ジュエリーコーディネーターのお仕事
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ジュエリーコーディネーターになるには
新卒採用の場合
短大や大学、もしくはホテル・ブライダル・服飾系の専門学校を卒業していると有利になります。
服飾系の専門学校であればコーディネートの知識が学べますし、ホテルブライダル系の専門学校ではブライダルの知識やジュエリーの専門科目があればジュエリーの知識が学べます。
芸術大学や美術大学での経験も活かせます。
ジュエリーコーディネーターは、一生の中でもとても大切なブライダルジュエリー(マリッジリング=結婚指輪・エンゲージリング=婚約指輪)を販売する事から高度な接客技術や、コミュニケーション能力が必要となります。
中途採用の場合
接客経験や営業経験、特にハイブランド等を取り扱う高額商品の販売経験などがあると有利でしょう。
ブライダル業界やホテル業界、アパレル業界などで経験を積むのがおすすめですが、その他の業界でも接客や営業経験を積んでおくと転職しやすくなります。
また、ジュエリーの知識も必要になってきますので働きながらジュエリーコーディネーターの仕事に役立つジュエリーコーディネーター検定などを受けて勉強するのもおすすめです。
ジュエリーコーディネーターのお仕事内容
お客様の希望をヒアリングしジュエリーを提供する事がお仕事内容となります。
ブライダルのジュエリーは、エンゲージリング(婚約指輪)やマリッジリング(結婚指輪)といったものがあり、結婚が決まった時から一生身に着けているアイテムです。
ブライダルジュエリーはプロポーズや結婚式などの大切な節目を思い出すアイテムで、人生の中でも宝物の1つとなるものです。
そのためお客様も悩まれたり、迷われたりしながら様々なブランドを見てデザインや価格で決めていきます。
接客販売に要する時間は、2時間-4時間程度です。
お客様の希望にそった商品をご案内できるようヒアリング力や提案力、コーディネート力が必要になってきます。
商品も高額になりますし、お客様の年齢層や好みなども様々ですので、宝石やブライダルの知識、接客マナーや立ち振る舞い、お客様に合わせたコミュニケーションスキルというのも必要になります。
また男性一人でご来店される事もあります。
特に男性はジュエリーの知識がなく不安に感じて、ご来店される方も多いので、しっかりと相談に乗ったりアドバイスしていく事も重要な仕事になります。
ジュエリーコーディネーターの勤務形態
勤務時間は、1日8時間勤務となります。
店舗で勤務の場合は、お店が10-11時から開店する事が多いのでその時間に合わせて出勤する事が多いようです。
閉店時間も決まっているので、その時間以降に接客する事はありません。
稀にお客様の都合により、時間が伸びてしまう事はありますし、閉店後に事務処理や、発注業務、後片付けなどをするので残業は多少出てきます。
ただ、残業は非常に少なく定時で退社できることが多いです。
休日も他の業界と同じく月8~9回になりますが、土日祝には多くの方が来店されますのでシフト制で平日にお休みを取る事が多くなります。
年間のお休みとしてはしっかり取れる企業が比較的多く、夏休みや年末年始、産休育休や年次有給休暇、慶弔休暇もきちんと取れる事が多いです。
ジュエリーコーディネーターのやりがい
一生ものであるブライダルジュエリー選びのお手伝いができ、そのジュエリーによってお客様に幸せや喜びを感じてもらえる事ができます。
特に女性にとって婚約指輪や結婚指輪は特別なものです。
金額も高額ですし、一生の宝物となる幸せの象徴となるアイテムです。
ブライダルジュエリーは、高価な宝石が使われているという事もあり、親から子、そして孫へと、受け継がれてゆくという事も良く聞きます。
ファッションでつける指輪とは違いどんな時も身に着けているものですので、多くの方が悩んだり迷ったりします。
そんな大切なブライダルジュエリー選びをサポートでき自分の接客や提案、アドバイスで選んでくれた時は大きな喜びや幸せを感じます。
多くのお客様は指輪のデザインや価格で選ぶ事が多いですが、ジュエリーコーディネーターの対応力やコミュニケーション能力も大きく関わってきます。
お客様の人生を更に幸せにするお手伝いができるブライダルジュエリーのお仕事は責任もありますが、お客様の心にもずっと残るやりがいのあるお仕事です。
ジュエリーコーディネーターの転職に役立つ資格
ジュエリーアドバイザーになるために、必須の資格はありません。
必要なスキルがあれば、誰でも転職できる職業です。
ただ資格を取得すると、面接で有利になったり、就職した後に役立つ事があります。
ジュエリーアドバイザーの転職・仕事に役立つ資格は以下になります。
■ジュエリーコーディネーター検定
一般社団法人日本ジュエリー協会が主催している民間資格で1級から3級まであります。
3級は誰でも受験できますが、2級は3級合格者のみ、1級は2級合格者のみとなります。
3級は年2回、2級と1級は年1回行われます。
ブライダル関係の仕事に就きたい方が多く受けている資格であり、ジュエリー(宝飾品)販売のスペシャリストとして認定する資格になっています。
3級の検定では、ジュエリーの歴史や市場、材料等ジュエリーの基礎知識と、販売、コーディネートなどの基礎的なものが出題されます。
その他に高額商品を販売する事から接客のサービス力やマナーが重要になりますので接客サービスマナー検定などもおすすめです。
ジュエリーコーディネーターのお仕事は専門の知識などが必要になりますので、資格を持っておくと就職した後に役立ちます。