ウェディングプランナーの1日の仕事の流れ:平日編・土日編
ウェディングプランナーの1日の仕事の流れ:平日編・土日編
結婚式の企画からプロデュースを担当するウェディングプランナー。
結婚式の全てを任せられる新郎新婦の心強い存在ですよね。
今回は、そんなウェディングプランナーが、日々どのようなタイムスケジュールで仕事をしているのかをお伝えしていきたいと思います。
結婚式がない平日と、結婚式がある土日祝日では仕事内容が大きく変わりますので、曜日別に1日のお仕事の流れをご紹介します。
仕事内容は、企業によっても異なりますし、分業制か一貫制かでも異なりますので一例として参考にして頂ければと思います。
目次
1:ウェディングプランナーの仕事内容
・ウェディングプランナーの1日:平日編
・ウェディングプランナーの1日:土日編(結婚式当日)
・ウェディングプランナーの1日:結婚式前日編
2:ウェディングプランナーの休み
3:まとめ
ウェディングプランナーの仕事内容
ウェディングプランナーは、結婚式を挙げるカップルの希望に合わせ、最高の結婚式を実現するために以下のような業務を行います。
新規接客
自社の結婚式場の見学に訪れたカップルに、チャペルや披露宴会場などをご案内し、会場の魅力や自社のプランのご紹介。
成約になった場合は、見積もりの作成や契約書の取り交わしも行います。
打ち合わせ
成約後は、カップルの希望や予算・結婚式の雰囲気やテーマなどについてヒアリングを行い、具体的なウェディングプランを一緒に立てていきます。
サプライヤー手配
ドレス・ヘアメイク・装花・シェフ・パティシエなど各専門スタッフとミーティング。
神父・音響照明スタッフ・カメラマン・司会者など必要なスタッフの手配。
当日の施工
結婚式当日の進行を管理。
司会進行やスケジュールの調整、トラブル対応など。
費用管理
予算管理や請求書処理、支払い処理などの費用管理業務。
◎このように様々な業務を行います。
満足度の高い結婚式を実現するために、カップルとコミュニケーションをしっかり取り、スタッフと連携を取りながら様々な課題に対応していきます。
ウェディングプランナーの1日:平日編
まずは、平日の仕事の流れからお伝えしていきたいと思います。
平日は、事務作業と接客業務が中心に行われます。
また、結婚式は週末に集中するため、平日に進行の準備や社内打ち合わせを行う事も多くなります。
10:00(11:00)~
出社後は、オフィスで準備作業から始めます。
取引先や担当しているお客様からメールでお問い合わせを頂く事がありますので、内容を確認し対応していきます。
来客の予約やスケジュール確認等の事務作業も行います。
10:30(11:30)~
オープン準備の開始。
お客様が気持ちよく過ごせるように、会場の掃除などを始めます。
その後の朝礼では、本日ご来店されるお客様の予約時間の確認や共有する事項があれば確認していきます。
11:00~12:00
平日の午前はお客様のご来店が少ないため、事務作業が多くなります。
結婚式や披露宴などのイベントの準備を進めるため、フラワーコーディネーター・ヘアメイクスタッフ・調理スタッフなど社内スタッフと打ち合わせを行う事もあります。
打ち合わせでは、料理やドリンクの提供・装飾・音響・照明などの細かい調整を行い、カップルの希望に合わせたプランを作成していきます。
また、外部企業と電話やメールでスケジュールの確認や打ち合わせの調整を行ったり、神父や司会者・音響・照明スタッフなど人員の手配などもします。
12:00~13:00
ランチ休憩
平日はしっかり休憩が取れる事が殆どです。
13:00~
接客業務①
新規のお客様の対応。
およそ2~3時間かけて、自社会場のご案内をしていきます。
15:00~
プランの作成。
新郎新婦の要望や予算に合わせて、プランの見直しや修正を行い結婚式のプランを作成します。
その他、進行表の作成・予算の管理や契約書・報告書の作成・データ入力などの事務作業を行います。
17:00~
接客業務②
本日2回目の接客は、新郎新婦やそのご家族との打ち合わせ。
司会や装花・料理・ケーキ・演出・BGMなど実際のウェディングプランを具体的に詰めていきます。
打ち合わせと並行して、決定したものから各部門のスタッフと協力して準備を進めていきます。
