ウェディングプランナーの就職先は?6つの業態の特徴と代表企業をご紹介
ウェディングプランナーの就職先は?6つの業態の特徴と代表企業をご紹介
憧れのウェディングプランナー。
なんとなくお仕事のイメージはつくけれど、実際にどのような所で働くのか気になりますよね。
ウェディングプランナーとして働く事が出来る就職先として多い6タイプをご紹介します。
ウェディングプランナーの就職先
ウェディングプランナーとして、活躍する場は大きく分けて6つあります。
まずは結婚式を専門に執り行う施設である
①結婚式場
②ゲストハウス
③レストラン
婚礼以外の用途もある
④ホテル
そして、会場は持っていなくても結婚式作りをトータルで指揮する
⑤プロデュース会社
最後に会社などに所属せず個人で結婚式作りを行う
⑥フリーランス
です。
専門結婚式場
まずは結婚式を専門に行う施設、専門結婚式場についてです。
結婚式のみを専門に扱う施設となっているため、施設内にチャペルや披露宴会場が複数ありますが、教会や式場等の雰囲気づくりや新婦同士がすれ違わないような導線づくりなどが徹底されています。
近年では、披露宴会場が同じ施設内に複数あっても、貸切感を感じさせるような建物の作りにリニューアルされている会場もあります。
結婚式場を複数運営している企業もあれば、1つの結婚式場だけを運営している所もあります。
メリット
〇衣装(ドレス)などの提携先も多い
〇施設の特徴がはっきりしている
〇レストランを併設している所もあり結婚式後も利用できる
〇格式ある施設が多く、内装も豪華であったり外の眺めやロケーションが良い
〇知名度も高い施設が多く伝統的なチャペルや神殿・日本庭園などを持っており、神前式・人前式などにも対応が可能
〇新郎新婦やゲストの方が過ごしやすい充実した施設になっており、披露宴でのサービスもしっかりしているため安心して結婚式を行える
デメリット
〇宿泊施設がついていない
〇演出やプランがパックになっている会場もあり(料理やウェディングケーキ・装花・写真など)、内容の変更や希望が通りにくかったりオリジナル性に欠ける場合もある
専門式場ウェディングプランナーの特徴
会場が複数ある為、婚礼組数も多い傾向にあり新規担当と打合せ担当、当日施工と分かれている所と一貫性で行っている所と分かれます。
施設そのものが地域に根付いていたり、歴史を持つ施設が多いため年齢層が高いスタッフも多く見受けられます。
料理やウェディングケーキ・装花などの内容や演出は、ある程度パターンが決められていたりセット(パック)料金になっている事があるため、その場合は結婚式の内容や演出に関してのオリジナル性の提案は難しくなります。
<主な企業例>
・東京會舘
・八芳園
・明治記念館
・目黒雅叙園
・椿山荘
・Royal Garden Palace 八王子日本閣
ゲストハウス
1990年代前半に誕生し、2000年~全国に広がりハウスウェディングの人気は不動のものとなりました。
現代でも多くのカップルに選ばれています。
お城のような外観、別荘のようなリゾート感、緑豊かなガーデンやプール等が完備されている海外の一軒家のような洋風な雰囲気が特徴です。
宴会場(バンケット)が一つしかないところが多く、完全貸切でウェディングパーティーを行う事が可能でゲストハウスによっては1日2組(午前・午後1組づつ)限定といったところもあります。
メリット
〇貸し切りの為、アットホームな結婚式ができる
〇自由でオリジナルの演出やおもてなしが可能(演出やプログラム、料理など)
〇テラスやガーデン、プールがある施設もあり非日常感を満喫できる
〇バンケットが1つしかない施設であれば、挙式~披露宴の間は他の結婚式がないため、ガーデンやチャペルはもちろんゲストハウスを丸ごと自分たちで自由に使う事が可能て。
完全にプライベートな空間となり周りに気を遣う事無くリラックスして過ごせる
デメリット
〇宿泊施設がない
〇ガーデンやプールなどがあり屋外に出る事もあるため天候や季節に影響されやすい
〇アットホームな雰囲気なため、フォーマル感が弱く若干カジュアルな印象になる事も
〇非日常感という事から駅から遠い立地にある事が多くなっており、交通の便が良くなくゲストの方達が迷ってしまうケースも
〇美容室や衣装室がないため提携先とのやり取りになってしまう事や、場所によっては控室がなかったり(小さかったり)と施設面の充実が少ない事も
ゲストハウスウェディングプランナーの特徴
比較的新しい施設が多く、年齢の若いウェディングプランナーが所属している傾向があります。
ゲストハウスにバンケットが1つしかない場合は、式場のご案内から結婚式のプロデュースまでを一貫して同じ担当が行う「担当一貫制」を採用しているケースが多くあり、企業によっては当日の施工(進行)までウェディングプランナーが担当します。
バンケットの数が多いゲストハウスは殆どが分業制になっています。
こだわりを持った方やオリジナルの結婚式がしたいという方が多い傾向にあります。
そのためウェディングプランナーにはヒアリング力や提案力が求められ、新郎新婦の希望に沿った結婚式ができるかどうかはウェディングプランナーの腕にかかっています。
比較的営業の色が強く、成約率や売上を求める企業が多い傾向にあります。
<主な企業例>
・株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
・株式会社ベストブライダル
・株式会社エスクリ
・株式会社ノバレーゼ
・株式会社アニヴェルセル
・株式会社ブライダルプロデュース
・株式会社ディアーズブレイン
・株式会社ポジティブドリームパーソンズ
レストラン
1990年代頃に人気が出てきましたが、当時ゲストハウスが出てきた影響でそこまで流行る事はありませんでした。
