ソムリエになるために資格は必要?仕事内容や役立つ資格をご紹介

ソムリエとはレストランやワインバーなどの飲食店や、ホテルでワインを担当しサービスを行うスタッフを指します。

ソムリエが一人いると、お客様の安心感や信頼感に繋がる事から近年ではレストランにソムリエを置くところも増えていています。

ではソムリエになるためには資格が必要なのでしょうか?

また仕事をする上でどういった資格を持っていると役立つのでしょうか?

今回はソムリエの仕事内容や役立つ資格をご紹介します。

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<目次>

1:ソムリエとは

2:ソムリエの仕事内容

3:ソムリエの代表的な資格は2種類

・日本ソムリエ協会
(受験資格・試験内容・受験料・合格率・勉強方法)

・全日本ソムリエ連盟
(受験資格・試験内容・受験料)

・資格を取るメリット

4:まとめ/ソムリエは資格を持っていた方が活躍できる

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【ソムリエとは】

 

 

ソムリエとはワインの専門家です。

レストランやホテルにワインのプロとして勤務し、ワインの仕入れや管理、お客様の食事に合わせたワイン選びのサポート・提供・サービスを行うワイン専門の知識を持った専門職の事を指します。

ソムリエの語源としてはフランス語「sommelier」からの外来語です。

13世紀に動物の使い手を意味する「sommelier」の語が生まれ、王の旅行などに同行し荷物を運搬する人を指していました。

その後仕事を仕切る人を指すようになり、徐々に変化していき宮廷内で食事とワインを管理する人を「ソムリエ」と呼ぶようになりました。

男性は「ソムリエ」、女性は「ソムリエール」と呼ばれています。

資格を取得すると協会から金色のブドウバッジを与えられ、ソムリエの証として胸に着けて仕事をします。

 

 

【ソムリエの仕事内容】

 

 

ソムリエは主にレストランやホテルに勤務し下記のような業務に従事します。

 

・ワインの仕入れ
・ワインの管理
・ワインリストの作成
・お客様の食事や好みに合わせたワイン選びの手助け、提供
・ホールでのサービス

 

ワインを中心に酒類や飲料の全般の知識を持つサービススタッフとなります。

仕入れや在庫管理、品質・保存管理からお客様の好みや料理に合わせたワインの提案・提供全般を担当します。

そのためにはワインの味や知識、また提供される料理の事もしっかり把握しておかなければなりません。

またワインは世界中から取り入れているため、年代や産地などの知識や料理に合わせたワインリストの作成も仕事の1つとなります。

お客様の前でワインをサーブする際には、お客様に喜んでもらえるような心遣いや丁寧な立ち振る舞い・ホスピタリティが求められます。

お客様は料理同様にワインも楽しみますので、ソムリエはレストランにとって重要な役割となります。

ワインはもちろんの事、飲料や料理など幅広い知識や味の見極めが必要となるため日頃からシェフともコミュニケーションを取りしっかり、料理の理解をしておく事も重要な仕事となります。

 

 

【ソムリエの代表的な資格は2種類】

 

 

フランスやイタリアでは国家資格として認定されており難関となっていますが、日本でソムリエとして働く際に、資格は必須ではないので資格がなくてもソムリエの仕事をする事は可能です。

しかし専門的な仕事であるためソムリエとして必要な資格もあり、資格を持っているとお客様へ安心感や信頼感を与えられると共に業務を行う上でも役立つ事が多くなります。

 

ソムリエの資格の種類は、民間資格として下記の2種類(2つの団体)あります。

・一般社団法人日本ソムリエ協会「JSAソムリエ」
・全日本ソムリエ連盟「ANSAソムリエ」

 

日本ソムリエ協会のソムリエ資格は業界経験者向けとなっており、飲食関連や酒類業界での職務経験が必要となります。

一方で全日本ソムリエ連盟は誰でも受ける事が可能でソムリエ資格は講習を受講する事から始まります。

 

■日本ソムリエ協会(受験資格・試験内容・受験料・合格率・勉強方法)

日本ソムリエ協会の資格は2つの種類があります。

・ソムリエ
・ワインエキスパート

 

ソムリエの受験資格
・酒類業界で通算3年以上の経験なおかつ第一次試験日の際にも従事している事

(例:ワインをはじめとするアルコール飲料を提供するお店や、お酒を扱っている職種の仕事、飲食店でのサービス、流通、仕入れ、販売、酒類製造、輸出入、アルコール飲料関連のコンサルタントなど)
・もしくはソムリエ協会会員歴2年以上で酒類業界での職務を通算2年以上
・20歳以上

ワインエキスパートの受験資格
・経験不問

 

試験内容
・一次試験

筆記試験。2018年度試験よりCBT方式になったためコンピューターを利用した試験方式となりました。
試験の申し込みを行うと日本ソムリエ協会から教本が送付され、その中の記載事項から出題されます。
一次試験は難易度が高めとなっています。

 

・二次試験(時間:40分) 
テイスティング、論述試験。
テイスティング試験では、ワイン3種類とワイン以外の酒類(ブランデーやリキュール、ラム、ウィスキーなど)がマークシート方式で出題されます。

論述試験は、例年3題出題されており三次試験の内容として審査されます。

※ワインエキスパートは二次試験まで

 

・三次試験(7分)
サービス実技。
ワインの開栓及びデカンタージュを行います。
試験官がお客様役となり目の前で模擬サービスを実施します。
飲食店などに勤務して仕事でしている場合は比較的スムーズにできるでしょう。

 

