未経験からブライダル業界に転職する場合のアピールポイント

未経験からブライダル業界に転職する場合のアピールポイント！

感動的な場面に立ち会える華やかなブライダル業界。

これからチャレンジしたいけれど、これまで全く異なる業界や職業に就いていた方は、自分でもできるのか、採用される可能性はあるのか不安に感じる事もあるかと思います。

そこで、今回は未経験からブライダル業界に転職する際のアピールポイントをお教えします！

未経験でも求人はある？(求人状況)　　

インターネットなどでブライダル関連の求人を探してみると、経験歴の記載や有無が条件に挙げられているものもありますが、未経験可としているところも少なくありません。

ブライダル業界は、女性も多く活躍しており人の流れが激しいとも言われていますので、比較的即戦力を求める傾向にあり、経験者が優遇されるのは事実です。

しかし、仕事とはやっていれば慣れていくもの。

未経験であっても、ブライダルの仕事に携わりたいという熱意があればチャレンジできる業界です。

とはいっても、ただがむしゃらに数を応募すれば当たるというものでもありません。

これまでの経歴からどのような経験・スキルを得て、ブライダル業界でどう活かせるのかアピールする事が大切です。

業界未経験者でも活躍できる職種　　　

ブライダル業界には、様々な職種があり中には技術を必要とする仕事もありますが、業界未経験者でも活躍できる職種が以下になります。

ウエディングプランナー

カップルと一緒に、結婚式の企画から当日の進行までをプランニングするお仕事。
お客様とコミュニケーションを取りながら、予算管理やスケジュール調整、会場装飾・演出の提案、企業によっては当日の施工など、幅広い業務を担当します。

ドレスコーディネーター

ウエディングドレスやアクセサリーなどの衣装や小物を扱い、カップルに対して結婚式での衣装のアドバイスをする仕事です。
お客様の要望や予算に合わせて商品を提案し、コーディネートしていきます。

ヘアメイクアーティスト

結婚式当日の新婦や花嫁のヘアメイクを担当する仕事です。
ブライダル業界未経験者でも可能ですが、美容師の資格が必須となる企業が殆どです。

フラワーコーディネーター

結婚式における｢花｣を担当する仕事です。
カップルと相談し、イメージに合わせた装飾(装花)の提案や、花束・ブーケなどを制作します。

バンケットサービス

披露宴会場の準備やセッティング、ゲストの方へのドリンクや料理の提供が主な仕事内容となっています。
その他に会場内の案内・写真撮影のお手伝いなど宴会がスムーズに進行するよう、サポートする役割があります。

◎これらの職種に加えて、ブライダル業界では、営業や調理などの職種もあります。
業界に興味がある場合は、まずは職種を理解し自分に合ったポジションを見つける事が大切です。

参考コラム
ブライダル業界の職種一覧＊ブライダルの仕事の種類

なぜブライダル業界は未経験でも働けるの？

前述したように、ブライダル業界は未経験者でも働ける職種が多く存在します。
以下にその理由をいくつか挙げてみます。

研修制度が充実している企業が多い　　

多くのブライダル企業では、未経験者に対して研修制度を設けています。
新卒採用を行っている企業も多く、研修や教育制度が整っている傾向にあります。
基礎的な知識や技術を身につける事ができる研修を受ける事で、業務に必要なスキルを習得できます。

チームでの業務が多い　　　　　　　　

チームで業務を行う事が多いため、未経験者でも先輩スタッフから指導やアドバイスを受けながら、仕事を進めていく事ができます。
また、1つの結婚式を作り上げるにはチームワークが非常に大切になるため、サポートし合う風土がある場合が多く未経験者でも安心して働く事ができます。

コミュニケーション能力が重要視される

ブライダル業界では、お客様とのやり取りや関係者との調整が非常に重要視され、信頼関係が1番大切となります。

その為、コミュニケーション能力が求められますが、未経験者でも基本的な礼儀やマナーを身につける事で、コミュニケーション能力を向上させる事ができます。
今までの経歴の中で、コミュニケーション能力や社会人としての基本的な礼儀やマナーがあると優遇されます。

◎以上のように、ブライダル業界には未経験者でも働ける環境があります。
研修制度が充実していたり、チームでの作業が多かったり、コミュニケーション能力が求められたりする事が理由の一つです。

ただし、ブライダル業界はお客様の特別な日に携わるため、業務には責任やプレッシャーが伴います。
そのため、やる気や情熱・責任感を持って取り組む事が大切です。

ブライダル未経験者のアピールポイント　  

未経験でブライダル業界にチャレンジする場合は、これまでの職務経験をブライダル業界で活かすために、いかに業界と自分のスキルがマッチしているかを伝える事が重要です。

ブライダル業界では、以下のようなアピールポイントがあると役立ちます。

コミュニケーション能力　　　　　　　

ブライダル業界では、多様な人々とコミュニケーションを取る事が必要不可欠です。
結婚式の準備には、お客様やそのご家族、ゲスト・ベンダー・社内スタッフなど、多くの人々が関わります。
コミュニケーションスキルの高さが、業務を円滑に進める上で重要な役割を果たします。
↓
自分の意見を明確に表現できる能力や、相手の話をしっかり聞き取り、適切な返答ができる能力があることをアピールしましょう。

