飲食業界に転職したい人必見!面接のポイントや対策を解説
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飲食業界に転職したい人必見!面接のポイントや対策を解説
転職活動の際に必ず必要になってくるのが面接対策です。
面接における基本的なマナーなどは変わりありませんが、業界によって内容や見られる点が変わってきます。
今回は飲食店の面接でのポイントや対策をお伝えしていきますので、これから飲食店で働きたい!という方は参考にしてみて下さいね。
目次
1:そもそも面接とは?
2:飲食店の面接の内容
・面接回数
・面接時間
・面接でよく聞かれる質問
3:飲食店の面接で準備する事
・面接対策
・自己分析
・業界研究
・企業研究
・職種研究
4:飲食店の面接での身だしなみ
・服装
・私服でもOK?
・靴/鞄
・髪型/髪色
・時計/アクセサリー
5:飲食店の面接で見られている点/気を付ける点
6:まとめ
そもそも面接とは?
企業を受ける際に必ずあるのが面接ですよね。
面接は、恋愛で例えるならばお見合いみたいなものです。
企業は面接をする事によって
〇企業とマッチする人材かどうか
〇戦力となってくれる人材かどうか
〇一緒に働きたい仲間かどうか
〇採用したいと思える人材かどうか
という事を確認しています。
そのため面接では
〇飲食業界や、職種、企業の研究をきちんと行い全体像を把握している事
〇自分の能力やスキルをどう活かせどんなビジョンを実現したいのかが明確になっている事
〇採用する企業にとってどんなメリットがあるのかを伝えられる事
が必要になってきます。
企業側はどんな人材なのか、そして応募者はどんな会社なのか、お互い合うか合わないか=企業側と応募者が合うかどうかを確認するのが面接となります。
採用担当者は、応募者の身だしなみやマナーなどの外見、職歴や志望動機・今後のビジョンなどの内面、人柄などを確認できますし、応募者も職場や働いている人の雰囲気・社風・実際の仕事内容やキャリアプランなどを確認できます。
お互いに大切な時間を割いているので、しっかり準備して面接に臨むようにしましょう。
飲食店の面接の内容
面接回数
飲食業界は個人経営~大手チェーン、また業態も様々ですので面接の回数も企業によって変わってきますが、一般的には2~3回が多くなっています。
一次面接は人事担当、二次面接は現場の責任者やマネージャー、最終面接は社長や役員の方が行うケースが多いでしょう。
一次面接では、身だしなみや雰囲気、基本的なマナーがあるかどうかを確認しています。
飲食の仕事に合うような清潔感・明るさ・元気さ・協調性・礼儀、また社風に合うような人材かどうかを見極めています。
二次面接では、今までの職歴や実績の確認、志望度合いや入社後の目標などを確認します。
実際にスキルがあり、活躍できる人材なのかどうか・能力と企業が求めるものがマッチするのかどうか、志望度合いは高いのかどうかを見極めています。
一次面接・二次面接を通過すれば最終面接となりますが、最終面接では再度志望動機や入社後の目標・将来のビジョンなどを確認して、性格面や考え方、会社を理解しているかどうかなどを見極める事が多いでしょう。
一次面接・二次面接が通っても、最終面接は非常に重要となりますので、きちんと企業研究や面接対策などの準備を行い面接に備えるようにしましょう。
面接時間
面接にかかる時間は、企業や面接担当者によって異なりますが、時間はおよそ30分~1時間程度が一般的となっています。
※面接の時間が採用に関係あるのか気になる方も多いと思いますが、あまり関係はありません。
早い段階で採用・不採用を判断し、面接が短い時間で終わる事もありますし、質問が多く面接が長くなったからと言って採用になるとも限りません。
面接で良く聞かれる質問
正社員の中途採用面接において、企業側は応募者の事を知るために様々な質問をします。
一般的な質問内容が下記になります。
*自己紹介*
面接では1番最初に「自己紹介をして下さい」とよく言われます。
自己紹介は自己PRとは違い、まずは自分を知ってもらうためのものとなりますので簡潔に30秒~1分ほどで伝えるようにしましょう。
伝える事は
〇氏名
〇住まい
〇趣味
〇現在(前職)の職業
等が良いでしょう。
飲食店のお仕事は第一印象がとても大切です。
自己紹介をしてもらう事で面接官は第一印象の確認もしていますので、なるべく明るい表情で話し方などにも注意しましょう。
*職務経歴*
職務経歴は3分程度(長くても5分以内)でまとめておきましょう。
まずは社名を伝え、その次に数字などの実績や得た事を、その経験を入社後どう活かせるか伝えましょう。
職歴が多い方は、応募企業で活かせる経験やスキルを選定し話すようにしましょう。
飲食店で必要な接客スキル・調理スキルがあれば、積極的に伝えていきましょう。
*志望動機(業界・職種・企業)*
