花嫁を輝かせるブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容とは?

 

花嫁を輝かせるブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容とは?

 

 

ブライダルヘアメイクアーティストとは結婚式という特別な日に花嫁のヘアメイクを任される人を指します。
ブライダルヘアメイクアップアーティスト・ブライダルヘアメイクとも呼ばれています。

一般的なヘアメイクのお仕事とはどう違うのでしょうか。

今回はブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容ややりがい・勤務先や勤務形態・必要な資格などをお伝えします。
ブライダルのお仕事に興味がある方は是非参考にしてみて下さいね。

_____________________________________________
<目次>
1:ブライダルヘアメイクアーティストとは
2:ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容
  ・新郎新婦との打ち合わせ
  ・リハーサルや前撮りの際のヘアメイク
  ・結婚式当日のヘアメイク/アテンダー
3:ブライダルヘアメイクアーティストのやりがい/魅力
4:ブライダルヘアメイクアーティストの勤務先
5:ブライダルヘアメイクアーティストの勤務形態
6:ブライダルヘアメイクアーティストになるには
  ・新卒採用
  ・中途採用
7:ブライダルヘアメイクアーティストに関する資格
8:まとめ
______________________________________________

 

【ブライダルヘアメイクアーティストとは】

 

 

ブライダルヘアメイクアーティストは結婚式の花嫁のヘアメイクを中心に花婿やご家族・列席者のフィッティングなどを担当する職種です。

一般的なヘアメイクとは違うのは下記の点です
結婚式という人生の大切な節目となるフォーマルなイベントのヘアメイクを担当する

ドレスや和装に合ったヘアメイクをする
ヘアとメイク、また衣装の着付け・コーディネーターまで全てを担当する

結婚式で主役となる花嫁をより美しく輝かせ、最高の結婚式にするために満足頂くヘアメイクを施す役割があります。

そのため、結婚式のヘアメイクのスペシャリストとしてウエディングの知識や高い技術力が求められます。

 

【ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容】

 

 

■新郎新婦との打ち合わせ

ウェディングプランナーと内容を確認し、結婚式のおよそ2~3ヶ月前からヘアメイクの打ち合わせを開始します。
花嫁の希望のヘアスタイルやメイクのイメージをカウンセリングし、雑誌などを参考に要望に合うヘアメイクの提案をしていきます。

基本的にはお色直しが1回ありますので、2つのパターンの髪型とメイクを決めていくようになります。

髪型は夜会巻きやシニヨンなどのアップスタイルやハーフアップスタイルなどがあり、近年ではダウンスタイルも人気になってきています。

プロとしてその会場の雰囲気やドレスなどの衣装のデザインや色も確認しながらアドバイスしていく事や、流行やトレンドなども常におさえておく事が大切になります。

特別な1日だからこそこだわりを持った新婦や、緊張して上手く伝えられない新婦もいらっしゃいます。
花嫁の気持ちを汲み取りながら、イメージするスタイルを的確に判断する能力が必要となりますので、細やかな気配りやコミュニケーションをしっかり取りベストな提案をしていく事が大切になります。

またヘアメイクだけでなく、ネイルや肌の見える部分の手入れ方法などトータルでプロデュースしていきます。

 

■リハーサルや前撮りの際のヘアメイク

最近では本番のみだと心配という方のために、結婚式当日の数週間前に新郎新婦にヘアメイクを確認して頂くリハーサルメイクが増えてきました。

結婚式当日と同じ実際のヘアメイクを施し、確認・修正などをしていき満足のいく内容に仕上げていきます。
また結婚式当日は忙しいため前撮りで写真撮影をする新郎新婦には、当日同様のヘアメイクを施します。

 