サービス経験　　　　　　　　　　　　

お客様の希望を叶える事、お客様に対する最高のサービス(ホスピタリティ)を提供する事が求められる業界です。
例えば、お客様とのコミュニケーション能力や問題解決能力・対応力・お客様への心配りや気配りの程度などが、アピールポイントとなります。
↓
お客様に対して真摯に向き合い、親身になってサポートできる姿勢をアピールしましょう。

組織力　　　　　　　　　　　　　　　

ブライダル業界では、多くの人々との調整や協力が必要となります。
特に結婚式の準備・当日は多くのスタッフが一丸となって取り組まなければ成功しません。
組織力や時間管理能力が高く、多忙な状況下でも冷静に対処できる事が求められます。
↓
自分自身だけでなく、周囲のスタッフと協力して仕事を進める事ができる能力をアピールしましょう。

チャレンジ精神　　　　　　　　　　　

常に新しいトレンドやアイデアが求められる業界です。
そのため、クリエイティブなアイデアや発想力・チャレンジ精神が求められます。
↓
自分自身が新しい事に挑戦し、積極的にアイデアを出せる姿勢をアピールしましょう。

マルチタスク能力や臨機応変さ　　　　

ブライダル業界では、同時に複数のタスクをこなす事が求められます。
特に繁忙期には、何件もの結婚式の準備を同時に進めていかなければなりません。
また、事前にしっかり準備をしていても不測の事態が起きてしまう事もあります。
そのため、マルチタスク能力や臨機応変に対応できる能力が求められます。
↓
複数の仕事を同時に進め、結果を出す事ができる能力や臨機応変に動ける能力をアピールしましょう。

熱意と意欲　　　　　　　　　　　　　

ブライダル業界は非常に繊細で、お客様に最高のサービスを提供するためには、真剣に取り組む必要があります。

自分自身のキャリアを変える決断を下したという事は、ブライダル業界に情熱を持っている事を示す証拠です。
面接官に自分の熱意と意欲を伝えられるよう、ブライダル業界の研究をしっかり行い、業界のトレンドや特徴を理解しておく事が重要となります。

営業力　　　　　　　　　　　　　　　

職種にもよりますが、特にウェディングプランナーやドレスコーディネーターの場合、式場やドレスの契約をしてもらわない事には売り上げをあげる事ができません。
それぞれの魅力を存分にアピールし、契約へ繋げる事が重要な仕事の1つとなります。
↓
今までの職歴で営業の経験や、何か数字を作り上げたり売上に貢献した経験があればアピールしましょう。

その他にも・・

ブライダル業界は1日中動き回る事や立ち仕事も多くなりますので体力面であったり、｢幸せ｣に関わる仕事なので明るく前向きである事もアピールポイントとなります。

◎以上のようなアピールポイントを持っていると有利になるでしょう。

上記のスキルは、事務職・接客業・営業･･など様々な職種で得る事ができます。

今までの職務経験の中で、このようなスキルを培っていたら是非アピールして下さい。

さらに、困難だった事や、トラブルを乗り越えた等のエピソードがあれば、より評価される可能性があります。

ブライダル業界での自己PR　　　　　

履歴書や職務経歴書・面接での自己PR

ブライダル業界は、カップルの特別な日をサポートする非常に重要な業界です。
前述した内容をまとめ、下記のようにアピールする事でブライダル業界への転職を成功に近づける事ができるでしょう。

①サービス業での経験
顧客対応やプランニング・チームワークなど、サービス業で得たスキルを具体的に示しましょう。

②コミュニケーション能力
例えば、これまでの職歴の中でリーダーシップをとったり、イベントの企画や実施をした経験がある場合は、それらを具体的に記載しましょう。

③営業職の経験
これまでの職歴の中で、営業職として取り組んだ内容・営業をする上で大切にしていた事→どのような結果が出たのか。
具体的な数字を入れて記載すると尚良いでしょう。

④熱意と意欲
自己PRや志望動機など、アピールポイントに熱意や意欲を盛り込むようにしましょう。
ブライダル業界の資格を取得している場合は、そちらもアピールポイントになりますので記載しましょう。

自己PRの作り方　　　　　　　　　　

自己PRでは、自分の強みをアピールしていく事が大切になります。
その為、重要になってくるのが自己分析と業界理解です。

①自己分析＝自分自身を知る

自己分析は、今までの経験や行動・価値観・職歴を整理する事です。

自分の長所や短所・能力などが明確になり今後どのような仕事をしていきたいのか、どんな事を実現したいのかを知る事ができます。

これまでの仕事の中で得た経験を、今後ブライダル業界で働く際にどう活かせるのか、どのようなアピールができるのかをまずは自分できちんと理解する事が大切です。

どの質問に対しても過去のエピソードによる裏付けが必要となるため、自己分析は必須となります。