ブライダル業界で独立は可能?どんなキャリアパスがおすすめ?

 

ブライダル業界で独立は可能?どんなキャリアパスがおすすめ?

 

 

ブライダル業界では、フリーランスとして独立する人も少なくありません。

ブライダル業界への転職を考えていて、将来的には独立して活躍したいという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ブライダル業界で独立した場合の将来性や収入面、またブライダル業界で独立する場合どのような職種があり、どのようなキャリアパスがあるのかをお伝えします。

 

 

 

ブライダル業界とは          

 

 

ブライダル業界とは、結婚に関わる業界の事を指し、「結婚式場業」と、「その他の関連事業」の2つで成り立っています。

結婚式を挙げられるお客様へのサービスをメインに、結婚情報サービス・ドレス・ジュエリー・フラワー・ハネムーン事業なども含まれます。

ブライダル業界の仕事は、人生の最も幸せなイベントである「結婚」に関わり、新郎新婦やご家族にとって一生の思い出となる日をサポート・プロデュースする事です。

その為、華やかな業界のイメージがありますが、時代の流れや景気・流行やトレンドに左右されやすく大変な面もあります。

 

結婚式のトレンドは約10年単位で変わると言われており、近年では「ジミ婚」「スマ婚」「楽婚」など結婚式にあまり費用をかけず低価格で行えるスタイルや、「ナシ婚」など結婚式が行わず入籍のみ行うスタイルが増えていました。

現在は、SNSの普及や、新型コロナウィルスの影響もあり、屋外で行うガーデンウェディング、海外やリゾート地で行うリゾートウェディング、自由な会場の選択やフォトウェディングなど、よりオリジナルでオーダーメイドの結婚式をする方たちが増え始めています。

 

 

ブライダル業界での独立とは?将来性はある?

 

 

ブライダル業界で働く際、主な方法として3つあります。

①式場やホテルなどの会場に勤める
②会場は持たず結婚式の内容を企画・提案・斡旋などをするプロデュース会社に勤める
③フリーランスとして個人で活動する

 

独立する場合は、この③に当てはまりますが、フリーランスとなった場合の将来性が気になる方も多いのではないでしょうか。

現在のブライダル業界の課題を踏まえながら解説していきたいと思います。

 

 

ブライダル業界の課題と独立の将来性 

ブライダル業界は、2000年に本格的にハウスウェディングが登場し順調に成長し続けてきた業界ですが、人口減少や少子高齢化によるブライダルマーケットの縮小、未婚率増加による婚姻組数の減少、ナシ婚・ジミ婚による婚礼件数の減少などが課題となっています。

一方で、世の中が本質的な価値観を求める傾向になっている事や、SNSの普及・新型コロナウィルスの影響などにより結婚式の多様化が進んでいます。

結婚式の数は減少しているかもしれませんが、結婚式がなくなる事はありません。

家族や大切な人たちとの絆を確認できたり、感謝を伝える大切な場でもある事から、今後もなくてはならないサービスであり続けると思います。

今後ますます個人の価値観を大切にしたオーダーメイドの結婚式が増えてくるのではないかと考えられますので、ブライダル業界での独立は、結婚するカップルの価値観・ニーズを把握し、的確な価値あるプランを提案し続ける事ができれば、将来性はあると思います。

実際に今現在でも、独立し大きな挙式を成功させたり、実績や実力のある人はフリーランスとして活躍し地位や収入を得ています。

しかし現状として、多くの方はそこまで至っていないケースが殆どです。

独立して成功するには、人脈や、経営能力、実績などが求められますので、それなりの努力や経験が必要となってきます。

 

 

どんな職種で独立できる?      

