ブライダル業界から他業界への転職!どんなキャリアステップがある?
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ブライダル業界から他業界への転職!
どんなキャリアステップがある?
ブライダル業界から転職したい理由には様々ありますが、その1つにキャリアアップしたいという理由があります。
ブライダル業界の仕事は、大きなやりがいを感じる事ができますが、一方で違う商材の営業をしてみたい・・将来的にもう少しキャリアアップしたい・・と考える方もいます。
今回は、ブライダル業界から他業界へのキャリアステップには、どんな業界(仕事)があるのかをご紹介します。
ほんの一部にはなってしまいますが、参考にして頂ければと思います。
目次
1:ブライダル業界から他業界への転職
・他業界へ転職しやすい職種
・他業界への転職、年齢制限はある?
・ブライダル業界から他業界へ転職するメリット
・ブライダル業界の経験で活かせるスキル
2:ブライダル業界からキャリアステップできる業界
・教育関連業界
・住宅関連業界
・広告関連業界
・人材業界
3:ブライダル業界から他業界への転職を成功させる方法
・研修制度/教育体制が整った企業を選ぶ
・転職エージェントを利用する
・最低限のPCスキルをつけておく
4:まとめ
ブライダル業界から他業界への転職
自分の将来を考えた時に、今後もずっとブライダルの仕事をしていくのか、それとも他の業界へキャリアステップしていきたいのか悩む事もあると思います。
まずはブライダル業界での仕事の中で、転職しやすい職種や、活かせるスキル、ブライダル業界から他業界へ転職するメリットなどからお伝えしていきます。
他業界へ転職しやすい職種
ブライダル業界には様々な職種があります。
結婚式に携わる職種は、ウェディングプランナーを中心に、ドレスコーディネーター・ヘアメイクアーティスト・フラワーコーディネーター・バンケットサービス・調理などの仕事などなど。
この中で最もキャリアを積みやすく、他業界へ転職しやすい職種は
ウェディングプランナー、その次にドレスコーディネーターとなっています。
ウェディングプランナーを経験すると、結婚式の企画からプロデュース・当日の運営まで担当するため、「コミュニケーション能力」「営業力」「折衝能力」「事務処理能力」など様々なスキルを身に付ける事ができるからです。
ドレスコーディネーターの場合も、結婚式に比較的多く関わりますしドレスの営業となりますので「コミュニケーション能力」「営業力」を身に付ける事ができます。
ヘアメイクアーティスト・フラワーコーディネーター・バンケットサービス・調理の職種に関しては専門職となっているため、同業他社であったり、同業他職種であれば転職しやすいのですが、他業界への転職という面では比較的難しい傾向にあります。
他業界へ転職、年齢に制限はある?
ではブライダル業界から、他業界へ転職する際に年齢は関係あるのでしょうか。
中途採用の場合、未経験可となっていても即戦力を求める傾向にありますので、民間企業への転職は年齢が上がれば上がるほど難しくなります。
未経験業界・未経験職種への転職は、20代までという企業が多くなっています。(※企業によっては30代前半)
将来的に活躍が見込める若い年代の20代であれば未経験でも転職しやすいのですが、30代~40代になってくるとマネジメント経験・数値管理などの求められるスキルが多くなってきます。
30代~40代は中途採用では即戦力が求められ転職先の選択肢が少なくなるため、異業界への転職よりも現職より条件の良い同業他社への転職の方がスムーズになる事の方が多いです。
ブライダルから他業界へ転職するメリット
ブライダル業界から他の業界へ転職した場合、一般的には下記のようなメリットがあります。
●プライベートと両立しやすくメリハリを持って仕事ができるようになる
ブライダル業界は土日祝日が忙しいため、基本的には平日休みとなります。
またウェディングプランナーやドレスコーディネーターはお客様に合わせてスケジュールを組む事が多くなるため、特に繁忙期には残業も多くなります。
転職先が土日休みや残業が多くない所であれば、プライベートと両立でき、安定して仕事を続ける事ができるでしょう。
●給料が上がる可能性がある
ブライダル業界のお給料は、日本の平均と比べて低い傾向にあります。
(あくまで平均値なので就職する企業や経験・年齢などによっても異なります)
営業力のある場合は、インセンティブなどで給料が上がる事もありますがそうでない場合は転職した事によって給料が上がるというケースも多くあります。
●キャリアプランの幅が広がる
