フリーランスウェディングプランナーとは?仕事内容や給料・なり方を解説

 

フリーランスウェディングプランナーとは?仕事内容や給料・なり方を解説

 

 

昨今の結婚式の多様化、またfacebookやInstagramなどのSNSや専用のサイトなどで営業しやすい環境からフリーのウエディングプランナーになる方が増えています。
企業に属するウェディングプランナーとフリーで働くウェディングプランナーはどのように違うのでしょうか。

今回はフリーウェディングプランナーの特徴や、仕事内容、給料、なり方などをご紹介します。

 

 

 

フリーランスウェディングプランナーとは   

 

 

フリーランスウェディングプランナーとは、ホテルやブライダル企業に属さず新郎新婦と直接契約し、結婚式の会場探しからプランニング、当日のサポートまで全てを担当するウェディングプランナーです。

結婚式をする事が決まった場合、通常であれば様々な式場を見学しその会場のウェディングプランナーと結婚式の内容を決めていきますが、フリーランスウェディングプランナーの場合は、まず最初に会場を一緒に選ぶ事から始まり、結婚式のプランニングを進めていきます。

ホテルや式場やレストランはもちろんの事、新郎新婦が希望すれば美術館であったり、公園やビーチなど普段結婚式を行っていない外での結婚式のプロデュースをする事も多くあります。

 

 

企業ウェディングプランナーとの違い  

 

 

一例にはなってしまいますが、式場に所属しているウェディングプランナーと、フリーランスウェディングプランナーがその式場での結婚式をプロデュースする場合でお伝えします。

 


式場に所属しているウェディングプランナーの場合

新郎新婦が来店した際に新規接客をし、自社会場のご案内をしていき契約を取ります。

契約後は結婚式の内容を決めていきますが、基本的にはある程度プランや料金が決まっているため、お客様の希望をお伺いしつつその中から合うプランを提案して決めていく流れになります。
招待状や席次表のアイテムも式場と提携している会社の中で決めていきます。
衣装やヘアメイク、料理やウェディングケーキ、装花などは各担当のスペシャリストと決めていき当日もキャプテンなどが担当しますので立ち会う事は殆ど無いです。

 

フリーウェディングプランナーの場合
まずプランナーとして選んでもらえたら一緒に会場を探す事から始めます。
式場で結婚式を挙げる事が決まったら交渉しOKであれば内容を決めていきます。
式場という場所だけ借りて、それ以外の事は全て担当するというイメージです。

結婚式の内容や演出に関わる事(衣装・ヘアメイク・司会者・カメラなど)は基本持ち込みとなりますので全て一緒に決めていきます。
衣装選びの際にはドレスショップを一緒に探し、同行したり、料理やケーキに関しても新郎新婦の希望に合うようなシェフやパティシエを探したりという事もありますがホテルや式場の場合は施設でお願いします。

また招待状・席次表のアイテムなどのデザインや、装飾なども一緒に決めていきますし、当日も立ち会います。
※当日サポートが必要な場合は、アシスタントを雇う事もあります。

お客様が払う費用はプランナーへの料金(フリーウェディングプランナーによって異なりますが一律となっている事が殆どです)+式場の場所代+各アイテムの費用となります。

 

ウェディングプランナーの場合は自社の会場を選んでもらう事が仕事となりますが、フリーウェディングプランナーの場合はプランナーとして選んでもらい会場を探す事が1番最初の仕事になります。
プランニング~当日の仕事内容としてはこのような違いがあります。

 

 

どんな人がフリーランスウェディングプランナーになってる?