志望動機は1分程度で伝えるようにしましょう。
志望動機は大きく分けると3つあります。
〇飲食業界への志望動機
〇企業への志望動機
〇職種への志望動機
他の業界や職種ではなく、なぜ飲食業界で、その職種なのか、なぜこの会社なのかという事を明確に答えられるようにするために福利厚生や条件面ではなく、その会社の社風や事業内容・経営方針などをしっかり確認しましょう。
合わせて
〇目標(ビジョン)
〇自分の経歴や能力での強み
〇会社へ貢献出来る事(採用するメリット)
も一緒に伝えるようにしましょう。
*入社後の目標・キャリアプラン*
企業は入社後の目標を聞く事で、将来の事をしっかり考えているかどうかという点と、以下の確認をしています。
〇価値観が合うか・マッチングするかどうか
入社後に本人のやりたい事(目標)と、会社のビジョンが一致するかどうかの確認をしています。
本人の目標と会社のビジョンが合っていれば、長く働いてもらえたり戦力になってくれる可能性が高くなります。
〇志望度の高さ
「入社後の目標」を聞く事で、「うちの会社で何をしたいのか」という確認をしています。
きちんと具体的に答えられるようであれば志望度の強さが分かります。
しっかり企業理解をして応募してきてくれたという事が分かるため熱意も伝わります。
〇企業理解ができているか・働くイメージが沸いているか
企業の事業内容や、企業の特徴・ビジョン、また仕事内容などを理解しているのかを確認しています。
入社後の目標の回答が企業の事業内容やビジョンと異なるようであれば、企業の事を理解しないで面接を受けていると思われてしまいます。
きちんと業界や企業の研究をし、入社後のイメージ・を持って応募してきてくれたのであれば入社後も目標を持って活躍してくれる人材の可能性が高いと判断できます。
*自己PR*
自己PRは1分~1分半以内におさめるようにしましょう。
企業によって指定がある場合もありますが、長すぎても短すぎても相手に伝わりにくくなってしまう事があります。
自己PRは、企業で働いた時にどのようなメリットがあり戦力になる人材なのかという事の判断材料となります。
長所と似ていますが、長所は性格面でのアピールになりますので異なります。
自己PRでは今までの職歴や経験・実績の中で自分の意志で何か行動を起こし、どう乗り越え、その結果どのような事が得られたのか・身につけられたのか、入社後にどう活かせるのかという事が求められています。
企業の方向性や求める人物像に合わせて準備しておく事が重要となります。
自己PRは短い時間で的確に伝える事が大切になりますので、しっかりまとめておきましょう。
*企業への逆質問*
殆どの企業で、最後に面接官から「質問はありますか?」と聞かれます。
その場合は、実際に自分が働く事となった時に気になる事を想像して質問してみましょう。
例えば
〇入社後のステップアップの流れ
〇実際に働いている方のキャリアプラン
〇中途採用ではどのような方が入社しているのか
〇社風
等が良いでしょう。
求人票やホームページなどに記載がある場合は、見ていないという事が分かってしまうので、きちんと企業研究した上で分からない事を質問するようにしましょう!
飲食店の面接で準備する事
飲食店の面接でスムーズに内定を取るためには、きちんと準備をしておく事が大切です。
転職活動の際に下記をしっかり行っておきましょう。
面接対策
飲食業界の面接対策は2つあります。
①身だしなみ・マナー・立ち振る舞い
②面接で聞かれる事の対策
※①身だしなみ・マナーに関しては下記で説明していますので、そちらをご確認下さい。
→【飲食店での面接の身だしなみ】
②面接で聞かれる事の対策
前述したように面接で聞かれる事が多い質問が下記になります。
〇自己紹介
〇自己PR
〇職務経歴の説明
〇志望動機(飲食業界・企業・職種)
〇入社後の目標
最低限この5つの質問にはしっかり答えられるようにしておく必要があります。
そのためには自己分析・業界研究・企業研究・職種研究が大切になります。
自己分析
自己分析とは価値観や今までの経験や行動、職歴を整理し、自分の長所や短所・能力などを確認し今後どのような仕事をしていきたいのか、どんな事を実現したいのかを知る事です。
面接では自分自身の事を聞かれるので、自己分析ができていないと質問に対してきちんと答える事ができません。
自己分析をする事で自分が飲食の仕事に向いているのか、飲食業界でどんなキャリアを積んでいきたいのかなどが明確になってきます。
業界研究
飲食業界の研究は、下記の方法で調べる事ができます。
〇インターネット
〇業界本・企業情報が掲載されている書籍・雑誌
〇新聞
このように飲食業界を研究すると、その企業の業界内での立ち位置や強み・将来性なども把握できます。
また飲食業界の現状や動向などを確認し、しっかり飲食業界を理解しておく事が大切です。
参考コラム:飲食業界の現状と今後の課題は?
