憧れのバリスタになるには?仕事内容・学校・資格・必要なスキルを解説

 

憧れのバリスタになるには?仕事内容・学校・資格・必要なスキルを解説

 

 

ラテアートやカフェの流行により人気の職業であるバリスタ。
お洒落なイメージの高い仕事ですが、バリスタはコーヒーなどの幅広い知識や技術を持っているコーヒーのプロフェッショナルです。

今回はバリスタの具体的な仕事内容やバリスタになるためにはどのような方法があるのか、必要なスキルなどをお伝えします。
将来バリスタの仕事がしたいという方は参考にしてみて下さいね*

 

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<目次>
1:バリスタとは
2:バリスタの就職先
3:バリスタの仕事内容
4:バリスタになるには
  ・バリスタ/カフェの専門学校やスクールに通う
  ・現場で経験を積む
  ・バリスタの資格はどんなものがある?
5:バリスタに必要なスキル・バリスタに向いている人
6:バリスタの年齢
7:まとめ/バリスタを目指すには
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【バリスタとは】

 

 

バリスタというとラテアートを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

バリスタとは元々イタリア語の「バールで働く人・サービスする人」が語源となっており、日本ではコーヒーのプロフェッショナルを指します。
カフェやラテアートなどのブームになりバリスタという職業が認知されるようになってきました。

バリスタは、主に個人やチェーン店のバーやカフェ・コーヒー専門店・レストラン・ホテルなど様々な飲食店で活躍する事ができ、コーヒーのプロフェッショナルとして幅広い知識と高い技術が求められます。

お客様の好みや希望に応じてコーヒーの温度や味などを調整し提供しますが、満足してもらえるコーヒーかどうかはバリスタの腕にかかっています。

 

【バリスタの就職先】

 

 

バリスタの就職先はコーヒーを扱う飲食店となります。
バーやカフェ・コーヒー専門店・レストラン・ホテルなどに勤務しお客様にコーヒーの提供と接客をします。

コーヒーを提供する仕事は同じでも、お店の雰囲気やコンセプト・こだわりなどが異なりますのでバリスタとしてどんな働き方をしたいのか、どんなバリスタになりたいのかをしっかり確認しておきましょう。

 

【バリスタの仕事内容】

 

 

バリスタの仕事は、コーヒーの提供接客になります。
コーヒーの提供では前述したように、コーヒーに関する幅広い知識と高い技術力が求められます。

提供するコーヒーの種類としては

コーヒー
エスプレッソ
エスプレッソマキアート
カフェラテ
カプチーノ
カフェモカ

などになります。

お客様の希望に合わせて味を調整したり、ラテアートを作成します。

※ラテアートとは、エスプレッソに蒸気で温めて泡立てた牛乳(スチームミルク)を注いだカフェラテやカプチーノ、マキアートのカップ上面の泡に様々な模様を描かれたデザインを指します。

ミルクを注ぐ際にその流れで描くケースと、尖った道具を用いて描くケースがありますがどちらにしても技術が必要となります。
木の葉やハート、動物などのラテアートはよく目にしますがとても楽しめますよね。

ラテアートを成功させるためには、エスプレッソマシンを使いこなす技術やきめ細やかなミルクを泡立てる技術や注ぐ技術などが求められまのでコーヒーだけでなくミルクに関しても高度な技術が必要となります。

コーヒー豆には様々な産地があり、その特徴や種類を把握しなければなりません。
バリスタは挽いた豆を様々な方法で抽出し味わいを変えていきます。

挽き方や抽出用法でも変わってきますし、機械を変えて行う事もあります。
勤務する店舗によっても変わってきますが、チェーン店の飲食店であればどの店舗でも同じ味にしなくてはならないため、エスプレッソマシンなどの機材や豆などが決まっており、バリスタは定められた方法で抽出するのが一般的です。
比較的自由に豆の選定や抽出ができるのは個人店などになるでしょう。

またバリスタはコーヒーの提供だけでなく、接客や店舗によっては精算業務やデザートのサポート、片付け・掃除などもあります。

バリスタには来店頂いたお客様が満足し、また来たいと思ってもらえるような接客や空間作りも必要となります。

 

【バリスタになるには】

 

 

