ブライダルの業界で働く際に資格は必要?役立つ資格と勉強方法
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ブライダル業界で働く際に資格は必要?役立つ資格と勉強方法
ブライダル業界には様々な資格があります。
ブライダル業界で働くには資格が必要なのか、未経験で転職する場合資格があった方が良いのか、またどんな資格があるのか気になる方も多いと思います。
今回はブライダル業界で就職活動する時や、就職した後に持っていると役立つブライダル関係の資格や勉強方法に関してお伝えします。
目次
1:ブライダル業界のお仕事、資格は必要?
・資格を取得するメリット
2:ブライダル業界の資格
・ブライダル業界の資格の種類
・ウェディングプランナーの資格
・ドレスコーディネーターの資格
・ブライダルヘアメイクの資格
・フラワーコーディネーターの資格
・サービス(宴会サービス)の資格
3:資格取得の勉強方法
・ブライダル系の専門学校
・ブライダルスクール
・通信講座
・独学
4:まとめ
ブライダル業界のお仕事、資格は必要?
ブライダル業界には様々な資格がありますが、就職する上で必須ではありません。
就業した後も経験を積みながら知識や技術をつけていく事ができるので、中途採用の場合もどちらかというと資格より経験の方が重要視されます。
未経験で応募できる求人も多く、新卒採用・中途採用を常にしている企業も多くありますが、
人気がある業界の為、資格を取って少しでも知識をつけておくと有利になる事もあります。
資格を取得するメリット
前述したようにブライダル業界で働くにあたり資格は必須ではありませんが、
取得しておくと下記のようなメリットがあります。
〇ブライダル業界の専門的な知識がつく
〇仕事内容の理解が深まる
〇就職活動においてアピールできる、熱意が伝わる
〇就職した後にも役立つ
〇お客様に安心感や信頼感を与える事ができる
〇キャリアアップに役立つ
◎資格を持っていると、ブライダル業界の様々な専門的な知識を身につける事ができます。
未経験であっても、業界の知識があるというだけで印象は違います。
また勉強する事で、ブライダル業界で働きたいという熱意が伝わりますので面接ではアピール材料となりますし、就職した後にも学んだ事は役立つでしょう。
資格があると専門的な知識がある証明となるため、企業側もお客様側にも信頼感や安心感を与える事ができます。
資格によっては、実務経験などが条件となっており級があがるごとに難しくなるため、持っているとキャリアアップや独立してフリーランスで働く際にも役立ちます。
ブライダル業界の資格
ブライダル業界の資格の種類
ブライダル業界の資格にはいくつか種類があります。
〇未経験でウェディングプランナーを目指す学生や社会人向けに誰でも受ける事ができる資格
〇認定団体が指定した学校やスクールで学んだ方や、ブライダル企業・ホテルなどで経験がある経験者向けの資格
未経験者の場合は認定団体がした学校やスクール(通信なども有)で勉強すると取得しやすくなります。
またブライダル系の専門学校に通うと、資格取得の為のサポートもしてくれるのでより合格に近づけるでしょう。
経験者向けの場合は自信のスキルアップやキャリアアップのためにと取る方が多いようです。
ウェディングプランナーの資格
〇ブライダルコーディネート技能検定
※受験資格
3級(70分)
経験不問。学生やブライダル業界へ転職したい社会人向けの検定
2級(75分)
3級合格者、もしくは3年以上の実務経験、もしくはアシスタントブライダルコーディネーター検定に合格した者
1級(85分)
2級合格後2年以上の実務経験、もしくは7年以上の実務経験、もしくはブライダルコーディネーター養成講座を修了後2年以上の実務経験
公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施する国家検定となっています。
ブライダル業界の歴史、基礎的な知識や接客技術を問われるものです。
3級~1級まであり上の合格を目指す事でブライダル業界の様々な知識を身につける事ができます。
階級が上がるごとに出題の内容は細かくなりますが内容の範囲は大きな差はありません。
ウェディングプランナーのプロになりたいのであれば1級の取得を目指しましょう。
〇ABC協会認定ブライダルプランナー検定1級・2級
※受験資格:経験不問。学生や未経験の方が多く受けています。