ブライダル業界でのキャリアプランとしては、ウェディングプランナーの場合、チーフウェディングプランナー→マネージャー→支配人など現場職でのキャリアアップが殆どです。
本社の人事や、広報・経営戦略・総務などへのキャリアプランもありますが数としては多くありません。
よっぽど実績を上げた場合か、出産・育児などで現場での勤務が難しくなった場合に異動するケースが多くなります。
ずっとブライダル業界で働きたい・キャリアを積んでいきたいという方にはベストだと思いますが、そうでなく様々なスキルを身に付けたい・違うキャリアプランも経験したいという方は、転職する事でできる仕事の幅が広がるでしょう。
ブライダル業界の経験で活かせるスキル
ブライダル業界の経験や、身に付けたスキルは他業界で大いに活かす事ができます。
特にウェディングプランナーやドレスコーディネーターは、責任の大きい高額商材の個人営業職となりますので、営業力や人間力が非常に求められる仕事になります。
結婚式という大切な一日をプロデュースするため、下記のような能力やスキルを身に付ける事ができます。
〇ホスピタリティ・コミュニケーション能力
〇営業力
〇臨機応変に対応できる能力
〇クレーム対応能力
〇ストレス耐性
〇協調性
〇ブライダル業界の知識
①ホスピタリティ・コミュニケーション能力
ブライダルの仕事は、一生に一度の結婚式に携わる為、何よりも新郎新婦の事を考えた接客が求められます。
商材も高額になりますので、お客様との信頼関係がとても大切になります。
普段とは違う高度なサービスが求められますので、基本的な礼儀作法や、言葉遣い・立ち振る舞い・社会人としての基本的なビジネスマナーなどが身に付きます。
またお客様によりそう気持ちや、細やかな気配りなどのホスピタリティも自然と備わるでしょう。
特にウェディングプランナーは、新郎新婦が希望する結婚式をしっかりヒアリングし、提案していくという事が仕事になりますので、どのお客様にも対応できるコミュニケーション能力が身に付きます。
②営業力
ウェディングプランナーの仕事はお客様の要望を聞き、自社の会場のサービスやプランを提案していき一緒に結婚式を作り上げていきます。
新規接客の担当になった場合、結婚式を自社であげてもらうために成約を取らなければなりませんし、打ち合わせ担当になった場合は、結婚式の単価をあげて売上を作っていかなければなりません。
それぞれの担当で営業的な要素は強くなります。
お客様の要望をきちんと聞き出し、理解しその要望に合った提案をしていく事が大切になります。
③臨機応変に対応できる能力
ウェディングプランナーは、年齢層の幅も広くそして様々な要望やこだわりがある新郎新婦と接し結婚式のプランニングをしていきます。
特に繁忙期には何件も結婚式を担当しますので、新郎新婦はもちろんの事、社内・社外の調整も多くなるため柔軟な対応力が求められます。
結婚式は決める事も多く打ち合わせ期間も長いため、新郎新婦の間で問題が生じたりプランが変更になったりという事も多々あります。
また当日にトラブルが発生してしまう事もあります。
ブライダル業界で働くと臨機応変に対応できる能力が身に付きます。
④クレーム対応能力
結婚式という特別なイベントが商材であり、お客様の期待も高くなるため、ほんの些細な事でもクレームに繋がる事があります。
冷静にそして誠実に心のこもった対応が求められるため、クレームが起きた際にきちんと対処できるようになります。
⑤ストレス耐性(忍耐力)
ブライダル業界の仕事はやりがいや満足感を感じる事ができますが、一生に一度のイベントである事から責任も大きくプレッシャーもある仕事です。
また基本的にはお客様の都合に合わせて動くため、繁忙期は残業が増えてしまったり休日などが減ってしまう事もあります。
精神力にも体力も必要となる仕事です。
大変な事もマイナスにとらえるよりプラスに考えられたり、取り組んでいける姿勢や忍耐力がつくようになるでしょう。
⑥協調性(チームワーク力)
結婚式は、ウェディングプランナーを中心に、ドレスコーディネーター・ヘアメイクアーティスト・調理・パティシエ・バンケットサービス・フラワーコーディネーター・司会・音響・カメラ・映像・照明・介添えなど様々なプロのスタッフが関わりチームで仕事をしていきます。
どのスタッフも最高の結婚式の為に、周りの意見にも耳を傾けチームワークを大切に取り組む事が必須となりますので、自然と協調性がついていきます。
⑦ブライダル業界の知識
ブライダル業界で働いていれば当然ですが、どの職種であってもブライダルの知識がしっかり身に付きます。
自分の職種だけでなく、業務をしていく上で結婚式に関する他の職種の知識なども習得する事ができるでしょう。
