ウェディングプランナーとドレスコーディネーターってどう違うの?
ウェディングプランナーとドレスコーディネーターってどう違うの?
結婚式に欠かせないのが、ウェディングプランナーとドレスコーディネーターのお仕事です。
ブライダル業界への転職を希望するにあたり、どちらを選ぶか迷っているという方もいるかもしれません。
人生の一大イベントである結婚式を担当する
ウェディングプランナー。
そして女性の永遠の憧れとも言われるウェディングドレスを担当する
ドレスコーディネーター。
どちらの職種もお客様を幸せにする事ができる素敵なお仕事です。
今回は、ウェディングプランナーとドレスコーディネーターの様々な違いを分かりやすくまとめてみました!
ブライダルのお仕事が気になっている方は参考にしてみて下さいね。
目次
1:ウェディングプランナーとドレスコーディネーターの違い
・式を担当するのか、衣装を担当するのか
・就業先の違い
・結婚式当日の参加の有無の違い
・仕事内容の違い
・休日の違い
・キャリアプランの違い
2:ドレスコーディネーターのやりがい
3:ドレスコーディネーターに必要なスキル
4:ドレスコーディネーターになるには?
5:ドレスコーディネーターへの転職が有利になる資格は?
6:まとめ
・最高の式作りには両方欠かせない職種
・好きな事を仕事に選びましょう
ウェディングプランナーとドレスコーディネーターの違いって?
式を担当するのか、衣装を担当するのか
ウェディングプランナーとドレスコーディネーターの違い。
一言で言うと、
●結婚式自体を担当するのか
●衣装まわりを担当するのか
の違いです。
●ウェディングプランナー
式を作り上げるトータルプロデューサー。
式場を契約する段階から日程調整・式内容の打ち合わせ・当日の運営までを担当します。
●ドレスコーディネーター
ウェディングドレスやタキシード、アクセサリーなど衣装全般のスペシャリスト。
結婚式で新郎新婦やそのご家族、またある時にはブライズメイドなどゲストも含め、衣装まわりの事を主に担当します。
◎ウェディングプランナーの仕事は結婚式全体を担当しますが、ドレスコーディネーターの仕事は衣装に特化しており専門性が高くなっています。
ウェディングプランナーも、衣装を把握したり衣装選びの際の日程調整などを行う仕事もありますので、全く衣装とは無関係ではありません。
しかし、実際に店舗やサロンへ新郎新婦が訪れた際に接客したりどのような衣装が良いかヒアリング・提案するのはドレスコーディネーターの仕事です。
上記が2つの仕事における大きな違いですが、以下のような項目も異なる点として挙げられますので、参考にしてみて下さい。
就業先の違い
●ウェディングプランナー
・結婚式場
・ゲストハウス
・ホテル
・レストラン
・プロデュース会社
●ドレスコーディネーター
・式場やホテルに併設の衣装室や衣装サロン
・路面にあるドレスショップ
結婚式本番への参加有無の違い
●ウェディングプランナー
企業によって異なります。
分業制であれば、新規接客担当・打ち合わせ担当・当日施工と分かれているので、結婚式当日は携わらない事が多くなります。
一貫性(一顧客一担当制)の企業であれば、新郎新婦が会場を契約した新規接客の段階から、打ち合わせ・結婚式当日の施工まで担当します。
●ドレスコーディネーター
結婚式当日ドレスコーディネーターが立ち会うケースは少ないです。
ドレスショップであれば当日の搬送までという事が多く、ホテル内の衣装室であれば当日アテンドについたり着付けまで行うという所もあります。
仕事内容の違い
●ウェディングプランナー
結婚式の総合プロデューサーの役割です。
新規接客~新郎新婦と一緒に結婚式を企画し、プロデュースするお仕事です。
・新規接客
式場の見学に来たカップルの新規接客を行います。
ヒアリング、会場の案内、料金の説明などを行い契約してもらえるよう会場のメリットを伝えます。
・打合せ
ご契約いただいた新郎新婦と結婚式の打ち合わせをします。
決める事は招待状客のリストアップから、引き出物、ドレス、ヘアメイク、写真、料理、演出、音響、司会、装花など多岐にわたります。
・各部署とのミーティング、外部企業とのやり取り
ドレスやヘアメイク、音響や司会、装花、料理など各部署とミーティングを行い、準備をすすめます。
各部署の担当者に打ち合わせに入ってもらう事もあります。
また結婚式で使うアイテムや備品などで外部とやり取りする事もあります。
・結婚式当日
