ブライダルパティシエとは?仕事内容ややりがい・給料・なり方を解説

 

ブライダルパティシエとは?
仕事内容ややりがい・給料・なり方を解説

 

 

パティシエとは、レストランや洋菓子店でケーキや洋菓子・デザートを作る人の事を指しますが、結婚式の際に専門でウェディングケーキやデザートを担当するのがブライダルパティシエと呼ばれる職種になります。

 

ブライダルパティシエは、ホテルやレストラン・結婚式場・ゲストハウスなど勤務し、結婚式でのウェディングケーキやコース料理のデザートを担当します。
近年では、女性の進出が目覚ましく多くの女性スタッフも活躍しています。


今回は、華やかな結婚式で活躍するブライダルパティシエの仕事内容ややりがい、勤務形態・給料、ブライダルパティシエになる方法など
をお伝えします。


ブライダルパティシエの仕事に興味がある方は、是非参考にしてみて下さいね。

 

 

目次             

1:ブライダルパティシエとは
 ・ブライダルパティシエのやりがい
 ・ブライダルパティシエの大変な事
2:結婚式でのウェディングケーキの演出
3:ブライダルパティシエの仕事内容
 ・ウェディングケーキの製造
 ・新郎新婦との打ち合わせ
 ・結婚式での引菓子/ゲスト用デザートの製造  
 ・商品開発
 ・平日と土日の仕事内容は違う?
4:ブライダルパティシエの勤務形態
 ・ブライダルパティシエの勤務時間
 ・ブライダルパティシエの休み
5:ブライダルパティシエの給料
 ・ブラダルパティシエの平均月収
 ・ブライダルパティシエの平均年収
 ・残業手当・賞与
 ・弊社ブライダルパティシエの求人例
 ・大手ブライダル企業の給与例
6:ブライダルパティシエになるには?
7:まとめ

 

 

 

ブライダルパティシエとは      


 

ブライダルパティシエとは、ホテルや結婚式場・ゲストハウスなどに勤務し、結婚式のウェディングケーキやゲストへのデザート・スイーツの製作をする人の事です。

ウェディングケーキは結婚式でも注目される重要なアイテムであり、新郎新婦含めご家族やゲストの方もとても楽しみにしています!

ブライダルパティシエは、大切な結婚式に華を添えるウェディングケーキを作る重要な役割があります。

 

 

 

ブライダルパティシエのやりがい   

 

ウェディングケーキは結婚式という特別な1日に欠かせないアイテムです。
新郎新婦の想いがつまったウエディングケーキは、一生の思い出となりますよね。

また、ケーキ入刀やファーストバイトなど、結婚式でも盛り上がるシーンに登場する華やかなウェディングケーキは重要や役割を果たします。

勤務先にもよりますが、オーダーで作れる式場であれば1つとして同じものはなく、オリジナルのウェディングケーキを作る事ができます。

一般的なものから、最近では2人の思い出をケーキで表現したり色々なウェディングケーキが登場するようになってきました。

予算内でなるべくお客様の希望に添えるよう、パティシエが打ち合わせに入り、しっかりヒアリングして材料やデザインなど考案していきます。

新郎新婦の希望通りのウェディングケーキを作る事ができ、新郎新婦の幸せな姿やゲストの方々の歓声を聞く事ができた時には大きなやりがいを感じる事ができます。

 

 

 

ブライダルパティシエの大変な事   

 

ブライダルパティシエの大変な事は、結婚式という特別な1日のため失敗は許されない事など大きな責任やプレッシャーもある点です。

また、立ち仕事が中心となるため体力が必要となる事、繁忙期は長時間勤務になる事、土日祝日の休みや大型連休が取りにくい事などがあるようです。

また、技術職となるため、一人前になるまでに時間もかかりますし給料面が見合っていないと感じてしまう方もいるようです。

1つの持ち場を長く担当する事もあるため、最初は色々な業務に携わる事ができませんし、技術を身につけないと給料も上がっていきません。

しかし、どの仕事にも大変な事はあります。

このような大変な事を経験し、乗り越えながら成長していく事で、多くのお客様に喜んでもらえるやりがいを感じられるようになるでしょう。


多くの人のライフイベントのお手伝いができ、幸せや感動を与える喜びや達成感は、大きなやりがいに繋がります。

 

