お菓子作りに関わる仕事にはどんな職種がある?6つの仕事をご紹介

 

お菓子作りに関わる仕事にはどんな職種がある?6つの仕事をご紹介

 

 

多くの人を楽しませたり喜ばせる事ができるお菓子。
世の中には洋菓子から和菓子など様々なお菓子がありますよね。

小さい頃からパティシエになるのが夢だった方や、お菓子作りが好きだったり、お菓子作りが趣味で仕事にしたいという方も多いのではないでしょうか。

 

今回はパティシエや和菓子など、世の中の様々なお菓子に関わる仕事に関してお伝えしていきます。

お菓子作りの仕事の興味がある・将来お菓子作りに関わる仕事がしたいという方は、参考にしてみて下さい。

 

 

 

お菓子作りに関わる仕事の種類と仕事内容

 

 

お菓子作りというとパティシエをイメージされる方が多いと思いますが、その他にも様々なお菓子作りの仕事があります。

今回は、お菓子作りの代表的な仕事の種類6つをご紹介していきます。

 

 

 

パティシエ・パティシエール   

パティシエとはレストランや洋菓子店でケーキや洋菓子・デザートを作る人の事を指します。
女性はパティシエールと呼ばれています。
(※洋菓子:ケーキ・クッキー・タルト・ムース・ゼリー・焼き菓子等)

勤務先は洋菓子店やレストラン、洋菓子メーカーの工場などになります。

仕事内容は、職場によっても変わってきます。

洋菓子店であれば、ケーキや焼き菓子のを作る事がメインとなりますが、町場の洋菓子店などでパティシエの人数が多くなければ、生地作り~最後のデコレ―ションまで担当します。
一方で比較的大きい店舗であったり、大手の洋菓子専門店などで作る量も多い場合は担当の持ち場のみになるケースやお菓子を作る工程ごとになる事もあります。

レストランの場合は、デザートの担当として勤務します。
「アシェットデセール」と呼ばれる皿盛りデザートを作る事が主な仕事となりますが、店舗によってはデザートだけでなく調理補助を行う事もあります。

 

 

 

ブライダルパティシエ      

結婚式の際に、ウェディングケーキやゲストのデザートを担当するのがブライダルパティシエです。
勤務先はホテルや結婚式場、ゲストハウス、レストランなどになります。

主な仕事は、ウェディングケーキやコース料理のゲスト用のデザートの作成になります。
結婚式によってはデザートをビュッフェ形式にする事もありますので、様々なデザートを作る事ができます。

ウェディングケーキをオリジナルで作る事ができる場合、アメ細工やチョコレート細工・マジパン細工などの装飾を使いウェディングケーキを作ります。
新郎新婦に満足頂くウェディングケーキを作るためには、ヒアリング能力や提案力、パティシエとしての技術も求められます。

その他に、引菓子の製造、自社の施設で販売するスイーツ・洋菓子の製造、商品開発なども行います。

ウェディングシーンを華やかに演出し、新郎新婦の心に残るウェディングケーキを作る事ができるブライダルパティシエの仕事はとてもやりがいがあります。

 

 

 

ショコラティエ・ショコラティエール  

ショコラティエとはチョコレートを専門に扱う菓子職人の事を指します。
チョコレートで様々なデザートやお菓子を作る専門家になります。

海外ではショコラティエが専門職として普及していますが、日本では知名度が低いためパティシエがショコラティエを兼ねているケースも多くなっています。

勤務先としては、チョコレート専門店や、洋菓子店が多くなりますが、メーカーなどに勤務しスーパーやコンビニなどで販売されているチョコレートのスイーツの考案をする事もあります。

洋菓子店に勤務する場合は、主にチョコレートのケーキや、スイーツ、焼き菓子などを担当し、チョコレートを使った商品の開発や、材料の選定、実際の製作を行います。
お客様に喜んでもらうための味や見た目のスイーツを作る事はもちろんの事、素材の管理・品質保持等の仕事も非常に大切になります。

ショコラティエになるのに必要な資格はありませんので、現場で経験を積み技術をつけていくようになります。

 

 

 

グラシエ・グラシエール     

グラシエとは、アイスクリーム専門の職人資格を保有したシェフであり、アイスクリームを専門に扱う菓子職人の事を指します。

アイスクリーム、ジェラート、シャーベット、ソルベなどの冷たいスイーツ(氷菓)を作る事を専門で行います。
日本ではまだあまり知名度は高くないのですが、アイスが生活に密着しているフランスでは、パティシエがグラシエの資格を持つ事も多いようです。

勤務先としては、アイスクリームやジェラートの専門店、レストランなどになります。
レストランの場合は、お客様にデザートを提供した時に、1番美味しく最高の口当たりとなるようタイミングを調整して作る事が求められます。

 

 

 

スイーツの商品開発       

洋菓子(和菓子)メーカーやスーパー、コンビニ向けに販売する新商品の開発、既存商品のリニューアルを行うのが、スイーツの商品開発です。

勤務先や洋菓子(和菓子)の製造会社になります。

商品企画にあたり、マーケティングや原価計算・原材料の選定・栄養価の計算、製造サポート、また製造方法や保存方法、消費期限などの確認も必要となります。

新商品やリニューアル商品開発のための会議や関連部署との打ち合わせを行い、商品が決定したら企画書を作成しプレゼンを行います。

メーカーや店舗の商品企画開発部門などの担当者と協力しながら、試作を繰り返し商品化へと進めていきます。

 