企業研究
受ける企業の研究は以下の方法で行いましょう。
〇企業のHP
〇企業のSNS
〇転職情報サイト
〇会社説明会
〇飲食店舗の確認 ※近くにあれば行ってみましょう
※業界研究・企業研究は志望動機や入社後のビジョンを伝える上でもとても重要です。
ブライダル業界のケースになりますが、下記で詳しく解説していますので、是非参考にしてみて下さいね。
参考コラム:ブライダル業界の面接で役立つ!業界研究・企業研究の方法
職種研究
飲食店での仕事は店長・接客・調理などの職種があります。
自分が希望する職種がどのような仕事なのか、どんなキャリアプランがあるのか、大変な事ややりがいはどんな事なのかなどをきちんと理解しておく事が重要になります。
参考コラム:飲食店にはどんな職種がある?それぞれの仕事内容ややりがいをご紹介
飲食店の面接での身だしなみ
では次に飲食店の面接での身だしなみをお伝えしていきます。
面接で1番最初に目にとまるのが身だしなみとなり、第一印象を左右するとても大切なものとなります。
清潔感があるか・きちんと身だしなみを整えているかどうかで、社会人としてのマナーの有無や普段の生活スタイルや仕事ぶりが判断されていしまいます。
相手に不快感を与えないビジネスシーンに合った身だしなみで面接を受けるようにしましょう。
服装
正社員の面接はビジネススーツが基本となります。
清潔感があり、なるべく上品なもので自分の体形に合っているものを選びましょう。
面接でのスーツの色は黒・紺・グレーなどが一般的となっています。
スーツのポケットには何も入れないようにし、毛玉や汚れがついていないか・シワはないか・ボタンはしっかりついているか確認しましょう。
インナーは白シャツが基本ですが白は汚れが目立ちやすいので、袖ぐりや襟回りなどにシミや汚れがないか注意しましょう。
男性のネクタイは地味な色を選び、柄はストライプやドットなどがおすすめです。
同じく汚れやシワ、ゆがみなどに注意しましょう。
私服でもOK?
企業によっては、面接が私服でもOKというところがあります。
その人の個性や、人となり、また企業の社風に合うかどうかなどを確認する目的があります。
いくら私服と言われても普段着で行くのはNGです。
アルバイトの面接の場合は問題ありませんが、正社員の場合はオフィスカジュアルな服装でいくようにしましょう。
社会人として働く上で一般的なビジネスマナーがあり、相手に不快感を与えない清潔感のある身だしなみが重要になります。
男性も女性もインナーは白か明るめの淡い色のシャツ(女性はブラウスもしくはカットソーでも可)にジャケットのような服装がおすすめです。
男性は黒か茶系の革靴、女性はヒールが低めで同じく黒系のパンプスが良いでしょう。
ジーンズやスニーカー、サンダルなどのカジュアルな服装はNGです。
鞄・靴
面接の前にはきちんと磨き、汚れや擦り減りがないよう気を付けましょう。
男性:ビジネス用の黒の革靴・靴下の色は黒か紺
女性:ヒールが高くない黒のパンプス(ヒールは3~6センチで細すぎないベーシックな形のもの)・ストッキングはベージュ系にし、伝線や穴が開いていないか事前に確認しましょう。
ストッキングは破れてしまう事もあるので替えを持っておくと安心です。
鞄は資料等をもらう事もあるためA4サイズがしっかり入る鞄にし、こちらも出来れば黒にしましょう。
髪型・髪色
男女共に、目に髪の毛がかからないようにしましょう。
目に髪の毛がかかっていると表情も分かりにくく暗い印象にもなりがちです。
髪の毛がはねたり乱れたりしていないか、事前にきちんと確認しましょう。
カラーは黒に戻し、男性は短髪に、女性は長いようであれば1つにまとめた方が良いでしょう。
面接では髪をおろすよりきちんとまとめたり、アップスタイルにするのが◎
時計・アクセサリー
時計は派手すぎないシンプルなものを選ぶようにしましょう。
女性はアクセサリーを付ける場合は小さめなピアス・ネックレスだけにし結婚指輪以外の指輪は外します。
男性はアクセサリーは控えた方が良いです。
飲食店の面接で見られている点・気を付ける点
飲食業は、常に人々の生活に密着し、多くの人にとってなくてはならないサービスです。
飲食店は現在殆どがリピーターで成り立っています。
リピーター顧客の存在が、経営(売上)の支えとなり重要な役割を果たしてくれているため、料理の質はもちろんの事、店舗のトップである店長や接客を担当するサービススタッフはお客様を第一に考え、快適な空間を提供できる人材であるかどうかが重要なポイントとなります。
飲食店の仕事は、様々な年代・職業の方と接する仕事です。