 

 

結婚式でのウェディングケーキの演出 

 

 

ブライダルパティシエの仕事内容などをお伝えする前に、ウェディングケーキにはどんな演出や役割があるのかをお伝えします。

結婚式での代表的なウェディングケーキの演出は下記の3つがあります。

 

ケーキ入刀
結婚式のウェディングケーキの演出の1つとして必ずある「ケーキ入刀」
ケーキ入刀は夫婦になった新郎新婦様が最初に行う共同作業です。
ケーキ入刀には、ナイフを使う事から、夫婦で困難を切り開く=2人でこの先の人生を助け合い幸せになるという誓いなどの意味が込められているそうです。

 

ファーストバイト
ケーキ入刀の後にこちらも必ずある演出の1つですよね。

ケーキ入刀後に新郎新婦がお互いにケーキを食べさせるものです。
ファーストバイトには新郎様から新婦様へ「一生食べるものに困らせないよ」、新婦様から新郎様へ「一生美味しい料理を作るね」という意味が込められています。

 

ケーキサーブ
元々ケーキを全員で分け合うこと=幸せのお裾分けという意味を込めて、ウェディングケーキができたとされています。
幸せの象徴とされているウェディングケーキをゲストにお裾分けする=2人にとって大切な人達に幸せになって欲しいという願いが込められています。
ウェディングケーキは入刀後、ゲストの皆さんに配られますよね。

 

ウェディングケーキの演出もちゃんと意味を知ると、よりやりがいを感じる事ができそうですよね。
ウェディングケーキのこのような演出は結婚式でもとても盛り上がるので、パティシエの腕の見せ所となります。

 

 ☑︎参考コラム

ウェディングケーキの由来や結婚式での演出、代わりになるアイテムをご紹介

 

 

 

ブライダルパティシエの仕事内容   

 

 

ブライダルパティシエの仕事は主に以下のような内容となります。

 

・ウェディングケーキの製造
・新郎新婦との打ち合わせ
・引菓子の製造・ゲスト用デザートの製造
・新郎新婦との打ち合わせ
・商品開発
・ホテル、レストラン、ウェディングの施設で販売するスイーツ・洋菓子の製造

 

 

 

ウェディングケーキの製造      


ウエディングケーキは、結婚式を華やかに盛り上げる重要なアイテムです。
ウェディングケーキの製作は会場によって方法が異なります。


①完全にオリジナルのオーダーメイドで作るケース
②パターンがある程度決まっておりその中から新郎新婦とウェディングプランナーとで決めていくケース

 

パターンが決まっている場合は、会場で幾つかの種類がも出来上がっており、その中から新郎新婦が選んだものを製作していきます。

完全にオリジナルでウェディングケーキの製作をする場合は、アメ細工やチョコレート細工、マジパン細工などの装飾を使いデコレーションしていき、お客様の希望にそってウェディングケーキ・デコレーションケーキを作っていきます。

 

 

 

新郎新婦との打ち合わせ       


完全にオリジナルのウェディングケーキを作る会場であれば、パティシエが直接新郎新婦と打ち合わせを行い理想のウェディングケーキを決めていきます。

新郎新婦のウェディングケーキのイメージや希望・こだわりや想いを聞きながら、予算内でなるべくお客様の希望に添えるよう、パティシエが打ち合わせに入りしっかりヒアリングして材料やデザインなど考案していきます。

時には、ウェディングプランナーと打ち合わせを行い、会場の雰囲気やドレスのデザインなどを確認しながら提案していく事もあります。

オーダーで作れる式場であれば1つとして同じものはなく、オリジナルのウェディングケーキを作る事ができます。
一般的なフルーツを使うケーキから、最近では2人の思い出をケーキで表現したり色々なウェディングケーキが登場するようになってきました。

お客様に満足頂くウェディングケーキを作るためには、ヒアリング能力や提案力、またパティシエとしての技術・スキルも求められます。

お客様の数だけ希望が違うので大変な面もありますが、オリジナルのケーキを作る事ができ喜んでもらえた時には大きなやりがいを感じる事が出来ます。

 

 

 

引菓子・ゲスト用デザートの製造   


ウェディングケーキ以外に、ゲスト用の引菓子やコース料理のデザートも担当します。
結婚式によってはデザートビュッフェにする事もありますので様々なデザートを作る事ができます。
またホテルやレストラン、ウェディング施設で販売するスイーツや洋菓子の製造も担当します。

 

 

 

商品開発              


シェフパティシエになるとメニューの考案・商品開発もしていくようになります。
企業にもよりますが、ウェディングケーキのオリジナルケーキの商品開発を行ったり、結婚式のコースのデザート、引菓子、自社会場で販売しているスイーツや洋菓子などの開発も行います。

 

 

 

平日と土日の仕事内容は違う?    


