意外と体力勝負!?元ドレスコーディネーターに聞く!仕事の大変な部分

 

意外と体力勝負!元ドレスコーディネーターに聞く!仕事の大変な部分

 

 

こんにちは。

今回のコラムでは、大学卒業後ゲストハウスにてドレススタイリストを5年経験した私(27歳)が、ドレスコーディネーターとして働いていた時に、意外と体力勝負で大変だった!という経験をご紹介させて頂きます。

 

ドレスコーディネーターは、ブライダル業界の中でも、ウェディングプランナーと同様人気の職種。

ウェディングドレスは、女性の永遠の憧れとも言われおり、結婚式という晴れの舞台で、新婦を更に輝かせる事ができるドレスコーディネーターの仕事はとても魅力的ですよね。

けれど、ドレスコーディネーターになってまず初めに驚いたのが意外と体力勝負だというところでした!

実際のドレスコーディネータの仕事内容が知りたいという方は参考にしてみて下さいね。

 

 

 

 

ドレスコーディネーターの仕事の大変な部分

 

 

結婚式には欠かせないタキシードやウェディングドレス。

華やかなブライダル業界で、新郎新婦の衣装に携われる仕事はとても輝いて見えますが、実は力仕事が多く体力勝負で大変な部分も。

では実際にどんな時に力仕事になるのか説明していきます。

 

 

ドレスご案内時           

お客様へドレスをご紹介させて頂く際は、片手でハンガーを持ち、もう片方の手でドレスのスカート部分を広げながらご紹介します。

ドレスによって重さは異なりますが、一般的なドレスの重さは3~4キロ程。

装飾がついているドレスは5キロほどになる事もあります。

素材によっても変わりますし、全てのドレスが重たいわけではございませんが、片手でハンガーを持つ際に、力が必要なドレスももちろんあります。

また、ドレスを掛けているドレスラックは、高さがあるためドレスを片手でお客様の前へ取り出したり、戻す作業にも力がいります。

「ドレスを持ってみたい」とおっしゃる新郎様へドレスを差し出した際には、力のある新郎様でさえも「こんなに重たいのか!」と驚かれておりました。

笑顔で軽々と上品に持ち上げておりますが、腕はプルプルしています。

 

 

ドレスご試着時           

ドレス案内時でもお話ししましたが、ウェディングドレスは結構な重さと長さがあります。
1人のお客様で大体3着程試着されるのですが、全て一緒に試着を行います。

ドレスの試着は通常の試着とは違い重さもありますし、きちんと体型に合うように試着しなければならないので意外と力がいるのです。

試着の際にはしゃがんだり中腰になったりと体を使う動作も増えます。

お客様の要望に合わせドレスを運び、試着して片付けるという作業を何度も繰り返しますので体力が必要になってきます。

 

 

和装のご案内時           

新婦様が結婚式の際着用される白無垢や色打掛も、重量感があるのと試着の際に立ち上がったりしゃがんだりを繰り返すため、空調が効いていても汗だくになり、筋トレをしているような気分になります。

試着後の片付けの際には、和装を畳む作業に時間がかかるため和装の打ち合わせに入る際は毎回気合いを入れて臨んでおりました。

ちなみにウェディングドレスの重さが3~5キロ程ですが、和装になると5キロ以上のものが多くなります。

 

 

式場への衣装の納品・回収作業時   

式場へ翌日挙式を挙げられるお客様の衣装やアクセサリー類を納品する際や、結婚式が終わった後に衣装を回収を行う際、ドレスや和装・タキシード等の衣装が汚れないようドレスカバーや箱に梱包された状態で運びます。

衣装だけではなく、カバーや梱包材にも重量感があるのと、丁寧さが求められるため一度に何着も運ぶ事ができません。

特に繁忙期の時期は、納品する衣装が多く、何往復もするため腕が筋肉痛になり足もヘトヘトになります。

運動不足が解消されると思うようにはしておりましたが、あまりの重たさに「しんどい・・」、と何度か心が折れそうになった事がございます。
※企業によって、納品・回収専門のスタッフが全て行なう場合もございます

 

このように、ドレスの試着やドレスを運ぶ際に体力が必要となる仕事です。

特にドレスショップは9割が女性と言われており男性スタッフが少ないため、全て自分1人でやらなければなりません。

最初は大変でしたが、段々と慣れてきましたので安心して下さいね!