ウェディングプランナーの資格の中ではメジャーな資格となっています。
ブライダルについての基本的な知識、日本と欧米のウェディングを学べます。
日欧米に共通した、求められる人材像としての接客応対・文章・言葉遣いなどの総合的能力を確認します。
2級(90分)
日本での神前式・教会・人前式それぞれの基礎知識、衣裳やフラワーなどのウェディング関連業務に関する知識、欧米でのウェディングの流れ。
1級(120分)
ウェディングプランナーの知識、実務をする上での対応力、プランニング能力、
欧米でのウェディングの全体の流れや内容、宗教毎の進行や慣習についての理解となります。
1級に合格するとアシスタント・ブライダルプランナーとして認定されます。
〇アシスタントブライダルコーディネーター(ABC)検定
※受験資格:BIAが指定した専門学校、大学の2年次修了予定者、ホテル・ブライダル業界で働く人
ブライダル全体の実務に関しての認定資格で、日本のブライダルの基礎知識や実務をする上での知識を確認します。
試験時間は60分となっており7割以上できれば合格となります。
◎ブライダルコーディネート技能検定3級、ABC協会認定ブライダルプランナー検定1級・2級は誰でも受ける事ができますが、アシスタントブライダルコーディネーター検定はBIAが指定した対象者のみとなっています。
ドレスコーディネーターの資格
〇アシスタント・ブライダル・コーディネーター(ABC)検定
※受験資格:BIAが指定した専門学校、大学の2年次修了予定者、ホテル・ブライダル業界で働く人
ブライダル全体の実務に関しての認定資格で、日本のブライダルの基礎知識や実務をする上での知識を確認します。
試験時間は1時間となっており7割以上できれば合格となります。
〇WBJ認定ドレスコーディネーター
※受験資格:指定の講座を修了した者
ドレスコーディネーターとして知っておきたい婚礼衣装の専門知識や貸衣裳店で働くための実務。
洋装、和装両方の専門知識や技術を学ぶ事ができる資格で、更にトータルコーディネートに必要な美容(ヘアメイク)・花(ブーケ)の知識まで網羅しています。
更に下記のような資格があると役立つ事があるでしょう。
〇着付師
〇パーソナルカラー検定
〇フォーマルスペシャリスト検定
〇ファッション色彩能力検定
またブライダルの知識も学びたい場合は
〇ブライダルプランナー検定(未経験で受験可能)
〇ブライダルコーディネート技能検定(3級は未経験で受験可能)
などもおすすめです。
ブライダルヘアメイクの資格
結婚式の場合ヘアとメイクの両方をする事が多いため、下記免許は必須となる企業が多いです。
〇美容師免許
こちらは国家資格となっており、美容師など髪の毛を扱う仕事の方に必須の資格となっています。
〇JMAメイクアップ技術検定
※受験資格
3級(30分)
経験不問
メイクの基本的な技術の過程、仕上がりの確認
2級(50分)
3級合格者または3級と同日受験者
スキンケア~フルメイクアップの過程、仕上がりの確認
1級(30分)
2級合格者
モデルの悩みや要望に沿って、メイクする技術を確認
一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が認定する検定です。
メイクの知識、技術、接客を学ぶ事ができます。
3級〜1級まであり全て実技試験のみとなっています。
更に下記のような資格があると役立つ事があるでしょう。
〇ファッション色彩能力検定
〇ネイリスト技能検定
〇着付け師
〇パーソナルカラー検定
またブライダルの知識も必要になりますので
〇ブライダルプランナー検定(未経験で受験可能)
〇ブライダルコーディネート技能検定(3級は未経験で受験可能)
〇アシスタントブライダルコーディネーター検定
などもおすすめです。
フラワーコーディネーターの資格
結婚式という特別な1日を華やかで素敵なものにするための会場装飾やテーブル装飾、ブーケ作りなどは、専門性が高く知識が必要となります。
〇フラワー装飾技能士
※受験資格
3級(145分)
経験不問
2級(270分)
3級合格者もしくは2年以上の実務経験者
1級(235分)
3級合格後、4年以上の実務経験もしくは、2級合格後2年以上の実務経験、もしくは7年以上の実務経験者
国家試験であり、装飾技術を認定するものです。
結婚式でのブーケ、冠婚葬祭、宴会場等の装飾、花束等の制作、花の維持管理などに関する技能・知識を認定する技能検定です。
唯一の国家資格であり業界内での信頼度の高い資格となり取得していると有利になります。