結婚式は9割が土日祝に行われるため、ブライダルパティシエの仕事内容は土日祝と平日で大きく変わってきます。

 

平日

平日はウェディングケーキやゲスト用デザートの仕込みや準備がメインの仕事となります。

ウェディングケーキで使用するアメ細工、チョコレート細工などは事前の準備が必要となります。

ホテルはもちろんの事、近年では結婚式場やゲストハウスもレストラン営業をしている事がありますので、レスランでのデザート作りを行いながら結婚式の準備を一緒に進めていくケースもあります。

 

 

土日祝日

土日祝は結婚式本番なのでウェディングケーキはもちろんの事、ゲスト用のデザートの提供などで1番忙しくなります。

結婚式の人数は50~100名という事が殆どですので、通常のレストランでの業務とは異なりスピード感が求められます。

早朝から出勤し準備に取り掛かり、結婚式終了後は片付けや翌日の準備をするため大変ハードになります。

 

 

 

ブライダルパティシエの勤務形態   

 

 

ここでは、ブライダルパティシエの勤務時間や休日など勤務形態に関してお伝えしていきます。

 

 

ブライダルパティシエの勤務時間   


ブライダルパティシエの勤務時間は、勤務する企業によって異なりますが、10時~19時などの勤務時間になる事が多くなっています。

平日は、ウェディングケーキやコース料理・ビュッフェのデザートの仕込みや準備・引菓子の焼き菓子などの製造がメインとなるため、比較的残業は少なくなります。

その代わり土日祝は結婚式本番となりますので、準備のため早朝から出勤し片付け等で深夜までかかる事も。

ウェディングケーキはもちろんの事、ゲスト用のデザートも作ります。

多ければ何百人とゲストの方が来られますので、早朝から出勤し準備にとりかかり、本番が終わると片付けなどの業務で1日中忙しく残業も多くなります。

ただホテルや、平日にレストラン営業をしているゲストハウスや結婚式場であれば、通常のレストランやカフェのデザート、パティスリーで販売しているお菓子を作る事も多く同時に業務を行うようになります。

またクリスマスやバレンタインなどのイベントの時期は忙しくなりますので残業が出てくる日もあるでしょう。

 

 

 

ブライダルパティシエの休み     


休日はシフト制で平日に取るようになります。

土日に結婚式が行われますので、よほどの事がない限り土日祝のお休みは取れません。

繁忙期や時期などによって変動はありますが、ブライダルのパティシエは勤務先がホテルやブライダル企業なので、比較的休日などの福利厚生は整っており、月8回は取れる事が多いようです。

年間の休日としては、夏休みや年末年始・産休育休や年次有給休暇・慶弔休暇が取れます。

 

 

 

ブライダルパティシエの給料     

 

 

ブライダルパティシエの給料は、年齢や経験、勤務する企業などによっても変わってきますが、正社員の平均年収は352万円となっており(※求人.comより)ます。

就職先や経験・スキル・年齢・勤務する地域によっても変わってきますが、未経験からスタートの場合は、最初の月収は決して高くはありません。

パティシエ部門の責任者であったり、パティシエ兼フレンチの調理も行う場合は、年収600万円以上となる求人もあります。

 

 

 

ブライダルパティシエの平均年収   


ブライダルパティシエの平均年収は以下の通りとなっています。

平均年収:約320~360万円前後

 

 

 

ブライダルパティシエの平均月収   


平均月収:約18~30万円前後

見習いや初任給の場合の相場は、16万円程度となっている事が多いようです。

保険や税金の3~5万円引かれた金額が手取りの収入となります。

 

 

 