 

 

その他ドレスコーディネーターの仕事内容  

 

 

ドレスコーディネーターのその他の業務に関してもお伝えさせて頂きます。

 

 

①新郎新婦様への接客・衣装のご案内

新郎のタキシード、新婦のドレスなど衣装のご提案をします。
結婚式では大体1回お色直しがあり、新婦はカラードレスや和装に変更するので新郎新婦共に2着以上選ぶ事が多いです。

新郎新婦の希望を聞きながら、ドレスのご提案を行い、お客様の雰囲気や披露宴のイメージを確認しながらアドバイスをして一緒に選んでいきます。

試着の際に、着た時の印象やサイズの確認をして、実際に結婚式できるタキシードやドレスを決めていきます。

 

②小物合わせ

ドレスが決まると、ドレスに合わせてアクセサリーやベール・グローブなど小物合わせを行います。
場所によってはブーケも一緒に選びます。

その際、ヘアスタイルの提案も合わせて行うと当日のイメージが浮かびやすいため、ドレスコーディネーターは日々ヘアアレンジの練習やトレンドヘアのチェックを行います。

衣装や小物類が決まったら、手配業務をしていきます。

 

 

③タキシード合わせ

タキシード合わせでは、タキシードの色味や形のご提案だけではなく、シャツや蝶ネクタイ、ポケットチーフなど新郎様の個性を表現できる小物類も合わせてご提案致します。

新婦のドレスの色や形・雰囲気を確認し、バランスの取れたタキシードを合わせるようにしています。

 

 

④列席者様の衣装合わせ

新郎新婦様だけではなく大切なご家族やご親族様の衣装合わせも行なっていきます。
時にはお子様のドレス・タキシードをご案内することもあります。

 

 

⑤検品・お直し

挙式で使用する衣装、アクセサリー類の検品作業や、新婦様のお身体のサイズに合わせてドレスのお直し作業等を行います。
時にはタキシードの丈上げを行う事もあります。

 

 

⑥サイズ確認・ウォーキング練習

お直しを入れたドレスを実際にお召し頂き、サイズの確認とウォーキングの練習を行います。
ドレスによって歩き方が異なる為、プロとしてしっかりとレクチャー致します。
時には新郎様と一緒になって練習を行います。

 

 

⑦最終確認

挙式当日をお二人にとってご不安の無い状態で迎えて頂くために、使用される衣装・アクセサリー類やお持ち物の確認等、不備が無いか最終のチェックを行います。
その後衣装にスチームがけを行い、お二人のお支度部屋へと衣装搬入を行います。

 

挙式当日のフィッテングはヘアメイクやアテンドが行う為、基本的にドレスコーディネーターがお二人に携わるのは挙式の前日までとなりますが、インショップの場合は、当日着替えを担当する事もあります。

 

参考コラム
ドレスコーディネーターの1日の仕事の流れ:平日編・土日編

 

 

ドレスコーディネーターのやりがい   

 

 

ドレスコーディネーターは意外と体力がいる事や、お仕事内容を見て大変だなと思った方もいらっしゃるかもしれません。

確かに力仕事も多く、結婚式という一大イベントに関わる事からミスが許されないという責任の重さなどもあります。

しかしその分やりがいもとても多く感じる事ができました。

花嫁さんにとって結婚式でのウェディングドレスは非常に大切なものです。

女性にとって結婚式は一生心に残るものですし、ウェディングドレスもずっと心に残りますよね。

そんな大切なウェディングドレス選びを任せてもらい、一緒に決める事ができるドレスコーディネーターの仕事はとてもやりがいがありました。

初めて試着で着るウェディングドレスに、新婦さん含め新郎やご家族の方はとても幸せそうな表情をしています。

色々なウェディングドレスがある中で、1番好きなドレスを選び、そして当日そのドレスで登場した時は本当に幸せそうでとても輝いています。

一緒にドレス選びをして、そして幸せの瞬間に立ち会う事ができた時は、ドレスコーディネーターの仕事をしていて本当に良かったと心から思う瞬間でした。

 

参考コラム
ドレスコーディネーターの仕事のやりがい・魅力【ベスト5】

 

 

まとめ                

 

 

・・・いかがでしたでしょうか。

ドレスコーディネーターは女性ばかりで華やかな職種だと思われがちですが、大変な部分がある事が少しでも伝わりましたでしょうか。

しかし、ご安心ください!

入社前の私は全く体力がありませんでしたので、体力に自信のない方もご心配なさらないで下さい♪

 

力仕事があるのは大変でしたが、それよりも大好きなウェディングドレスに囲まれ、幸せの瞬間に携われる事、そして多くの新郎新婦・ご家族に喜んでもらえるやりがいの方が全然上回っていました。

力仕事も段々と慣れてきます!

体力に自信のある方も、ない方もドレスコーディネーターにご興味がございましたら是非ブライダルビズへお問い合わせ下さいませ。

 

 

 

 

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