ブライダル業界の転職活動に役立つ【自己分析のやり方】
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ブライダル業界の転職活動に役立つ【自己分析のやり方】
ブライダル業界へ転職をする際に必ずしておきたいのが、「自己分析」です。
長く働ける会社を選ぶためには、まずは自分の事を理解し、どんな仕事が合っていて将来どんな風に働いていきたいかを知る事が大切になります。
転職活動では、自己分析が大切と分かっていてもやり方が分からない・・という方も多いのではないでしょうか。
今回は、ブライダル業界への転職に向けてどのように自己分析を行えば良いのかをお伝えしていきます。
目次
1:そもそも自己分析とは
2:自己分析はなぜ必要?
・転職活動の軸を明確化するため
・自分のアピールポイントを知るため
・面接時に分かりやすく伝えるため
3:自己分析のやり方
・今までに経験した仕事の棚卸
・身についたスキル・長所を整理
・短所や乗り越えた経験を整理
・キャリアプランを明確にする
・ブライダル業界で活かせるスキルを把握する
4:自己分析をする際の注意点
・業界や企業に合わせすぎた自己分析を行ってしまう
・転職活動の為の自己分析である事を忘れない
・学生時代から振り返る必要はない
・その結果に至った過程も洗い出す
・年齢にも注意
5:まとめ
そもそも自己分析とは?
自己分析とは自分を探る事です。
今までの経験や行動・価値観・職歴を整理し、自分の長所や短所・能力などを確認し今後どのような仕事をしていきたいのか、どんな事を実現したいのかを知る事です。
就職活動における面接では、自分の強みを確認しアピールしていく事が大切になります。
これまでの仕事の中で得た経験を、今後ブライダル業界で働く際にどう活かせるのか、どのようなアピールができるのかをまずは自分できちんと理解する事が大切です。
自己分析はなぜ必要?
転職活動において自己分析はなぜ必要なのでしょうか?
大きく分け3つ挙げられます。
まずは自己分析をする目的から理解をしていきましょう。
①転職活動の軸を明確化するため
自己分析を行う事で、転職での失敗やミスマッチが起こりにくくなります。
転職活動をする際に1番気になるのが、「自分と合う会社なのかどうか」「長く働ける会社なのかどうか」という点だと思います。
出来れば転職を繰り返さず、自分に合った会社で長くキャリアを積んでいきたいですよね。
そのためには、まずは自分の事をきちんと理解し自分の価値観や性格と合う会社なのかどうか、自分の職歴やスキルを活かせる会社なのかどうかを見極めなくてはなりません。
学生時代のアルバイトや就職活動など、今までの生活の中で様々な決断があったかと思います。
人生の選択の一つ一つを棚卸する事で、自分の価値観や重要視する事が明確化されます。
これこそが自己分析の一つ目の目的になり、仕事選びや会社選びの軸にも繋がってきます。
自分が今までやってきた事を振り返ってみて、自分が大事にする(したい)価値観を明確にしていく事が大切なのです。
そして働く上での価値観や、重要視する事がブライダル業界と合っているのか、ブライダルの仕事と合致しているのかどうかを事前にきちんと確認しておく事が必要となります。
②自分のアピールポイントを知るため
自己分析をする事で、自分の強みやアピールポイントが明確になります。
中途採用の転職活動では、新卒採用の時とは異なり、今までの経歴やスキルを次の会社でどう活かせるのかアピールしなくてはなりません。
積極的に自分を売り込むためには、今までのキャリアの中で成長した部分や身に付けた強み・スキルなどを洗い出し、ブライダル業界や受ける企業で活かせるかどうか確認しなければなりません。
また短所や苦手な部分があれば、克服した方法や改善した方法などどう向き合ったかも確認しておきましょう。
長所と短所両方を知る事で、より自分の理解が深まります。
③面接時に分かりやすく伝えられるようにするため
3つ目の理由は、自分の事を理解し、職務経歴書や面接で話を整理し分かりやすく伝えられるようにするためです。
特に採用面接では自分自身の事を聞かれるので、自己分析ができていないと質問に対してきちんと答える事ができません。
面接では初めて会った人に、自分はどんな性格で今まで何を経験してきたか、どんな強みがありどういう目標があるのかなどを短時間で伝える必要があります。
しかし、実際に面接を受けてみるとかなり難しいと感じるはずです。
突然質問されてもぱっと答えられない。
何がアピールになるのか分からない。
どういう順番で伝えたら良いのか分からない。
大した経験をしてこなかったから伝える事がない。
アピールする事がない。
など、悩まれる方が多くいます。
しかし、面接で重要な事は、質問に対して「自分がどういう人物なのか」を明確に伝える事です。
大きな経験でなくても構いません。
そのためには、今までの人生の棚卸しを行い、自分を理解しておく事が重要になります。
面接官は、大きく3つのカテゴリーで質問を行います。
①過去(職務経歴・成功体験・失敗体験)
