し低い水準からスタートとなるのが現状です。

一方で、日本人女性の平均年収は、正社員で314万円となっていますので、女性の活躍が多いブライダルの仕事は、一般的な水準よりも高い年収が得られる可能性があります。

こちらの平均年収は、現場職のスタッフとして働く場合の年収であり、キャリアを積んで役職に就く事ができれば待遇もアップするため、年収も上がっていく可能性が高く、キャプテンのポジションになると500万円前後になる事もあります。

特に大手ブライダル企業のリーダーや支配人などマネージャークラスになると、年収800万円前後の企業もあり、役職に就くと給料も上がっていきますので一概に言えないのが現状です。

 

✔︎参考コラム

 

 

 

ウェディングサービススタッフの勤務形態      

 

接客 上手い人 特徴

 

結婚式は基本的に土日祝日に90%行われます。

そのため、ウェディングサービスのスタッフの休日が気になる方も多いのではないでしょうか。

ここではウェディングサービススタッフの勤務形態について解説していきます。

 

 

 

勤務時間               

 

1日の勤務時間は、実働7~8時間程度が平均的でシフト制となっています。

土日祝の場合は、大体7時〜23時の間でシフト制となる事が多くなるでしょう。

ただし、ブライダル業界には繁忙期と閑散期があるため、繁忙期は残業になってしまうなど労働時間が増加する傾向にあります。

 

 

 

休日                 


休日は週休2日制をとっている企業が多く、休みは月8~9日となります。

しかし、前述したように結婚式の9割は土日祝日に行われますので、基本シフト制の平日が休日となります。

専門の式場やゲストハウスなどは、月曜日や火曜日が定休日となっているところも多くあります。

金曜日などの週末は結婚式の準備が入りますので、週始めが休みになる事が多くなるかもしれません。

ゴールデンウィークや夏休み、お盆や年末年始など世間が長期的な休みの時期は、宴会や結婚式も少なくなる傾向にありますので長期休暇は比較的取りやすくなるでしょう。

ただホテルやブライダル施設によっては、年末年始にイベントが行われる事もあるため、就職する企業によって異なります。

年間の休日としては、産休育休や年次有給休暇・慶弔休暇が取れます。

 

 

 

ウェディングサービスのキャリアステップ 

 


ウェディング(バンケット)サービスのキャリアプランとしては、まず一般的なサービススタッフから始まりキャプテンや支配人を目指していくようになります。

 

 

①一般スタッフ

   ↓

②キャプテンのアシスタント

   ↓

③キャプテン

   ↓

④マネージャー・支配人
キャリアチェンジ(ウェディングプランナー・営業など)

 

 

ウェディングサービスの花形と言えば、ご新郎様・ご新婦様のご案内や会場を取り仕切るキャプテンになるのではないでしょうか。

多くのスタッフがクロークやお客様のご案内から始まり、披露宴のサービススタッフ、キャプテンのアシスタントを経てキャプテンへステップアップしていきます。

キャプテンはバンケットサービスのチーフであり披露宴の全責任を負う重要な役職です。

必要なスキルは婚礼の知識、料理サービスの技術だけでなく、マネジメントや、タイムスケジュールや空間把握能力(いつ・どこで・誰が・何をしているか)も重要な事柄です。

ホテルや専門式場の場合は当日は、ウェディングプランナーは立ち会わずキャプテンに任される事が多いため、事前にしっかり打ち合わせを行い、司会や音響照明・カメラ・調理スタッフなど披露宴に携わる各部署のスタッフと連携を取りながら披露宴を滞りなく進行していきます。

またアクシデントやトラブルにも瞬時に対応・行動する事や、サービススタッフは社員の他に派遣社員アルバイトの方も多いのでしっかり取りまとめる事も重要な仕事です。

大変な仕事ではありますが、結婚式を成功させ新郎新婦・ゲストの方に喜んでもらえた時は大きな達成感とやりがいを感じる事ができます。

大きな会場の場合は、何人ものキャプテンを統括するマネージャーへのステップアップもあるかと思います。

また、ウエディングサービスには沢山の職種があります。

それぞれがプロフェッショナルを目指すのも良いかもしれません。

 

 

 

ウェディングサービススタッフの雇用形態 


 

ホテルや専門式場・ゲストハウス・レストランなどでは、ウェディングスタッフ(バンケットスタッフ)は基本的に正社員での雇用となります。

しかし、結婚式や宴会は土日・祝日に行われる事が多く、社員のスタッフだけでは回らなくなるため、派遣スタッフやアルバイトスタッフが入る事も多々あります。

直接アルバイト雇用のスタッフもいれば、配膳会といって配膳サービス専門の派遣会社から派遣されてくるスタッフもいます。

正社員はこうした派遣スタッフやアルバイトスタッフに、的確な指示出しをしたり、「全員で結婚式を成功させる」というリーダーシップやまとめる役割もあります。

 

 

 

ウェディングサービススタッフに資格は必要?  

 

 

ウェディングのサービススタッフになるために必須な資格はありません。

しかし、取得しておく事で就職する際や、実務につく際に有利になる資格はいくつかあります。

 

ホテル全般 マナー関連 飲食
ホテルビジネス実務検定 マナープロトコール検定 レストランサービス技能検定
ホテル実務技能認定試験 接客サービスマナー検定
ホテルマネジメント技能検定 サービス接遇検定

 

バンケットサービスであれば、レストランサービス技能検定などがおすすめです。

 

 

レストランサービス技能検定


国家試験になり、飲食業界やホテル業界で働く人を対象に、サービスのスペシャリストとして接客の技能を検定する資格となります。

試験は3級~1級まであり、合格者には国家技能検定資格レストランサービス技能士の称号が与えられ認定バッチを付ける事ができます。

食品衛生に関する一般的な知識から、サービスの基本的な知識・技術、マナーやクレーム対応、安全管理まで飲食店で働く際に必要な事を網羅。
学科試験+実施試験となっており、受験資格は全て実務経験が必要となります。

実務経験者である事から、そこまで難しいと感じない受験者が多いようですが1級は難易度が上がるようです。

 

資格詳細】

■3級
受験対象:飲食サービスの実務経験が1年以上
受験実施:年1回
試験時間:学科試験120分・実技試験9分
合格基準:学科・実技ともに60点
受験費用:学科試験6500円・実技試験10,000円

 

■2級
受験対象:3級取得後2年以上の実務経験
受験実施:年1回
試験時間:学科試験120分・実技試験15分
合格基準:学科・実技ともに60点
受験費用:学科試験6500円・実技試験13,000円


■1級
受験対象:2級取得後4年以上の実務経験
受験実施:年1回
試験時間:学科試験120分・実技試験30分
合格基準:学科・実技ともに60点
受験費用:学科試験6500円・実技試験23,500円


資格詳細

 

 

 

まとめ             

 

 

ウェディングサービスの仕事は、新郎新婦に代わってゲストの方々におもてなしをする、とても重要な仕事です。

直接新郎新婦に関わる機会は少なく、裏方の仕事が中心ですが、ゲストに満足してもらい、結婚式をスムーズに進行させるためには、サービススタッフの存在が欠かせません。

一生に一度の特別なイベントであるため、プレッシャーや責任も大きい仕事ですが、チームで協力して結婚式を作り上げ、新郎新婦やゲストに喜んでもらえるやりがいがあります。

また、接客力や礼儀、業界知識なども身につくため、自分自身の成長につながるでしょう。

 

 

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