挙式・披露宴会場の確認、スケジュールチェック、各部署の状況確認。
新郎新婦のお出迎え、リハーサルを行います。
結婚式が始まると、式の全体責任者として時間通りに進んでいるかなどチェック、各部署への指示出し、新郎新婦のフォローを行います。
無事に結婚式が終われば、新郎新婦をお送りし無事終了となります。
・事務作業
その他には結婚式で使う資料の作成や商品の発注、新新郎新婦とメールや電話でのやり取り、請求書の作成など事務的なお仕事も多くあります。
●ドレスコーディネーター
新郎新婦やその親御様の衣装をコーディネートし、結婚式の主役をより輝かせるお仕事です。
・新郎新婦様への接客・衣装のご案内
新郎のタキシード、新婦のウェディングドレス・カラードレスなど衣装のご提案をします。
新郎新婦の希望を聞きながら、衣装のコーディネートをしていきます。
試着をお手伝いをし着た時の印象やサイズの確認をして、実際に結婚式で着るドレスやタキシードを決めていきます。
新郎新婦様だけではなく大切なご家族やご親族様の衣装合わせも行なっていきます。
時にはお子様のドレス・タキシードをご案内することもあります。
・小物合わせ
ドレスが決まると、ドレスに合わせてアクセサリーやベール・ブーケなどの小物合わせを行います。
衣装や小物類が決まったら、手配業務をしていきます。
・検品、お直し
挙式で使用する衣装・アクセサリー類の検品作業や、新婦様のお身体のサイズに合わせてドレスのお直し作業等を行います。
時にはタキシードの丈上げを行う事もあります。
・最終確認
挙式当日をお二人にとってご不安の無い状態で迎えて頂くために、使用される衣装・アクセサリー類やお持ち物の確認等、不備が無いか最終のチェックを行います。
挙式当日のフィッテングはヘアメイクやアテンドが行う為、基本的にドレスコーディネーターがお二人に携わるのは挙式の前日までとなりますが、インショップの場合は、当日着替えを担当する事もあります。
◎このように仕事内容は異なりますが、ウェディングプランナーもドレスアドバイザーも最高の結婚式を作るために平日も土日もお客様のために準備をしたり、当日の施工・サポートをしています。
休日の違い
両者のお休みの違いは殆どありません。
ウエディングプランナーもドレスコーディネーターも、土日や祝日に新規の接客や結婚式の打ち合わせ・試着が多く入ります。
また結婚式当日もほとんどが土日祝日ですので、基本的に平日休みのシフト制となります。
キャリアプランの違い
将来的にどんなキャリアを積んでいきたいかでも選択が変わってくると思います。
ウェディングプランナーとドレスコーディネーターにはどのようなキャリアプランがあるのでしょうか。
●ウェディングプランナー
①式場やホテルでの管理職(チーフプランナー、マネージャー、支配人など)
②本部職へのキャリアチェンジ(経営企画、人事、総務、教育・広報など)
主にこの2つですが、ウェディングプランナーをずっと続けていきたい場合は現場職にとどまるかフリーランスとして独立して働く方もいます。
●ドレスコーディネーター
ドレスコーディネーターは、結婚式全体に関わるウェディングプランナーよりも仕事の幅が狭く、専門性が高い職種です。
現場での管理職や本社へのキャリアアップも勿論あるのですが、ウェディングプランナーよりは少なくなるでしょう。
どちらかというとスペシャリストとして専門性を高める方の方が多いです。
ウェディングプランナーと同じく独立されている方もいます。
◎ウェディングプランナーからドレスコーディネーターへ、またドレスコーディネーターからウェディングプランナーへ転職される方もいます。
ドレスコーディネーターのやりがい
両職種の違いをお伝えしましたが、続けてドレスコーディネーターのやりがいなども少しお話させて頂きます。
ドレスコーディネータのやりがいは何といっても、結婚式で重要なドレスを一緒に選ぶ事ができる事です。
結婚式のメインでもあるウェディングドレスは結婚式と共に一生心に残るものです。
人生の門出である大切な日の衣装選びに携わり、ぴったりの一着を選ぶ事ができれば、結婚式の成功に貢献でき新郎新婦の夢を叶えるお手伝いができます。
そして新郎新婦や家族の方から、「ありがとう」「このドレスにして良かった」と心からの感謝の言葉も頂く事ができる仕事です。
またブライダルという非日常的な華やかでファッショナブルな業界に身を置く事ができ、そのような空間で働く事は仕事へのモチベーションにも繋がるようです!