■結婚式当日のヘアメイク/アテンダー

結婚式当日は早朝に出勤し準備を整え花嫁を迎えます。
緊張している花嫁をリラックスさせ笑顔にさせるのもヘアメイクの重要な仕事になります。

当日はヘアメイク以外にドレスや和装などの衣装の着付けを行ったり、新郎新婦以外にご家族や列席者の方の着付けも行う事もあります。

また会社によっては挙式・披露宴中に介添えをつけず、ヘアメイクスタッフがアテンダーを担当するケースもあります。
ホテルは介添えがつく事が多くなりますが、ゲストハウスやレストランはヘアメイクスタッフが兼任する事があります。

 

【ブライダルヘアメイクアーティストのやりがい・魅力】

 

 

ブライダルヘアメイクの1番のやりがいは、自分の技術で一生に一度の晴れ舞台の主役である新婦を輝かせ喜んでもらえる事。
そして1番近くで幸せのお手伝いができ、結婚式という感動の瞬間に立ち会える事です。

結婚式は新郎新婦にとって一生心に残る特別な1日ですので、失敗が許されず大きな責任やプレッシャーを伴います。
しかし責任が大きい分、お客様の希望通りのヘアメイクが決まり喜んでもらえた時は心から幸せを感じる事ができるでしょう。

また結婚式はチームで作り上げていきますので、特別な舞台で演出に携わる事ができる事もやりがいの1つです。

結婚式のヘアメイクは、高度なヘアセットやメイク、また着付けやアテンドなど様々なお仕事に携わります。
特別な環境で様々な経験や技術を身に着ける事ができるため、自分の成長や自信にも繋がる魅力のあるお仕事です。

 

【ブライダルヘアメイクアーティストの就職先】

就職先としてはホテルや結婚式場・美容院となり、勤務先はホテルや結婚式場の中に併設されている美容室やブライズルームとなります。

ホテルや結婚式場と提携している美容室がヘアメイクを担当するというケースもありますので、美容院に勤務しながら、並行してブライダルのヘアメイクも担当するという方もいます。

 

【ブライダルヘアメイクアーティストの勤務形態】

勤務時間は結婚式の時間などにより多少変動します。
ある程度の勤務時間は決まっていますが土日祝日は特に変則的になるという事を理解しておいた方が良いでしょう。

結婚式が午前であれば早朝から出勤し準備をし、本番のヘアメイク・お色直しのヘアメイク、式終了後は二次会用のセット、午後も担当があればそちらも同時に進めていきます。

当日の担当のメイクが終了したら片づけや、他のお客様の打ち合わせやリハーサルが入ってくる事もあり、残業になる事も多くなります。
その分平日は本番もなく打ち合わせも少ないため、比較的定時通りで勤務できる事が多くなるでしょう。

休日は、月8~9日となりますが結婚式本番は土日祝が殆どですので、基本平日休みとなります。
しかし、結婚式の前撮りや、打ち合わせ、リハーサルや新郎新婦さんの予定に合わせてスケジュールを組む事が多いので希望通りに休みが取れない事もあります。

基本的には休日や勤務時間は固定されておらずイベントに合わせての勤務形態となります。

 

【ブライダルヘアメイクアーティストになるには】

 

 

ブライダルげあメイクアーティストになるために特に必要な学歴や年齢などはありません。
しかしブライダルの場合、ヘアとメイクと両方担当しますので就職する際は美容師免許が必要になります。

 

■新卒採用

新卒採用の場合は高校卒業後に、専門的に学べるブライダルや美容系の短大・大学・専門学校を卒業するのが1番の近道になります。

しかし短大や大学は数としては少ないので専門学校の方が自分に合った学校を選べるでしょう。

専門学校ではヘアメイクの知識や実技のカリキュラムが組まれており、ブライダルのコースがある場合はマナーや婚礼衣装などの専門知識も学べますので入社後もスムーズに業務に就く事ができます。

資格取得のサポートや就職支援なども手厚く、求人が直接学校にくるなどのメリットもあります。

専門学校のオープンキャンパスなどで参考にしてみるのが良いでしょう。
(※専門学校の学費:専門学校によりますがブライダル系専門学校ですと2年間で約220万円~)

