アパレル業界からブライダル業界への転職
アパレル業界からブライダル業界への転職
最近、アパレル業界からブライダル業界のウェディングプランナーやドレスコーディネーターへ転職されたいというご相談が増えています。
アパレル業界とブライダル業界は共通点等も多い事から、転職に有利になる点もあります。
本日はアパレル業界からブライダル業界への転職に関してお伝えさせて頂きます。
目次
1:アパレル業界とブライダル業界の仕事の違い
2:アパレル業界からブライダル業界への転職理由
3:アパレル業界からブライダル業界へ転職しやすい理由
・接客の経験が活かせる
・営業力がある
・平日のお休みに慣れている
・流行に敏感な方が多い
・年齢に関係なく仕事に就ける
4:アパレル業界からブライダル業界へ転職するには
・ウェディングプランナーになるには
・ドレスコーディネーターになるには
・資格は必要?
5:まとめ
アパレル業界とブライダル業界の仕事の違い
アパレル業界とブライダル業界の違い・・
一言で言うと、「一生に一度の大切な日」に関わるかそうでないかという点です。
アパレルでのお仕事は主に洋服の販売となり、普段着るものであったり、仕事の際に着るものなど日常で着用するものが殆どですよね。
ブライダル業界の中で、アパレル販売とお仕事と似てい職種に「ドレスコーディネーター」の仕事がありますが、こちらはウェディングドレスやタキシードなど普段着用するものではなく、特別な1日に着用する「正装」になります。
このウェディングドレスやタキシードは、結婚式の主役である新郎新婦の為と思われる事が多くなりますが、実は、結婚式に参列してくれた皆さまに感謝の気持ちを込めてお迎えするという意味も込められているんです。
「自分の為」だけではなく参列して下さった方々のためでもあるため、そこにも違いがあります。
アパレル業界からブライダル業界への転職理由
前述したように、アパレル業界からブライダル業界のウェディングプランナーやドレスコーディネーターへ転職されたいというご相談が増えています。
その方々へ理由をお伺いすると
「結婚式という非日常感に携わりたい」
「人生に一度の晴れ舞台のお手伝いがしたい」
「フォーマル衣装を学びたい」
「更なるキャリアアップのため」
「次のステップとして、高級商材を提案する職種に就きたいから」
「女性にとって大切な、一生に一度のドレスを決めるお手伝いがしたいから」
など、理由は様々。
ウェディングプランナーが提案する結婚式の平均費用は350万円、ドレスコーディネーターが提案するウエディングドレスは、1回のみのレンタルでも1着何十万円、何百万円と高級商材になります。
また、形に残らないものなので(ドレスもレンタルが多い)、ここまでの商材を売る職種というのは、探しても他に無いかもしれません。
今までの経験を活かしながら、新しい経験やキャリアを積みたいという方に選ばれています。
アパレル業界からブライダル業界へ転職しやすい理由
実は、アパレル業界で活躍されていた方は、ウェディングプランナーやドレスコーディネーターなどブライダル業界のお仕事がマッチする点が多いです。
どこがマッチされているのかをご紹介致します。
接客の経験が活かせる
ウェディングプランナーやドレスコーディネーターには、「コミュニケーション力」「提案力」が必要です。
この2点は、アパレル業界で販売をされていた方は既に経験から備わっています。
両業界共に接客するお客様の年齢層は幅広く、殆どが新規のお客様という点も共通しています。
商材や単価は違えど、上記が備わっていると接客のやり方を変えればすぐに順応出来る方が多いです。
営業力がある
アパレル業界で販売をされていた方は、接客面が共通しているだけでなく、営業という面でも共通点があります。
物を売る仕事である以上、会社から利益を求められるのは当然であり「成果」を出さなくてはなりません。
ノルマとも言われますが、ウェディングプランナーやドレスコーディネーターは、成約数や単価のアップが求められます。
式場やドレスショップによってノルマについての考えはまちまちで、チーム全体の数字をノルマとして設定されている企業もあれば、個人にノルマを設定している企業もあります。
アパレル販売の場合も、基本的には個人やチームで数字が設定されている事が多く、売上を上げていく事が求められます。
その為、数字に関してもスムーズに取り組めるという共通点があります。
平日のお休みに慣れている
アパレル業界も、ブライダル業界も、基本的なお休みの取り方が似ています。
アパレル業界は、世の中がお休みしている日(土日祝)が稼ぎ時なので、その時は働き、お休みは平日に取る事が多いと思います。
ウェディングプランナーやドレスコーディネーターも一緒で、結婚式の9割は土日祝日に行われますし、大半の新郎新婦は土日祝がお休みなので、ブライダルフェアや新規の来客・打合せが行われる週末が最も忙しく、平日にシフト制でお休みを取るようになります。