基本的にはウェディングプランナーの経験者がキャリアを形成していく上でフリーランスの道を選んでいる事が殆どです。
企業に属してキャリアアップしていく道ではなく、フリーウェディングプランナーを選ぶ方は下記のような理由があります。


プラン内容や演出の制約にとらわれず、もっと新郎新婦の立場に立ち希望に沿ったプランニングをしていきたい
結婚・出産・育児などのライフプランの変化に伴い両立が難しくなり、土日出勤や残業の少ない勤務形態で働きたい
営業成績や売上などノルマなどにとらわれないやりたい仕事(プランニング)をしたい
管理職に就かずウェディングプランナーとしての仕事を続けていきたい
新郎新婦が希望する場所に合わせてプランニングしたい


このような理由でフリーのウェディングプランナーになる方が多くなっています。

 

 

フリーランスウェディングプランナーの種類

フリーランスウェディングプランナーにも幾つか種類があります。


完全に独立し個人事業主としてフリーランスウェディングプランナーとして仕事をしている人
協会やウェディングのプロデュース会社に所属してフリーランスのウェディングプランナーとして働いている人


完全に独立して個人で行う場合は、式場やレストランへ交渉したり自分自身でHPを作成したりSNSなどで営業活動をしていきます。

 

 

フリーランスウェディングプランナーになりたい

 

 

企業に所属せず、フリーランスウェディングプランナーになった場合自由に働けるというメリットはありますが、デメリットも多くあるのが現状です。

次にメリットとデメリットをお伝えしていきます。

 

メリット             

フリーランスウェディングプランナーのメリットは、上記の仕事内容でお伝えしたように結婚式における全てを担当できるという事です。
企業に属するウェディングプランナーの場合、会社にもよりますが仕事内容が「分業制」となっている事が多くなります。
その場合、新規の接客(契約まで)と打ち合わせ(契約後~当日まで)、当日担当と全て分かれているため担当できる業務が限られてきます。
また衣装や料理、装花などは担当が決まっているのでウェディングプランナーが関わる事は殆どありません。

一方でフーリーランスウェディングプランナーの場合は、新郎新婦の希望を聞きながら会場を一緒に選ぶ事から始まり結婚式の内容を全て一緒に決めていき、当日まで立ち会います。
企業に属している場合、演出等の内容がプランになっていたり制約があったりしますのでお客様の要望に添えない事もあります。
フリーの場合はそういった縛りがないのでより新郎新婦の理想にかなった結婚式を作り上げていく事ができます。

また毎日出社する必要もないので、働く場所や労働時間も自由であり生活スタイルに合わせて仕事ができます。
例えば月2件だけ担当するという事も可能です。

 

 

デメリット             

新郎新婦が希望する会場がフリーウェディングプランナーの場合は利用できないという事や、会場によっては演出の内容が希望に添えない場合もあるため、都度確認しなくてはならないという事もあります。

また結婚式での衣装や料理、メイクやカメラ等全て自分で担当していきますので人脈も必要になってきます。
そういった人脈が既にあれば問題はありませんが、無い場合最初は大変になる事も多いでしょう。

またフリーになると活躍できれば企業に勤めるより年収が増える可能性がありますが、仕事がなければ収入は全く得られなくなります。

お客様への営業や協力会社への連絡等、全て自分が行うため仕事の種類や責任は大きくなります。
完全に独立して個人で行う場合、経営者となるので収入が安定するまでには時間も労力もかかる事と、軌道にのるまでは安定しない可能性も大いにあります。

 

 

フリーランスウェディングプランナーの給料

 

 

一般的なウェディングプランナーのお給料は平均は月収が約25~40万円、平均年収が350~400万円程度となっています。(※年齢・企業・経験による)

フリーランスウェディングプランナーは、前述した通り、完全に個人でプロデュースする場合と企業と契約してプロデュースする場合がありますので、それによっても金額が変わってきます。

完全に個人でプロデュースする場合は、1組当たり〇〇万円というケースと、実際の結婚式にかかった総額の〇〇%をフィーとして支払うケースとがあります。
およそ10~20%が相場となっているようです。

価格の設定は自分自身で決められるので、人気があり月に何組も担当できるようであれば、収入も増えますし、家庭と両立するためにひと月の件数を少なめにしている方は収入は少なくなります。

そのため、一概におよその平均は出せないのですが、一般的には1組当たり20~30万円の収入になる事が多くなっているようです。

ただ、人数や結婚式の規模によっては10万円~というフリーウェディングプランナーの方もいるようです。

企業と契約してプロデュースする場合は、1組あたりおよそ3~8万円位の収入になる事が多いようです。

※遠方で交通費や宿泊費がかかった場合や、打ち合わせ回数、当日の立ち合いなど細かい設定は個人や契約する企業との契約内容で異なります。

 