どんなお客様にも心地よく過ごしてもらうために、明るく気持ちの良い接客、礼儀やマナー、信頼される人材であるかどうかが大切になります。
飲食店の面接において、職歴以外の面で見られている点・気を付ける点をお伝えしていきます。
第一印象・挨拶・笑顔
まず1番最初に目にとまるのが身だしなみです。
飲食店で働く際には、清潔感があるか・きちんと身だしなみを整えているかどうかは非常に大切です。
身だしなみが整っていないと、お客様に不快な思いさせてしまいますし、性格面や普段の生活もだらしないものと判断されてしまいます。
次に大切なのが、笑顔での挨拶です。
コミュニケーションの基本となる挨拶は、面接の前と後に必ずするようにしましょう。
面接では緊張してうまく笑顔が出せない事もあると思いますが、笑顔があるとないとでは第一印象が変わってきます。
飲食店での仕事は、お客様と直接接する仕事なので、笑顔や話し方はとても重要になってきます。
目を見て話す
目を見て話す事で、面接官の話もきちんと聞いている事が分かりますし、自分の思いも伝わります。
飲食店の仕事は、お客様としっかりアイコンタクトをとってコミュニケーションを取る事が必須です。
目を見て話せないとコミュニケーション能力がないと判断されてしまいます。
明るくハキハキと、そしてしっかり面接官の目を見て話すようにしましょう。
コミュニケーション能力の有無
コミュニケーション能力とはお客様の要望を理解し、その要望に合ったサービスを提供していく事です。
人と接する事が好き・話す事が好き=コミュニケーション能力があるという訳ではないので注意が必要です。
コミュニケーション能力の高い人というのは、きちんと相手の話を聞き理解し、自分の思いを伝える事ができる人です。
そのため、面接でも質問に対して的確に回答できているかが重要になります。
緊張すると上手く話せない事もあると思いますので、しっかり準備をしておく事が大切です。
応える時は、結論→理由という流れで答えます。
質問にもよりますが、大体1~2分程度でまとめておくと良いでしょう。
協調性
飲食店の仕事は、店長を中心に調理スタッフやホールスタッフ皆で協力して1つの店舗を回していきます。
また同僚や部下は、正社員以外にも学生・主婦・フリーターなど様々な年代や職業の方がいるためコミュニケーション能力や協調性が必要となります。
チームワークが重要となりますので協調性があるかどうかもポイントの1つになります。
積極性
仕事に対して前向きに積極席に取り組める人材であるかどうかという事はとても重要です。
特に飲食店の仕事は、常にお客様の事を考え自ら行動する事が求められます。
忙しい時間帯は、優先順位やどう動けば効率良く回せるかなどを自分で判断しながら仕事をしなければならないため、自分から率先して動くという能力が必要となります。
また店長などのマネジメント職になると、売上を上げるための施策や部下の教育・マネジメントなどの業務も増えてきますので、様々な事に前向きにチャレンジできる積極性が求められます。
ただ指示を待っているというような人には向かない仕事です。
誠実さ
飲食店の仕事はその企業や店舗の顔としてお客様と接しますので、誠実に対応する事が求められます。
それは面接でも変わりません。
面接では知ったかぶりや、偽りはNGです。
面接官の質問に対して、誠実に答えるようにしましょう。
忍耐力・体力
飲食店の仕事は基本的に立ちっぱなしです。
またお客様の案内業務、重い料理の配膳、下げ物や片付けなどの業務も多く常に動き回る仕事です。
また、営業時間が長いため、勤務時間も長くなったり残業になる事もあります。
そのため、飲食店で働くには忍耐力や体力が必要となります。
遅刻は絶対NG
社会人として遅刻をする事は絶対にNGです。
10分前には面接会場に着くようにしましょう。
初めての場所に行く時は緊張してしまい迷ってしまうなど、時間通りに進まない事もあります。
事前に場所などきちんと調べ少し早めに最寄り駅に着くようにするなどして、しっかり準備しましょう。
まとめ
飲食店の面接に関して解説していきました。
面接では業界・職種・企業の研究をしっかり行い事前にきちんと準備していく事が大切になります。
お伝えした飲食店の面接で見られている点や対策が参考になればと思います。
弊社から面接に行く際にも、事前に面接対策を行いアドバイスさせて頂いております。
面接が中々上手くいかないという方や、面接の受け答えが分からないという方はお気軽にご相談下さいませ。
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