■バリスタ・カフェの専門学校やスクールに通う

バリスタはコーヒーに関する様々な知識や、焙煎・抽出など高度な技術が求められるため、高校卒業後や社会人含め未経験の方はバリスタやカフェの専門学校やスクールに通うと、コーヒーやエスプレッソに関する基礎が学べるため就職の際にも役立つでしょう。

コーヒーの知識や技術だけでなく、飲食店での店舗運営などに関しても学ぶ事ができます。

専門学校は基本的には1~3年となっており、民間のスクールですともう少し短期間のものが多くなります。
夜間コースがあったり、週に1~3回など自分の生活スタイルに合わせて選ぶ事ができる事もあります。

未経験の方はこのような学校を卒業してから、バリスタとして就職する事が多いようです。

 

■現場で経験を積む

専門学校やスクールに通うのが難しいようであれば、カフェやレストランなどコーヒーを扱っている店舗に勤務し実務の中で経験を積む方法があります。

ただ未経験ですとすぐにバリスタの仕事をするのは難しいので、ホールなどの接客の仕事をしながら少しづつ修行のような形で覚えていくようになるでしょう。

また前述したようにチェーン店などであれば、エスプレッソマシーンが統一されており全自動であったりするので技術をつけるのは難しくなります。

ただコーヒーに関しての知識をつける事ができたり、大手のチェーン店であれば従業員にバリスタの講習や研修を行っている事もあるためまずはチェーンのコーヒーショップやカフェで経験を積むのも1つの方法にはなります。

一流のバリスタになりたかったり、技術をしっかりつけたい方はそのような店舗に直接応募しバリスタの見習いをして経験を積ませてもらうのが良いでしょう。

 

■バリスタの資格はどんなものがある?

バリスタになるために必須の国家資格などはなく、働く上でも必須ではありません。
どちらかというと資格よりも、バリスタとしての技術の方が重要になります。

しかしコーヒーに関する民間の認定資格があり、資格を持っている事で知識や技術がある証明にもなるため、お客様への信頼に繋がったり就職・転職をする際に有利になる事もあります。

アルバイトでも良いのでバリスタの経験があると受験する事ができる資格があります。

 

バリスタに関する資格として代表的なものは下記の2つになります。

JBA(日本バリスタ協会)主催:JABバリスタライセンス(レベル1〜3)
日本スペシャルティコーヒー協会主催:コーヒーマイスター

 

JBA(日本バリスタ協会)主催:JABバリスタライセンス(レベル1〜3)
日本バリスタ協会(JBA)が認定する資格です。

JABバリスタライセンスを取得すると、JBAが定める一定基準の技術や知識がある者(エスプレッソコーヒーを抽出できる者)として認定されます。

受験資格
JBAが認定したスクールの受講生
既に(現在)バリスタの仕事に従事している人(アルバイトでも可です)
が対象となっており経験者向けの資格となっています。

試験内容
レベルが1~3まであり3が最上位のレベルとなっており、レベルが上がるごとに実技試験の内容も難しくなっていきます。
2日間の講座と実技講習を受け、その約1ヶ月後にライセンス試験を受け、合格すればライセンスが得られます。

講座では、コーヒー豆の種類やロースト法、ブレンドの仕方、コーヒーの基礎知識から水や牛乳についての基礎知識、またエスプレッソマシンの調整知識などを学ぶ事ができます。

東京・大阪・新潟にある6ヵ所のJBA認定スクールで、レベル1を目指す講座を受講すると、JBAバリスタレベル1の受験資格が得られます。

レベル1に合格するとレベル2のスクール受講と受験が可能となり、レベル2も合格するとレベル3の受験にチャレンジできるようになります。

受験費用(※レベル1)
2日間の研修費用:37,000円

受験費用:15,000円
ライセンス登録費用:15,000円

 

日本スペシャルティコーヒー協会主催:コーヒーマイスター/アドバンスド・コーヒーマイスター
コーヒーマイスターとはコーヒーに対する知識と基本技術を有し、お客様に豊かなコーヒー生活を提案できる事を指します。

コーヒーに関する知識や基本技術を習得する事を目的に作られた資格になります。
認定試験は毎年春と秋に東京と関西の会場で開催されます。

受験資格
日本スペシャルコーヒー協会の会員、もしくは協会会員の企業で働く者

試験内容
まずはSCAJ主催の「コーヒーマイスター養成講座」を受講する必要があり、養成講座のテキストで自宅で学習します。
その後実技講習会を受講し認定試験を受け、合格すると認定が得られコーヒーマイスターの資格を得る事ができます。