②現在(自己紹介・自己PR・長所・短所)
③未来(志望動機・キャリアプラン)
それぞれの項目について、しっかりと自己分析ができているかが合否の結果に判断されると言っても過言ではありません。
自己分析がしっかりできていると、面接で必ず聞かれる
「自己紹介」「自己PR」「職務経歴書の説明」「志望動機」「入社後の目標」などがきちんと答えられるようになります。
上記の質問に答えるには、今までの人生を振り返り、その答えを裏付ける具体的なエピソードを整理しておかなければなりません。
どこにでもあるマニュアル的な回答では面接は通りません。
具体的なエピソードを伝える事で、採用担当者に説得力を与える事ができます。
普段の生活の中で、人生をふり返りながら生活している方はあまり多くないと思いますので、急に思い出すのは大変な作業になります。
そのため、転職活動をする際にはきちんと今までの経験や印象的なエピソードを整理しておく事が大切になります。
自己分析のやり方
前述した自己分析が必要な3つの要素を踏まえ、自己分析をどの様に進めれば良いのかをお伝えしていきます。
自己分析のやり方としては5つのポイントがあります。
①今までに経験した仕事の棚卸
まずは、今までに経験した仕事の棚卸をしましょう。
転職活動では、今までの職歴でどれだけプラスのアピールができるかがポイントとなります。
今までの職務内容を一度全て洗い出し整理してみる事で意外と今まで気が付かなった経験に気付く事もあります。
②身についたスキル・長所を整理
今までの職歴を洗い出せたら、その中で身についたスキル・長所などを確認していきます。
経験した仕事の中で
◎やりがいを感じた事
◎積極的に取り組んだ事
◎自分で考えて行動した事
◎仕事の中で得意と感じた事
◎達成感を感じた事
◎成長できた事
◎実績を出した事
などを書き出してみましょう。
自分の仕事での姿勢や取り組みを見直し、自身のスキルや強みを明確にしておきましょう。
③短所や乗り越えた経験を整理
自分の長所だけでなく、短所を理解しておく事も大切です。
短所の内容によっては、ブライダル業界で働く事が難しいというケースも出てきます。
その為自身の短所をきちんと理解し、次の転職にあたり問題がないのかを確認しておきましょう。
また面接においても短所や、乗り越え方などを聞かれる事が良くあります。
前述したように、その短所を聞く事でブライダル業界や仕事への適正を判断する事もありますし、自身の短所をどの様に捉え仕事と向き合ってきたのかを確認している事もあります。
その場合、短所とどう向き合い、どのように乗り越えてきたかが重要になります。
短所がない人間なんていませんので、その短所をどう感じ、仕事をする上でどのように取り組んできたのかという姿勢が大切になります。
経験した仕事の中で
◎苦手だった事
◎失敗した事
◎得意ではない事
◎ぶつかった壁や課題
◎退職を考えた事
などを書き出してみましょう。
退職を考えた事に関しては、どうしても改善できない理由であれば次の転職先を探す際の参考にしましょう。
④キャリアプランを明確にする
キャリアプランや入社後のビジョン・目標などは、面接でも多く質問される内容の1つです。
企業はあなたのキャリアプランと会社のビジョンの方向性が一致しているかを確認しています。
自身のキャリアプランと会社の方向性が違うと、転職後にミスマッチが起きたり長く働く事が難しくなりますので、自己分析ではキャリアプランを明確にしておく事も重要になります。
◎なぜブライダル業界なのか
◎3年後・5年後・10年後どうなっていたいか、目標
◎そのために必要な経験やスキルはどんな事か
◎どのように取り組もうと考えているか
などを書き出してみましょう。
ブライダル業界の場合は、
◎各職種の専門性を極める
◎役職につき管理部門を目指す
◎ブライダルの経験を活かしキャリアチェンジする
などのキャリアプランがあります。
将来的にブライダル業界でどのようになっていきたいのか、どんな働き方をしていきたいのかを明確にし、企業のビジョンと合っているのかどうかを見極めましょう。
⑤ブライダル業界で活かせるスキルを把握する
自己分析を行うと、今までの職歴の中での長所や活かせるスキルが見えてくると思いますが、その能力やスキルがブライダル業界で活かせるものでなければ意味がありません。
ブライダル業界の中途採用では、以下の能力やスキルが重要視されます。
①ビジネスマナー・礼儀
結婚式はお客様にとって人生の特別なイベントであり、何百万円という商材になります。
そのため、信頼して頂くためにもきちんとしたビジネスマナー・礼儀・言葉遣いなどは必須となります。
②ホスピタリティ
ブライダルの仕事はどの職種も縁の下の力持ちとも言える存在です。
主役である新郎新婦の為に結婚式のプロデュースをし、大切な1日を作り上げていきます。
「絶対に結婚式を成功させたい」という強い思いで取り組める方、新郎新婦に寄り添い、気遣い、サポートできるような方が向いています。