 

フリーランスウェディングプランナーになるには

 

 

まずはウェディングプランナーとして経験を積む事が必要です。

そのため、ホテルやブライダル企業に就職し、ウェディングプランナーとしての知識やスキル、人脈などを築き1人前のウェディングプランナーになってからフリーランスのウェディングプランナーとして独立する事ができるようになります。

ブライダル企業はホテル、専門結婚式場、ゲストハウス、レストラン等様々な業態があり、会社によっては分業制、担当制と分かれています。

出来ればウェディグプランナーとしていくつかの業態や仕事内容を経験しておくと良いでしょう。

 

 

フリーランスウェディングプランナーに必要なスキル

フリーランスウェディングプランナーは箱もプランも何もないところから新郎新婦の希望を聞き結婚式を作り上げていく事が仕事になります。

そのため、相手の要望を聞き出し理解する能力やコミュニケーション能力、相手の希望を的確に判断し提案していく営業力が必須となります。

フリーランスのウェディングプランナーはプランニング能力はもちろんの事、下記のような業務も全て1人で行いますので幅広いスキルや能力が必要となります。

 

営業・経理・契約業務・クレーム対応
結婚式で必要な衣装や料理・ヘアメイク・カメラマン・装花、また招待状や席次表などのアイテム関連の選定

 

そのため、結婚式に関する様々な知識・人脈が必要となります。
またフリーランスになった場合は集客活動も仕事の1つとなります。

地道な営業活動やHP作り、SNSなどでの発信等のスキルも必要となります。
担当したお客様からの声がSNSなどから広まり集客を得られる事もありますのでHPやSNSは重要なツールとなります。

 

 

フリーランスウェディングプランナーに資格は必要?

フリーランスウェディグプランナーになるために必須な資格はありませんが、企業に属しておらず肩書もないため、お客様に信頼して頂くためにも資格があった方が有利になるでしょう。

ウェディングプランナーの代表的な資格は下記になりますので、取っておいた方が活躍できる可能性が高くなります。


ブライダルコーディネート技能検定

ABC協会認定ブライダルプランナー検定
IWPA認定ウェディングプランナー検定
BIA認定ABC検定
日本能力開発推進協会ウェディングプラン案ー検定

 

 

まとめ               

 

 

大きな挙式を成功させたり、実績や実力のある人はフリーランスウェディングプランナーとして活躍し、地位や収入を得ています。
しかし多くの方はそこまで至っていないケースが殆どです。

フリーランスウェディングプランナーはノルマや制約などに縛られず、お客様の要望をかなえられオリジナル性の高い満足のできる結婚式をプロデュースできるというメリットや労働時間の融通が利くなど自分のライフスタイルに合った働き方ができます。

しかし結婚式は、一生に一度の大切なイベントであり金額も非常に高額です。
企業に属している場合もウェディングプランナーの仕事は責任も大きく失敗は許されない仕事ではありますが、サポート体制が整っていたり、何かあれば上司に相談したり対応してくれるなどフォローしてくれます。

フリーウエディングプランナーの場合は全て自分で解決し責任を負わなければなりませんのでそれなりの覚悟が必要になってきます。

フリーのウェディングプランナーになり、SNSなどの口コミで人気が出たり活躍できたりして十分な収入を得る事ができる人は、実力ある一部の人であるという現状もあります。

フリーランスとして成功する事は簡単な事ではありませんが、大変な分結婚式が成功した時には新郎新婦からの感謝の言葉を受け取る事ができたり、大きなやりがいを感じる事ができる仕事です。

まずはウェディングプランナーとしてしっかり経験を積み知識や能力・営業力をつけ人脈を作る事、そして資格を取ったりPCスキルを上げるなど自身のスキルアップへの努力が成功へと繋がるでしょう。

 

 

 

 

転職をご検討の方は『転職支援サービス:無料』をご利用下さい。
非公開求人を中心としたご紹介から、面接の準備・対策をそれぞれの求職者様一人一人に行っています。