ではブライダル業界ではどのような職種の方々が独立しているのでしょうか。

おそらく1番最初に浮かぶのは、ウェディングプランナーなのではないかと思います。

実際に、ブライダル業界で独立している方の職種の中で多いのがフリーランスウェディングプランナーです。

その他にも、フラワーコーディネーター、ドレスコーディネーター、司会、映像クリエイター、カメラマン、ブライダルパティシエなどの職種の方がフリーランスとして活躍しています。

フリーランスとは、特定の企業や団体に所属していないことが最大の特徴と言えます。

個人で結婚式を挙げたい新郎新婦との契約(仕事の獲得)から、結婚式作りに必要な見積もりの算定、式内容の提案・企画、会場探しから交渉などを行います。

自分一人で行うだけでなく、業務の一部を外注している人も。

フリーランスで活動するメリットとして、自分のペースで仕事の分量を調整できる事や、提案内容が会社の制限やノルマなどに縛られないことが挙げられます。

一方のデメリットとして、自ら仕事を獲得しなければ収入がありませんので、集客スキルや営業スキル、費用を抑えるなどの交渉力が必要となる事が挙げられます。

また、経費の精算や関係各所への連絡など、あらゆる業務を自分でこなす必要があり、タイムマネジメントが必要となります。

 

 

独立するためのキャリアパス     

では、どのようにしてブライダル業界で独立するのか、それまでのキャリアパスをウェディングプランナーを例にご紹介します。

 

まず大前提として、未経験の場合には、フリーランスとして活躍する前には必ず企業で経験を積む事が必要です。
大手企業ではなくても、手掛けた結婚式の数など実績がある方が良いでしょう。

その為、ホテルや結婚式場・ゲストハウスなど幾つかの形態で経験を積んだり、一顧客一担当制・分業制どちらも経験しておくなどして経験値を増やしておいた方が良いでしょう。

したがって、フリーランスになるためには、まず企業で5~6年ほど経験を積んでから独立すべく、個人事業としての届け出を出し、フリーランスとしての第一歩を踏み出します。

そこから自ら広告やホームページ、SNSなどで認知を広げる活動を展開し、お客様の獲得へと進みます。
契約が取れたらヒアリングを元に、可能な提案を行い結婚式を作り上げていきます。

 

 

ブライダル業界での独立、年収はあがる?

 

 

独立して年収があがるかどうかが1番気になる・・という方も多いのではないでしょうか。

こちらでもウェディングプランナーを例にお伝えしていきたいと思います。

 

 

ウェディングプランナーの給料    

現在のブライダル業界の平均年収は、350万~400万円と言われていますが、ブライダル業界には様々な企業があり様々な職種がありますので一概に言えないのが現状です。

また年齢やスキル・役職によっても大きく変わります。

ウェディングプランナーの給料事情は以下のようになっています。

 

 

ウェディングプランナーの平均月収
経験者→約25~40万円

ウェディングプランナーの平均年収
経験者の場合、約350万円~400万円前後。

マネージャークラスになると年収800万円前後の企業もあります。

 

 

フリーランスウェディングプランナーの給料

前述したように、一般的なウェディングプランナーのお給料の平均は、月収:約25~40万円、平均年収:約350~400万円程度となっています。(※年齢・企業・経験による)

フリーランスウェディングプランナーは、完全に個人でプロデュースする場合と企業と契約してプロデュースする場合がありますので、それによっても金額が変わってきますが、完全に個人でプロデュースする場合は、1組当たり〇〇万円というケースと、実際の結婚式にかかった総額の〇〇%をフィーとして支払うケースとがあります。
その場合、およそ10~20%が相場となっているようです。

価格の設定は自分自身で決められるので、人気があり月に何組も担当できるようであれば、収入も増えますし、家庭と両立するためにひと月の件数を少なめにしている方は収入は少なくなります。

そのため、一概におよその平均は出せないのですが、一般的には1組当たり20~30万円の収入になる事が多くなっているようです。

ただ、人数や結婚式の規模によっては10万円~というフリーウェディングプランナーの方もいるようです。

フリーランスで1件担当すれば、企業で雇用されているウェディングプランナーとほぼ同額になるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実際はそうはなりません。