◎ブライダル業界で働くと様々な能力やスキルを身に付ける事ができます。
そのため、特にウェディングプランナーは他の業界でもひくてあまたな状況でもあります。
下記では、ブライダル業界の経験で得たこのよう能力やスキルを、今後どのような職業で活かし更にキャリアアップしていけるのかをご紹介したいと思います。
ブライダル業界からキャリアステップできる業界
そもそもキャリアステップとはどのような意味なのでしょうか。
キャリアステップのキャリアは職歴をさします。
そのため、キャリアステップ(キャリアパス)は今までのブライダル業界での職歴・経験を活かし、更に能力を上げていくための道筋という意味になります。
ウェディングプランナーやドレスコーディネーターのように、結婚式に関する営業を経験していると、
・コミュニケーション能力
・礼儀マナー
・営業力
があると判断されますので、他業界であっても接客業や営業職での転職はしやすく、キャリアステップできるケースも多いでしょう。
ウェディングプランナーやドレスコーディネーターの場合は、BtoCの有形商材の営業となりますので、BtoBの営業や無形商材の営業へ転職する事で更にスキルアップできます。
その他にも同じBtoCであってもよりお客様の人生に関わる仕事に転職するしたり、ブライダル業界の知識を活かせる他業界に就職し、ブライダル業界全体に携わる仕事やをする事でキャリアの幅が広がります。
ブライダルの仕事は、結婚式が終わるとお客様との関係性も終わってしまう事が多いですが、お客様や関わる人と長く関係性を続けていきたいという方も多いと思います。
そのような面も含め接客業や営業職の中でも特に活躍できる業界が下記となります。
〇教育関連業界
〇住宅関連業界
〇広告業界
〇人材業界
教育関連業界
1つ目はブライダルやホテルの専門学校になります。
就職した後は講師として、ブライダル業界の資格取得や就職を目指す専門学校生を対象にしたウェディング(プランナー、婚礼サービス、ドレス、ヘアメイク)関連の授業・資格取得のための授業の担当・指導、クラスの担任をします。
クラスの運営では生活指導や、学生の成績管理、就職のサポート、生徒との面談を行ったりとアドバイザーとしての役割も果たします。
また学校行事・イベントの企画運営や、オープンキャンパスがある日は、広報スタッフや学生と連携して、学校や学科の説明・紹介もします。
1番のやりがいは、目標に向かって頑張っている生徒や成長していく生徒を間近で見られる事です。
ブライダルの現場での経験を活かしながら、様々な業務に携われるお仕事です。
社会人として新しいスタート地点にたつサポートができる仕事であり、人材という部分でブライダル業界に貢献できる大きなやりがいのある仕事です。
住宅関連業界
ウェディングプランナーやドレスコーディネーターは、お客様の希望や要望を理解し、解決できるプランを提案していく仕事ですので、そのような経験が住宅関連の営業職には大いにいかせます。
戸建やマンションなどの購入はライフイベントの1つであり、お客様にとって非常に重要な選択になります。
金額もより高額となりますので更なるコミュニケーション能力や、営業スキルが身に着くでしょう。
広告関連業界
ウェディング関連の媒体(Web・紙)を扱っている業界に転職すれば、今までのブライダル経験を活かせ、更に幅広い業務に携わる事ができます。
広告代理店の仕事は、企業に営業をかけ、自社のサービスを案内し契約を結ぶ事から始まります。
案件を獲得したら、クライアント企業の悩みや課題・要望をヒアリングをし、ユーザーの利用意欲を高めるために、プランニング・広告の作成を行います。
その他にも、ユーザーが求めるような企画・機能を考案する編集(ディレクター)などの職種もあります。
ブライダルの経験や知識を活かし、様々なウェディング関連企業へ貢献できる仕事です。
※広告代理店:様々な広告媒体を取り扱い、クライアント企業の集客の為の企画から制作までを行う会社の事です
人材業界
転職エージェント・人材サービスとは、転職を考えている人と採用を考えている企業の間に立ち、人材と企業のマッチングの成功をサポートするサービスです。
法人営業であれば、商談相手は企業の人事担当になり、人材に関する悩みをヒアリングし提案を行っていきます。
コーディネーターであれば転職者の転職に関する悩みや希望をお伺いし、内定までの転職サポートを行います。
企業にとっての人材も、転職者にとっての仕事も非常に重要なものとなりますので、無事成功した時には大きなやりがいを感じる事ができるでしょう。
形がある有形商材の営業とは違い、目には見えない無形商材の営業となりますので、双方にとってよりマッチする提案力が求められます。
