結婚式作りだけじゃない!ウェディングプランナーの仕事【営業】
結婚式作りだけじゃない!ウェディングプランナーの仕事【営業】
ウェディングプランナーの仕事というと、新郎新婦と一緒に結婚式を作り上げていくイメージが大きいですよね。
結婚式をあげるカップルの結婚式作りをサポートしプロデュースしていく事が、ウェディングプランナーの重要な役割です。
一方で、ウェディングプランナーの仕事は、結婚式の内容の提案・決定をし、当日を迎えるだけではありません。
営業という大切な業務が、結婚式作りの第一歩とも言えます。
ウェディングプランナーとしてどのような事を営業の内容があるのか、具体的に見ていきましょう!
目次
1:ウェディングプランナーは営業職?
・ウェディングプランナーの仕事内容
・新規接客業務の具体的な営業内容
・打ち合わせ業務の具体的な営業内容
・営業の仕事は全体の何割?
・ウェディングプランナーの営業は反響営業
2:まとめ/営業も結婚式の良さを伝えるお仕事!
ウェディングプランナーは営業職?
ウェディングプランナーの仕事ととして、営業がイメージできないという方もいるかもしれません。
しかし、営業とは物を販売したり契約を取る事だけでなく、サービスや良さ、できる事や魅力などをお客様へ正しく伝える事でもあります。
「ウェディングプランナーとして、自社で実現可能な結婚式の良さを伝える」と考えるとイメージがつきませんか?
ウェディングプランナーには、営業職として結婚式という商材を売る事が最初の仕事であり、成約が取れたら売上を上げていくという大きな役割もあります。
企業によっては、この成約数と売上に対してインセンティブとしてお給料以外に支給している所もあります。
ウェディングプランナーの営業はどのような事を行うのか、具体的にご紹介していきます。
ウェディングプランナーの仕事内容
ウェディングプランナーに仕事内容は、多岐に渡りますが、主に下記の3つの業務に分類されます。
①新規接客
自社の結婚式場の見学に訪れたカップルに、チャペルや披露宴会場、衣装室などをご案内し会場の魅力や自社の結婚式のプランを紹介します。
新規接客の役割は、自社の結婚式場の魅力やメリットをしっかり伝え「ここで結婚式をしたい!」と思ってもらう事。
カップルの多くが複数の結婚式場を見学しているため、数ある式場の中で自社を選択して頂くためにお客様の希望をしっかりヒアリングしながら、自社会場の魅力を伝えていきます。
②打ち合わせ(結婚式のプランニング)
成約を頂けたら、カップルの希望を元にウェディングプランを一緒に立てていきます。
式の日程や予算、招待客の人数、希望の結婚式のスタイルやイメージをお伺いし詳細に決めていきます。
その後、具体的な結婚式・披露宴の内容を一緒に考えていき、当日のウェディングプランに基づいて準備を進めていきます。
司会や、装花、ドレスやヘアメイク、料理やケーキ、披露宴に盛り込みたいこだわり・演出、BGMなど各部門のスタッフと協力して準備をしていきます。
③当日の施工
当日は新郎新婦の出迎えから進行をサポートするほか、ゲストにも気を配り結婚式・披露宴を運営していきます。
トラブルが起きた時にすぐに対応できるよう会場を見守り、時間通りに式を進められるよう進行状況のチェック・各部署への指示出しを行います。
裏方でありながら全体を統括する司令塔の役目があり、スケジュール管理能力や調整するスキルも必要になってきます。
担当した結婚式・披露宴で新郎新婦の幸せな顔を見る事ができ、役割が終わった時に大きなやりがいを感じる事ができます!