フリーランスの場合は、前述したように全て自分で行うため、集客などの広告費、資料作成費や新郎新婦との打ち合わせの場所代、往復の交通費、アシスタントなどを雇う場合は人件費などなど必要な経費を全て自分で負担しなければなりません。

SNSの口コミなどで成功して、月に何件も担当できるようであれば、収入もぐっとあがる可能性もありますが、フーランスウェディングプランナーは、打ち合わせ~当日の施工まで全て担当するため、1人で多くの結婚式を担当するには限界があります。

その為、企業と同じ位の収入を得るためには、月3~4件はこなさないと厳しいのではないかと思います。

 

※企業と契約してプロデュースする場合は、1組あたりおよそ3~8万円位の収入になる事が多いようです。
※遠方で交通費や宿泊費がかかった場合や、打ち合わせ回数、当日の立ち合いなど細かい設定は個人や契約する企業との契約内容で異なります。

 

 

年収アップは本人のスキル次第    

一般的なウェディングプランナーと、フリーランスウェディングプランナーのおよその収入に関してお伝えさせて頂きました。

地域や個人のスキルによって、金額設定も変わってくると思いますので一概には言えませんが、独立して収入をあげるにはそれなりの実力が必要となってきます。

前述したように、ブライダル企業で実績を上げたり、SNSなどの口コミで人気が出て活躍しているフリーランスウェディングプランナーの方はいますが、十分な収入を得る事ができる人は、実力ある一部の人であるという現状もあります。

その地位までいくのには厳しい道のりとなりますので、まずは多くの式場で仕事の経験を積み、様々な知識やノウハウ、人脈や、経営スキル等つけていく事が大切になるでしょう。

フリーランスウェディングプランナーの場合は、全て1人で担当するため、プランニングの知識だけでなく、ドレスやフラワー、テーブルコーディネート、サービスマナー、料理に関する知識も必要となってきます。

併せて、資格などを取得しておいた方が独立した際には有利になると思います。

 

参考コラム
フリーランスウェディングプランナーとは?仕事内容や給料・なり方を解説

 

 

まとめ              

 

ブライダル業界での独立に関してお伝えさせて頂きました。

企業で働く場合と、独立してフリーランスで働く場合には大きな違いがあります。

ブライダルの企業で働く場合は、まず給料面の安定やサポート体制が整っているなどのメリットがあります。

フリーウエディングプランナーの場合は、全て自分で解決し責任を負わなければなりませんのでそれなりの覚悟が必要になってきます。

独立してフリーランスとなった場合、仕事があれば良いのですが、なければ収入は0となる事も・・
ただ実力次第では企業で働くよりアップするという可能性はありますよね。

また、仕事面の違いでは、企業で働く場合、決まったルールの中で業務を行う必要があり職種によっては売上やノルマ等にプレッシャーを感じるという方もいるでしょう。

フリーランスウェディングプランナーの場合は、ノルマや制約などに縛られず、お客様の要望をかなえられオリジナル性の高い満足のできる結婚式をプロデュースできるというメリットや労働時間の融通が利くなど自分のライフスタイルに合った働き方ができます。

フラワーコーディネーターやドレスコーディネーターであっても同じ事が言えます。

企業での制約がない分、よりお客様の希望に添えるフラワーやドレスの提案ができるようになります。

その為、やりがいといった面では大きくなるでしょう。

フリーランスとして成功する事は簡単な事ではありませんが、大変な分結婚式が成功した時には新郎新婦からの感謝の言葉を受け取る事ができたり、大きな達成感を実感できると思います。

まずは、企業に所属した上で5~6年ほど経験をしっかりと積み、知識や実績をつけ人脈を作る事、そして資格を取ったりPCスキルを上げるなど自身のスキルアップへの努力が成功へと繋がるでしょう。

 

 

 

 

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