クライアントとも継続した長い付き合いとなりますので、信頼できる関係性が求められます。
形がない分難しい面はありますが、営業スキルやコミュニケーション能力が求められるため、成功すれば大きなスキルアップに繋がるでしょう。
◎ブライダル業界での経験を活かし、キャリアステップできる業界をご紹介しました。
どの様なキャリアを積んでいきたいかで変わってくるかと思いますが、営業スキルを上げていきたいようであればBtoCの営業や無形商材への営業ができる業界へ転職する事でキャリアステップできるでしょう。
またブライダルの経験や知識を活かし、ブライダルに関わりながらもっと幅広く様々な業務をしたいというようであれば、教育関連業界や広告業界で活躍できます。
その他には、イベント業界・婚活業界なども今までの経験や知識を活かしキャリアステップできる環境があるでしょう。
※もし事務スキルを上げたいという事であれば、事務職への転職もありますが、元々求人が少ないのと派遣での仕事が多い傾向にありますので、キャリアや給与面ではブライダル業界にいた頃よりも下がってしまう可能性があります。
ブライダル業界から他業界への転職を成功させる方法
ブライダル業界から未経験の業界・仕事への転職が成功しても、入社後に「やっぱり違った・・」「ついていけない・・」となったらもったいないですよね。
ブライダル業界から未経験の業界・仕事へ転職する際の注意点や転職を成功させるための3つの方法をお伝えします。
〇教育体制が整っている企業を選ぶ
〇転職エージェントを利用する
〇最低限のPCスキルをつけておく
研修・教育体制が整っている企業を選ぶ
中途採用で入社した場合、ブライダル業界だけの経験では通用しない事も出てくるでしょう。
ですので未経験可の求人で更に研修制度や教育体制がきちんと整っている企業を選ぶようにしましょう。
きちんと研修制度や教育体制が整っている場合、求人票に記載があります。
もしそのような制度がない場合、きちんと仕事を教えてもらえず放置されたり、いきなり仕事を振られる事もあるかもしれません。
そのような事があると、長く続けていくのが難しくなりますので、企業を選ぶ際に事前にきちんと確認しておきましょう。
転職エージェントを利用する
ブライダル業界から未経験の業界・転職を考えている人は、転職エージェントを利用する事もおすすめです。
前述したように、転職エージェントとは求職者と求人企業をマッチングするサービスになります。
業界や企業の事を熟知している転職のプロのアドバイザーが、履歴書や職務経歴書の書類作成や面接アドバイスなどの就職のサポートはもちろんの事、スキルや適性(市場価値)をみて最適な求人を紹介してくれます。
求人サイトやハローワークで求人を見つけても、詳しい情報が分からない事が多いと思いますが、転職エージェントでは企業の詳しい情報も教えてくれます。
また一般に公開されていない非公開の求人を扱っていたり、数少ない未経験からでも応募可能な求人も扱っています。
その他にも面接日程の調整・企業への連絡・年収などの条件交渉・内定後のフォローなど、転職活動に関するサポートを全般的にしてくれます。
未経験の業界・仕事への転職は業界研究や職種の研究も必須となりますし、面接対策(志望動機や自己PRなどの伝え方)もきちんと準備しておかないと内定までたどり着きません。
転職のプロにサポートしてもらう事で、転職がスムーズになるでしょう。
最低限のPCスキルをつけておく
同じサービス業界やPCスキルが必要でない業界・職種であれば問題ありませんが、営業職や事務職への転職を希望する場合PCスキルは必須となります。
ウェディングプランナーの仕事であれば、ある程度PCを使った事があるかと思いますが、ブライダル業界はまだまだアナログで業務を行う事が多いため、一般企業と比べるとPCを使う機会は非常に少ないでしょう。
そのため、PCスクールに通うなど基本的な操作はできるようにしておくとより転職がスムーズにいくでしょう。
まとめ
ブライダル業界からキャリアステップできる業界(仕事)を一部にはなりますがご紹介させて頂きました。
ブライダル業界の仕事は大変な面がある一方で、多くの能力やスキルを身に付ける事ができます。
ブライダル業界で得た経験やスキルをどのように活かしたいのか、どんな事にやりがいを感じ、今後どのようにキャリアアップしていきたいのかを見直して次の転職先を探すヒントにしてみて下さい。
弊社でもブライダル業界・その他の職種も扱っておりますので、転職を迷っている方・悩んでいる方はお気軽にご相談下さいませ。
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