 

 

和菓子職人           

和菓子といえば日本の伝統的なお菓子ですよね。
和菓子にはお饅頭や、羊羹、最中、餅菓子、どら焼き、お団子など様々な種類があり、このような和菓子を作る人を和菓子職人と呼びます。

勤務先は和菓子店や甘味処、和菓子の製造会社(メーカー)などになります。
日常で食べるお菓子~日本の四季の風情を取り入れ繊細の技術で作り上げる上生菓子など、様々な和菓子を作りますので、高い技術と新しい和菓子を作り出す創作力が求められます。

和菓子に必要な材料である餡(あん)を作る豆類や、小麦粉・上新粉、白玉粉、きな粉、寒天などを使い分け、佐味はもちろんの事、見た目にもこだわり様々な技法でお客様に喜んでもらえる和菓子を作り上げていきます。

 

 

 

未経験からお菓子作りの仕事に就くには  

 

 

お菓子作りに関わる仕事をするためには2つの方法があります。

 

 

 

製菓系の専門学校に通う     

一般的な方法としては、製菓や調理系の専門学校に通い、知識や技術を習得する事です。

専門学校では様々なコースがあり、色々な技術や知識を得る事ができたり、実際の調理器具や設備などの環境が整っています。
しっかりした環境で学ぶ事ができるので就職する際にも役立ちます。

製菓の技術や知識だけでなく、食に携わる上で重要な衛生管理やアレルギーなどの知識、また店舗経営などの知識に関しても学ぶ事ができます。
また学校と企業でパイプがあるところもあるので就職する際にも有利になる事があります。

ショコラティエや、グラシエなどは特化して学べる学校が少ないので、パティシエと同じく製菓系の専門学校などに通い全般的なお菓子作りを学んだ後にそういったお店に就職して経験を積んでいく事が多いようです。

和菓子職人の場合も、専門学校で和菓子製造を学び和菓子店などに就職して経験を積んでいきます。

 

 

 

現場で経験を積む        

もう1つは現場で経験を積んで菓子職人を目指す方法です。

ホテルやレスラン、洋菓子店・和菓子店などに就職し技術を学びます。

未経験から正社員で採用されるケースもありますが、難しい場合はアルバイトやパートでスタートし経験を積んでキャリアアップしていくのが一般的となっています。

パティシエの場合は、こういった経験を2年積めば、製菓衛生士の資格や、菓子製造技能士2級の試験を受験する事ができます。
この資格はパティシエで働く際に有利な資格となりますので正社員で転職する際にも役立ちます。

 

 

 

お菓子作りの仕事に必要な資格はある?  

 

 

パティシエや和菓子職人になるために必須な資格はありませんが、実務をする上で役立ったりキャリアアップを目指すために取得できる国家資格が2つあります。

またショコラティエ、グラシエなど洋菓子関連の仕事に就く際にも、洋菓子全般に関連するこちらの2つの資格を取得するのが一般的となっています。

 

*製菓衛生師免許*
パティシエなど多くの菓子職人が取得しており、製菓の技術や衛生知識・食品学・栄養学が身についている事の証明となる資格です。
飲食の仕事に携わる際、衛生知識はとても重要であり信頼度の高い資格となっております。

お店を立ち上げる時に必要な「食品衛生責任者証」の試験が免除になったり、海外で働く時に必要な就労ビザの取得に有利になる事もあります。

受験資格は菓子製造業にて2年以上実務経験か、都道府県知事が指定する養成施設で1年以上学ぶ事が条件となっています。

 

*菓子製造技師技能士*
菓子製造の技術や知識を証明する資格で、洋菓子と和菓子に分かれています。
試験はそれぞれ1級と2級があり、1級は上級者向け、2級は中級者向けとなっています。
2級では2年以上、1級では7年以上の実務経験が求められます。

菓子職人の仕事は、スイーツやデザートを作るだけではなく、衛生管理や食に関する知識なども必要となります。
これらの資格を取得している事で、より高い技術の仕事に携われたり、転職する際にも有利になるでしょう。

 

 

 

まとめ・お菓子作りの仕事には様々なキャリアプランがある

 

 

簡単にはなりますが、お菓子作りの仕事をご紹介させて頂きました。

スイーツを食べる事でリラックスしたり、友人と楽しい時間を過ごす事ができる人も多いでしょう。

またスイーツは結婚式やお誕生日、クリスマス、またひな祭りや子供の日など各イベントでも楽しみの1つとなるアイテムですよね。

多くの人を幸せにする菓子職人はとてもやりがいのある仕事です。

 

お菓子作りのスペシャリストとして、店舗で働きながら多くのお客様に美味しいスイーツを提供し続ける事も可能ですし、しっかりと経験を積んで実力が認められれば、店舗でトップになり様々なメニューの企画や考案をしたり、経験を積んだ後に独立して自分のお店を持つ事もできます。


講師として教室を開いたり、スイーツプランナーとして企業や洋菓子店と提携して仕事をするなど、将来的に様々なキャリアプランがあるお仕事です!

 

弊社でもパティシエ・ブライダルパティシエの求人を扱っております。
興味がある方は是非ご相談下さいませ。

 

 

 

 

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