3級から1級まであり、受験資格が異なります。
〇フラワーデザイナー
※受験資格:経験不問
3級~1級まであり、花束やブーケ、フラワーアレンジメント制作を行います。
こちらは実務経験がなくても受験できます。
〇フローリスト検定
※受験資格:経験不問
フラワーデコレーター協会(FDA)が認定する検定であり、フラワーショップや冠婚葬祭のフラワー部門などにおける専門知識や技術を問う検定試験となっています。
5級~1級まであり1級まで取得すると、メインテーブルの装花など1人で任される技術を身につけている証明となります。
5級~3級は在宅、2級から1級は会場での試験となります。
〇色彩検定
色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。
花には様々な色があり、組み合わせによって会場のイメージが大きく変わります。
色彩検定を持っておくと実際に業務をする際に役立つでしょう。
サービス(宴会サービス)の資格
結婚式でのサービススタッフは一般的な礼儀やマナー、飲食に関わる知識やテーブルマナー、提供の仕方などを理解を知っておく必要があります。
〇レストランサービス技能検定
※受験資格
3級
飲食サービスの実務経験1年以上
2級
3級取得後2年以上の実務経験
1級
2級取得後4年以上の実務経験が必要となります。
国家試験になり、飲食業界で働く人を対象にサービスのスペシャリストとして接客の技能を検定するものとなります。
またレストランサービス作業の実技試験もあり、1級のみワゴンサービスの確認もあります。
合格者には国家技能検定資格レストランサービス技能士の称号が与えられ認定バッチを付ける事ができます。
資格取得の勉強方法
ブライダル系の資格を取得したいと思ってもどのように勉強したら良いのか、独学でも可能なのか、どのように取り組めば良いのか分からないという方もいると思います。
具体的には下記の方法があります。
ブライダル系の専門学校
資格取得に関して1番の近道になるのが専門学校に通う方法です。
ブライダル系の専門学校では資格取得や就職のサポートをしてくれます。
ウェディングプランナーなど現場で経験を積んだ方が講師となり、資格取得の為の授業を行ってくれる学校もあります。
専門学校なので2年かかりますが、サポート体制が整っているメリットがあります。
ウェディングプランナー系の資格の場合、認定団体が指定した専門学校やスクール、大学の2年次修了予定者などが受験資格の条件となっている事があるため、その団体がしたスクールや専門学校に通うって資格取得を目指すのが早道となります。
ブライダルスクール
社会人向けのブライダルスクールでも資格取得のサポートをしてくれます。
期間は大体2ヶ月~半年、長くても1年なのでブライダル業界で働きたい学生や、仕事をしながらブライダル業界への転職を考えている方にはおすすめです。
講師も現場で経験があった方が多くいるので、ブライダル業界の知識や技術をより実践的に学ぶ事ができます。
通信講座
資格を取得したいけれど、専門学校やスクールに通う時間がないという方には通信講座がおすすめです。
学習する期間大体3ヶ月~1年ほどとなります。
独学に近い形にはなりますが、きちんとしたテキストやビデオ、DVDがあるのであいた時間に自宅でできるメリットがあります。
独学
学校やスクールに通わなくても独学でも取得は可能です。
講師もいなくテキストなどもないため、自分自身で参考書や書籍で勉強する事となります。
大変ではありますが、お金や時間に縛られる事なく勉強ができます。
今は様々な参考書や書籍があるので、独学で勉強して資格を取得する事も可能です!
まとめ
ブライダル業界で働くために、資格は必ず必要というわけではありませんが、結婚式の仕事は多様な知識や能力が求められるため、資格を持っていると自分自身の知識や理解を深める事ができお客様により良いサービスを提供できたり、就業した後も役立つ可能性があります。
特にブライダル業界での経験がない場合は就職の際の面接で自己PRにもなります。
就職した後のキャリアアップや、資格手当がつく企業もあります。
またウェディングプランナーであれば独立してフリーウエディングプランナーなどになる際にも役立ちます。
資格を持っているとプラスになる事も多いので是非参考にしてみて下さいね。
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