 

入社後はホテルや結婚式場、ゲストハウスなどに併設された美容院やブライダルサロンに就職し2~3年は先輩についてアシスタントとして経験を積みその後1人前のヘアメイクスタッフとなります。

その他美容院に就職し出向で行くケースや、経験や実績を積んだ方はフリーランスとして活躍するというケースもあります。

 

■中途採用

中途採用の場合即戦力を求める企業が殆どです。

ヘアメイクアーティストは結婚式で重要なヘアメイクを担当し、ヘアアレンジやメイクの技術や知識を求められる事から未経験で採用となるケースは殆どありません。

美容院であったり、ブライダル業界で経験を積んでから転職される方が多いようです。

ブライダルのヘアメイクは、専門的な技術や知識以外に大切な結婚式でのヘアメイクを担当するため、ヒアリングする力や提案力・コミュニケーション能力など求められるスキルも多くなります。

 

【ブライダルヘアメイクアーティストに関する資格】

 

 

ブライダルのヘアメイクアーティストとしてメイクだけ担当する場合は特に必要な資格はありません。
しかし前述したようにヘアメイクの両方を担当する会場が殆どなので美容師免許は必須となります。

こちらは国家資格となっており、美容師など髪の毛を扱う仕事の方に必須の資格となっています。

以下のような資格を持っていると、転職活動をする際に有利になったり就職した後に役立つでしょう。

JMAメイクアップ技術検定
一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が認定する検定です。
メイクの知識、技術、接客を学ぶ事ができます。
3級〜1級まであり全て実技試験のみとなっています。

3級(30分):受験資格→経験不問
メイクの基本的な技術の過程、仕上がりの確認

2級(50分):受験資格→3級合格者または3級と同日受験者
スキンケア~フルメイクアップの過程、仕上がりの確認

1級(30分):受験資格→2級合格者
モデルの悩みや要望に沿って、メイクする技術を確認

 

更に下記のような資格がおすすめです
ファッション色彩能力検定

ネイリスト技能検定
着付け師
パーソナルカラー検定

 

またブライダルの知識も必要になりますので
ブライダルプランナー検定(未経験で受験可能)

ブライダルコーディネート技能検定(3級は未経験で受験可能)
アシスタントブライダルコーディネーター検定

などを持っていると役立つでしょう。

美容・メイク関連の資格や、ファッション関連の資格・またブライダル業界の資格は実際に業務に就いた時にも活用できるでしょう。

 

【まとめ】

 

 

華やかな結婚式で重要な役割を果たすブライダルヘアメイクアーティスト。
新婦の希望を理解し、提案していく重要な役割があり何よりも満足してもらえる事が大切になります。

花嫁にとってヘアメイクはドレス同様に期待が大きく楽しみな時間でもありますので、どれだけ満足頂けるかはヘアメイクアーティストの腕にかかっています。

人生の大切な一日のヘアメイクを担当する事への責任も大きく、専門的な仕事で技術職になるので、勤務形態が大変な面もありますが新郎新婦やご両親・ゲストの方に感動や喜びを与えられるやりがいのある仕事です。

自分の技術で花嫁をより輝かせたい。一生心に残る幸せな結婚式のお手伝いがしたい。新婦の夢を叶えたい。
そんな仕事がしたい方は是非ブライダルヘアメイクアーティストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

弊社でもブライダルヘアメイクアーティストの求人を扱っておりますのでご興味がある方はご相談下さいませ。

※ブライダルヘアメイクアーティストの給料の相場/年収・キャリアプランに関して
参考コラム:ブライダルヘアメイクの給料やキャリアアップの方法

 

 

転職をご検討の方は『転職支援サービス:無料』をご利用下さい。
非公開求人を中心としたご紹介から、面接の準備・対策をそれぞれの求職者様一人一人に行っています。