責任の大きい仕事ですが、それよりも喜びややりがいを感じる事ができる方、人を喜ばせる事が好きというような優しさを持っている人物であるかも判断の1つになってきます。
③コミュニケーション能力・営業力
ブライダルの仕事は、どの職種であってもお客様と接する事がメインとなります。
お客様の質問や要望をきちんと理解し、的確な回答を伝える事が求められます。
またウェディングプランナーやドレスコーディネーターの仕事は、お客様の要望に合った提案をし契約を取る事が仕事になります。
様々な年代・職業の方と接する仕事になりますので、接客が好き・営業が得意という人が求められます。
④協調性(チームワーク力)
結婚式は様々な専門部署とチームで作り上げていきます。
それぞれのチームワークが大切になり、更に全体で協力して結婚式を成功させなくてはなりません。
そのため協調性は非常に大切になります。
個人プレーが好きという方には向いていない仕事ですので注意しましょう。
◎その他にも、忍耐力・誠実さ・問題解決能力などが求められます。
自己分析を行いこれまでの経験を棚卸した中で、前述した内容と自分の強みとなった能力やスキルが一致するものがあれば、ブライダル業界でどのように活かせるのかを積極的にアピールするようにしましょう。
自己分析をする際の注意点
自己分析をする際には注意点がいくつかあります。
ただ目的がなく自己分析を行ってしまうと、時間だけがかかってしまったり就職活動に役立つ自己分析ができていないという事も出てきてしまいます。
転職活動の為の自己分析をする際には以下の点に注意しましょう。
①業界や企業に合わせすぎた自己分析を行ってしまう
自己分析を行う際に業界や企業に合った能力やスキルを見つける事は非常に大切です。
しかし事前に合わせすぎて自己分析を行うと、本来の長所を見失ってしまったり、面接の際に深堀されると答えられなくなってしまう・・という事も出てきます。
まずは今までの職歴を洗い出し自分の強みを幾つか見つけたら、その中でブライダル業界やその企業にあった能力やスキルを深く掘り下げていくようにしましょう。
②転職活動のための自己分析である事を忘れない
自己分析を始めると、自分の性格面の長所や短所だけで終わってしまう方も多くいます。
しかし転職活動における自己分析の目的は、「転職活動の軸を明確化するため」「転職活動での自分のアピールポイントを知るため」「面接で分かりやすく伝えるため」です。
今までの経験の中で得た能力やスキルを、次の会社でどう活かしどのように働いていきたいのか、将来どのようなキャリアを積んでいきたいのかという事を意識して行いましょう。
③学生時代から振り返る必要はない
新卒採用の場合は学生時代の振り返りを行いますが、中途採用の場合は行わなくても良いでしょう。
中途採用の場合は即戦力を求められる事が多く、今までの社会人の経験の中での強みや能力・スキルを確認します。
そのため、ブライダル業界や、受ける企業がどのような人材を求め、どのような能力やスキルを求めているのかを事前に把握し、自分の強みとマッチしている部分をアピールしなくてはなりません。
企業によっては学生時代事や趣味などを聞かれる事もあるので、簡単に整理しておいても良いかもしれませんが、基本的には社会人になってからの振り返りを行うようにしましょう。
④その結果に至った過程も洗い出す
自分の強みを伝える際に、結果や実績はとても大切ですが、面接官はその結果に至るまでの過程を重要視しています。
どのように考え、どのように取り組んだのかという行動が長所に繋がります。
ただ結果だけを書き出すのではなく、その結果に至った過程も一緒に洗い出すようにしましょう。
⑤年齢にも注意
ブライダル業界は、年齢によっても求められる能力やスキルが変わってきます。
比較的若い方が多く実力主義の業界でもありますので、早い方ですと20代半ば~役職についているというケースもあります。
30代半ば~は現場でのスキルはもちろんの事、マネジメントスキルなども求められてきますのでその点も注意しながら自己分析を行ってみて下さい。
参考コラム:ブライダル業界への転職、最適な年齢は何歳位?
まとめ
ブライダル業界は新卒採用はもちろんの事、中途採用でも人気がある業界ですので事前にきちんと自己分析を行い、自分の強みを把握しマッチする人材であるという事をアピールしなければなりません。
自己分析を行っていないと、面接で質問されても答えがまとまっておらず的確な回答ができないというケースも出てきます。
ブライダル業界の面接ではコミュニケーション能力が非常に求められますので、事前に準備する事で内定率が大きく変わってきます。
自己分析を行う事で、自分自身の事が理解でき、仕事に対してのやりがいや将来のビジョンなども明確になりますので、転職活動の際には「自己分析」は徹底的に行うようにしましょう。
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ブライダル業界へ転職を考えている方はお気軽にご相談下さいませ。
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