しかし近年少人数ウェディングやアットホームなウェディングの需要増に伴い、再度人気が高まっています。
通常はレストラン営業をしており、土日の週末や祝日の営業を結婚式として貸切スタイルで行われます。
料理を重視したいカップルや、ロケーションや景色が良いレストランでアットホームにウェディングをしたいという方に選ばれています。
メリット
〇料理が美味しい
〇貸切なためプライベート感がある
〇比較的自由な演出ができる
〇結婚式の後も利用できる
〇少人数での結婚式ができる
〇費用が抑えられる
〇高砂からゲストとの距離が近くアットホームな披露宴が可能
デメリット
〇お店の大きさによっては演出が限られてくる
〇チャペルや控室、ゲストの待合場所、宿泊施設がないなど結婚式の為の設備が充実していない
レストランウェディングプランナーの特徴
専門のウェディングプランナーが常駐している場合もありますが、レストラン営業時はホールスタッフとして働く傍ら、ウエディングの依頼がレストランに入った際に、プランナー業務も兼任するというレストランが殆どです。
また、プロデュース会社やフリーランスのウェディングプランナーがレストランと提携し、ウエディング部分だけを委託している事も多くあります。
ウェディングプランナーは一貫性を採用している事が殆どで、新規接客~打ち合わせ、当日の施工まで担当する事が多くなります。
主な企業例
・ジュエル・ロブション
・ひらまつ
・XEX
・レストランルーク
・リストランテA・S・O
・うかい亭
ホテル
続いては、結婚式以外にも宴会や宿泊、イベントなど様々な催しをしているホテルです。
ホテルでの結婚式は明治20年に開業した帝国ホテルから始まりました。
しかし日本では戦争が始まったためホテルでの結婚式が一般的に広まったのは、戦後(昭和40年代~)からでした。
現在では日本の結婚式のスタイルで代表的なものとなっています。
知名度や格式、一定のブランドが確立されており、親族・年配者など幅広い年代の方に支持されています。
一流のサービスでおもてなししたい、フォーマルな結婚式をしたいという方に選ばれています。
メリット
〇駅からのアクセスも比較的良い場所にある
〇披露宴会場、衣装室、美容室、写真館、花屋などがホテル内にあるため、サービスが一貫して行える
〇控室、宿泊、レストラン等ホテルならではの整った環境と設備があるため遠方のゲストにも安心
〇教育もきちんとしておりマナーやサービスなどの対応も一流である事から、信頼感もあり新郎新婦、ご家族、そしてゲストの方も安心して過ごせる
〇様々な大きさやタイプの宴会場があるため、家族や親しい友人だけの少人数ウェディングや、大規模披露宴などにも対応できる
デメリット
〇演出やプログラムは比較的パターンが決められている事が多く、オリジナルでの演出は難しい事が多い
〇多くの宴会場があり1日に何件も結婚式が行われるため、他の新郎新婦と鉢合わせたりゲストの方も多くなるためプライベート感はない
ホテルウェディングプランナーの特徴
ホテルは宴会部門と宿泊部門の二つを軸としており、ウェディングプランナーは宴会部門(バンケット部門)の婚礼課やウェディング課に所属する事が多くなります。
ホテルは宴会場数が多く結婚式の数も多い事から、ウェディングプランナーは分業制になっているところが殆どで、結婚式当日もキャンプテン(支配人)などが仕切る事が多くなっています。
※一貫性のホテルもあります
また料理やウェディングケーキ、装花などが1つのパックになっていたりいくつかのパターンで決められているホテルもり、その場合はオリジナルな提案や新郎新婦の希望に100%応える事は難しくなります。
<主な企業例>
・帝国ホテル
・ホテルオークラ
・パレスホテル東京
・ウェスティンホテル
・ザ・ペニンシュラ東京
・ホテルニューオータニ
・ザ・リッツカールトン
・グランドハイアット
・ヨコハマ グランド インターコンチネンタル
・ディズニーアンバサダーホテル
プロデュース会社
次に、結婚式作りを新郎新婦とともに主導するプロデュース会社です。
特定の施設を持っていない事もあります。
新郎新婦の希望に合った式の開催場所を見つけ、式の内容とともに提案するというお仕事スタイルです。
場所や施設の制約を受けにくいため、新郎新婦の願いを可能な限り実現したい!という想いを持っている方にはぴったりです。
フリーランス
そして、最後がフリーランスとして活躍する方法です。
個人事務所を持っている人もいれば、自分以外のスタッフとともに法人化して活躍するなど、働き方は様々。
自宅で好きな時間に好きなだけ働くという働き方も可能です。
しかし、これまでウェディングプランナーの経験を積んでいないのに、突然フリーランスとして開始することは現実的ではなく、これまで紹介した3つの職場などで経験を積んでから独立するという人が多いようです。
参考コラム:フリーランスウェディングプランナーとは?仕事内容や給料・なり方を解説
就職先は自分の希望と照らし合わせて選びましょう
ウェディングプランナーとして活躍できる職場6つを紹介しました。
未経験の場合は、結婚式場やゲストハウス、ホテルへ転職する方が研修が整っていたり、未経験歓迎の求人も多いのでオススメです。
自分はどのようなウエディングプランナーになりたいのか、どのような場所で活躍したいのか、どのようなキャリアを積んでいきたいのかなど、希望を今一度整理してみて、転職先の参考にしてみて下さいね。
弊社ブライダルビズでも、様々な業態の求人を扱っております。
ご希望や経験を元にご紹介させて頂きますので、お気軽にご相談下さいませ。
*
転職をご検討の方は『転職支援サービス:無料』をご利用下さい。
非公開求人を中心としたご紹介から、面接の準備・対策をそれぞれの求職者様一人一人に行っています。