◎ウェディングプランナーの業務範囲を、新規の接客~契約までと、契約後~当日までと分けて業務を行う分業制をとっている企業と、新規接客~打ち合わせまで一貫して行う一顧客一担当制の企業があります。(※企業によっては当日施工まで)
企業を受ける際には事前に確認しておきましょう。
では続いて、各業務の「営業」の部分についてお話しさせて頂きたいと思います。
新規接客業務の具体的な営業内容
ウェディングプランナーが行う最初の営業は、ウェディングフェアや新規で結婚式場へ見学にお越し頂いたお客様の接客業務を行い、成約を取る事になります。
最初の接客を担当するウェディングプランナーを
「新規接客担当」と呼びます。
式場を案内したり、これまで手がけてきた結婚式内容をご紹介したりと、自社会場でどのような結婚式が実現できるのかを伝えます。
しかし、一方的に想いを伝えるだけでは成り立ちません。
主役である新郎新婦から、結婚式の希望の時期や予算、招待人数、結婚式の理想のイメージやこだわりなどを聞き出し、どのような結婚式にしたいのかをしているか確認しプランを提案していく事が重要になります。
新規接客の役割は、自社の結婚式場の魅力をしっかり伝え「ここで結婚式をしたい!」と思ってもらう事。
数ある式場の中で自社を選択して頂くために様々なテクニックを駆使し、式場の接客方針や他社の動向も踏まえながら契約に向けて営業をしていきます。
結婚式を検討するふたりが、自社で提供可能な結婚式の内容に納得してくれたら、見積書を作成し契約成立となります。
契約手続きの前には、なかなか決定出来ない新郎新婦へどうすれば自社で決定してくれるかを考えながら営業していきます。
無事契約となる事が、営業の成果につながります。
◎新規接客担当においては、月間の目標として成約数や成約率を評価の対象としている企業が多くなっています。
成約率=「成約件数÷新規接客数」で割り出したものです。
打ち合わせ業務の具体的な営業内容
前述したように、新規接客担当のウェディングプランナーは成約を取る事が求められる一方で、打ち合わせ担当のウェディングプランナーは売上を上げていく事が求められます。
結婚式の内容を決めていく中で、各アイテムの単価を上げていく役割があります。
例えば、衣装や装花・料理・ウェディングケーキ・映像・引出物などにはいくつかプラン(コース)がありますので、それぞれの単価を上げる=売上の総額を上げる・ゲスト1名あたりの平均金額を上げていくという事が求められます。
打ち合わせ担当になると、「単価を上げる」という営業面が気になってしまう方もいるかもしれませんが、より良い結婚式にするための提案と捉えお客様とコミュニケーションを取っていく事が達成に繋がっていくと思います。
打ち合わせ業務の重要な仕事は、お客様のニーズや要望を把握し、最高のサービスを提案していく事です。
◎営業的要素をお伝えしましたが、数字に関しては企業によって異なります。
個人に営業成績が課せられている企業もあれば、チームで数字目標を設定している企業もあります。
営業の仕事は全体の何割?
ウェディングプランナーの仕事は多岐に渡ります。
新規接客から式当日までには、打ち合わせが何回もあり、物品の手配や関係各所の調整など、結婚式まで1年〜1年半ほどの期間をかけて準備するカップルも。
そのため、結婚式準備でウエディングプランナーが行う営業の割合は、一概には何割と言えないのが現実です。
というのも、新規接客と打ち合わせをそれぞれのウェディングプランナーが担当する分業制の会社もあれば、新規接客営業から打ち合わせまでを一人のウェディングプランナーが担当する一顧客一担当制があるからです。
新規担当のウェディングプランナーになった場合、成約を取るところまでが仕事となるため、業務内容としては、営業の割合が大変高くなります。
打ち合わせ担当のウェディングプランナーの場合は、単価を上げていくという部分の営業要素はありますが、その他にも手配業務や各部署との打ち合わせ業務、事務的な業務も多くありますので新規接客担当の業務と比べると営業的な要素の割合は少なくなります。
いずれの会社においても、お客様へ結婚式の良さや魅力をプレゼンするという意味では、営業の要素が発生すると考えておくと良いでしょう。
参考コラム
ウェディングプランナーのへの転職!「一顧客一担当制」と「分業制」どちらを選ぶ?
ウェディングプランナーの営業は反響営業
営業の仕事と聞くと、「大変そう」「辛そう」というイメージがあるかもしれませんが、ウェディングプランナーの営業は、自ら新規のお客様に出向いて営業するスタイルではなく、元々自社の会場に興味がある方への反響営業となります。
勿論契約や単価のアップという面での営業は求められますが、お客様の希望や要望に添った結婚式を提供する事が営業の仕事の1つとなります。
営業という仕事名に抵抗を感じてしまう方は、
「結婚式の魅力をお伝えするコミュニケーション」
「結婚式を成功させるためのコミュニケーション」
と捉え、チャレンジしてみる事をおすすめします。
まとめ
ウェディングプランナーの仕事内容、「営業」の部分についてお伝えしました。
営業と聞くと、
自分に合っているのかな…
大変そう…
ウエディングプランナーの仕事としてやらないといけないの?
などイメージと違う仕事内容に感じる方もいるかもしれませんね。
しかし、より良い結婚式を作りたい!そのためにはどんな事ができて、どんな想いで仕事にあたっているのかをお客様へ伝える事はその後の結婚式作りにおいても信頼に繋がり、大切なステップとなります。
営業は結婚式の良さを伝える大切なお仕事の1つです。
新郎新婦の希望にそって、様々な提案やアドバイスをする事で最高の結婚式を作り上げていく事ができるのです。
ウェディングプランナーの仕事は、華やかな結婚式を作り上げていくだけではなく、営業の要素もあるという事も理解しておくと、仕事に就いた時にスムーズに業務に取り組めるでしょう。
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