ドレスコーディネーターに必要なスキル
提案力
新郎新婦は複数のドレスショップを巡って決める事が殆どです。
そのため成約してもらうためには、どんなドレスを着たいのか・どんな結婚式にしたいのかをきちんとヒアリングし要望以上のウェディングドレスを提案する事が必要となります。
自らが提案する意図や理由を十分に伝え、時には経験や持っている知識を活かし背中を押してあげる事も必要になります。
コミュニケーション能力
「このドレスにして良かった!」と思ってもらう事がドレスコーディネーターの重要な仕事になります。
ドレスコーディネーターは様々な年代や職業の方と接します。
どのお客様に対しても対応できるコミュニケーション能力が必要となります。
ーディネートする際には、結婚を心から祝福し新郎新婦が気持ちよく試着や着付けをできるような会話を心掛け、お客様に寄り添う気持ちが大切になります。
専門知識
ブライダル衣装のプロとしてお客様に接する以上、専門知識を持っている事は必須です。
色味や素材・デザインの違いで大きく雰囲気が変わってきますので専門家としての知識習得が欠かせません。
総合的にアドバイスする事もあるのでアクセサリーやヘアメイク・ブライダルエステといった分野についても理解が必要となります。
その他にブライダルマナー・結婚式の知識や傾向・最新の流行なども習得しておく事が重要です。
傾聴力
多くのウェディングドレスの中から希望に沿ったドレスを選ぶためには、新郎新婦の要望を的確にヒアリングできる傾聴力が大切になってきます。
そのため本人の希望を聞いた上で、潜在的なニーズまで読み取る事が必要となります。
雑談なども含めながら、新郎新婦の希望する衣装や結婚式のスタイルを確認し提案していく事が求められます。
体力
ドレスコーディネーターは、立ち仕事での接客が殆どであり重いドレスを運んだり、試着のサポートをしたり常にしゃがんだり立ったりしなければなりません。
体力も必要となる仕事です。
ドレスコーディネーターになるには?
大学や専門学校・短大などで勉強する
新卒採用の場合は大学や、ブライダル専門学校・服飾関係の専門学校や短大で知識をつけて採用面接を受ける方がスムーズです。
特にブライダル系の専門学校はブライダルに特化しており資格取得や就職のサポートが手厚く、学校に直接求人がきている事もありますので近道になるでしょう。
社会人向けのスクールに通う
大学や専門学校・短大よりももう少し短期間で学びたい場合は、社会人向けのブライダルスクールに通う方法もあります。
どちらかというとウェディングプランナーよりのスクールが多くなっているためドレスコーディネーター専門というよりはブライダルの知識を幅広く学べるという目的であれば良いかもしれません。
サービス業から転職する
ドレスコーディネーターには前述したようなスキルが必要になってくるため接客や営業の経験を積むのが近道になります。
ファッション関係やホテル・航空関連・美容関連などサービス業界での接客経験があると有利になるでしょう。
ドレスコーディネーターへの転職が有利になる資格は?
ドレスコーディネーターになるために資格は必須ではありません。
しかし後々のキャリアアップや、持っていると業務に役立つ資格もいくつかあります。
「ブライダルコーディネート技能検定(BIA)」
「WBJ認定ドレスコーディネーター」
が代表的なものであり、ファッション色彩能力検定・パーソナルカラー検定といった関連の資格もあります。
資格を持っている事が選考で有利になるというわけではありませんが、ドレスコーディネーターとしてお客様と接する上でより良い提案ができるようになるでしょう。
まとめ
最高の式作りには両方欠かせない職種
ウェディングプランナーと、ドレスコーディネーターの違いをご紹介しました。
どちらも新郎新婦の希望を叶え、最高の式作りを行うという観点からは欠かせない役割があります。
好きな事を仕事に選びましょう
どちらの職種を希望しようかと悩んだら・・
●式全体を作り上げていきたいのか
●ドレスや衣装のみに関わりたいのか
を明確にして、職種を選んでみると良いでしょう。
●ウェディングプランナーは自社会場の提案
●ドレスコーディネーターはドレスの提案
どちらも、お客様にとって満足のいくような提案やアドバイスをしていきます。
けれど扱う商材は変わってきます。
どちらが自分の好きなものなのか、好きな事なのか、将来的にどうなりたいのか、じっくり考えてみて下さいね。
どちらの職種もお客様を幸せにする魅力的なお仕事なので、悩んでいる方はブライダルビズへご相談下さい♪
ご経験からの適正などもございますので、アドバイスさせて頂きます!
◎ウェディングプランナー・ドレスコーディネーターの給料に関しては
参考コラム
ブライダル業界の給料事情!人気のウェディングプランナーやドレスコーディネーターの給料は?
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