残業手当・賞与           


企業によって異なりますが、ホテルやブライダル企業の場合、残業手当や賞与の支給はきちんと出るケースが多いでしょう。
残業代に関してはみなし残業代として給与に含まれていたり、別途支給となっているところがあるので応募する際にしっかり確認しましょう。

 

 

 

弊社ブライダルパティシエの求人例  

 

弊社で取り扱っているブライダルパティシエの求人の給料は


月収:約21~54万円

年収:約279~650万円


となっています。

経験やスキルなどで給料が変動します。

 

弊社ブライダルパティシエの求人例

 

ブライダルパティシエは専門的な技術職である事から経験や技術を積む事によって上がっていくケースが多くなります。
経験を積んで、管理できる立場になったり、独立してフリーランスとなった場合には給与も上がっていくでしょう。

 

 

 

大手ブライダル企業の給与例     


続いて大手ブライダル企業のブライダルパティシエの給与例をご紹介します。

 


株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

月給:231,000~300,000
※30時間分の時間外業務手当含む
賞与年2回
参照:株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 採用サイト

 

株式会社エスクリ
月給:190,000~270,000
(※想定年収:307万円~437万円)
※上記想定年収は月間残業20時間分、業績賞与の平均値を加味して算出
※時間外手当・別途全額支給

参照: 株式会社エスクリ 採用サイト 

 

株式会社ポジティブドリームパーソンズ
月給:235,200~460,000
(※想定年収340万4千円~622万円)
(みなし残業代月45時間分を含む)

参照:株式会社ポジティブドリームパーソンズ採用サイト

 

株式会社ノバレーゼ 
月給:250,000~385,000
(※想定年収312万5千円~500万5千円)
賞与年2回

参照:株式会社ノバレーゼ 採用サイト

(※2023年11月現在)

 

 

 

ブライダルパティシエになるには   

 

 

パティシエになるためには新卒採用と中途採用の2つの方法があります。

学歴や資格が問われる事はありませんが、お菓子に関する知識や技術が必要になる専門職となります。

特にブライダルパティシエの場合は、アメ細工やマジパン細工などの技術やデザートプレートの技術なども必要となってきます。

そのため、専門学校で学ぶかホテルやレストラン・洋菓子店など現場で経験を積んでから転職する方が多いようです。

企業によっては未経験でも応募可能な求人もあり弊社でもご案内ができます。

 

新卒採用

新卒採用の一般的な方法としては、製菓や調理系の専門学校に通い知識や技術を習得する事です。
専門学校では様々な学科やコースがあり、実際の調理器具や設備などの環境も整っていますので色々な技術や知識を得る事ができます。

また、製菓の技術や知識だけでなく、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。
資格取得や就職のサポート体制も整っており求人が直接学校にくるなどのメリットも。

専門学校ではなく短大や大学であっても、在学中に洋菓子店や飲食店などで調理やデザートに関わるアルバイトなどをしていれば有利になるでしょう。

 

 

中途採用

中途採用の場合は現場で経験を積んでパティシエを目指す方法です。
ホテルやレスラン、洋菓子店などに就職し技術を学びます。

未経験からスタートの場合、正社員や契約社員から就職できるところもありますが、アルバイトやパートからというケースも多いでしょう。

そこで経験を積んでキャリアアップしていくのが一般的です。

経験を2年積めば、パティシエに有利な製菓衛生士の資格や、菓子製造技能士2級の試験を受験する事ができます。
この資格はパティシエで働く際に有利な資格となりますので正社員で転職する際にも役立ちます。

 

 

 

まとめ                

 

 

ウェディングケーキは結婚式という特別な1日に欠かせないアイテムですよね。

新郎新婦の心に一生残る結婚式のウェディングケーキを作り、ウェディングシーンを華やかに演出する事ができるブライダルパティシエの仕事はとてもやりがいがあります。

お客様に満足頂けるウェディングケーキを作る事、そして結婚式という大切な1日のため失敗は許されない事など大きな責任やプレッシャーもあります。

しかし新郎新婦の希望通りのウェディングケーキを作り、新郎新婦やゲストの方々の笑顔を見る事ができたり歓声を聞く事ができた時は大きな感動や喜びを感じる事ができるお仕事です。

弊社でもブライダルパティシエの求人を多く扱っておりますので興味がある方はお気軽にご相談下さいませ。

 

 

 

 

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