ウェディングプランナーの就職先と代表企業

 

ウェディングプランナーの就職先と代表企業

 

 

結婚式の企画・プランニングをし、理想の結婚式を実現するウェディングプランナー。
結婚式は思い出に残る一生に一度のイベントである事や、高額な商品である事から責任やプレッシャーも伴いますが、その分大きいな達成感ややりがいを感じられる魅力のあるお仕事です。

現在の結婚式のスタイルは多様化しており、様々な業態で展開しています。
企業や業態によって特徴や特色が異なるので、ウェディングプランナーの主な仕事内容は同じであっても、仕事内容が若干異なる面もあります。

今回は業態によるウェディングプランナーの特徴や、それぞれの施設の特徴をお伝えしますので企業を選ぶ際に参考にしてみて下さいね。

 

 

 

ウェディングプランナーの働く場所 

 

 

ウエディングプランナーの就職先としては以下の業態があります。

 

ウェディングプランナーの就職先  

ホテル
ゲストハウス
結婚式場(専門式場)
レストラン
プロデュース会社

続いて現在のウェディングマーケットのシェアやそれぞれの業態の特徴、メリットデメリット、代表的な企業をお伝えしていきいます。

 

現在のウェディングマーケットのシェア

現在のウェディングマーケットのシェアは

結婚式場/ゲストハウス:63.8%
ホテル:22.4%
レストラン等:13.8%

となっており、結婚式場・ゲストハウスで半数以上を占めています。
(※ゼクシィ「結婚トレンド調査2021全国(推計値)」より)

 

ホテル          

 

ホテルでの結婚式は明治20年に開業した帝国ホテルから始まりました。
しかし日本では戦争が始まったためホテルでの結婚式が一般的に広まったのは、戦後(昭和40年代~)からでした。

現在では日本の結婚式のスタイルで代表的なものとなっています。
知名度や格式、一定のブランドが確立されており、親族・年配者など幅広い年代の方に支持されています。
一流のサービスでおもてなししたい、フォーマルな結婚式をしたいという方に選ばれています。

 

ホテルウェディングプランナーの特徴 

ホテルは宴会部門と宿泊部門の二つを軸としており、ウェディングプランナーは宴会部門(バンケット部門)の婚礼課やウェディング課に所属する事が多くなります。
ホテルは宴会場数が多く結婚式の数も多い事から、ウェディングプランナーは分業制になっているところが殆どで、結婚式当日もキャンプテン(支配人)などが仕切る事が多くなっています。
※一貫性のホテルもあります

また料理やウェディングケーキ、装花などが1つのパックになっていたりいくつかのパターンで決められているホテルもり、その場合はオリジナルな提案や新郎新婦の希望に100%応える事は難しくなります。

 

ホテルウェディングの特徴・企業例  

 

メリット
披露宴会場、衣装室、美容室、写真館、花屋などがホテル内にあるため、サービスが一貫して行える
控室、宿泊、レストラン等ホテルならではの整った環境と設備があるため遠方のゲストにも安心
駅からのアクセスも比較的良い場所にある
教育もきちんとしておりマナーやサービスなどの対応も一流である事から、信頼感もあり新郎新婦、ご家族、そしてゲストの方も安心して過ごせる
様々な大きさやタイプの宴会場があるため、家族や親しい友人だけの少人数ウェディングや、大規模披露宴などにも対応できる

 

デメリット
演出やプログラムは比較的パターンが決められている事が多く、オリジナルでの演出は難しい事が多い
多くの宴会場があり1日に何件も結婚式が行われるため、他の新郎新婦と鉢合わせたりゲストの方も多くなるためプライベート感はない

 

主な企業例
・帝国ホテル
・ホテルオークラ
・パレスホテル東京
・ウェスティンホテル
・ザ・ペニンシュラ東京

・ホテルニューオータニ
・ザ・リッツカールトン

・グランドハイアット
・ヨコハマ グランド インターコンチネンタル

・ディズニーアンバサダーホテル

 

ゲストハウス       

 

1990年代前半に誕生し、2000年~全国に広がりハウスウェディングの人気は不動のものとなりました。
現代でも多くのカップルに選ばれています。
お城のような外観、別荘のようなリゾート感、緑豊かなガーデンやプール等が完備されている海外の一軒家のような洋風な雰囲気が特徴です。

宴会場(バンケット)が一つしかないところが多く、完全貸切でウェディングパーティーを行う事が可能でゲストハウスによっては1日2組(午前・午後1組づつ)限定といったところもあります。

 

ゲストハウスウェディングプランナーの特徴

比較的新しい施設が多く、年齢の若いウェディングプランナーが所属している傾向があります。
ゲストハウスにバンケットが1つしかない場合は、式場のご案内から結婚式のプロデュースまでを一貫して同じ担当が行う「担当一貫制」を採用しているケースが多くあり、企業によっては当日の施工(進行)までウェディングプランナーが担当します。
バンケットの数が多いゲストハウスは殆どが分業制になっています。

こだわりを持った方やオリジナルの結婚式がしたいという方が多い傾向にあります。
そのためウェディングプランナーにはヒアリング力や提案力が求められ、新郎新婦の希望に沿った結婚式ができるかどうかはウェディングプランナーの腕にかかっています。
比較的営業の色が強く、成約率や売上を求める企業が多い傾向にあります。

 

ゲストハウスウェディングの特徴・企業例 

 