その為、お休みのサイクルが変わらず転職出来るので、その点も企業からするとプラスポイントとなります。
流行に敏感な方が多い
アパレル業界で働かれている方は、オシャレが好きな方が多い為、流行にも敏感です。
近年、結婚式を挙げる新婦は、殆どの方がインスタ等のSNSで情報を拾い、トレンドの演出やドレス・ヘアスタイルを探して「これと同じような演出がしたい」「これと似たドレスが着たい」とSNS上の写真を持って来られます。
もし、流行に疎かったり、オシャレに興味が全く無いウェディングプランナーやドレスコーディネーターだった場合、話しや感覚が噛み合わず、良いご提案に繋がらない事が多くなってしまいます。
その点でもアパレル業界でご経験がある方は、マッチしています。
年齢に関係なく仕事につける
アパレル業界からブライダル業界へ転職するには
中途採用の場合は即戦力を求められる事が殆どです。
ブライダル業界のお客様は、年齢層も幅も広く職業も様々ですので、どのお客様にも信頼して頂くためにきちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。
そのため、ブライダルに関する知識以上に社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスなどのホスピタリティが身についている事が重視されます。
また新郎新婦の要望をきちんと聞き取った上で、その要望にきちんとマッチするような衣装を提案していく事が求められるため、ヒアリング能力やコミュニケーション能力・提案力などがあるかどうかが大切になります
ウェディングプランナーになるには
ウェディングプランナーの仕事は、結婚式という一生に一度の大切なイベントであり金額も高額である事から、前述したように信頼関係が1番大切となる為、きちんとした言葉遣いや身だしなみ・立ち振る舞いが大切になります。
そのためブライダルに関する知識以上に社会人としてのビジネスマナーや常識、接客サービスの基本が身についている事が重視される傾向にありますが、ブライダルの知識がない状態では仕事ができないので、必要なブライダル知識を身につける努力は欠かせません。
しっかりブライダル業界の研究や企業研究、職種研究は行いましょう。
ドレスコーディネーターになるには
ドレスコーディネーターにも、コミュニケーション能力やホスピタリティなどの接客スキル、また新郎新婦の希望を汲み取り自社の商品を提案していく営業スキルが必要となります。
そのため、アパレル業界出身でファッションの知識を持っており、接客・営業経験がありコミュニケーションスキルが高い人は有利になります。
これまでのアパレル業界での経験を積極的にアピールすると好評価につながるでしょう。
併せてブライダル業界やドレスの勉強をして知識を習得しておく事をおすすめします。
資格は必要?
ウェディングプランナーやドレスコーディネーターになるために資格は必須ではありませんが、持っているとブライダル業界の知識がある事や、一定のスキルを持っている事の証明になる資格もあり転職活動の際はもちろんの事、就職した後に役立つ事もあるので持っていても良いでしょう。
代表的な資格が以下になります。
★ウェディングプランナー
①ブライダルコーディネート技能検定
②ABC協会認定ブライダルプランナー検定1級、2級
③アシスタントブライダルコーディネーター(ABC)検定
◎ブライダルコーディネート技能検定3級、ABC協会認定ブライダルプランナー検定1級・2級は誰でも受ける事ができますが、アシスタントブライダルコーディネーター検定はBIAが指定した対象者のみとなっています。
★ドレスコーディネーター
①WBJ認定ドレスコーディネーター
②アソシエイトブライダルコーディネーター
③フォーマルスペシャリスト検定
④ファッション色彩能力検定
◎資格を持っている事が、選考で必ずしも有利になるというわけではありませんが、ドレスコーディネーターとしてのキャリアをスタートさせた後でも、お客様と接する上でとても役立つ知識です。
参考コラム
ブライダルの仕事に資格は必要?役立つ資格と勉強方法
まとめ
アパレル業界とブライダル業界の共通点や、アパレル業界からブライダル業界への転職に関してお伝えしました。
このように、アパレル業界での販売のお仕事と、ウェディングプランナーやドレスコーディネーターのお仕事は共通点が多いのでオススメのお仕事です!
今までの経験を活かし、更にキャリアアップしたいという方や、新しい商材の接客や営業がしたいという方、ブライダルのお仕事に興味があるという方は是非お気軽にご相談下さいませ。
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