※平日は仕事終わりにご来店されるお客様もいらっしゃいますので、遅い時間から接客業務が入る事もあります。
19:00~
翌日のスケジュールの確認を行い、クローズ作業をして退社となります。
◎平日はこのような流れで仕事をしています。
接客が比較的落ち着くため、事務作業や結婚式の準備以外にも、ブライダルフェアの準備やスタッフの指導・トレーニングなど様々な業務を行います。
繁忙期は挙式数も多いため残業になる事もありますが、スケジュールが上手くコントロールできれば定時に上がれる事も多くなります。
ウェディングプランナーの1日:土日編
土日祝日は、担当している結婚式の本番や、新規・打合せ・ブライダルフェア等お客様のご来館が多くなります。
その為、接客業務がメインとなります。
7:00~8:00
担当する結婚式の施工を行う場合は、結婚式のおよそ2時間前に出勤します。
挙式会場や披露宴会場の最終確認をし、新郎新婦のお出迎え・ご家族への挨拶を行います。
8:00~10:00
新郎新婦が準備をしている間に、プログラムの確認や、各担当部署のスタッフ全員でミーティングを行い、司会・サービス・ドレス・音響・映像・装花・ウェディングケーキ・料理など当日の進行の最終チェックをします。
10:00~
ゲストの受付や案内を開始。
ゲストからの質問や要望があれば対応します。
新郎新婦は、準備が整い次第挙式のリハーサルを行います。
11:00~
挙式スタート。
挙式の間は、新郎新婦の傍でサポートします。
新郎新婦の衣装やメイクのチェックや、進行の管理を行います。
12:00~
披露宴スタート。
会場を見守り、進行状況の確認・各スタッフへ指示出・全体のチェック・新郎新婦のサポートやフォローを行います。
15:00~17:00
無事に披露宴がお開きになると、ご両親へ挨拶をし新郎新婦をお送りし終了となります。
新郎新婦やご家族から、「ありがとう」と感謝の言葉をもらえる事も。
今までの苦労や疲れも一気にふき飛び、大きな達成感とやりがいでいっぱになります!
担当の結婚式が終わると、会場の片付けや掃除、担当したスタッフとの反省会などを行います。
※この後に、新規や打ち合わせの接客業務が入る事も
17:00~
結婚式の片付け、新規や打ち合わせなど接客業務が終わり次第オフィスでのデスクワークにうつります。
平日と同じく、書類作成などの事務作業やお客様のメール対応・フォロー、また担当した新郎新婦へ手紙を書く事もあります。
20:00~21:00
退社。
土日は全ての業務の後に事務作業を行うため、残業は平日より多くなります。
◎土日祝日はこのような流れで仕事をしています。
担当の結婚式を終えた後に、別の新規のお客様の接客や、担当している新郎新婦との打ち合わせを行う事も多々あります。
また土日祝はブライダルフェアを行っている会場も多いため、立ち会う事も。
結婚式の施工がない場合は、新規接客や打ち合わせ等の業務が2~4件程入ります。
土日祝日は接客業務が忙しくなるため、その日のスケジュールにより1時間の休憩を30分づつ分けて取る事も。
平日に比べると慌ただしくはなりますが、お客様の幸せな笑顔を見られたり、「ありがとう」という感謝の声を頂く事が多くなるためやりがいも感じられるでしょう。
ウェディングプランナーの1日:結婚式前日編
金曜日や土曜日など、結婚式が行われる前日は、準備の業務も入ってきます。
①当日使用する備品や装飾品の準備
②席次表や引出物の再チェック
③会場の確認や装飾の準備、スタッフの打ち合わせなどの具体的なタスクの紹介
などなど・・
明日の結婚式備え万全に体制を整えておきます。
ウェディングプランナーの休み
前述したように、土日祝日は結婚式の本番や、来客も多い事から土日祝日の出勤はほぼ必須となっています。
その為、ウェディングプランナーの休日は平日となりシフト制でお休みを回しています。
定休日を設けている店舗も多く、火曜日や水曜日が決まったお休みとなる事も。
週末に向けて忙しくなるので、金曜日も出勤となる事が多いですね!
参考コラム
ウェディングプランナーの休日と休みの日の過ごし方
まとめ
ウェディングプランナーの平日と土日祝日の1日の仕事内容をご紹介させて頂きました。
平日は事務業務、土日祝日は接客業務がメインとなる事が分かりましたね。
ウェディングプランナーの仕事は多岐に渡りますが、このような準備の先に結婚式という感動的な1日が待っています。