受験料
39,000円

コーヒーマイスターに合格すると、更に上のアドバンスド・コーヒーマイスターの受験を受ける事ができます。

 

どちらの資格もバリスタを目指すという資格ではなく、既にコーヒーに関する仕事の経験がある人がよりバリスタとしてスキルアップするための資格となっており、より深くコーヒーに関する知識や技術を習得している事を証明するものとなります。

 

その他には下記のような資格があります。

コーヒーコーディネーター
コーヒーインストラクター
コーヒーアドバイザー
コーヒープロフェッショナル

 

【バリスタに必要なスキル・バリスタに向いている人】

 

 

このようにコーヒー作りや、接客がメインとなるバリスタですがどのようなスキルが求められるのでしょうか。

 

コーヒーの知識・技術
バリスタの役割は、お客様の好みや希望に合わせて美味しいコーヒーを淹れる事や、ラテアートでお客様に喜んでもらう事です。
当然の事ですがコーヒーが大好きで、コーヒー豆の種類やレシピの知識・ミルクの知識・コーヒーを淹れる技術が必要となり1番求められます。

そのためバリスタは空いた時間や営業時間外にコーヒー豆の勉強や、提供するコーヒーの淹れ方の様々な種類の練習・研究を行ってます。
バリスタは練習を重ねる事で必ず上達していく事ができます。
コーヒーへの探求心があり、積極的に取り組める向上心のある人が向いているでしょう。

コミュニケーション能力
バリスタはコーヒーの提供以外に接客も重要な仕事となります。
カフェには様々な年代の方や職業の方が来店しまので、どの客様にも満足してもらい喜んでもらえるような接客・空間作りが必要となります。

また小さい店舗であれば話しかけてくるお客様もいらっしゃいます。
人と話すのが好きな人には向いているでしょう。

人を喜ばせるのが好き
前述したように、バリスタはどのお客様にも満足してもい喜んでもらえるような空間作りが大切な仕事となります。
自分の技術で美味しいコーヒーを提供し、喜んでもらう事にやりがいを感じられる人が良いでしょう。

特にラテアートは多くのお客様に喜んでもらう事ができますので、人のために何かしたい・サプライズが好きという人にも向いているでしょう。

体力
バリスタの仕事は基立ちっぱなしとなります。

また飲食店ですと勤務時間も長くなる事が多いため、バリスタになるには体力も必要となります。

 

バリスタはコーヒーの提供や接客以外にも、ホールでお会計の手助けをしたり、デザートの補助をしたり、準備や掃除・片付けなどの仕事もあります。

チームワークを大切に周りの状況を把握しながら、臨機応変に対応できる能力も必要となります。

 

【バリスタの年齢】

 

 

バリスタとして働く際に特に年齢は気にしなくて大丈夫でしょう。

企業(店舗)によっては採用の際に年齢制限を設けているところもありますが、どちらかというと技術職になりますのでバリスタとしての技術や能力があれば、採用となるケースもあるでしょう。

特にバリスタに関して技術をもっており独立・開業し、自身で店長兼バリスタなどの立場で経営するケースもあり年齢関係なく活躍できる職業です。

ただ立ちっぱなしの仕事になるので体力は必要となるでしょう。

 

【まとめ・バリスタを目指すには】

 

 

バリスタのお仕事や、バリスタになる方法をお伝えしました。

ラテアートやカフェの流行により、バリスタはお洒落イメージがあり人気のお仕事ですが、技術職になるためコーヒーに関する知識や技術も求められます。

専門学校やスクールできちんと学んだり、現場で見習いとして経験を積んでいく事が必要であり、資格取得などで更にプロフェショナルを目指せる職業です。

まずは将来どんなバリスタになりたいのか、どんなお店で働きどんな技術をつけたいのかを明確にしてみましょう。
未経験でもチャレンジできる職種であり、美味しいコーヒーを提供する技術や接客サービスを磨く事で長く働く事ができる職種です。

コーヒーは年齢問わず今も昔も人気であり、近年のカフェブームもありこれからもバリスタは無くてはならない仕事であり続けるでしょう。

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