メリット
自由でオリジナルの演出やおもてなしが可能(演出やプログラム、料理など)
挙式~披露宴の間は他の結婚式がなく、ガーデンやチャペルはもちろんゲストハウスを丸ごと自分たちで自由に使う事が可能で、完全にプライベート感があり周りに気を遣う事無くリラックスして過ごせる
テラスやガーデン、プールがある施設もあり非日常感を満喫できる
貸し切りの為、アットホームな結婚式ができる

 

デメリット
宿泊施設がない

ガーデンやプールなどがあり屋外に出る事もあるため天候や季節に影響されやすい
非日常感という事から駅から遠い立地にある事が多くなっており、交通の便が良くなくゲストの方達が迷ってしまうケースも
アットホームな雰囲気なため、フォーマル感が弱く若干カジュアルな印象になる事も
美容室や衣装室がないため提携先とのやり取りになってしまう事や、場所によっては控室がなかったり(小さかったり)と施設面の充実が少ない事も

 

な企業例
・株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
・株式会社ベストブライダル
・株式会社エスクリ
・株式会社ノバレーゼ
・株式会社アニヴェルセル
・株式会社ブライダルプロデュース
・株式会社ディアーズブレイン
・株式会社ポジティブドリームパーソンズ

 

専門式場(結婚式場)    

 

結婚式のみを専門に扱う施設で、施設内にチャペルや披露宴会場が複数あります。
近年では、披露宴会場が同じ施設内に複数あっても、貸切感を感じさせるような建物の作りにリニューアルされている会場もあります。

結婚式を専門に行うための施設の為、教会や、式場等の雰囲気づくりや新婦同士がすれ違わないような導線づくりなどが徹底されています。
結婚式場を複数運営している企業もあれば、1つの結婚式場だけを運営している所もあります。

 

専門式場ウェディングプランナーの特徴

会場が複数ある為、婚礼組数も多い傾向にあり新規担当と打合せ担当、当日施工と分かれている所と一貫性で行っている所と分かれます。
施設そのものが地域に根付いていたり、歴史を持つ施設が多いため年齢層が高いスタッフも多く見受けられます。

料理やウェディングケーキ・装花などの内容や演出は、ある程度パターンが決められていたりセット(パック)料金になっている事があるため、その場合は結婚式の内容や演出に関してのオリジナル性の提案は難しくなります。

 

専門式場の特徴・企業例      

 

メリット
衣装(ドレス)などの提携先も多い
施設の特徴がはっきりしている
レストランを併設している所もあり結婚式後も利用できる
知名度も高い施設が多く伝統的なチャペルや神殿・日本庭園などを持っており、神前式・人前式などにも対応が可能
新郎新婦やゲストの方が過ごしやすい充実した施設になっており、披露宴でのサービスもしっかりしているため安心して結婚式を行える
格式ある施設が多く、内装も豪華であったり外の眺めやロケーションが良い

 

デメリット
宿泊施設がついていない
演出やプランがパックになっている会場もあり(料理やウェディングケーキ・装花・写真など)、内容の変更や希望が通りにくかったりオリジナル性に欠ける場合もある

 

主な企業例
・東京會舘
・八芳園
・明治記念館

・目黒雅叙園
・椿山荘
・Royal Garden Palace 八王子日本閣

 

レストラン        

 

1990年代頃に人気が出てきましたが、当時ゲストハウスが出てきた影響でそこまで流行る事はありませんでした。
しかし近年少人数ウェディングやアットホームなウェディングの需要増に伴い、再度人気が高まっています。

通常はレストラン営業をしており、週末の営業を結婚式として貸切スタイルで行われます。

料理を重視したいカップルやロケーションや景色が良いなどの理由からレストランウェディングを選ぶ事が多いです。

レストランウェディングプランナーの特徴 

専門のウェディングプランナーが常駐している場合もありますが、レストラン営業時はホールスタッフとして働く傍ら、ウエディングの依頼がレストランに入った際に、プランナー業務も兼任するというレストランが殆どです。

また、プロデュース会社やフリーランスのウェディングプランナーがレストランと提携し、ウエディング部分だけを委託している事も多くあります。
ウェディングプランナーは一貫性を採用している事が殆どで、新規接客~打ち合わせ、当日の施工まで担当する事が多くなります。

 

レストランウェディングの特徴・企業例  

 

メリット
料理が美味しい
高砂からゲストとの距離が近くアットホームな披露宴が可能
貸切なためプライベート感がある
比較的自由な演出ができる
結婚式の後も利用できる

少人数での結婚式ができる
費用が抑えられる

 

デメリット
チャペルや控室、ゲストの待合場所、宿泊施設がないなど結婚式の為の設備が充実していない
お店の大きさによっては演出が限られてくる

 

主な企業例
・ジュエル・ロブション

・ひらまつ
・XEX
・レストランルーク
・リストランテA・S・O
・うかい亭

 

まとめ          

 

 

ウェディングプランナーの就職先とそれぞれの特徴をご紹介させて頂きました。
就職する業態によって様々な特徴がありますので、ウェディングプランナーとしてプランニングする時にも内容が若干変わってきます。

ウェディングプランナーとしてどんな働き方をしていきたいのか、どんなサービスをしていきたいのかによっても選ぶ企業が変わってくるかと思いますので、就職・転職活動をする際に少しでも参考になれば幸いです。

各業態の特徴や傾向をお伝えしましたが、全ての企業(会場)に当てはまるわけではないので、就職活動の際には各企業(会場)のHPや仕事内容をしっかり確認してみて下さいね*

弊社でも求人をご紹介させて頂く際には、書面だけでは分からない内容も細かくお伝えさせて頂きます。

 

 

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