・書類審査
三次試験まで全て通過すると書類審査となります。
期日までに書類を提出していたり、受験資格を満たしていれば通過します。
書類に漏れや不備がないようきちんと確認しておきましょう。

 

◎無事合格すると認定証と認定バッジがもらえます。

 

受験料
一次試験:25,440円 /会員の方:17,210円
二次試験:12,690円 /会員の方:6,520
三次試験:6,340円 /会員の方:3,260円

 

ソムリエ資格の合格率
2019年:29.8%

2020年:37.9%
2021年:42.1%

ワインアドバイザーの合格率
2019年:44.2%
2020年:43.4%
2021年:40.7% (※日本ソムリエ協会HPより)

 

勉強方法
日本ソムリエ協会の教本を基に独学で勉強するという方もいますが、教本は内容量が多くかなり分厚いため一人で勉強するのは大変です。

そのため、教本以外に参考書や問題集・過去問を解いて知識を習得していくのも良いでしょう。

その他にワインスクールに通う方法や通信講座などオンラインで学ぶ方法もあります。

 

■全日本ソムリエ連盟(受験資格・試験内容・受験料)

全日本ソムリエ連盟には以下の4つの資格があります。

・ソムリエ
・ワインコーディネーター
・ワインナビゲーター
・ワイン検定(1~3級)

全日本ソムリエ連盟の資格は、様々な資格があり自分のレベルに合わせて受験する事ができます。

 

資格取得方法としてはまず講習を受講する事が必要となります。

そのため、しっかりと知識や技術を学ぶ事ができ就職してからも役立つ事が多くなるでしょう。

 

ソムリエ・ワインコーディネーターの受験資格
受験する際に20歳以上であれば誰でも受ける事ができます。

「ソムリエ」か「ワインコーディネーター」かを選択し下記の3つから講習方法を選びます。

・通信コース
・在宅受講コース
・2日間集中受講コース

それぞれ内容や受講料、期間や合格までの流れが異なりますが、自分にあった受講スタイルで学ぶ事ができます。

 

通信コースではテキストやDVDで勉強ができるようになっており、専任の講師が添削やアドバイスなどをしてくれます。
最短4ヶ月で資格が取得できるようなプログラムになっています。

在宅受講コースではテキストやDVDで勉強ができるようになっており、DVDで講義を受けられるようになっています。

2日間集中受講コースでは事前に送られてきた教材で勉強し、2日間で受講と受験を行います。

 

試験内容
通信コースを選択した場合は試験はなく、全3回の課題をクリアすると合格となります。

在宅受講コースを選択した場合は下記の内容となります。
2日間集中受講コースの場合は下記の三次試験までとなっています。

 

・一次試験
筆記試験。
酒類をはじめとし、接客(おもてなしや接客の基本)や飲料全般に関する基礎知識が出題されます。

 

・二次試験
筆記試験。
ワイン全般に関する基礎知識が出題されます。
主にブドウの品種や栽培条件、製造方法、世界各国のワインの特徴などになります。
また季節ごとの販売促進の企画書などの作成も行います。

 

・三次試験
テイスティング。
ワイン2種類をテイスティングし、ワインの状態・品質・特徴を求められます。

 

・四次試験
筆記試験。
各国のワインに関する法律などの専門知識を問われます。
※こちらは指定のテキストの持ち込みが可能です

 

・五次試験
実技試験。口頭試問。
ワインの抜栓や実演を行います。

◎無事合格すると認定証と認定バッジがもらえます。

 

受験料
・通信コース:66,800円

・在宅受講コース:47,200円
・2日間集中受講コース:121,100円

 

◎ソムリエの資格は飲食店や酒販店など仕事をする上でのプロフェッショナル向けの資格となりますが、一般のワイン愛好家向けや趣味の資格として「ワインナビゲーター」「ワイン検定(1~3級)」などの資格もあります。

 

■資格を取るメリット

ソムリエとして仕事をする際に資格は必須ではありませんが、前述したように資格を取得する事でワインに関する様々な知識や技術をつける事ができ下記のようなメリットがあります。

 

・各国のワインに関して学ぶ事ができる
・お客様へ安心感や信頼感を与える事ができる
・より良いサービスができ顧客満足度が上がる
・キャリアアップできる
・転職の幅が広がる
・一流ホテルやレストランなどへ転職できる可能性がある
・企業によっては資格手当が出るところもある

 

◎資格を持っていると認定バッジをもらえるため、サービスをする上でもワインの専門家としてお客様からの信頼を得る事ができます。
またワインに関する業務を全て任せてもらえたり、料理とのマリアージュを考える事ができたりと仕事の幅も広がりキャリアアップを目指す事ができるなどのメリットがあります。

 

【まとめ/ソムリエは資格を持っていた方が活躍できる】

 

 

ソムリエの資格に関してお伝えしました。

資格を取得する事は簡単ではなく費用もかかりますが、サービススタッフとしてよりスキルを身に付けたい、ワインのエキスパート・スペシャリストになりたいという方は資格取得を目指した方が良いでしょう。

飲食業界ではワインを扱える人材、スペシャリストは現状そこまで多くないため難しい資格を取得し知識やスキルのあるソムリエは重宝されます。

給料のアップやキャリアアップ、資格の手当てなどの可能性もありますし、特に業界でも認められている一般社団法人日本ソムリエ協会の「JSAソムリエ」を持っていれば大いに活躍できるでしょう。

ソムリエの給料に関して
参考コラム:ソムリエの年収・給料はどの位?初任給やボーナス・給料の上げ方も解説

 

 

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